2015-10

モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾九

久しぶりの更新になります。
今年の4月以来ですね。

決してサボっていた訳ではないんですよ。
お金の工面がちょっと・・・・・・ね。

何とかお金が工面出来ましたので、部品を手配します。
この手のイタリアンバイクは「バットモーターサイクル」さんに頼めば大丈夫でしょう。
ピストンとバルブを注文して、しばらくは部品の到着待ちです。


一月ほどして、部品が到着。
その日の内に内燃機屋さんに発送して、加工をして頂きます。
いや~、イタリアからの取り寄せと言う事でしたので、
もっと時間がかかると思っていたんですが、意外と早かったですね。
良くて2~3ヶ月、ひょっとしたら半年はかかると思っていました。
ウレシイ誤算ではありますけどね。

加工をして頂いている間に、、、、
ヘッドガスケットを作ります。
本来入っている物なのかどうか解りませんが、
このエンジンを分解した時には入っていなかったんですよね。
前回はそのままガスケット無しでエンジンをかけたんですが、、、
やっぱり排気漏れするんですよ。
ヘッドガスケットが無しでイイなんて、、、、、そんな訳は無かったって事で。

ai 181
以前も作った事があるので、このブログにも書いたかもしれませんが・・・もう一度。
この銅版もそこいらで売っているタダの銅版ではありません。
無酸素銅というちょっと値の張る素材です。
ai 182
ガスケットとは言っても、簡単な形ですので、
ドリルで大体の形に穴を開けます。
ai 183
あとは糸鋸でドリル穴を繋げてしまえば、
大雑把には出来上がり。
切り出したガスケットを、ヤスリを使って形を整えていきます。
ai 184
まぁ、こんなモンですか。


普段の内燃機加工よりヤル事が多かった為、
いつもより時間がかかりましたが、
ai 185
出来上がって来ました。
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伝説のBSモーター TMX 其の弐

エンジンがかかるか試してみましょう。
プラグを外して火花を確認。
・・・・状態が良いとは言えませんね。
飛ぶ事は飛ぶんですが、偶に飛ばない時が有りますし、ちょっと弱い。
まぁ、いいでしょう。
とりあえずエンジンさへかかればいいのですから。
ガソリンを供給して・・・
あれ?ガソリン漏れが・・・・・
キャブからオーバーフローしてます。
この状態で本当にエンジンはかかったんでしょうかねぇ?

tmx 7
キャブのオーバーホールから始めましょうか。
ロータリーディスクバルブなので、キャブの位置はここです。
取り外して分解清掃。
tmx 8
あらまぁ、
tmx 9
フロートチャンバーに穴が開いたんでしょうね。
下手な補修がしてあります。
その補修も剥がれかけてますね。
これは一度キレイに剥がして、再補修する方が良さそうです。
手間ですが、マイナスドライバーで剥がれかけの補修を剥がし、
リューターで下地を整えて、いつも使っているアルミ充填材で補修します。
完全硬化まで1日ですが、ココは念を入れて2日待ちます。

その間にポイントをやってしまいましょう。
tmx 11
左のケースカバーを開けて、フライホイールを・・・・・
ちょっと待て、
tmx 13
tmx 14
チェーンのクリップジョイントが二つ?



なるほど、小さい方のスプロケに変えた時、
ジョイント部分を減らして対応するんですね。
う~ん、考えましたね、、、というか、、、、いや、色々と思う所は有りますが、止めときましょう。

それより、
tmx 15
リヤスプロケットが限界なのは解っていたんですが、
フロントも限界を超えてます。
歯が折れちゃってますから。
これも国内では手に入らないでしょうから、
海外オークションが頼みの綱。
いっその事、国内で作ってもらいますか。
その方が確実かもしれませんね。

W3 今回はしっかりと・・・ 其の壱拾四

もうあと一息。
シリンダーは無事に組み込む事が出来ましたし、
後はヘッドをのっけて試乗して終わり!

でも、以前ヘッドをのせた時に発見した異常個所を治さないとね。
w3 82
異常って言っちゃうと大げさですが、
単にねじ山がダメになっちゃっているだけなんですけどね。

ヘリサートをします。
w3 83
以前も書いた事がありますが、このねじ山を埋め込みます。
一回り大きなねじ穴を開け、その中に埋め込みます。
出来ればちょっと高いヤツを使いたかったのですが、
予算的にね・・・・・

w3 84
ヘリサートは上手くいきました。
その他組み付けも恐らく問題無し。
2度目の正直。
エンジンをかけてみましょう!



異音無し、
白煙無し、



やりました。
もう終了は目の前。

早速試乗して最終確認。
w3 86
w3 85
欲を言えばミッションがイマイチ、
一時期は直ったと思ったんですが、
やっぱり完全には修復出来なかったみたいです。
でも、以前よりは不具合の出る回数は減りましたので・・・・・
良しとしておきましょう。

今回はコレにて納車。
ミッションの部品が手に入ったらもう一度入庫してもらいましょうかね。

伝説のBSモーター TMX 其の壱 

とうとう来ました。
いつかはやりたかったBRIDGE STONE
自分では高くて手が出ませんからね。
お客様が持ち込むのを待つしかありませんでした。

今回の車両は100TMX
年式的には・・・1968年頃でしょうか?
輸出仕様だったようですね。
tmx 1
tmx 2
tmx 3
そこそこのヤレ感は有りますが、
状態としては悪くは有りません。
エンジンも・・・・・・多分かかる。。。そうです。

エンジンが無事にかかり、調子も良いのであれば、、、
タイヤ交換。
ウィンカー取り付け、
配線も怪しいですから、ひょっとしたら配線の張替え。
tmx 4
不明な配線が有るんですが、何でしょうね?これ??
その他、色々と有るんですが、
一番の問題がコレ、
tmx 5
エアクリーナーとキャブを繋ぐゴムの部品。
国内での入手は厳しいでしょうから、
頼みの綱は海外オークション。
望みは薄いんですが、探してみるしかないですね。

各部を点検していると、
面白い物を発見。
tmx 6
リヤのスプロケットが二枚。
ど~やって使うんでしょうね?
資料によれば、
『リヤスプロケットは34Tと47Tのダブルで、チェーンの架け替えが可能』
らしいのですが、
ハンターカブやモトラの様にワンタッチで、とはいかないようです。
チェーンもリンク数を変えないとムリでしょう。
必要かな?これ??

W3 今回はしっかりと・・・ 其の壱拾参

0.75mmオーバーサイズピストンが到着。
即日シリンダーと共に内燃機屋さんに送り、
ボーリング加工をしてもらいました。
w3 74
これで白煙ともオサラバ!・・・・っとなればいいな。

ピストンが送られてきて速攻加工に出してしまったので、
見比べる暇が無かったのですが、改めて見比べてみると結構違いますね。
w3 75
上面は大して変化は有りませんが、
w3 76
側面は無駄な贅肉を削ぎ落とし、
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スカート部分も削り込んでいます。
これは中々に高性能ピストンな感じがしますよ。

一番変わったのはリングですね。
コンプレッサーリングは2枚共薄くなりまして、
オイルリングは旧車では一般的な一体式から、
組み立て式のリングになりました。
w3 78
組み付けるのは面倒になりましたが、これは良いエンジンになるのではないでしょうか?

よ~し、サクサクッと組んで、試乗して、納車しちゃいましょう。
まずはリングをピストンに組み込みまして・・・・・・
あれ?
オイルリングがしっくりとこない。。。
いいのか?これで??

シリンダーを組み込む段階になってからでは面倒なので、
今の内にちゃんと確認しておきましょう。
問題が有ったのはオイルリングのエキスパンダー部分。
w3 79
波状になったコイツです。

これがちょっと大きいようです。
エキスパンダーだけシリンダーにハメてみると、
一山といいますか、一波分大きいみたいです。
w3 80
カット・・・して大丈夫なのか?
やり過ぎてしまうと元も子もありません。
本当に一波分でいいのか?




ええ~い、考えていても始まりません。
どの道このままでは組めませんし、他にやり方も無いでしょう。
ニッパーで一波分カット!!
切り口をヤスリで整えて、
w3 81
いいのかなぁ~これで。
ここまできたらやってみるしかないですね。

出る時期を間違えた名車 SL250S 其の四

相変わらず、残ったガスケットを取り除くのに非常に時間がかかります。
ですが、ココを手抜きする訳にはいきませんから、
しっかりと取り除き、ガスケットを作製。
sl25 19

そう、このガスケットも注文したんですが、残念ながら欠品。
ヘッドガスケットも欠品だった為、コチラは元の物を使い回しします。
ですが、腰上のOリング類はほぼ出ましたので一安心。
sl25 20
この患部であったOリングも出ましたので、オイル漏れはきっと治るでしょう。

予算に余裕が有れば、
sl25 21
この若干怪しいカムを、「何とかコーティング」とやらに出してみたいですが、
今回は余裕が無いので止めておきましょう。

sl25 22
各Oリングを交換、ピストンとヘッドのカーボンを落し、
エンジン組み立て、バルブタイミングを合わせて、
sl25 24
無駄かもしれませんが、カムの潤滑の為にオイルを溜めておきます。
sl25 25
余り効果が有るとは思わないんですが、何もやらないよりは・・・・

仕上げにポイントをキレイにして、
sl25 26
sl25 27
分解前からそうでしたが、エンジンは一発始動。
しばらくアイドリングさせていてもオイル漏れの兆候は全く無し。
イイ調子ですよ。

試乗に出ましょう。
sl25 29
全く問題無いですね!
優秀優秀。
順調過ぎて落とし穴が有るんじゃないかと思う位。
いやぁ~久しぶりに計画通り作業が進行しました。
全部こうやって進んでくれればねぇ~

W3 今回はしっかりと・・・ 其の壱拾弐

ピストンを探して、Wで有名な業者さんにも問い合わせましたが、
丁度そこも在庫切れ、、、、
ヤバイ・・・このままだとピストンの製造待ち?

そんな余裕はウチには有りません。
当月中には納車しないと、他に収入の見込みが無いんです。
色々とネットを使い調べていると、
あった!
なんと、Amazonに0.75オーバーサイズのピストンが!!
・・・ほんと、何でもあるんですね。。。

もう、迷い無く即注文。
よ~し、これで今月納車の希望が見えてきました。

サクサク分解して、
w3 68
ヘッドオーブン。
やっぱりオイルが溜まっています。

シリンダーを外し、ピストン、リングを外してリングギャップを測定してみます。
w3 69



何でリングがこんなにガバガバなんでしょう?
余裕で使用限度以上です。
ピストンとシリンダーのクリアランスは基準値なんですけどね。
w3 70
ピストンのキズはこの程度なので、
あんなに白煙が出る原因ではないと思うんです。
原因はリングの磨耗だったのでしょう。

コレでシリンダーはピストン待ち。
ヘッドの方をちょっと、、、、
w3 71
おそらく、問題は無いと思うんですが、
ステムシールを違う物に交換しておきます。
w3 72
純正品番の物を使っているんですが、
オーバーサイズピストンを探している途中で、
違う品番のステムシールを見つけまして、
それが、
w3 73
こっちの方が良さそうなんですよ。
折角なので、大した手間でもありませんし、
良さそうな物の方に交換しておいた方が、後々後悔はしないでしょう。

オーバーサイズピストン、早く届け!!

出る時期を間違えた名車 SL250S 其の参

分解を進めます。
腰上だけなのでそんなに時間はかかりません。

まずはヘッドカバー
sl25 10
特に気を付ける様な所は有りませんが、
カムの状態が心配です。
ウチに有ったSLの様に、がっつりカジっているとは思いませんが、
多少は焼けていたりするかもしれません。
要チェックですが、取り外して付着しているオイルを拭いてみないと解りません。

sl25 11
ヘッドカバーに取り付けて有るロッカーアームも同様ですが、
コチラはすぐに点検出来ます。
sl25 12
あ~
そんなにヒドくはありませんが、若干・・・・・・ですね。

っと言う事は、カムもこんな感じなんでしょう。

カムスプロケット、カムチェーンを外し、カムを取り外し。
sl25 13
・・・・オイル溜まりにオイルが溜まっていないのが気になりますが、
遠方から無事に走って来たんですから、エンジンがかかればスグにオイルは上がって来るんでしょう。

ヘッドを外します。
ココで重要な部分。
今回の依頼内容であるオイル漏れの患部の登場です。
sl25 14



何やコレ?
皆さんそう思うでしょう。
正解を言いますと、、、メクラ蓋です。
この蓋を引っこ抜くと、ヘッドを留めてあるスタッドボルトナットへアクセス出来るんです。

スタッドは4本有るのですが、2本はプラグホール周辺に出ています。
1本はヘッド内部に出ています。
残りの1本が問題。
構造上、ヘッド内部までは突き出せません。
かと言って、スタッドの出て来る部分だけ、ヘッドを削る訳にも行きません。
よって、こんな面倒な構造になってしまった訳です。

そして、このメクラ蓋からオイル漏れしています。
本来ならOリングが入っているので、
引っこ抜くと言う感じなのですが、
Oリングが痩せてしまったらしく、素手でスッと取れちゃいました。
ここのOリングは部品出るんでしょうかねぇ~

ヘッドを取り外し、
sl25 15
sl25 16
それなりにカーボンは溜まっていますが、
驚いたのはクリアランス。
メーターが本当だとすれば、2万kmは走っているハズなんですが、
絶対ウソです。
若しくは、一度エンジンやってないと有り得ないクリアランスでした。
新品とは言いませんが、数千キロ程度のクリアランスだと思います。
コレなら調子イイはずですよ。

シリンダーを取り外し、
sl25 18
クランクには異常無し。
さぁ、これから掃除とガスケット剥がし、ガスケット切り出しを経て、、、、
組み立てですよ。

W3 今回はしっかりと・・・ 其の壱拾壱

う~ん、
一体何を間違えたのか?
改めてエンジンをかけても、始動時の白煙が出ます。
・・・・と言う事は、何かやらかしちゃったって事です。
仕方ない、面倒ですがこのまま納車する訳にはいきません。
もう一度エンジンを分解しましょう。

ヘッドに問題は無いと思うのですが、
始動時の白煙ですから、セオリー通りだとオイル下がりです。
でも、オイル上がりの可能性も無くは無い。
やはりシリンダー側もやらないとダメか?
オーバーサイズのピストンを用意しておきましょう。



あれ?
ピストンが無いぞ・・・・・
既に0.5mmオーバーサイズのピストンが入っているので、
???と思っていたんですが、純正の部品を調べてみると、
0.5と1.0の2種類しか用意されていません。
そして1.0は欠品。
まぁ、純正は元からアテにはしていなかったんですが、
アテにしていたリプロメーカーでも只今欠品中。(作業当時の話ですよ)
あれ・・・・あれあれ???

部品は探し続けるとして、
ミッションの問題に取り掛かりましょう。
ちょっとした調整程度で解決すると良いんですが・・・・
w3 64
邪魔になりそうな物を取り外し、ミッションカバーを・・・・・・・・・・
外れない!!

1時間・・・2時間・・・3時間・・・
意外と梃子摺りました。
深夜になってやっとご開帳。
w3 65

さぁ、何が原因なんでしょう?
考えていたのは、シフトフォークの爪が欠けてしまったとか、
逆に爪で引っ掛ける部分の折損?消耗?
そんな所だったのですが、
w3 66
折損等の大きなトラブルは無いようです。
しかし、磨耗となると・・・・元を知らないので何とも言えません。
w3 67

試行錯誤の結果、
原因が解りました。
「シフトシャフトの軸方向のガタ」
でも・・・なぜ?
パーツリストを見ても、部品の欠品が有る訳でもなく、
磨耗がヒドイ訳でもない。

薄いスペーサーを挟んでシャフトのガタを調整すれば、
この問題は解決出来ると思いますので、
未だに原因は解りませんがやってみましょう。
解らない事をいつまでも考えていても仕方有りませんから。

でも、結果は良好。
試乗もしてみましたが、一度もミッションの異常は起こりませんでした。


よかった・・・・ミッションは意外と順調に解決しました。

出る時期を間違えた名車 SL250S 其の弐

しばらくエンジンをかけていると、
出て来ましたよ、オイル漏れ。

ベースガスケットからも滲む程度には漏れて来ているんですが、
メインはコッチですね。
sl25 5
このシリンダーのフィンの間から出て来ます。
これはひょっとしてスタッドからですかねぇ~

このエンジンに限らず、
スタッドボルトの穴をオイル通路と兼用しているエンジンが多々有ります。
そこのシール不良か何かで、オイルが漏れて来ているのでは?
オーナーさんもそれは考えていたらしく、
懸念されていたんですが・・・・ビンゴかな?

う~ん、でもなぁ~
sl25 6
よくよく見ると・・・・違うかも?
ココってオイル通路の有るスタッドじゃないんですよね。



!!!!!
パーツリストを見ていて気付いちゃいました。
おそらく原因は・・・・・・・アレです。

エンジンを開ける前ですが、
予想に基き必要と思われる部品を先に注文。
まぁ、既にメーカー欠品になっている部品も有るんでしょうけど。
出て来れば儲けです。

では、エンジンを降ろしましょう。
オーナーさんが持って来てくれた物の中に、
非常に良い物が有ります。
こういうオフロードタイプって、センタースタンドは付いていないじゃないですか。
有った方が何かと便利なんですがねぇ~
そこで登場、純正オプション(らしい)メンテナンススタンド。
sl25 7
スバラシイ。
バッチリです。

メインスタンドのお陰もあってか?
サクサクっと作業は進み、
sl25 8
sl25 9
エンジン降ろし完了。

W3 今回はしっかりと・・・ 其の壱拾

エンジンは組み終わりました。
タペット調整をして、
マフラー、キャブ、その他諸々取り付けまして、
バルブ周りにオイルを注入。
w3 62
ドキドキのエンジン始動。
白煙の原因と思われるヘッドはやりましたので、
コレで大丈夫でしょう。
w3 63
シリンダーの色も半艶消しで正解でした。
こんなにキレイになってしまうと、エキパイのサビが否応無しにも目立っちゃいますね。

ガソリンタンクを載せて、バッテリーを繋いでスイッチオン。
キック一回で・・・・とは思っていませんでしたが、
おっや~~~、
おかしいですね、エンジンがかかりそうでかからない。。。
色々と試行錯誤をして、キックを続ける事十数回。

ドド~ン!!
よっしゃ~エンジンかかった~。
あれ?
はくえん?


・・・・・・いやいや、組む時に塗布したオイルの所為でしょう。
しばらくエンジンをかけておけば、きっとスグに消えるでしょう。



以前と同様、白煙は始動時のみなんですが、
・・・・・・明日もう一回エンジンをかけてみましょう。
それでも白煙が出るようなら・・・・・失敗かも。。。

出る時期を間違えた名車 SL250S 其の壱

古くから見て頂いている方にはご記憶が有ると思います。
ホンダの SL250S
見覚え有るでしょ?
sl25 1

でも、ウチから出て行った車両では有りません。
新しいお客様なんですが、わざわざ東北地方から来て頂きました。
遠方から自走で来れたと言う事は、調子が悪いと言う訳ではありません。

今回の依頼内容は・・・・・・オイル漏れです。
sl25 2
漏れてくる場所は特定出来ていませんが、
結構な量のオイルが漏れて来ます。
コチラへ来る際も漏れが酷かったのか?
sl25 3
オイルの受け皿を付けて来たようです。

こんな物を付けないといけない位漏れている為、
色んな所にオイルが飛び散っていて、何処から漏れて来ているのか?
このままでは全く解りません。
まずはエンジンをキレイに洗浄する事から始めましょう。

パーツクリーナーを丸々一本使う位の気持ちで、
しっかりと洗浄。
ココをケチっても仕方有りませんからね。
洗浄が終わったら、エンジンをかけてしばらくアイドリングで放置。

エンジンのかかり具合は非常にイイですね。
このエンジンで心配なのはカムやロッカーアームのカジリです。
ウチのSLは完全にやっちゃってましたが、
この車両はどうでしょうかねぇ~
エンジン音を聞く限りは大丈夫だと思うんですが・・・

W3 今回はしっかりと・・・ 其の九

内燃機屋さんに送って数日後、
シリンダーヘッドが帰って来ました。
相変わらず仕事が速いですね。
他所に出した事が無いので比べられませんが、
おそらく一般的なトコロより速いんじゃないでしょうか?


ピストンを組み付け、
w3 53
シリンダーを載せます。
これがねぇ~、シリンダーが重くて難儀な事この上ない。
誰かシリンダーを持っていてくれる人が居れば、
何て事無い作業なんですが、一人でやろうとすると大変。
それでも何とか作業を終え、
w3 54
シリンダーの搭載完了。
シリンダーのナットを締めたら、クランクを回して異常が無い事を確認。

上がって来たヘッドの確認と、バルブスプリングを組み込みます。
w3 55
今回、ヘッドの作業内容は、
ステムガイドの作成、交換と、
w3 56
旧い車両にはお約束の、
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バルブシートの無鉛対策。
これでヘッドは完璧なハズです。
さぁ、ココからが問題。
ヘッドを載せるまでは簡単、
w3 58
プッシュロッドを挿入して、ヘッドカバーを被せます。

さぁてと・・・・
w3 59
w3 60
どうやってプッシュロッドをこのカップに収めるか・・・・・・・




w3 61
何とか収まった。

え、どうやったのかって?
細いドライバーと、ピックアップツールを使って、
あとは努力と根性。

トーハツ アロー ミッション修理 其の七

ウン、だいぶ動きは良くなりました。
しかし・・・・・・やっぱりイマイチですね。
上手く入る時は入るんですが、各ギヤの間、中途半端な位置に入っちゃう事が多いです。
エンジンが回っていれば、ちゃんと入るのでしょうか?

何度か組み換えをしたり、シムを入れたり抜いたり、
試してみたんですが、どれも上手くいきません。
元はどうだったんですかねぇ~
オーナーさんに電話して聞いてみましょう。



分解前のミッションには、オイル漏れ以外何も問題は無かったようです。

まぁ、この状態ではちゃんとした比較は出来ません。
オーナーさんもソコは解って頂いているので、
オイル漏れが直っていれば、後は自分で何とかやってみるとの事でしたので、
コレで一旦納めましょうかね。

プライマリー側のオイルシールも交換したんですが、
ちょっとサイズが違いまして、
aw 32
aw 33
ちょっと裏側出っ張っちゃうんです。
これが1mm位なのですが、ちょっと干渉します。
aw 35
このフロントスプロケットに干渉するので、このままではヨロシクナイ。

対策を考えたんですが、
プライマリーケースのオイルシールのハマル穴を1mm深くする。
これはケース側の肉厚が薄いのでムリ!
オイルシールを1mm削る。
あまりオイルシールに手は加えたくないですね。
って事で、
aw 34
aw 36
1mmのアルミ板を切ってゲタを履かせます。

コレが使えるのかどうか?
干渉は無くなりましたが、1mmゲタを履かせた事で、クラッチがちゃんと組めるのか?
エンジンとプライマリーの間に隙間が出来るのではないか?
色々な問題が残りますが、これ以上はウチではど~しようも無いので。。。。
このゲタを使うかどうかはオーナーさんにお任せします。

これにてウチの作業は終了。
オーナーさんへ納品しましたが、
プライマリーのオイルシールは、オーナーさんがピッタリの物を見つけたようなので解決。
ミッションの入り具合については、エンジンを組んでみてもイマイチだったらしく、
原因を探してみると・・・・・・・
交換したオイルシール、これもサイズ違いを入れた訳なんですが、
これがマズかったようです。
オーナーさんがカラーを1mmほど削って解決されたようです。
面目無い。。。


コメントを見て頂ければ解ると思いますが、
その後問題は全て解決して現在は好調だそうです。
ウチはあまり貢献していない気がしないでもないですが・・・・
結果良ければ・・・・・・・まぁまぁ良しとしましょう。

W3 今回はしっかりと・・・ 其の八

出来るだけ出費を抑え、収入を増やす為、
シリンダーのサンドブラスト、塗装はウチでやっちゃいます。
何度かこのブログでも書いていますが、
サンドブラスト・・・・とは言っても、ウチのはそんなに大した物ではありません。
通常のブラスト作業より一手間、二手間かけて作業を終え、
塗装作業に取り掛かろうと思い、、、フッと思いました。
いつも通り、艶の有る黒でいいのでしょうか?

色々と雑誌をめくってはみましたが、
・・・・・良く解りません。
恐らく、、、半艶消し位でしょうか?

自信の無いまま塗装してみましたが、、、、、
w3 46
なかなか良いんじゃないですか?


分解時に気付いた事が1つ。
w3 47
右のコンロッドなんですが、
小端部のブッシュが・・・
w3 48
ズレているんです。

本来は、
w3 49
こんな感じでオイル穴が合っているハズなんです。
何でズレちゃったのか?
何となく予想は付くんですが、
コレをちゃんと修理するとなると、ブッシュを新たに作り直さないとダメでしょう。
そこまで手間はかけられません。
ど~したものか。。。

とりあえず、ブッシュをピストンピンプーラーの要領で抜いて、
w3 50
w3 51
状態を確認しましたが、まだ何とか使えそうです。

クリアランスが少々怪しいのですが、
ネジロックを塗って取り付ければ、、、、少しはマシになるかな?
オイル穴の位置がズレない様に組み込んで、
w3 52
OK!!

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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