2013-03

狭間の CL125 其の七

困りました。
余計な事をしていないで、ここを先に診ておかなければいけませんでした。
重症でない事を祈ります・・・

まずは、配線を確認。
メインハーネスはオリジナルのようですから、
配線が古くなって、抵抗にはなっていると思うんですが、
全く充電しないほどではないでしょう。

でも、接続部分が甘かったり、
一部だけ配線が腐っていたり、そんな事は日常茶飯です。
見える範囲だけでも確認します。
そうそう、ヒューズも付いていなかったので、ここで追加しておきます。
ブレードの方が後々楽ではあるんですが、
バッテリーケースに菅ヒューズのホルダーをクランプする部分が付いていたので、
収まりもいいですし、今回は菅ヒューズにしました。

で、目指点検、ギボシの接続が甘くないか?
チェックしましたが大丈夫そうです。

では、エンジンから電圧が上がってきているのか確認します。



ウンウン、電圧は17V位上がってますから、問題無いでしょう。
って事は、原因は十中八九コレでしょう。
レクチフャイア
以前も使いましたが、某H社の6Vレクチを使ってみましょう。
IMG_9222cl.jpg
これで解決、楽勝でしたね。
元々のギボシを新しく付け替えて、電圧を測定してみます。
ん?・・・・上がりません。
なんで?!

接続を間違えましたかねぇ?
いや、やっぱり配線か?
チックショ~~~~面倒な事になりそうです。






手間どりました・・・・一番の敗因は新品のレクチがパンクしていた事。
『以前新品で取り寄せたモノだから大丈夫』って思っていたのが間違いでした。
部品は疑ってかかるのが英車の基本。
多少は英車をイジる身として、うっかりしていました。
国産部品を扱う時も気を張っていないとね。

そしてもう一つ、しっかりとエンジンから電圧が上がっていなかったって事ですね。
全然ダメって事はなかったんですが、正規のルートでは電圧が上がらなかったので、
少々配線を組み替えて、充電するようにしました。
IMG_9228cl.jpg
バッテリー電圧がここまで上がれば問題無いでしょう。

この充電騒動で、一つ気になる事が見つかりました。
何度も何度もエンジンをかけたり切ったりを繰り返していると、
マフラーから水が垂れてくるんです。
初めは、まぁそんな事は良く有る事って思っていたんですが、
チョット量が多い・・・・・

しばらく外でエンジンをかけっぱなしにして、
溜まっている水を出してしまいましょう。
IMG_9229cl.jpg
構造的に水が溜まり易いのでしょうか?
以前委託で入って来たCLも、サイレンサーの底が腐り落ちていましたね。
IMG_9230cl.jpg IMG_9231cl.jpg
結構出てきますね。
10分ほどエンジンをかけたままにしておいたんですが、
IMG_9232cl.jpg
地面にこの位染みが出来ましたが、依然出続けています。
ひょっとしてこれは、、、、燃焼が理想的って事?
溜まっているんじゃなくて、生成しているんでしょうか?
いつまでやっていてもキリが無いので、
実際に走行してみてから判断しましょう。
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今回は重症? モデルG 其の六

う~ん、どうしましょうかねぇ~。
シリンダーとヘッドの色塗りなんですけどね、
前回も書きましたが、現状ボロボロではないんですよ。
IMG_8991.jpg
遠目で見ると結構綺麗でしょ、
よく見ると錆びていたり、塗装が剥がれたりしているんですが、
よく見ないと解らない・・・・
じゃぁ・・・・塗装はやらなくてもいいかなぁ~
ってトコで悩んでるんです。

実際、塗装をやろうとすれば、
1、元の塗装を剥す。
2、マスキング。
3、サンドブラストで錆落とし&足付け。
4、ラッカーではない高いシンナーで脱脂。
5、塗装。

っと、書けば簡単ですが、実際の作業となると面倒な事この上ない・・・・・。
やらないで済むのであれば、リスクも考えてやらない方がいい。

でもなぁ・・・・折角オーナーさんが大金を使って修理をしてくれるんですから・・・・
パッと見気付かなかったとしても、そういう所に気を使うのが日本人。
例えそれが1円にもならないとしても・・・・・・・

趣味でやっていれば間違い無くやりますけどね。
一応これでも商売でやっていますので、
「ゼニにならん仕事はやらん!」が正解。
葛藤の末、

IMG_9008.jpg
やっちゃいました、再塗装。
やっぱり、あまりキレイになった感がありませんね。
いいんです。
自分が日本人だって事のプライドですよ。
嫁さんには鼻で笑われますが、日本男児には伝わるハズ!!


話は変りますが、今回クラッチも張り替えに出す事になりましたので、
その準備をします。
いつも通り「目黒ライニング」さんにお願いするんですが、
その前に、
IMG_8864g.jpg
このスチールプレートの修正をします。
ヤスリで一個一個修正してから送ります。

そんなこんなで、部品と作業の上がり待ち、
クラッチは1~2週間で上がってきまして、
部品も数週間で届きました。
来たピストンがこれ、
IMG_9012.jpg
やっぱりインドエンフィールドのピストンみたいです。
IMG_9013.jpg
加工跡が荒い事、
内燃機屋さんに送る前に、リューターでバリを取り除いたり、
下処理をしてから送ります。

また加工待ち。

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狭間の CL125 其の六

まだ予算に余裕がありますので、
他にもまだやります。

旧車ならばココはおさえておきましょう。
ポイントを点検します。
IMG_9223cl.jpg
点火時期は合っていたんですが、
ポイントに火花が飛んでいましたので、
いつも通りポイント面の研磨をします。
IMG_9224cl.jpg
IMG_9225cl.jpg
面研が終わったら、
稼働部分にグリスアップ。
噛み合わせの調整をして、
ポイントギャップ、点火時期の調整。
これでポイント関係はバッチリ!

あとね、ここ!
気になっていたんですよ。
IMG_9226cl.jpg
タペットカバー、
全体的にエンジンは綺麗なんですが、
このタペットカバーだけ・・・・・
IMG_9227cl.jpg
オイル漏れ対策なんでしょうけど、何かでガチガチに固めてあるんです。
おかげで、取り外すのに相当力が要りました。
ここのOリングを注文したところ、幸いにもまだ部品が出るようなので、
この妙なコーティングをスクレッパーで削り取り、
部品が来たらすぐに取り付け出来るようにしておきます。

そういえば、6Vバッテリーを取り付けたのはいいんですが、
充電電圧を確認していませんでした。
何となく大丈夫な気はするんですけど、




上がりません。

エンジン回転を上げても、消費するばかりで一向に充電しません。
これは予想外の展開。

予算・・・・・オーバーしそうです。

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今回は重症? モデルG 其の伍

OKです。
オーナーさんには許可をもらいましたので、
出来るだけSTDに近いピストンを入手して、
シリンダーライナーを作製してもらいましょう。

では、張り付いたガスケットを剥がしておきましょう。
????????
改めてよく見てみると、謎の穴が・・・・・
IMG_8857g.jpg
ケースとシリンダーの合せ面のトコロなんですが、
この穴が何処に通じているのかというと、
IMG_8858g.jpg
シリンダー壁に開いたこの穴に繋がっています。
コレは何の為の穴でしょうか?
予想は付くんですが・・・・この時代にこんなモノが有ったんですね。

シリンダーブロックを見てみましょう。
IMG_8859g.jpg
ココですね、ココからシリンダーの穴に通じると。
まずはガスケットを剥がしましょう。
IMG_8861g.jpg IMG_8860g.jpg
ほうほう、成る程、こうなっているんですね。



ちゃんと確証を得た訳ではないんですが、おそらくこういう機構でしょう。
単純に言うと、オイルでピストン裏を冷却、および、
コンロッド小端部、シリンダー壁を潤滑する為のオイルの噴出孔でしょう。

こんなモノがこの時代に有ったとはねぇ~
加工技術としても高度な部類に入ると思うんですが、
この機構を考え出したのもスゴイですよね。

同時代のトライアンフやBSAでは見た事無いですね。
ワタシが知らないだけで有るのかもしれませんけど。
兎に角、ロイヤルエンフィールドの意気込みを感じます。

後に、ホンダがコンロッドからオイルをピストン裏に噴出させる機構を造りましたが、
市販品に採用したのは90年代じゃなかったですかねぇ~。
間違っていたらゴメンナサイ。

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狭間の CL125 其の伍

一応、オーナーさんから依頼されていた事は終わりました。
終了の連絡をしてみると、何と追加予算を頂きまして、
その他悪いところを予算内で直してくれ、との事。
いいですね。
では遠慮無く、予算一杯までやらせて頂きましょう。

まずはリヤブレーキシューを張り替えに出します。
ついでに、ちょっと怪しかったホイールベアリングとオイルシールを注文。

で、オイル交換をした時にエンジンをかけたんですが、
始動性はイイんです。
でも、そんなに調子がイイ感じではないんですよね。
エンジン自体は大丈夫だと思うんですが、キャブかな?
って事で、ちょいと調べます。

おかしな所はスグに見つかりました。
IMG_9212cl.jpg IMG_9214cl.jpg
コレが左のキャブ、   コッチが右のキャブ。
どちらもアイドルアジャストスクリューをイッパイまで締め込んだ状態。
おかしいでしょ?
左のスクリューが締め込めないんです。
ちょっと不穏な空気を感じますよ。

スクリューを交換してみても、やっぱり左は締め込めません。
っという事は、本体に異常が有るという事ですね。
あまり取り外したくないんですが、(きっとインマニのOリングを交換しないといけないので・・・)
まぁ、やるしかありません。
IMG_9215cl.jpg
おそらく、ネジ穴が荒れているんでしょう。
タップを立ててあげれば正常になるハズ。
まずはネジ穴の中に入っているスプリングを取り出しましょう。
ん?・・・・あれ??
出て来ませんね。
穴をペンライトで照らしてみると・・・・ああ・・・・そういう事・・・・
仕方有りません、スプリングは壊すつもりで引き抜きます。
もうこのスプリングは使い物になりませんが、ウチには予備があるので大丈夫。

しかし、このネジ穴、修正出来るんでしょうか?
どうなっていたのかというと・・・
IMG_9218cl.jpg
解ります?
ココからはワタシの予想ですが、多分アタリでしょう。
画像中央に凹みが見えると思うんですが、
おそらく、ドリルかタップでド突いた痕です。
これが内側まで影響を及ぼしていて、
外側が凹んだ分、内側に出っ張ってしまったんです。
これがスクリューが締め込めない原因でした。

では、なんでそんな事をしたのか?
反対側のキャブを見ると、
IMG_9221cl.jpg
インマニとキャブを繋げているボルト穴が貫通していません。
左は?
IMG_9220cl.jpg
貫通しています。
コレで解ると思います。
左はネジ穴をナメてしまったんでしょう。
そこでドリルで穴を貫通させ、タップでネジ穴を切り直したと・・・・・

これはヘタな事をしない方がいいかな?
辛うじて使用範囲に影響は無いので、折角取り外しましたがノータッチでいきましょう。

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今回は重症? モデルG 其の四

内燃機屋さんに失礼が無いよう、
送るエンジンの汚れを出来るだけ落としておきます。
まずは燃焼室内のカーボン、
IMG_8853g.jpg
バルブも出来るだけ磨いておきます。
IMG_8854g.jpg
カーボンを大体落としたら、灯油でザッと洗い、
塗装をどうしましょうかねぇ。
折角ですからやり直した方がいいんでしょうが、面倒と言えば面倒で・・・・
もう、塗装が剥がれて錆びていて、見た目が悪いって言うんなら迷い無くやるんですが、
そうでもないんですよ。
・・・・・・・・まぁ、部品が揃うまで送れませんので、その間に考えておきましょう。

そう、部品が問題ですよね。
英車にとっては、そんなに部品に苦労する年式ではないんですが、
流石にマイナー車両だった場合は危険信号です。
いつもお世話になっている部品屋さんに頼んでしまうんですが、
まずはパーツリストを取り寄せてもらい、それを元に部品を発注します。
大体1ヶ月位かかりますかね。

自分で全部やれば、手間賃もかかりませんし、時間も短縮出来るとは思うんですが、
慣れないと手間ですし、いらんトラブルを起こしてしまうかもしれませんからね、
諸々考えれば、任せてしまった方がメリットは大きいんですよ。
なので、これからも宜しくお願いします「Cafe British Bike」さん。

そんな部品のピストンですが、
軽く洗って、カーボンを落として見たんですけど、
IMG_8855g.jpg
刻印が薄れてしまっていますが、
IMG_8856g.jpg
これは0.3オーバーサイズですかね?
結構大きいピストン入れてますね。
っと言う事は、
IMG_8863g.jpg
シリンダーライナーが薄いですねぇ~
一部スカート部分が割れている所も有ります。

これでは、これ以上のオーバーサイズピストンは危険かもしれません。
イタイなぁ~ライナーの作製になると、金額が大きく変わってきます。
一応オーナーさんに確認を取っておきましょう。

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狭間の CL125 其の四

タイヤが届きました。
実は、始めIRCのタイヤをチョイスしたんです。
『CB125純正装着品』って書いてあったので。
ところが、既に生産終了という事で、仕方なくダンロップのK527にしました。
タイヤサイズがサイズなので、そんなに種類は選べないんですよ。
まぁ、そんなにコダワリが有る訳ではないのでいいんですけどね。

さぁ、タイヤ交換なんてさっさと済ませてしまいましょう。
錆止めを塗る時間を含めても、そんなに時間はかからないはずです。
今回大して書く事無いなぁ~

まずはフロントから、
車体からホイールを外し、
古いタイヤを外します。
IMG_9204cl.jpg
うっわぁ~~~~最悪です。
以前も有りましたが、リムバンドの代わりにガムテープ!!!
これ、本っ当に取り除くの苦労するんですよ。
絶対にキレイには剥がれませんからね。
放置したいところですが、そういう訳にもいきません。
1時間チョイかけて剥がしましたよ。
IMG_9206cl.jpg
頑張ったでしょ?
でも、後輪も有るんですよねぇ~
ハァ~




取り敢えず前輪を終わらせてしまいましょう。

錆止めを塗って、今回はちゃんとリムバンドを装着。
IMG_9207cl.jpg
いつもはスグに乾く錆止め塗装も、12月に作業したので全然乾かない。
いつもより何倍も時間が掛かって前輪終了。
ちょっと手間がかかってしまったので、
いつもやるブレーキの清掃、グリスUPも今回は止め。
予算が決まっていますので無理。
いくらウチでも、出来る事と出来ない事があります。
まぁ、動きに不具合は有りませんので大丈夫でしょう。

前輪を取り付けて回転させてみると、
「キコッキコッキコッ・・・・」
あら、やっぱり消えなかった。
作業前から気付いていたんですが、前輪から妙な音がするんですよ。
発生源を特定しましょう。
何やかんやと検証した結果、
IMG_9205cl.jpg
メーターワイヤーを外すと音が止まります。
って事は、メーター本体か、メーターワイヤーからって事で、
予算の都合上、今回はこれもパス。

リヤに取り掛かります。
やっぱり後ろもガムテープでした!!!
また1時間程かけて剥がしましたよ。
リヤはブレーキシューが・・・
IMG_9210cl.jpg
もう限界近いかな?
う~ん、オーナーさんと後で相談しましょう。

ちょっと気付いたんですが、
このリヤスプロケット、純正ではないですよね。
IMG_9208cl.jpg
IMG_9209cl.jpg
他の車種の物を加工して取り付けた感じです。
って事は、部品出ないんですかねぇ。

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今回は重症? モデルG 其の参

今回は中々手古摺りますねぇ~
潤滑剤漬けにして一晩。
これだけではまだ足りません。
仕方無い、ちょっとトーチでシリンダーを暖めながら、
ピストンを上から叩きましょう。
あまり変な力を加えたくないんですが、あとピストン一個分、
これがどうやってもビクともしないんです。
IMG_8845g.jpg
木片で重いシリンダーを支えておきながら、
ピストンをトントン叩きます。



もうね、苦労しましたの一言です。
IMG_8846g.jpgIMG_8847g.jpg
やっと、、、やっと外れましたよ。。。。
これは特別料金を貰わないといけないレベルですよ。

しかし、このピストン。
IMG_8848g.jpg
インド産エンフィールドのピストンじゃないでしょうか?
この熱膨張を逃がす為のスリットに見覚えがあるんですよね。
それとも、当時からこんなピストンを使っていたんでしょうか?

心配していたクランクなんですが、
不幸中の幸い、回転させてみたところ問題は無さそうです。
ガタも有りませんし、厳密には分解しないと解りませんが、
多分イケるでしょう。

やっぱり原因は水の侵入による錆び付き、でしたね。
IMG_8849g.jpg
燃焼室もこんな状態ですし、あのピストンの固着ですから。
さてさて、少なくともピストンは使い物になりませんので、
部品を探さないといけません。
ヘッドもこれじゃ使えませんから、内燃機屋さんに出してオーバーホールしてもらいましょう。
その為の準備です。
IMG_8851g.jpg
洗ってキレイにするのはもちろん、スタッドを抜いておきましょう。
ダブルナットで外すしかないんですが、
何と、、、、、ほとんど手で緩みました。
IMG_8852g.jpg
残り一本もダブルナットで簡単に緩みましたし、
インド産のエンフィールドもここはよく緩んだんですが、
やはり本家も緩むようですね。

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狭間の CL125 其の参

チョットだけ気になったので、
IMG_9194cl.jpg
この社外品のレクチ、取り付けがイマイチです。
機能に障害が出るという訳ではないのですが、
IMG_9195cl.jpg
フェンダーと干渉していますので、
このままではあまり良くないですよね。
チョイト切り詰めましょう。
取り外してみると、
IMG_9199cl.jpg
手抜きなアースのとり方です。
ちゃんと端子を使いましょうよ。
IMG_9200cl.jpg
大してお金にはなりませんが、一応処置をしてバッチリOK。

オイルも交換してしまいましょう。
ついでにオイルフィルターの清掃も。
ドレンボルトからオイルを抜いて、
右ケースカバーに付いているオイルフィルター用のフタを開けます。
IMG_9201cl.jpg
これが取り出したオイルフィルター。
中を開けて、
IMG_9202cl.jpg
溜まった汚れを取り除きます。
IMG_9203cl.jpg
ここら辺のOリングも交換したかったんですが、
頼んだ時にはメーカー欠品でしたので、今回は使い回しさせてもらいます。

これでタイヤの到着待ちです。

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今回は重症? モデルG 其の弐

クラッチを切り離してエンジン単体にしてみても、
クランクは回りませんでした。

・・・・・もう、ここまで来ると最悪の事態になっていない事を祈るのみです。
エンジン本体を分解していきましょうかね。

そうそう、クラッチの方はオーナーさんの許可も出ましたので、
張り替えに出す事になりました。
いつもお世話になっている「目黒ライニング」さんにお願いします。


まずはヘッドですね。
ここで考えられるのは、ロッカーアームが焼き付いたとか、
プッシュロッドが変な風に曲がってしまったか、
タンクを外してしまえば確認するのは簡単です。



どうだ!!
IMG_8838g.jpg
以前入庫して頂いた時に、ココはちゃんとオイルが来ている事を確認していますので、
クランクが回らない位に焼き付く事はなかなか考えられないのですが、
IMG_8840g.jpg
うん、やっぱり綺麗なものです。
プッシュロッドも曲がってはいません。

これはいよいよ・・・・・あるかもしれませんよ。

では、ヘッドを外しましょうかね。
まずはキャブを外しまして・・・おお!!キタね。
キャブのガソリンを抜いてみると、
IMG_8841g.jpg
ガソリンと分離しているモノがありますねぇ。
そう、水です。
あ~あ・・・・・やっちゃったね、オーナーさん。
やはり屋外に駐車していたのが良くなかったみたいです。

ヘッド・・・オープン
IMG_8842g.jpg
ほうほう、まぁ見た感じはそれ程酷い事にはなっていません。
シリンダーを外しますかね。
あれ?ちょっとクランクが回るようになりましたね。
でもまだ全然、クランク角度にして20度~30度位。

プラハンで叩きながらシリンダーを外していきます。
IMG_8843g.jpg
やっぱりなかなか外れませんね。
普通の場合、外れないとは言っても、ケースからシリンダーが少しでも離れれば、
そのままスッと外れるものですが、
この場合、ケースからシリンダーが離れても、そこからが全く外れません。





ダメですね。
30分ほど頑張ってみたんですが抜けません。
ちょっと潤滑剤を投入してみましょう。
IMG_8844g.jpg
普段なら安い潤滑剤を投入するんですが、
ちょっと症状が重いので、ここは奮発してワコーズのラスペネをたっぷり投入。
しばらく放置して浸透させましょう。

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本日の「多摩クラ」 ちょい報告

いやぁ~~参った!!
今回の「多摩クラ」行ったのはいいんですが、花粉がヒドイのなんのって・・・
風が強かった影響もあって、風景が霞んで見える程でした。
参加された方々も結構シンドイ思いをしたのではないでしょうか?

でも、珍しい車両も見れましたので、行った甲斐はありましたね。
ちょっとだけご紹介しましょう。
まずは、

YDS3C
IMG_9483.jpgIMG_9486.jpg
IMG_9484.jpgIMG_9485.jpg
マフラーのエンドパイプが面白いカタチです。
YDS3はそこそこ見ますが、この"C"はなかなか見れませんよ。

続いて、
元はおそらくCB72
IMG_9487.jpgIMG_9488.jpg
IMG_9489.jpgIMG_9490.jpg
乾式クラッチに、ダブルパネルのフロントドラム。
オリジナル?のリヤケース、フレームにもアチコチ手が入ってます。
一言、すげ~~~~!!!

ワタシ的にツボだったのがこれ、
シルバーピジョンのピーター
IMG_9493.jpg
IMG_9494.jpg
IMG_9492.jpg
この塗装の剥し具合がメッチャ好み!

最後に見たのがこの車両、
インド産ロイヤルエンフィールド?
IMG_9496.jpgIMG_9495.jpg
IMG_9497.jpgIMG_9498.jpg
ディーゼルっすよ、お客さん!!
インド産はロビンエンジンなんて載っていないでしょうから、
多分載せ換えしはったんかな?

オマケに・・・・って言ったら失礼ですね。
「多摩クラ」の新しいステッカーが出来上がったようです。
一枚 \200 にて、会長さんが販売してました。
IMG_9511.jpg
欲しい方は、会長さんに問い合わせてみてください。

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狭間の CL125 其の弐

何だか嫌な空気が漂って来ました。
60年代の小排気量車で、12Vは・・・・・
いや、でも、ハイテク好きのホンダならば、可能性は・・・・・


そんな事を考えつつ、他の電球を調べてみます。
IMG_9190cl.jpg
結果、テール球が12Vで、その他は全部6V球でした。
・・・・・・・・一応、他の電装品も確認してみましょう。

面倒ですが、シートとタンクを外し、
ウィンカーリレー、
IMG_9185cl.jpg
6V

イグニッションコイル、
IMG_9188cl.jpg
6V

もう結果は解りきっていますが、一応確認。
IMG_9189cl.jpg
バッテリーの充電電圧を計ってみます。
ひょっとしたら、エンジンだけは12V仕様に変更されているかもしれません。



やっぱり6Vですね。

問題解決しました。
バッテリーを6Vの新品に交換して解決です。
現オーナーさんは、手に入れてから日が浅いようなので、
前オーナーさんがやったんでしょうか?
他の電装品は、スグに代用品を用意出来ますが、
イグニッションコイルは無事であって欲しいですね。
とりあえずはエンジンもかかるので、大丈夫だとは思うんですけどね。


タイヤが来るまでまだ時間が有ります。
プラグを確認してみましょう。
IMG_9191cl.jpg
なんやコレ?
ベッタベタやないですか。
よくこれでエンジンかかってましたね・・・
これはもう交換でしょう。
しかし、こんな状態になるなんて、何処かがおかしいんでしょうね。
結構調子良さそうにエンジンかかっていたんですけどね?

ん?
フッとエキパイに目が止まりました。
IMG_9192cl.jpg
エキパイがクロスしている部分。
IMG_9193cl.jpg
凹んでる。
コレって元々?

一見キレイに見えても、アラを探せばいくらでも出て来る。
それが旧車の魅力でもあります。
でも、予算の都合上、コレは目をつぶりましょう。

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今回は重症? モデルG 其の壱

再入院のロイヤルエンフィールド モデルGです。
今回は何と、キックが降りなくなったそうです。
う~ん、大事にならなければいいんですけどね。
IMG_8776g.jpg

引き上げに伺う前から、TELで状況は聞いていたんですが、
英車ではキックギヤが噛み込んでしまう事が偶に有るので、
それではないかと思い、
「ギヤを入れて、車体をガコガコ前後に動かしてみて」
とはアドバイスしておいたんですが、
どうやらそれをやってもダメだったみたいです。

実はこのオーナーさん、寮の駐輪場にバイクを5台停めていて、
流石にそれは・・・・って事で、屋根付きの駐輪場を追い出されてしまったみたいなんです。
まぁ・・・・・仕方ないかな・・・・とは思いますが、
英車やイタリアンを、バイクカバーだけで外に停めておくのは・・・良くないですね。
ちょっとヤバイ予感。

まずは、現状確認。
確かに、ギヤ入れてガコガコやっても、全然キックは降りる気配もありません。
クラッチレバーを握ってキックをしてみました。
スッと、難無くキックが降りました・・・・・・・・・・・・・・
IMG_8777g.jpg
って事はですよ、、、ギヤBOXのトラブルではありません。
多分、エンジン本体に何かトラブルを抱えている可能性が高いです。
走っていて特に異常は無かったようなので、
コレはいよいよ、、、可能性が出てきましたよ。

簡単に点検出来る所から潰していきましょう。
プライマリを開けてみます。
IMG_8826g.jpg
チェーンが切れている等の、パッと見のトラブルは無さそう。
十中八九ココは問題無いとは思いますが、
念の為と、折角なのでクラッチの点検も兼ねて、分解していきます。
IMG_8828g.jpg
出ました。
英車ではお馴染み、無理な取り付け。
IMG_8829g.jpg
解ります?
クラッチのセンターナット、
これ、、、、もうちょっとナットの頭が出てないと、
外すにも取り付けるにも、ソケットの引っかかりが浅過ぎて危険です。

やりたくないなぁ~
でも、コレを外さないと先には進めませんから、
仕方無い、やりましょう。
ソケットを押し付けるようにして・・・・インパクトレンチの最弱の強さで・・・・・
パキュン・・・パキュン・・・
おお、良かった、無事に取り外し出来ました。ふぅ~~~~。

このクラッチハウジング面白いですね。
IMG_8832g.jpg IMG_8834g.jpg
ベアリング内蔵です。
結構ココにゴミが溜まってますね。
でも、コレがキックが降りなかった原因では無いでしょう。
この際ですからちょっと掃除しておきましょう。
それと、クラッチ板ですが、
IMG_8835g.jpg
まだ使えない事はないんですが、摩擦材の状態が良くありません。
IMG_8837g.jpg
触るとボロボロ崩れる感じ。
ちょっとオーナーさんと相談して、
クラッチの張り替えも検討してもらいましょう。

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狭間の CL125 其の壱

去年のクリスマスに引き上げて来ました、
CL125です。

IMG_9179cl.jpg
偶然にも、同時期に委託販売のCL125も有りましたが、
そっちは初期型、これは中期でしょうか?
初期型と後期型の狭間の年式だと思うんですが、
よく解らないのが正直なところなんです。
某出版社から出されている「モーターサイクル史」に載ってないんですよ。
後期になると直立エンジンになりますので、まずそれは違う。
前期はシングルキャブのセンターカムチェーンですから、これも違う。

この車両は、前傾エンジン、
サイドカムチェーン、
IMG_9181cl.jpg
ツインキャブ、
IMG_9180cl.jpg

まぁ、手に入れたパーツリストに、『発行日 昭和42年6月』と書いてありましたので、
「モーターサイクル史」には載っていませんが、そうなんでしょう。

とりあえず、オーナーさんの要望としては、
前後のタイヤ交換、ヘッドライトが灯かないので、その原因究明。
エンジンオイルの交換。
その先は予算と相談って事ですので、
まずはそこまでやってしまいましょう。

早々にタイヤを注文。
オーナーさんの所でエンジンがかかる事は確認済みですが、
その際に気になった事、
キックがちゃんとハマッてないんです。
キックアームを外して、
IMG_9182cl.jpg
スプラインを確認してみると、
IMG_9183cl.jpg
やっぱりね、半分ツブレています。
変な取り付けしないで下さいよ~。
ちゃんと取り付け出来るかちょっと心配しましたが、
なんとか正常に取り付け成功。

ヘッドライトが灯かない原因を探ります。
まず疑うのは球切れですよね。
案の定切れていました。
よかった、只の球切れですね。
交換して、またすぐ切れるようでなければ、とりあえずOKでしょう。

ここで、ムシの知らせとでも言うんでしょうか?
バッテリーを見てみると、
IMG_9184cl.jpg
え!?・・・・12V!?!?!?!?

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カワサキカラー B1 其の参

キタ!!!
充電電圧上がって来ましたよ。
よかった、よかった。
意外と簡単に済みそうです。
只、まだ少し電圧が正常値より低いですね。
これ位なら、レギュレータを調整して合わせましょうかね。

IMG_9115b1.jpg
配線も固くなっているので、取り出すのに一苦労しましたが、
コレがレギュレータです。
この黒いフタを開ければ調整出来るようになっています。
アナログは便利ですねぇ~
ICレギュレータではどうしようもありませんからね。
アナログ万歳!

ん?
こ・・・これは!!
IMG_9116b1.jpg
フタがリベットで封印してあります。
しかも、、、三菱の刻印入り!


・・
・・・出来ればコレはそのまま残したいですね。

っという事で、レギュレータは最終手段として、
ダイナモをもう少し丁寧に掃除してみましょう。
IMG_9117b1.jpg
まず、基本ではありますが、
IMG_9118b1.jpg
コンミュテータをしっかりとさせます。
今は溝にゴミが溜まってしまって、接点と溝の境が無くなってしまっています。
これを、一つ一つ丁寧に溝のゴミを取り除きます。
IMG_9119.jpg IMG_9123.jpg

あともう一箇所、
ブラシホルダーの清掃。
今の所ちゃんと接地はしているんですが、
ココにもゴミが溜まっていて、ブラシを外す時も少々外し難かったんです。
このままでは接地できなくなるのも時間の問題でしょう。
パーツクリーナーとブラシでキレイにします。

さぁ、これでどうでしょう?
エンジンを始動して充電電圧を計測・・・・・合格です!

一応、これで指定の作業は終わったんですが、
ポイントから火花がバチバチ飛んでいるのを目撃してしまいましたので、
ココも処置しておきましょう。
IMG_9124.jpg
いつも通り、磨いて脱脂、給脂、調整。
IMG_9126.jpg
バッチリ。

恒例の試乗途中の写真を撮り忘れちゃったんですが、
やっぱりイイですね、このバイク。
スゴク乗り易い。
音も気持ちよくて、よく走ります。
この年代に興味の無い人にとっては、「ダサいオジサンバイク」だとは思いますが、
125ccにしては小柄ですし、一応オートルーブなので、
混合ガソリンを作る手間も有りません。
この年代の入門用に、オススメです。

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カワサキカラー B1 其の弐

あ、そうそう。
書き忘れていました。
このB1、キャブを外す時は気を付けて下さい。
IMG_9105b1.jpg
ミッションオイルが結構漏れ出てしまいます。
IMG_9109b1.jpg

センタースタンドではなくて、サイドスタンドで作業するようにして下さい。
サイドで作業すれば、向こう側に傾きますから、オイルの流出は最小限に抑えられるハズです。
数年前にやったB1でも、同じミスをしたような・・・・・

ついでなので、オイルポンプの確認をしておこうと思ったんですが、
IMG_9110b1.jpg
このワイヤー・・・・・大丈夫かな?
引っ張って抜けるような事はありませんでしたが、
何て雑な造りをしているんでしょうか、、、
まぁ、、、、バイク屋さんでもなければ、ワイヤーを作ったりはしませんよね。
作り直しはしたいトコロですが、当初の予定以上に費用がかかってしまいましたので、
ここはスルーしておきましょう。

ガソリンタンクはもう少し時間がかかりますので、
先に充電を診てみましょう。
IMG_9111b1.jpg
別タンクにてエンジンをかけ、
ブモモ~ン・・・・
充電電圧を計ってみると、
ん~~~、確かにチョット低いですね~
これ位ならレギュレータを調整してあげればイケルかもしれません。

でも、レギュレータの前にココをチョット。
IMG_9112b1.jpg
ダイナモを点検してみます。
よく有るのは、ブラシのアタリが悪いとかね・・・
IMG_9113b1.jpg
IMG_9114b1.jpg
画像では解り難いかもしれませんが、結構汚れがキツイですね。
ひょっとして・・・・・
試しにエアブローして、飛ばせる汚れだけ飛ばしてしまいましょう。

これでもう一度充電電圧を計ってみます。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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