SDR 人生初!水冷エンジン 其の壱拾八

キレイになったフレームにエンジンを積みます。

オーナーさんはこのメッキフレームもどうにかしたかったらしいですが、
予算の都合上今回は見送りました。
アチコチ配線やホースをつないでいると、
待望のナットが届きました。

よし!
コレでクラッチを組んじゃえば、もうゴールは目の前です。

クラッチをサクッと組んで、
ケースカバーを閉めました。
そう、ココでミスったんですよ。
更に、カバーを閉める前に確認作業を行えば良かったんですが、
気が急いてしまったせいか、クラッチの作動を確認する前に閉めちゃったんですよね~。
「急いては事を仕損じる」
沁みる言葉です。
クラッチワイヤーを繋いで、何となくレバーを握る。
????
何や?この感触は????
クラッチを握った感触がスカスカで、、、全然切れません
まず疑ったのは調整機構です。
しかし、ケースを閉めてしまいましたので、出来る調整なんてたかが知れています。
仕方ない、折角閉めたケースカバーですが、もう一度開けましょう。
ケースカバーを開けて調整機構をイジッていると、

この位まで調整ネジを締め込めばクラッチが切れます。
イヤイヤ・・・・こんな訳ないですよね。
せめてこの位、

だと思うんですが、
コレでもちょっと・・・・・・
何か組み込み忘れでもあったんでしょうか?
部品を入れていた箱の中を見てみましたが、
恐らくクラッチ関係の部品はもう残っていません。
パーツリストも確認しましたが、入るべき部品は全部入っているハズ。
一体何がいけないのやら?
もちろんクラッチ自体も何回も分解組み立てやり直しましたが、
一向に原因が解らない・・・・・・悩み続けて1日半ほど・・・・・
もうこういうモノなのか?
なんて諦めかけた頃、
フッと天啓が降りました。
『クラッチの組み方が間違えてんのちゃう?』

ハッ!!
そうか、そういう事やねんな!!!
ビンゴでした、以前説明したクラッチ板の違いにヒントが有ったっていうか・・・・・
分解する時に良く見とけよって話ですよね。
コレで無事にクラッチ問題も解決。
丁度オーナーさんも作業を手伝いに来店されましたので、
リヤブレーキのオーバーホール、


それと、エアクリーナーBOXのフタ部分のガスケットを切り出してもらいました。

このガスケットなら精度も大して必要ありませんし、
ガスケット切り出しの初級編としては丁度良いでしょう。
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