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2019-12

トライアンフ T90 売る前にもう一度 其の七

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折角上手くいったんですけど、
液ガスを塗っていないんじゃぁ・・・オイル漏れは確実。
もう一度やり直します。



今度こそは大丈夫。
しっかりと液ガスも塗りましたし、
閉める時にも特に違和感は有りませんでした。
シフトペダルを取り付けて、各ギヤが入るかどうか点検。
これは問題ありませんでした。
次にキックの機能を確認する為に、
キックペダル取り付け、
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ちょっとボルトが締め難い位置に有るんですが、
何とか締め込んでいきます。
すると突然・・・・・
スコンと締める力が抜けてしまいました。



これは、、、、やってしまったか?



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やってしまいましたねぇ~
締めている時、そんなに変な感触は無かったんです。
折れた螺子部分もすんなりと外れた事から、
もうボルトの強度が限界だったんでしょうね。
これは仕方ありません。
代わりのボルトを探しましょう。

しかし、只のボルトではありません。
英国規格のボルトですから、
丁度イイ物が見つかるかどうか?
・・・ああ、新品なんてもちろん在庫していませんから、
ウチがストックしている中古ボルトの山から探します。





30~40分は探したでしょうか?
奇跡的に丁度いいボルトが見つかり、無事にキックアームを取り付ける事が出来ました。
もちろん、キックの機能も問題ありません。

今回の本題であったクラッチも、少しワイヤーのタイコを加工しましたが、
その程度で取り付け出来て、機能も問題ありませんでした。
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よ~し、車検だ!!

偶然スグに車検の予約が取れましたので、
直すところを直し、車検対応にして受験。
何とかなるかな~と淡い期待を持って受けたんですが、
悪い予感的中。
ヘッドライトで落とされてしまいました。
光軸のブレ以前に、光量が足らなかったようです。
その場では色々と手を尽くしたんですがダメで、
仕方なく一旦店に戻り、
ヘッドライトを違う物に交換してから、
日を改めて再受験。

無駄な再試験代を払わされはしましたが、
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今度は無事に合格。
何度か試乗してみて、特に問題は有りませんでしたので、
これにて一旦納車。
オーナーさんがどの段階で何処へ売りに出されるのかは解りませんが、
調子良さそうなエンジンでしたので、ちょっと勿体無い気がします。
まぁ、他人には他人の事情が有りますので、
ウチごときが口を出す事ではありませんが・・・・

トライアンフ T90 売る前にもう一度 其の六

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これで上手く作動すれば、
あとは車検を取って、試乗の結果次第ではすぐに納車出来ます。
部品の入荷を待っていたら、こんなにスムーズに事は運びません。
やっぱり作っちゃって正解でしたね。

オイル漏れを起こさないように注意して、
ギヤBOXを閉めてしまいましょう。
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何でしょう?
上手く閉まりません。
何か引っかかっているような感じなので、
無理に叩いてしまうと良くない気がします。

恐らく、邪魔をしているのはコイツ。
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このセレクタープレートを、
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カバー側に付いている爪で引っかけてギヤチェンジするんですが、
その爪とセレクタープレートが当たってしまい、閉まらないんだと思います。

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この爪が出過ぎているんでしょうか?
少ない経験ではありますが、今までこんな所で躓いた事は無いんですが・・・・
今までがおかしかったのか?
考えてみれば、、、、そりゃ~当たるよね。
って構造ですから、すんなり閉まる方がおかしいのかも?

シフトペダルを取り付けちゃって、
少しガチャガチャやれば閉まるかとも思ったんですが、
それでは閉まりません。
ニュートラルの位置でやっていたセレクタプレートを、
今度は違うポジションでやってみましたが、それでも閉まらない。
ひょっとしたら、叩けば閉まるのかもしれませんが、
それは最終手段で。。。

そこで考えました。
爪を押しておける工具が有ればいいのでは?
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ちゃちな工具ですが作ってみました。
ちょいとコツは要りますが、
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こうやって爪を押しながらカバーを閉めれば、
簡単にスンナリ閉める事が出来ます。
無理に叩いて閉めなくてよかった。



あ、液ガス塗ってへん・・・・・・・・

トライアンフ T90 売る前にもう一度 其の伍

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まずはロッド部分から。
ウチには、今までスポークの張替えをして来た車両の、
交換前のスポークがサンプルとしていくつか保管してあります。
その中から丁度良い太さのスポークを選び、
元の物と同じ位の長さにカット。
後は手持ちのダイスで螺子切り。
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コレでロッドは完成。

次に金具部分ですが、
アルミではとてもじゃないですが強度不足なので、
鉄の材料を探します。
近くのホームセンターには無かったので、
少々遠出して仕入れて来ました。

その鉄のムク棒を旋盤で少し外周を削り、
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センターにタップ用の穴をあけてから、
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螺子を切っていきます。
ここでタップが折れてしまったりしたら面倒なので、
しっかりと潤滑をしながらゆっくりと・・・・・

突っ切り(旋盤による切断)が出来れば楽なんですが、
数年前に何度かトライして、専用バイトを何本か折ってしまった事が有り、
諦めました。
金ノコで切断してから、もう一度旋盤で切断面を整えればイイや。
自分の物ならば、何度失敗しても構いませんが、
お客様からお金を頂く作業なので、
失敗すればするほど利益が減ってしまいます。
確実な方法を取るしかありません。

時間とお金に余裕が有れば練習するんですけどね。
悲しいかな、そんな余裕(特にお金)有りません!!


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ここまで出来上がったら、
ワイヤーを通す用のスリットを切って、
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出来上がり。
これだけ厚みが有れば、強度的にも問題無いでしょう。
出来る事ならメッキもかけたい所ですが、
コストを考えるとちょっとね。。。。
錆予防にはグリスを塗る事で対応しましょう。

トライアンフ T90 売る前にもう一度 其の四

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せっかく開けたので、
コッチ側。
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キックのスプリングなんかも交換したい所ですが、
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部品の調達に時間がかかりますから・・・・
今回はそのままにしておきます。
昔、別のトライアンフをやった際に、このキックスプリングがよく折れた経験がありまして、
それ以来、機会が有れば交換しておいた方が安心って心理が働いちゃうんですよね。

トライアンフばかりやっているのであれば、
それらの部品をストックしておく事も考えるんですが、
正直あまり依頼は有りません。
いつやるか解らない車両の部品は・・・・・ストックしておけませんな。
トラブルが出ない事を祈って、今回は見送ります。

問題の部分へ移りましょう。
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クラッチのレリーズを外します。
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レリーズ自体には問題ありませんでした。
改めて、患部をちゃんと見てみましょう。
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痩せてますねぇ~
どこかと干渉するような部品ではありませんから、
単なる経年変化による腐食か、
元からの強度不足。

これはコチラで作り直した方が良さそうです。
外注に出すと確実に良い物が出来てくるのは解っているんですが、
今回は予算が無いので、ウチで作ってみましょう。

問題は・・・・この部品とロッド部分が、ネジで繋がっているんですが、
そのネジ用のタップが無い事。
恐らく英国規格のネジなので、タップの入手は簡単ではないでしょう。
それならば・・・・・・・・・・
ウチにある要らないスポークを加工して、
ロッドから作ってしまいましょう。
そうすれば、ネジなんかはミリ規格で切っても支障は無いでしょうから、
作成も楽です。

よし、プランは決まりました。
材料を調達しましょう。

トライアンフ T90 売る前にもう一度 其の参

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エンジン自体の調子は良さそうです。
これはクラッチを直してしまえば終了か?
そんな事を考えていた時でした。
パツンっとエンジンが止まりました。

あれあれ・・・・この止まり方は・・・・・・
やっちまったか!?
調子が良かったのは最後の一花ってヤツ??
マズイマズイ!!!
長期動かしていないという事なので、
いつも通り腰上に関しては初期潤滑はしてからエンジンをかけました。
しかし、腰下は・・・・・・・十分に空キックをしたはずですが、
確実にオイルが回っている確信は有りません。
冷や汗をかきながら確認作業をしていると、



助かった、、、、、、
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電気の問題でした。
プラグに火花が飛んでいませんでした。
調べを進めていくと、原因は配線の腐食。
弱っていた配線が振動によって腐り落ちてしまったみたいです。
とりあえず、
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イグニッションコイルに繋がている配線だけ、
少し切って心線がマシな部分を取り出し、
新しい端子を取り付ける事でしのげますが、
この一部分だけ腐食しているとは考え難いです。
出来る事なら配線を全部張り直したい所ですが・・・・・・・・
オーナーさんに電話で伝えたところ、
「今回は応急処置で」
まぁ、そうですよね。
これからも長く乗るのであればしっかりとやった方が良いですけど、
事情が事情ですから。
仕方ありません。

処置を終え、エンジンも調子良くかかり、
しばらくアイドリングさせていても止まる気配もありません。
これなら大丈夫でしょう。
いよいよクラッチの修理に取り掛かります。

まずはギヤオイルを抜き、
ケースの一枚目を開け、
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これが裏側から見た状態なんですが、
この部分を交換出来ればいいんですよね。
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ちょっと隠れちゃってますが、ワイヤーと繋がる部分です。
・・・・・・・・なんか、、、薄くないですか。。。。
これは経年変化で痩せてしまったんでしょうか?
それとも元から?
こんなに薄くては、強度的にアウトですよね。
新しい物を取り寄せてもこんなに薄い物じゃぁ・・・・
長く持たない事は明白です。
それならば、こちらで丈夫なモノを作った方がマシです。
問題は、コスト!!

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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