2016-08

A7 アベンジャー どこまで? 其の四

これは100万円以上の修理になりますね。
念の為にオーナーさんに報告して、
エンジンフルオーバーホールの許可を得ます。

連絡を取るついでですから、
ナンバー登録用に住民票を用意してもらいましょう。
書類は封筒に入ったまま預かって来たんですが、
確か中に住民票は入っていなかったハズですから。
一応封筒の中身を確認して・・・・



おや?
返納書は確かに有ります。
納税証明も有り。
しかし、書類の内容がおかしいぞ!

何がおかしかったのか?
色々と問題が出るかもしれないので、ココでは明確には書きませんが、
自己責任でやるのならば、ウチとしては口を挟む事ではありません。
しかし、バイク屋としてウチがやってしまうとマズイ事です。

オーナーさんの名誉の為に書いておきますが、
オーナーさんはこの事実を知らずに買ってしまったみたいです。
ですから、このまま登録はマズイだろうという事になり・・・・

解決方法を模索しましたが、
スグに解決出来そうな案は有りません。
どの案も少々時間がかかりそうです。
そんなこんなで暫く作業が止まっていたんですが、
オーナーさんから突如メールが来ました。

どうやらこのA7を欲しいと言う人が現れたようです。
その方は全部ご自分でやると言う事なので、
書類の問題も自己責任でクリアです。
出来る事ならウチで最後までやりたかったのですが、
事情が事情です。
仕方有りません。

新しいオーナーさんの元で、無事に復活出来る事を祈っています。
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コレダTT よくあるパターン 其の四

これがねぇ~、
面倒臭いんですよ。

今の車両は解りませんが、ワタシが扱う年代の車両では、
プラグコードはイグニッションコイルに捻じ込むのが基本です。
ところが、コイツときたら・・・・
コイルに直接ハンダ付けでやんの。

まぁ、ただ単に捻じ込むだけでは、大した工賃にはなりません。
工賃を稼がせて頂けると思って、作業に取り掛かりましょう。
まずはコイルを取り外さないといけないのですが、
ダイナモのハウジングに取り付けてありますので、
そのハウジングごと取り外し。
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tt2 13

配線のつなぎ方をメモしておいて、
ハウジングからコイルを取り外します。
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そのあと、カチカチになってしまったプラグコードのハンダを溶かして取り外し、
新しいコードをチュッと付けて、端子部分がショートしないように配線テープで巻きます。

簡単そうに書いちゃいましたが、こんな簡単ではないですからね。
配線を間違えないように、メモを確認しつつ組み立て、
組み上がったハウジングをエンジンに取り付けようとして、『ハタッ』と気付きました。
コードの取り付け方向を間違えました!!
クソッ!何てミスを、、、
全然取り付け方向なんて考えていませんでした。
迂闊です。

まぁ、幸いだったのはやり直しが効く事と、片方だけで済んだ事です。
今度こそはちゃんと取り付けて、
作業終了。
試しにプラグの火花を確認してみると、明らかに今まで以上に元気な火花が飛びました。
エンジンをかけて試乗してみても全く問題なし。
多分コレで大丈夫だと思うんですが、
オーナーさんの言っていた症状がコチラでは確認出来ませんでしたので、
一応様子を見て下さいと言う事で・・・納車します。

A7 アベンジャー どこまで? 其の参

これはこれは、まさかこんな事になっていたとは・・・・
一体どうしてこんな事になったのか?
原因は解りません。
でも、原因なんてど~でもいいんです。
果たしてこの状況が軽傷なのか重症なのかが問題です。

錆び付いていたのでシリンダーを外すのに少々梃子摺りましたが、
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無事にシリンダーを外す事が出来ました。
ピストンの状態を見てみましょう。
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まぁ・・・・交換ですよね。
でも、これ位は「有り得るかな?」とは思っていました。
ピストン位なら部品は何とかなるでしょう。

問題はクランクです。
クランクまで何か不具合が有ると厄介ですね。
k a7 14



ダメだ。
クランクまで錆が進行しています。
左側は問題無さそうなんですが、
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右側だけサビサビです。
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右側にだけ水でも入ったんですかねぇ~
コレは完全にエンジンのフルオーバーホールが必要です。
簡単にいくとは思っていませんでしたが、ココまでとはね・・・
引き上げの時に「とんでもなくお金かかりますよ」とは言っておきましたが、
念の為にオーナーさんには報告しておきましょう。

コレダTT よくあるパターン 其の参

ポイントを外す前に点火時期を確認しましたが、
その際にポイントギャップも点検しました。
「何で片方だけこんなにギャップ狭いんだよ」
その時はそう思ったんですが、、、、
原因が解りました。

ギャップを適正に調整し、
点火時期を分解前と同じ上死点前2mmに合わせます。
コレでポイントはバッチリです!!
そう思ってケースカバーを閉じようとしたら・・・・・
どうやってもカバーがハマリません。
そんな馬鹿な?何かが引っかかって邪魔しているみたい。
イジル前はちゃんと閉まっていたんですから、
そうなると原因は・・・・・・・・・

大概の2気筒以上の点火時期調整はこうだと思うんですが、
2つ有るポイントの内、1つは個別で調整出来ます。
そしてもう1つは・・・・ポイントの取り付いている土台、、、
つまり、このエンジンではダイナモのハウジングごと動かします。
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ほら、ハウジングの取り付けネジが長穴になっているでしょ。
普通ならば、この長穴の範囲で自由に調整出来るはずなんですが、
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一定以上動かすと、カバーを取り付けた時にコイルがカバーに当たってしまうんです。


困りましたね。。。
これでは絶対に点火時期をピッタリには出来ません。



なるほど、
だから片方だけポイントギャップが狭かったんですね。
仕方有りません。
癪では有りますが、前任者と同じ事をするしか有りません。
ポイントギャップを犠牲にして、点火時期を合わせます。

何だか一気にテンションが下がってしまいました。
口直しにプラグコードの交換に取り掛かりましょう。

A7 アベンジャー どこまで? 其の弐

それではエンジンを確認してみましょう。
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まずはクランクを回してみましょう。
キックペダルを付ければ・・・
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キックシャフトがズルズルじゃないですか。
これではキックペダルを取り付けたとしても、
クランクを回す事は出来そうもありません。
これじゃぁキックシャフトの交換も必要になりますね。
予備のキックシャフト、持って来た部品の中に有るのかな?

キックが使えないのならば、クランクを直接回しましょう。
って、このエンジンクランク直では回せないんでした。
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両サイドはキャブが納まっているだけで、クランクを回す様には出来ていません。
仕方ない、腰上を確認する用事もありますし、シリンダーを外しちゃいましょう。

ヘッドを取り外し。
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ああ、こりゃダメかも。
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ガッツリ錆びてるじゃないですか。

コレダTT よくあるパターン 其の弐

一応今の所は問題無く動きますので、このまま納車してしまってもいいんですが、、、
ただ引き上げて来ただけではね・・・引き上げ代もかかっている事ですし。

この際ですから万全を期して、
前回手付かずだったポイントの清掃、調整と、
プラグコード、プラグキャップの交換を行います。
もちろん、この作業はオーナーさんの了解済みです。

ただ1つ気がかりなのは・・・・
プラグコードがダイナモ付近から出て来ているんですよね。
嫌な予感しかしません。
あ、思い出しました。そういえばコイツ・・・・
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ダイナモの横にイグニッションコイルが付いていて、
そのコイルにプラグコードが半田で直付けされているんです。
これはチョット交換作業が面倒です。

でもまぁ・・・やらない訳にはいきません。が、、
とりあえずはポイントをやってしまいましょう。
ポイントを取り外す前に、点火時期を確認しておかなければいけません。
この車両には点火時期マークが有りませんからね。
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上死点ゲージを使い、上死点前何mmでポイントが開くか計測します。



おおよそ、上死点前2mmってトコロですね。

よし、点火時期が解ったところでポイントを分解。
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やっぱり相当ポイント面が荒れています。
いつもの様に面研して組み付けるんですが、
思わぬ落とし穴が有ったんですね~

A7 アベンジャー どこまで? 其の壱

これもねぇ~
書くかどうか迷ったんですが・・・・・・・書いちゃいましょう。

ウチの常連さんといいますか、
メインスポンサーのような方からの依頼なのですが、
カワサキの A7 アベンジャー の修理依頼を受けました。
まぁ、、、、初めに聞いていたのでそこまでは驚きませんでしたが、
エンジン以外ほとんどの部品がバラバラなんですよ。
しかも、ただ1台を分解した部品の集まりって訳ではなく、
ちょこちょことオーナーさんが部品を集め、「恐らく1台出来るだろう」
って感じの部品なんです。
ですから、ダブっている部品も有るでしょう。
・・・・・全部軽トラに乗るかな?

普通の軽トラなら問題は無いんですが、
ウチの場合はアオリが低くなった、生粋のバイク屋さん仕様軽トラです。
一応ブルーシートで覆いましたが、
高速を走って帰る来る途中も部品を落していないか気がかりでした。

正直、小さな部品の1個や2個落していても気付かなかったと思いますが、
恐らく大丈夫でしょう。
コレが部品達です。
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ダンボールは勿論、
衣装ケース2個の中にも細かい部品が一杯入っています。
それと、コレがフレーム。
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エンジンはコチラ。
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まずはエンジンからですかね。
フレームとエンジンは前のオーナーさんから頂いたらしいのですが、
このエンジンが使えるエンジンなのかどうかは解らないんです。

お金はかかりますが、この機会にクランクまでしっかりとやってしまえば、
後の心配が無くなるんですが、、、、
しかし、コレばかりはオーナーさんの判断次第ですからね。

コレダTT よくあるパターン 其の壱

手前味噌ではありますが、他所では扱っていない車両ですから、
覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
スズキのコレダTTです。
tt2 1
tt2 2
納車してから3~4年位は経ちますか?
その間に何回かは乗ったらしいのですが、その際は問題無かったそうです。
ところが、最近乗ろうと思ったらエンジンがかからない・・・・・
プラグの火花を見てみると、
片方だけ火花が飛んでいない。


って事で今回入庫となりました。
前回の整備記録を見てみると、
配線関係はやりましたが、点火系には一切手を付けていませんでした。
そうなると一番怪しいのはポイントか?

そんな事を考えながら引き上げてきたんですが、
バッテリーを繋いでキックをしてみると・・・・・・
ブロロ~ン
・・・・え!?
エンジンかかっちゃいましたけど。。。。。
少し走ってみましたが、悪くは無いです。




終わり?

カワサキ B1 こんな状態の車両が欲しい! 其の四

アレは流石に見過ごせませんよね。
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夜中にモクモクとマフラーを焼きまして、
ガスボンベ丸々一本使って、
インナーサイレンサー、エキパイ、マフラーの掃除をしました。
コレでだいぶ排気効率は上がった筈ですし、白煙も減るかもしれません。

続いて、ブレーキの点検。
ちょっと動きが渋かったのもありますし、
重要保安部品ですから、点検しておいて損はありません。
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まずはフロントから。
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見た目に異状は無し、
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残量も十分でしょう。
一度分解して清掃、給脂。
バッチリ問題無し、動きも良くなりました。

続いてリヤ、
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ドライブチェーンもついでに交換しておきましょう。
ん?
何ですか?このジョイント・・・
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割りピンで繋いでいるんですね。
てっきり、また何処かの誰かが適当な事を・・・・って思ったんですが、
どうやら元からそういうタイプのジョイントらしいです。
こんな方法の物は始めて見ました。
まぁ、交換しちゃいますので、何であれもう関係有りませんけど・・・・・

フロントと同様、リヤも特に以上は無し、同じ整備をして完了。
コレで一応やる事はやったんですが、
個人的に気になる事が1つ。
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ガソリンタンクの左右連結パイプが詰まっているんです。
コック部分は生きていますので、このままで支障が出る訳ではないのですが、
折角のガソリンタンク容量が活かせません。
キャブのジェットを掃除するリーマーを使い、パイプ内をホジホジ・・・・・
ガッツリと詰まっていて時間はかかりましたが、1~2cm程で詰まりは解消。

その後、試乗を何度か行い、白煙もそれなりに治まり、
走りの方も具合が良かったので、一旦納車。
やっぱり良く走ります。
オーナーさんも気に入ってくれる事でしょう。

一旦再開

突然の休業スミマセンでした。
通夜、葬儀までに時間があるので、一旦帰宅して店の営業を再開します。
16日、」17日が通夜、葬儀となりますので、その時はまたお休みを頂ますが、
それまでは通常営業しますので、お暇な方はご来店下さい。

臨時休業のお知らせ

急で申し訳ありませんが、身内に不幸が有った為、
暫くの間臨時休業します。

再開しましたら、またブログにてお知らせします。

待ってました! YD1 其の壱拾七

コレでもう大丈夫でしょう。
ハイテンションコードを交換したらメッチャ調子イイです。
始動も容易ですし、アイドリングも安定しています。
店の周りを少し走ってみても良さそうです。

では、試乗に出てみましょうかね。
おお!
イイ加速するようになりました。




ところが、そう思ったのは初めの数百メーター。
交差点曲がって坂道を上り始めた途端、、、止まっちゃいました。
キックをしても全然エンジンかからず、、、、、、、、諦めて押して帰ったんですが、
途中でもう一度始動を試みてみると、
あら?エンジンかかりました。

店に戻り原因究明。
状況から判断するに、ガソリンの供給不足ではなかろうか?
ガソリンコックが詰まりましたかねぇ?
タンクを掃除した時にコックもやったんですが、タンク内がね・・・・万全ではありませんから。
また詰まってしまったのかもしれません。

yd1 77
やはり詰まっていました。
新しく詰まってしまった分も有ると思うんですが、
前回の掃除も完全ではなかったのでしょう。
エアだけでは取りきれないので、凧糸を通しキコキコ地道に掃除します。

コレでとりあえず大丈夫だと思いますが、
やはり元を断たないと同じ事の繰り返しです。
予防法としては、リザーブは使わないようにって位ですかね。

改めて試乗に出かけます。
エンジンをやる前の試乗では、
「まぁまぁこんなモンかな?」って感想でしたが、
今回乗ったら段違いの速さです。
十分に感じていたブレーキ性能も、今回は全く心許無い。
通常のタイミングでブレーキをかけ始めたのでは、停止線で止まる事が出来ません。
・・・・・・これはちょっと混雑する道路状況では危険かもしれません。
せめてもう少しブレーキ性能を向上させたいところです。

いや~、外見があれだけキレイなので、
今回はスグに終ってしまうんじゃないかと思っていましたが、
中々に梃子摺ってしまいました。
yd1 78
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でもまぁ、YD2に乗った時も思いましたが、
実用車っぽい外観に騙されちゃいけませんね。
コレは速いですわ。
オーナーさん、気を付けて乗って下さいね。

カワサキ B1 こんな状態の車両が欲しい! 其の参

エンジンはかかるようになりましたが、
白煙が異常に多いですね。
昔の車両だから・・・・で、片付けられる量じゃ有りません。
何が悪いんですかねぇ~
とりあえず、何時の物だか解らないガソリンとオイルは交換しておきましょう。
ガソリンはそのまま抜くとして、
オイルはポンプの所からしっかりと抜きますので、
右のケースカバーを外します。

どうせクランクケース周りをやるのであれば、一緒にポイントの清掃もしてしまいましょう。
カバーを外す為には、シフトペダルを先ず外すんですが、固着していて中々外れません。
仕方ない、、、、少々手間ですが、プーラーをかけて外しましょう。
その為には、、、、ステップを外します、、、ステップを外す為には、、、マフラーを外します、、、、
なんて遠回りなんでしょう。。。


しかし、、、、これが怪我の功名といいますか、思わぬ成果を生んだんですよ。

まずはオイルなんですが、
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これって2サイクルオイルなんですかね・・・色が新鮮な色していないんですけど。

で、マフラーなんですけど、
折角ですからインナー位は掃除しておこうと思ったんです。
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幸いにも固着していませんでしたし、
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それなりに汚れも溜まっていましたから。

でも、驚いたのはエキパイ部分。
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大概、内面に薄っすらと、、、有っても、入り口近くに1~2mm溜まっている程度のカーボンなんですが、
b1ai 18
ウソでしょ。
自分の目を疑う位の堆積量。
こんなの始めて見ました。
1/3位は塞いじゃってるんじゃないでしょうか?
これは除去するの大変ですよ。

恒例の深夜のマフラー焼き大会をする訳ですが、
ガスボンベ一本で足りますかねぇ。
エライ時間がかかりそうです。

待ってました! YD1 其の壱拾六

え~~っと・・・・
メッチャ調子イイんですけど。。。
両方共!!

ど~しちゃったんでしょう?
いつの間にか直ってしまったのか?
それならそれで・・・・・・・・



イヤイヤ、あかんあかん。
故障原因が解らないままウヤムヤになってしまうなんて、
一番良くない結末です。

少々面倒ですが、もう一度イグニッションコイルの配線を元に戻してみましょう。



あっ、症状が戻って来ました。
また右側だけが調子悪い。
って事はですよ、
今触った場所が原因と言う事です!

ふっふっふ・・・解っちゃいました。
原因はハイテンションコードです。
なぜ症状が出たり出なかったりしたのか、、、説明しましょう。
前回書いた通り、イグニッション系を左右交換する為に、コイルの配線を繋ぎ変えました。
そうなると、ハイテンションコードも逆にしないといけない訳です。
調子の悪い時がコレ、
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そして、調子が良くなっちゃった時がコレ、
yd1 76
このクロスしているのがミソ!
こうやってハイテンションコードがクロスしているお陰で、
接触不良が直ったんですねぇ~。

左のコードを交換した時に、右のコードも交換しておけばこんな事態にはならなかったんですが、
コードの見た目に騙されて交換を怠ったのが敗因です。
外見はキレイだったのですが、取り外して芯線をみてみると、
しっかりと緑青が出ていて、要交換だった事が明らかでした。

カワサキ B1 こんな状態の車両が欲しい! 其の弐

キャブは当たり前のようにダメでしょう。
取り外して開けてみると・・・・
b1ai 8
何とまぁ、スゴイ色になっちゃってますね。
これは掃除のし甲斐が有ります。

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分解して一つ一つキレイにしていきます。
フロートがパンクしていないかが心配でしたが、
あんな状態だったにもかかわらず、フロートは無事でした。
その他部品も、致命的な物は有りません。
流石にフロート室のパッキンはダメでしたが、
こんな物は切り出せばいいだけですから、大した事は有りません。

ダメじゃありませんが、ちょっと気になったのは・・・
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b1ai 11
前のオーナーさんがやったんでしょうか?
スライドピストンが結構キズ付いています。
恐らく、前オーナーさんもレストアをしたんでしょう。
たぶんこれよりもヒドイ状態だったのではないでしょうか。
スライドピストンが固着していて、何かで無理矢理こじ開けたってところでしょう。
混合気の流れに多少の影響は有るでしょうが、普通に使う分には問題無いでしょう。
サクッとガスケットを切り出して、
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キャブを組み立ててエンジン始動を試みましょう。

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待ってました! YD1 其の壱拾伍

おや?
やけにエンジンのかかりが悪い。
やっとかかったと思ったら・・・・・・右の調子が悪いです。
左は大丈夫なので、キャブの問題ではないハズ。
エンジンも・・・・・腰上は大丈夫・・・たぶん。。。

えっ、、もしかして腰下?
右のクランクシールが抜けた?
可能性は無い訳じゃありません。
腰上があの状態でしたからね。

いや、ここはまだ考えないようにしていきます。
ポイント、ポイントを点検しましょう。
ポイントカバーを開けて見てみましたが、特に異状は有りません。
若干ギャップが狭いか?
でもこの程度でココまで調子が悪くなる事は考え難い。

ちょっと走らせてみる事にしました。
すると・・・出だしが全然パワーありません。
走り出してしばらくすると、突然パワーが出ます。
おかしい!!!!
空ブカシでも同じ感じ。
これは・・・・・・・・なんだ?
右が燃えてない?
タイミングライトで確認してみます。



ライトが光りません。

って事は、ポイント?イグニッションコイル?
キャップは交換しましたし、ハイテンションコードも確か交換したハズ。
やっぱりコイルかな?
面倒ですがガソリンタンクを取り外し、
コイルを左右逆に繋いでみましょう。
yd1 74
これで症状が逆転すれば、エンジンの問題ではない事が証明されます。
さぁ、コレでどうだ!

カワサキ B1 こんな状態の車両が欲しい!

なかなか状態の良いB1が来ましたよ。
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ウチが委託販売した車両よりキレイかもしれません。
b1ai 2
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いいですね~
シートの状態も良好ですし、マフラーのメッキもキレイです。
前のオーナーさんが大事に乗っていたのでしょうかねぇ~

どういった入手経路かは聞いていませんが、
現オーナーさんは入手してからそんなに時間は経っていなくて、
エンジンがかからない状態のままだそうです。

とりあえずはバッテリーを繋いでみて、火花が出るかの点検ですね。
ウチの代車からバッテリーを付け替えて・・・・
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よしよし、ちゃんと火花は飛ぶようです。

しかし、1つ発見してしまいました。
キックペダルが曲がっている所為で、踏み降ろすと・・・・・
b1ai 6
マフラーに当たってキズが付いてしまいます。
このままにしておく訳にはいきませんよね。
強引な手段しかないのですが、
キックペダルを取り外し、バイスに銜えて曲げ直します。



流石に簡単には曲がってくれませんが、
何とか力技でマフラーに当たらない程度には修正出来ました。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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