2015-03

珍しく・・・ダックス70 

最近のウチには珍しく、
メジャーなバイクです。
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ダックス70
しかも初期型、ワンオーナー車です。

この手のレジャーバイクでワンオーナーとは・・・珍しいですよね。
オマケに状態も、
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とても良好。

そんな車両ですが、今回の依頼内容は、、、
キャブ付近からのガソリン漏れ、その他メンテナンスってトコロです。
因みに、現状でエンジンはかかりません。

普段やっている車両に比べれば、難易度は低いです。
おそらく、面白い展開にもならないでしょう。
しかし、個人的に好きな車両ですし、、、、、、みなさんも好きでしょ?

さぁ、やる事は決まっていますし、
サクサクッと作業をして、修理代をオーナーさんから頂きましょう。

ただ、息の長いモデルとはいえ、
初期型だとすると、40年以上前の車両。
あのホンダがまだ部品を持っているでしょうか?
息が長いだけにモデルチェンジをチョコチョコしていますのでねぇ~
ダメ元で頼むだけ頼んでみましょう。
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まずはキャブとコックのパッキンと、フロートバルブですか。

部品が来るまでの間、
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点火の確認。
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タペットクリアランスの調整。
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お約束のポイント清掃と調整。
オイル交換もしておきましょう。

展開は早いですが、
奇跡的に部品も来ましたし、キャブの分解清掃。
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清掃を終え、組んでみると・・・
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ちょっと気になる隙間が・・・・・・・
これがガソリン漏れの原因でない事を祈ります。

やる事は全部やりました。
バッテリーも新しくして、エンジンも無事に始動。
タイミングライトで点火時期の最終点検も終え、
灯火類も全てOK。
クラッチが張り付いていないか心配でしたが、それも問題なし。
試乗の具合も良好!!


・・・・・・・・・スムーズ過ぎる!!
こんなに呆気無く終わってしまうと、逆に心配になってしまいます。
貧乏性なんでしょうか?
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モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾四

エンジンは組み上がりました。
オイルパイプも接続済み。
オイルも入れて、ガソリンも入れました。

ドキドキのエンジン始動。

初めは中々エンジンがかからず、
あれ?何か失敗したかな?
と思いましたが、一度かかってしまえば後は何て事有りません。
キック数回でエンジンがかかるようになりました。
数分エンジンをかけたままにしましたが、今の所件の部分からはオイル漏れ無し!!
これはイイ具合に修理成功じゃないですか?

よしよし、ではちょっと店の周りを走ってみましょうかねぇ~
クラッチを切って一速に入れました・・・・あれれ、、、
エンジンの回転がどんどん下がって、、、、止まってしまいました。
何度か試してみましたが結果は同じ。
あらら、クラッチがちゃんと切れていませんね。
遊びの調整を間違えましたか?

少々面倒ですが、遊びの調整をやり直しましょう。
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コイツ面倒なんですよね、調整するのが・・・・
キック外して、ステップ外し、シフトペダルも外し、ココのカバーを外し・・・・
最後にこのスプリングを外して調整です。




何度も調整をやり直すんですが、イマイチ上手くいきません。
う~ん、もう少しクラッチのプッシュロッドを押し込めれば、ちゃんとクラッチが切れるんですが。。
現状のままでは、いくら遊びをゼロにしても届きません。
クラッチが滑る位に遊びをマイナスにしないと、レバーを握ってもクラッチが切れない!!

これは・・・何か組みミスでもしましたかねぇ?
部品点数は少ないので、そんな事も無いと思うんですが、

・・・・ひょっとして、レバーの作動量が足りないんでしょうか?
モノは試し、クラッチレバーを違う物に交換してみましょう。
ただ、ちょっと面倒です。
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ハンドルと一体型なんですよ。
だからハンドルごと交換します。

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もういつ買ったのかも忘れてしまった汎用ハンドル。
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これにCB125・・・だったかな?
ちょっと作動量の多くなるレバーを取り付け。


淡い期待を抱いてみたものの・・・・・・・結果は失敗。
違ったか~~~~

名門 AJS 飛び込み修理 其の壱拾参

あ~~~~~、
やっぱりクランク周りでしたか。


このガタの出方からして、ベアリングっぽいんですが、
確証を得る為にもうちょっと分解してみましょうか。
ajs 69
こちら側をもう一枚開ければ、ベアリングが壊れているかどうか解るかも?
って事で、クラッチ分解。
ajs 70
ん?
なんやこれ??

ajs 71
機能的に問題が有る訳ではありませんが、
何でこんなに歪んでいるんですか?

気にはなりましたが、
今はそんな事より先に解明する事が有りますので、スル~。
ajs 72
クラッチを外してみて解ったんですが、
クラッチの裏側もチェーンで削れていますね。
ajs 73
マイナスボルトの頭が削れちゃって、外せないじゃないですか。
ココを外さないと、この一枚は外せないのでは?
と思っていたんですが、実際に作業してみるとココは関係有りませんでした。
無事に取り外し出来ました。
ajs 74
ajs 75
ベアリングの状態が解らん!!
でも、恐らくベアリングは大丈夫っぽい。
そして、一番危惧していた「クランクケースが割れた」なんて事態は無い事が解りました。
クランクを回せば、ちゃんとシャフトも回ります。



じゃぁ、何がガタの原因なの???????

完全に原因を究明する為には、エンジンを降ろし、完全分解が必要です。
オーナーさんにその事を伝えると・・・・やはり金額が問題なようで。
オーナーさんの金策に目処が付くまで、
作業ストップ。

モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾参

粗方組み上がってきましたので、
当初の予定通り、オイルパイプの途中にコックを取り付けて、
長期間エンジンをかけない時に、オイルがエンジンに落ちないようにします。

ここで、またもや外注業者様にお世話になります。
こういう加工は「ミヤシタモータース」さんですね。
以前伺った時に相談して、どうしたらいいのか考えて貰っていた為、
話はスムーズに進みました。
依頼してわずか数日、
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雰囲気を壊さない良い造りです。
元々付いていたパイプは使わず、丸々一本新規作成してもらいました。
メッキは無しでもいいでしょう。
かえって銅パイプそのままの色の方が、それっぽいですよね。

さぁ、残りを組んでしまいましょう。
マフラーにステップ、キックペダル、もう完成は秒読み段階。
あとは・・・・機能だけしっかりしていれば・・・・・・・

あれ?
マフラーが付きませんね。
インナーサイレンサーが引っかかって上手く取り付け出来ません。
ちょっとマフラーを分解しないとダメそう。
まぁ、いい機会です。
チョイト分解してみて、中の構造を把握しておきましょう。
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コレは純正の造りなのでしょうか?
まぁ・・・長い年月が経っていますからね、
全てが純正のままなんて事もないでしょう。
機能さへすればOKです。
分解ついでに掃除もしておこうと思ったんですが、
腰上をやっていない以上、これからも白煙を吐くでしょう。
今掃除しても・・・・・
エンジンの状態を見てからですね。
抜けていたインナーサイレンサーをしっかりと取り付けて、マフラーはそのまま取り付け。

ステップ、キックを取り付け、ガソリンホースを、、、、、、
取り付けたんですが、漏れる漏れる。。。。
ホースとコックの取り付け部分から。

やっぱりな、、、、、、何となくそんな気はしたんですよ。
なにせ、
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ホースの取り付け部分、こんな螺旋状の溝が有るんですもん。
ど~考えてもこの溝蛇足でしょう。
何なの?この溝の意味って???

名門 AJS 飛び込み修理 其の壱拾弐

プライマリーには異常は無いようですから、
おーなーさんの許可も貰った事ですし、
腰上を分解してみましょう。

パパパッと外す物を外し、
ヘッドカバーOPEN!
ajs 66
あら?
変わったバルブスプリングですね。
以前やったモトグッチのアイローネがこんなバルブスプリングでしたね。
今回ヘッドは大丈夫そうなので、とりあえずはそのまま外すだけ。
ajs 67
ピストンにも異常無し。
まぁ、ここまでは解っていたんですけど、
問題はココからですよ、
シリンダーを外し、ピストンを外し、
ajs 68
ん?
あら?
はぁ~ん、、、そうですか、、、そう来たか!!


妙な壊れ方をしているようですが、
クランクがダメですね。
それも、よくあるコンロッドの大端部がダメになった訳ではなく、
クランクベアリング、若しくは、シャフトが折れたようです。

最悪の状況です。

モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾弐

単気筒ですから、腰上を組むのは簡単。
サクッと作業を終わらせちゃいましょう。
ピストンの準備もガスケットの切り出しも終わっていますので、
あとはスタッドにダイスを通して、、、
ai 131
おお、見ておいてよかった。
スタッドが緩んでいましたよ。
危ない危ない。

ai 132
それ以外は順調。
クラッチもトラブル無く組み終わり、
カム機構を組みます。
ここは一コマ間違えても致命傷になり兼ねない部分ですから、
ココは慎重に組みましょう。

・・・そんな大事な部分なんですが、
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このクランクシャフトに付く位置決めのキー。
ai 134
こんなにイビツな形で良いのでしょうか?
人工的な物なのか?
・・・・・いやいや、わざわざこんな形にはしないでしょう。
今までにこんなイビツな形のウッドラフトキーは見た事ありませんし。
歪んでしまったと考えるのが妥当ですよね。

コレの処理をどうしようか考えたんですが、
分解前からエンジンは無事にかかっていましたし、
とりあえずは余計な事はせず、このまま組んでみましょう。
ダメだったらまた分解すればいいんです。
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分解前の画像と照らし合わせて、
ズレが無い事を確認。
う~ん、、、順調・・・・・・かな?

名門 AJS 飛び込み修理 其の壱拾壱

ちゃんと分解してみないと確証は得られませんが、
プッシュロッドの可能性は低い、、、と思います。
そうなると、次に考えられるのは何処でしょう?

オイルは入っているハズです。
何故ならば・・・前回修理の時に減っていたので、継ぎ足したんです。
だから大丈夫。。。。。とはいえ、セオリーなので一応確認します。
ajs 59
アレ?
少なくなってないかい?

確かもう少し上まで入れたハズ。
ひょっとして漏れ出てしまったのか?
そう思って改めてエンジンを見ましたが、そんなに酷く漏れ出ている形跡は有りません。
そうなると、プライマリー側に流入してしまったって事?

プライマリーオイルを抜いてみると、
案の定、排出されるオイル量が規定量より多い。
そうなると、この異音の原因も・・・・
ajs 60
プライマリーケース内でしょうか?
ajs 61
プライマリーチェーンは切れていません。
ajs 62
他にも見た感じ壊れている部分は有りません。
そうなると・・・・・・・やっぱり、、、ですかねぇ~

しかし、これ以上分解するのであれば、
それ相応のお金がかかります。
一応オーナーさんに確認を取っておきましょう。

それにしても、
何と言うクリアランスでしょう。
ajs 63
確実にチェーンがケースに当たっています。
エンジンとミッションが一体になっていないこの手のエンジンでは、
プライマリーチェーンが緩んでいるとケースに当たったりするんですが、
緩みは許容範囲。
緩みが原因で当たっている訳ではありません。
明らかにクリアランスが足らない!!

オマケに、
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クラッチスプリングナットがケースカバーに当たっていたようで、
ajs 65
コッチもクリアランス不足?
それとも、只単にナットの締め込みが甘かっただけ?
何だか造りがチョイチョイ甘いですね。

モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾壱

さて、エンジンを載っけちゃいましょう。
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この状態なら搭載も楽です。
エイッと積んで、ハンガーボルトを3点留めます。
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シリンダーの状態を確認します。
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リングのクリアランスがチョイと大きいモノがありますが、
とりあえずはこのまま行ってみましょう。

後回しにしていた腰上のガスケットを切り出し、
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タペットカバーのガスケットは、元の物が結構厚手のガスケットだったので、
今回の作成時も、通常の物よりチョイト厚い、1.0mmのモノで切り出しました。
デザインナイフを持つ指がモゲそうに痛かったです。
苦労した甲斐が有ればいいんですけど。。。
ヘッドガスケットは元々使われていなかったので、無しのままでやってみます。
ダメだったら銅板でも切り出して作成しましょう。

腰上をガンガン組んでいくんですが、
ピストンピンの入りが固かったので、
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もう何回もやっていますが、ピストンのピン穴を広げます。
フルフローターピンのはずですから、
工具で押し込まないといけないようなクリアランスだと・・・・焼き付きかねませんからね。
・・・・そんなエンジンが過去に有ったので、面倒でもやっておきましょう。

名門 AJS 飛び込み修理 其の壱拾

ライトスイッチの修理を終え、納車してから2~3日。
他の車両の試乗から帰って来ると、店の前にこの車両が置いてあります。

おや?
また何かトラブルでも起こったのかな?
どうやらオーナーさんは車両を置いていってしまったようで、
何の為に置いて行ったのか不明です。
(こんな事田舎だから出来るんですよね、都会で車両だけ置いて帰るなんて出来ませんよ。カギだって無いんですし・・・)

まぁ、何かしらのトラブルが有った事は確かですから、ちょっと調べてみましょう。
まず、外観は何もおかしい所は無いです。
事故やコケちゃった、何て線は消えました。
ヒドイOIL漏れも無し。

そうなるとエンジンをかけてみて、電装品か?
そもそもエンジンがかからないか?
どちらかでしょうね。
一応OIL量だけ確認して、エンジンをかけてみましょう。

OILはOK!
メインスイッチON!
上死点出して・・・・キック!!
トト~ン
なんや、エンジンも調子良く一発でかかるやん♪
なんて思ったのも束の間。
ガッチャンガッチャン!ドガガンドガガン!!
ストップ!スト~~~~ップ!!!緊急停止。
ヤダヤダ・・・・何この音?
今までに聞いた事の無い破滅的な音が。。。。。

これはホント、緊急入院を要しますね。
直後、オーナーさんからTELが、
どうやら近場をツーリング中に突然エンジンから異音が出てきて、
「これはダメだ」と思い、JAFを呼んでウチまで運んでもらったらしいです。
そこで無理をしなかったのはグッジョブですが、
何故ウチを呼んでくれなかったのか・・・・・
引き上げ代をもらい損ねたじゃないですか。

ってのはジョーダンですけど、
何ですかねぇ、あの音の犯人は?
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まず疑うのはエンジンの形式からして・・・・
プッシュロッドですか。
しかし、正直この可能性は低い。
過去にプッシュロッドが曲がったエンジン音を聞いた事が有りますが、
こんな音ではありませんでした。
でも念の為、
ajs 58
やっぱり問題は無さそうですけどねぇ。

委託販売 BMW R75/5

委託販売情報です。
いつもお世話になっている方からの依頼で、
残念ながらウチに車両はありません。
なぜなら、車両がデカくてウチのスペースには入庫させておく余裕が無いからです。

その代わり、画像は撮って来ました。
画像もキレイに写っていると思いますが、
実車もキレイです。
事情があって少々乗らない期間がありまして、
その所為か?
始動直後にバックファイヤを起こすとの事でしたが、
エンジンが暖まれば快調だそうです。

車両は・・・・BMWの R75/5



正直・・・・・BMWに関しては全く知識が無いんですよねぇ~
年式とか、何が純正とか、申し訳ないですがワタシには解りません。

では、画像です。
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マフラー、キャブ、リヤサスペンション、フロントフォークブーツは新品。
現オーナーさんが購入時には、ガソリンタンクが少し凹んでいたらしく、
それを修理がてら、タンクは再塗装。
リヤキャリアも新品らしいのですが、
他車種用なのか?
少々取り付け場所が合わなかったらしく、
オーナーさんが上手く加工して取り付けています。
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ワタシがチラッと聞いた限りでも色々とやっていますし、
実際はもっとやっているようで、購入してから相当な金額を注ぎ込んだみたいです。
だからという訳ではありませんが、今回もオークション形式にして、
最高値を付けて頂いた方にお譲りしようと思います。

開始価格は・・・・・80万からで!!

期間はとりあえず1ヶ月、4月12日まで。

オーナーさんの希望価格に達した場合、期日になる前に締め切ります。

現車確認も出来ますので、ご希望の方はウチにメール下さい。
では、宜しくお願いします。

モトグッチ アイローネ 2台目 其の弐拾

組みます。
ただ、本格的に組むのはまだ後。
なにせ、分解する時にポカしちゃいましたからね。

シフトフォークの位置が大事だったんですが、
それを完全に見失っちゃったんですよ。
面倒ですが、クランクを入れる前にミッションだけ仮に組んで、
ケースを閉じ、シフト機構も組んで、ミッションがちゃんと入るか?
シフトインジケーター通りのギヤに入っているのか?
確認をします。

梃子摺るかと思いましたが、
2~3回の分解組み立ての後に決まりました、ミッションはこれでOK。
クランクを入れて、
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一旦そのままケースを閉めます。
クランクの回り具合、もう一度ミッションの具合を確かめて・・・
大丈夫、イケル!!
出来る事なら、もう一度エンジンを開けるような事態にはしたくありません。
一発で決めますよ~~~って覚悟で。
忘れ物が無いか確認して、
液体ガスケットを塗ってケースを閉めます。

ちょっと話は戻るんですが、
シフト機構の話。
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詳しくは説明し難いので省きますが、
重要な部品なんです。
コレの・・・・・
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ココ、バネで爪が飛び出るようになっているんですが、
そのバネの座面、
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バネの収まる穴も、ズレ防止の為の突起も、何もありません。
だから、上手く組まないとバネがズレちゃって、
バネを破損してしまいます。

ちょっと追加でひと手間かけて、穴の1つでも追加してくれれば良いものを・・・
詰めが甘いな・・・イタリアン。
この焼きが入った状態では、今更穴あけ加工は出来ないでしょうけど、
念の為に試してみました。



やっぱり無理なものは無理ですね。
キズ1つ付きません。
上手く組むしか手は無いですね。

名門 AJS 飛び込み修理 其の九

納車してから1ヶ月位、
何の音沙汰も無く、無事に乗っているのかと思っていましたら、
電装の問題が出て来たようです。

ヘッドライトスイッチの接触不良が起こったようです。
ajs 53
まぁ、遅かれ早かれ起こるとは思っていましたが、
やはり起こってしまいました。

では、早速スイッチの状態を見てみましょう。
ajs 54
ほぉほぉ、
なんとまぁヘンテコなスイッチなんでしょうか?
一見すると何の変哲も無いスイッチなんですが、
ajs 55
ajs 56
この様に分割出来る構造になっていまして、
接点がご覧の様にブレード型になっています。
上と下の画像を見比べてみれば解ると思いますが、
接点が非常に少ない。
これでは接点不良が起こっても仕方ないでしょう。

何でこんな接点にしたんですかねぇ~
設計の意図が全く解りません。
一応、接点を全部磨いて、
一時的に接触不良は解消した訳ですが、
このスイッチは早めに他の物に交換した方がいいでしょう。

やはり、早い内に大金出して頂いて、
電装をリフレッシュしないといけませんな。

とりあえず、今回はコレで再納車。

モトグッチ アイローネ 2台目 其の壱拾九

メインのオイル漏れ?流出?の処理はしました。
結果はエンジンをかけてみてからのお楽しみ・・・・

その他のオイル漏れ箇所を修理します。
各オイルパイプの接続部分、
まぁココは漏れますね。
材質が弱いのか?
締め過ぎなのか?
バンジョー部分がメッチャ変形しているんですよ。
以前やった車両も変形していましたね・・・何の車両だったかな?
解決方法は1つ。
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定盤で擦り合わせ。
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画像では変形具合が伝わりませんねぇ~
面が中心に向かってすり鉢状に変形しているんですけどねぇ~
これをスリスリスリスリスリスリ・・・・・・・・
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平面になるまで黙々と、、、、
これを1箇所2面、4箇所行います。
余裕で2~3時間はかかりましたね。

地味作業が続きます。
ミッションのシフトフォーク、
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怪しい擦れ痕・・・・
嫌な感じですねぇ~
エンジンかけた時は変な異音はしなかったと思うんですが・・・・
それよりもオイルの流出が酷くて、
異音やミッションの状態を確かめるドコロではなかった。
というのが本当のトコロ。
とりあえず、バリや目立つ変形だけ修正して、
後は組んでみてから、異常が有ったらもう一度分解してみるしかありません。

大事です!初期の状態確認!!

名門 AJS 飛び込み修理 其の八

エンジンの始動は、キャブをやる前からいい感じでしたが、
更に良くなった様な気がします。
これなら、30~40年ぶりにバイクに乗るオーナーさんでも大丈夫でしょう。
(引き渡す時に、レクチャーは一応しますけどね)

店の周りをチョロッと走ってみても大丈夫。
1km程の試乗もOK。
・・・イケルかな?
丁度ガソリンも底を尽いてしまいましたし、
ガソリンを入れる用事がてら、中距離の試乗をしてきましょう。

直行すると大した距離にならないので、
少し遠回りをしてガソリンスタンドに到着。
エンジンを止めて給油。
エンジン再スタート・・・・







ハァハァハァ・・・・・エンジンがかかりません。。。。


この作業をやっていたのは9月上旬、
だいぶ涼しくなって来たとはいえ、
天気のいい日中にはまだまだそれなりの気温になります。
そんな中・・・ガソリンスタンドの隅で何度もキックを繰り返す、、、、
しかも汗だくで、、、、そんな無様な姿を丁度通りがかったお客様に見られてしまいました。
もしこの記事を見てくれていたら・・・その節は付き合わせてしまってスミマセンでした!

試乗に出る際は、多少の工具と予備のプラグ位は持って出るのですが、
どうやら今回はその程度では回復しないようで、
原因の究明は店に戻ってからにします。
そう、店まで押して帰ります!!
幸いにも、距離は2km程、勾配も若干の上りでしかありません。
楽勝、、、とはいきませんが、これ位の事態は想定内。
常々覚悟はしていますので問題無し。

汗を垂らしながら店に帰り着いた頃、
キックをしてみると簡単にエンジンがかかりました。
はは~ん、、、原因が解りました。
十中八九、
ajs 48
タペットクリアランスですね。
今はエンジンが暖かいですし、ワタシの体力も無くなっているので、作業は明日にしましょう。


一夜明けて、
ajs 49
タペットクリアランスを確認。
・・・・全然クリアランスが有りませんね。
少ないとかではなく、クリアランスがゼロでした。
誰やねん!コレを整備した奴は!!

コレを修理した後は快調快調。
ajs 50
ajs 51
納車もスムーズに済み、
本当に飛び込み修理でしたが、無事に終わってよかった。
あとは、オーナーさんが頑張って乗ってくれればいいんですがね~

モトグッチ アイローネ 2台目 其の壱拾八

ついでなので、他のガスケットも作っちゃいましょう。
ai 104
まだ全部ではありませんが、
腰下はこれで組めるはずです。
一気に作れない事も無いんですけど、
意外と作るのシンドイんですよね。
集中力が続かないので、腰上はまた後で・・・

さぁ、本題。
クランクケースをちょっと調べた結果、
あの圧力抜きの為の穴、塞いでしまっても支障無さそうなんです。
上方にも圧抜きの穴が有って、チョイとイジればそこから圧抜きが出来る事が判明。
チェーンへの給油なんて、自分でやればいいだけの話ですし、
・・・・塞いじゃえ!!

っと思ったんですが、知り合いの業者さんに相談したところ、
安易に塞いでしまうより、元に戻せるようにネジを切ったら?
との助言を頂きました。
なるほど、それは理に適っています。
そうしましょう。



っと言う事で、問題の穴にネジを切ります。
ai 109
決して簡単に考えていた訳ではないんですが、
角度が付いている穴なので、ネジ切りが難しい。
ai 110
この角度でいいのだろうか???
いやいや、迷ったら失敗しそうです。
思い切り良く、、、かつ慎重にいきましょう。



ちょっと穴の角度とはズレてしまいましたが、
ねじ山は切る事が出来ました。
あとはココにボルトをねじ込めばOK。

六角頭のボルトだと、チェーンに干渉してしまうかもしれませんので、
今回使うボルトはコレ。
ai 111
通称イモネジ。
これならボルトの頭が干渉する事はありません。
ai 112
それと、今は保険をかけて・・・このイモネジには小さな穴を貫通させておきます。
これでオイルが漏れてこなければ、ネジロックを付けてこのまま穴開きのボルトを使います。
漏れてくる場合は、穴の開いていないボルトに交換して、
この穴を完全に塞いでしまい、
クラッチケース上方の穴から圧力を抜く様に細工をします。

もうこうなると賭けですね。
トライ&エラー

名門 AJS 飛び込み修理 其の七

とりあえずキャブの掃除をしてしまいましょう。
ajs 41
見た感じそんなに異常はありません。
やはり、不調の原因はキャブの取り付け不良にあるようですね。
ですが、ここは気を抜かず、
しっかりと洗浄してキャブの心配を無くします。
問題になるものではないと思いますが、
ajs 42
フロート室の汚れを落して、
ajs 43
各穴、ジェット類もしっかりと通します。
これでキャブ自体はOKなハズ。

後回しにしていた問題を解決しましょう。
まずは使い物にならないスタッドを抜いて、
大量の中古ネジ在庫から、同じ物が有る事を祈って探すしか有りません。





も~探した探した。

結局スタッドはありませんでしたので、通常のボルトを使う事にします。
ただ、それでも同じピッチのボルトは見つからず、
微妙にピッチの違うボルトしか見つけられません。



も~諦めた。
これ以上探しても時間の無駄。


ちょっと危険かもしれませんが、コレしか手が有りません。
手持ちのタップに見つけたボルトとピッタリ合う物が有りまして、
ajs 44
こいつで少々修正を加え、これで見つけたボルトが使えます。
修正後にボルトをねじ込んでみると、思っていたほどガタが有りません。
これなら十分に使用に耐えます。
イケル!!

でも、もう一つ課題が。
スタッドをボルトに変えた弊害
ajs 45
ボルトの頭が引っかかって取り付け出来ません。
対処法は一つ、
ボルトを斜めに差し込めるようにすればいいんです。
ヤスリでボルト穴を斜めに削ります。
ajs 46
これで問題クリア。

ガスケットを切り出して、液体がスケットを塗って取り付け。
ajs 47
コレで完璧!!

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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