2012-12

神社仏閣 C72 其の伍

コレは純正なのでしょうか?
それとも、後から変えられたものでしょうか?
有識者の意見を仰ぎたいところですが・・・
IMG_8941c72.jpg
『MIKUNI KOGYO』と刻印があります。
ホンダでミクニを使う事が有ったのでしょうか?
『アマル ミクニ』の時代なら解りませんが、
ホンダは基本『ケイヒン』だと思っていましたが。。。

まぁ、使えれば純正だろうが何だろうが構いはしないんですけどね。
早速取り外して清掃しましょう。
先輩方からは、エアクリーナーとのジョイントゴムが硬化していると、
取り外すのが大変。
と聞いていたんですが、この車両はゴムも柔らかく、
取り外しは何の問題もありませんでした。

フロートチャンバーを開けてみると、
IMG_8897c72.jpg
結構汚れています。
1年ほど前とは言え、これでよくエンジンかかったものです。
部品を外していきましょう。
IMG_8898c72.jpg
まずはフロートを外しましょう。
ピンを抜いてフロートをもった瞬間・・・・・あ~、ダメだ。

フロートがパンクしていますね。
IMG_8899c72.jpg
それも相当量のガソリンが含まれていますよ。
オーバーフローの原因はコイツでしたか・・・・・
IMG_8900c72.jpg
やはり結構な穴が開いています。
反対側はもっと広範囲に穴が開いていました。
IMG_8901c72.jpg
キャブクリーナーでキレイにしてあげると、更に穴は拡大。
半田で埋まるかなぁ~

やるしかありません!
交換出来る部品のアテは有りませんからね。





穴が大きくてちょっと不細工になってしまいましたが、
何とか穴埋めに成功?
最終試験です。
IMG_8902c72.jpg
ガソリンに沈めて一晩。



良かった。
修理成功です。



後日、キャブを良く見てみたら、
IMG_8990c72.jpg
ちゃんと『C72』の刻印が有りましたので、
コレは純正なんですね。
当時は1社だけでは供給が間に合わなかったって話も有りますから、
混在していた時期なんでしょうね。



本年も色々な方に沢山お世話になりました。
来年も何卒宜しくお願い致します。
年始は4日からの営業を予定しています。
皆様良いお年を。
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年式違い? メイハツ125 其の伍

ダメだった~
オイル漏れ直りません!!

IMG_8789mh2.jpg
おかしいなぁ~
ちゃんとやったと思ったんですがねぇ。
何処から漏れているんでしょうか?
きっとOリングの所じゃないですかね。
IMG_8790mh2.jpg
おや?
ココは大丈夫です。
っと言う事は、ミッションカバーのガスケットを失敗しましたか?
・・・・・ソコも大丈夫。
どちらも漏れた形跡が有りません。
????????????????

逆側でしょうか?
フロントのスプロケット部分から漏れているんじゃないでしょうか?
このエンジンって面倒臭いんですよね、スプロケへのアクセスが・・・
まぁ、やるしかありません。
左側のカバーを開けましょう。

IMG_8791mh2.jpg
あれ?
このエンジンってプライマリオイルが必要なの?

構造的にそうですよね、きっと。
ココもオイル漏れするかもしれませんが、
とりあえずギヤオイルの問題を解決しましょう。

IMG_8792mh2.jpg
やっぱりです。
フロントスプロケのメーンシャフトから漏れています。
IMG_8793mh2.jpg IMG_8794mh2.jpg
これって、オイルシール付いて無いですよね?
そりゃー漏れても仕方無い。
オイルレベルゲージのアッパーレベルまで入れてしまうと、
IMG_8796mh2.jpg IMG_8797mh2.jpg
ご覧の様に、、、、、ロアーでギリギリ漏れないかな?
これで一件落着。
何ともまぁ、現行車では考えられない理由でした。

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神社仏閣 C72 其の四

クラッチが無事に終了しましたので、
マフラーを取り付けてオイルを入れ、
店の周りを試乗してみましょう。

エキパイは左右がありますからね、
間違わないように・・・・ん?コレは逆か、
右側の取り付けが終わって、左側に取り掛かったんですが、、、、、
IMG_8893c72.jpgIMG_8894c72.jpg
エキパイがエンジンに当たってしまって、取り付けが出来ません。
右の画像を見るとちゃんと付いているように見えますが、
実は全然取り付け穴が合っていなくて、斜めになっています。
??????????????
?????????????
????????????

ど~やってもコレでは取り付け不可能です。
ひょっとして年式違いで取り付け出来ないとか・・・・
あれ?
そうなると、オーナーさんの所に来た時にはマフラーは取り付けていなかったのでしょうか?
そんな話は聞いていませんでしたが・・・・?

ちょっと電話してオーナーさんに確認してみましょう。

・・
・・・
・・

解決しました。


お騒がせしました!!
ワタシの単純ミスです。

左右のエキパイを間違えていました。

何と言う凡ミス。
始めに取り付け部分の【加減】で付く物が付かなかったので、
すっかり頭の中からエキパイの左右を間違えているという思考が抜け落ちていました。
オーナーさんからの指摘で気付く事が出来ました。
まったく・・・・お恥ずかしい限りです。

さぁ、気を取り直して、オイル注入。
ガソリンを入れて、コックON!
ダバダバダバ・・・・
あらら、キャブからオーバーフローしちゃってます。
オーナーさんからはエンジンはかかったと聞いていたので油断していました。
IMG_8896c72.jpg
やっぱりキャブはやらないとダメですね。

あれ?

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年式違い? メイハツ2号機 其の四

1号の時にチョロッと見ましたが、
ミッション部分は特殊な造りになっていまして、
IMG_8771mh2.jpg
こんな感じ。
なんて言うんですかね?
『別体のミッションを一緒にカバーして、
 無理に一体型にしちゃいました』
って感じのエンジンです。

変な造りではありますが、お陰でエンジンを全部分解しなくても済みそうです。
しかし、何のメリットが有ってこんな造りをしているんでしょうね。
進化の過渡期の産物なのでしょうか?
こういう訳が解らない造りをしているから、50年代以前の車両は面白いですね。
60年代に入ると、もうほぼ普通のバイクになっていて、
「なるほど!」という機構はありますが、
「何で?」っていう機構は少ないですよね。

分解を進めていきます。
ギヤBOXだけですから、そんなに時間はかかりません。
前のオーナーさんもオイル漏れに悩まされていたのか?
液体ガスケットをコテコテに塗ったくっています。
BOXカバーを外してみると、
IMG_8778mh2.jpg
おや?
これは・・・・・
IMG_8779mh2.jpg
ちょっと面倒な事になっていますね。
ギヤBOXのガスケットを交換しようと思っていたんですが、
何と何と、ギヤBOXのガスケットと、左右のケースカバーのガスケットが一体になっています。
・・・・・と言う事は、やっぱり全部分解しないとダメですか?

う~ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・悩みますねぇ。
ちゃんとやるんであれば、やはり全バラするしかありませんが、
全バラするリスクってモノもありますからね。
今の所オイル漏れ以外に不具合が無さそうで、
部品が絶対に無いエンジンを・・・分解してまで完璧を目指すか????


略式でいきましょう。
ギヤBOXの部分だけガスケットをくり抜いて、
IMG_8780mh2.jpg
この部分だけガスケットを新規作成。
IMG_8781mh2.jpg
これだけ旧いと面が歪んでいるかもしれませんので、一応定盤で確認。
IMG_8782mh2.jpg
多少歪んではいましたが、全然問題無いレベル。
相手側も気になるトコロですが、今回はこっちだけ軽く面研して、
組み立て。

これで合せ面からの漏れは無くなるはず。
あとは、ココ。
IMG_8787mh2.jpg IMG_8788mh2.jpg
このシフトシャフトの所からも漏れると思うんですよ。
オイルシールでも入っていれば大丈夫なんでしょうが、
そんな物付いていません。
Oリングが付いているだけ。
これでは完全にオイル漏れを無くすのは無理かも?
まぁ、やれるだけやってみましょう。
カチカチに硬化したOリングを適当なモノに交換。

エンジンを搭載して、液体ガスケットが乾くまで一日待ってからオイル注入します。
IMG_8783mh2.jpg
果たして、オイル漏れは完治するのか?

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神社仏閣 C72 其の参

おかしい・・・・・
クラッチの厚みはコレでOKのハズなんですが???
何故か最後のプレッシャープレートがピタッとハマらない。
プッシュロッド辺りがおかしいと思うんですが、
ナニブン人がバラした物なので、元が解らない。

オーナーさんからパーツリストを借りてはいるんですが、
それだけで全てが解る訳もなく・・・・

何かが違うのか?間違っているのか?
オーナーさんが分解する時に、「スチールボールを無くした」と言っていましたが、
大きさはどの位なのでしょう?
そもそも、本当にスチールボールが有ったのかも怪しい???

う~ん、う~~ん、う~~~ん・・・・・・・・・
色々と試行錯誤の結果、解りました。
原因はレリーズでした。
IMG_8884c72.jpg
初めは、プッシュロッドを押し過ぎなのかと思い、
調整しようと思って取り外したんです。
しかし、調整しても効果無し。
「コレじゃなかったか・・・」
おや?プッシュロッドがハマる穴に何か有るような?
ネジ山が見えるんですが、こんな所にネジなんか使いませんしねぇ。
5mmかな?4mmかな?
IMG_8885c72.jpg
ボルトを突っ込んでネジを締め、引き抜いてみると・・・・
IMG_8886c72.jpg
何や?このナット。



IMG_8889c72.jpg
これで今度こそクラッチ問題は解決。
全く、、、何であんなナットが入っていたんでしょう?
何かの作業時に偶然入ってしまったんでしょうか?
それとも、誰かの嫌がらせ?
(後に、犯人はオーナーさんだった事が判明。
 オーナーさん・・・・・何してくれはりますの!?)


ガスケットを切り出し、
IMG_8890c72.jpg
フタをして、
クラッチワイヤーを繋げてレリーズの調整。
IMG_8888c72.jpg
早いウチにクラッチワイヤーは交換した方がいいですね。
IMG_8887c72.jpg
解り難いですが、既に1本切れていますので、最悪の自体も遅くはないでしょう。
コレはオーナーさんに後で相談です。

IMG_8891c72.jpg
予想以上に手古摺りました。
しかし、これで終りが見えましたね。

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期間限定 委託販売 CL125 初期型

今回も、委託販売の依頼がありましたので、ご興味のある方は見に来て下さい。
因みに、今回は前回までの反省を踏まえ、期間限定とさせて頂きます。
期間は H24年 12月 23日 までです。

IMG_9142.jpg IMG_9143.jpg
              IMG_9144.jpg
IMG_9146.jpg IMG_9147.jpg

なぜ期間限定かといいますと、2年も3年も前の委託車両の事を、
未だに問い合わせがあったりするんです。
その記事を削除すればいいんでしょうけど、
コメントを頂いていたりするので、削除するのはちょっと・・・・・
コメントに「売れました」って書いても、見てくれない方もいますので。
まぁ、それだけ見て頂いているって事なので、ありがたい事ではあるんですけどね。

それと、今月の家賃が払えそうにないので、
早くワタシにもアガリが欲しいって事情も・・・多少は・・・ほんのチョット・・・あります。(マジです)

エンジンはかかりますし、
実際、オーナーさんが自走で来店されましたので、走る事は出来ます。
ですが、それだけです。
安全に、調子良くとは言えません。

IMG_9145.jpg
一番のマイナスはシートですかねぇ。

IMG_9148.jpg
キャブのドレンボルトからのガソリン漏れ。
エンジン(腰下)からのオイル漏れもあります。

IMG_9149.jpg IMG_9151.jpg
一見キレイに見えるマフラーも、そこの部分が穴空いてます。

あと、偶にメインキーの接触不良で走行中に止まります。
シリンダーごと似た物に交換してしまってもいいんですが、
IMG_9153.jpg
ひょっとしてオリジナルキーでしょうか?
少々勿体無いです。
何とか修理して使いたいところ。

などなど、マイナス面はありますが、
中々出てこない初期型のCL125。
後期型の直立エンジンとは趣が異なります。
シートの造りもイイですし、各部の造りが凝ってます。

気になる価格は・・・・・15万としておきましょう。
オーナーさんも結婚資金の為の売却ですし、
ウチも存亡がかかっていますから、そんなにはお安く出来ませんが、
本気で欲しい方はご来店下さい。
あなたの熱意次第では・・・・・

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年式違い? メイハツ2号機 其の参

もちろん、一発で良くなる訳もなく、
何度も取り外し、分解、組み換え、調整、組み付け。
を繰り返し・・・・

何とか普通っぽく走るようになりました。
まだ店の周りを走っただけなので、「不通に走るようになった」
とは言えませんので。

やっと振り出しに戻りましたので、
依頼された作業に戻りましょう。
IMG_8721mh2.jpg
まずは残り少なくなったギヤオイルを抜きます。

??
???
おかしいですね?
ドレンボルトを外したいんですが、工具が合いませんよ?
1号のような場合もありますので、
アメリカインチの工具も、イギリスインチの工具も試したんですが、
ピッタリと合う物が有りません。
ミリ工具だと14mm位なのですが、メガネレンチが嵌りません。
17mmだと大き過ぎますので、15mm?
こんなサイズ、イタリアンか自転車じゃないと滅多に使わないんですが・・・・


これでも大きいです。
このまま回したら、確実にナメます。
さて、、、、どうしたものか?



スパナではどうでしょう?
14mmのスパナを当ててみると・・・ビンゴ!!
取り外してみてみると、
IMG_8724mh2.jpgこの角度で見ると問題無さそうですが、
IMG_8725mh2.jpg解りますかねぇ~、六角形がイビツ。
何かあって変形してしまったのか?
この時代の工作精度はこの程度なのか?

まぁ、こういう事もあるでしょう。
エンジンを降ろす準備を進めましょう。

エンジンから出ている配線を外そうとしたんですが、
ヘッドライト内まで伸びているようで、
ヘッドライトを開けてみました。
IMG_8722mh2.jpg
予想はしていましたが、誰かが適当な配線をしていますね。
IMG_8723mh2.jpg
なんでしょうね、とりあえずエンジンがかかるようにしただけなんでしょうか?
ちゃんと公道を走れるようにするには、配線もやり直さないといけませんね。
作業追加決定です。

IMG_8726mh2.jpg
無事にエンジンは降りまして、
IMG_8727mh2.jpg
ここからがお楽しみです。

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神社仏閣 C72 其の弐

来ました、クラッチAssy。
IMG_8877c72.jpg
なかなか状態は良さそうですね。
このままそっくりAssyで交換してしまってもいいかも。

っと、そんな事をしてしまっては、作業は終わりますが、今後の為になりません。
比較してみましょう。
まず、このCB77のクラッチ板。
IMG_8878c72.jpg
リプロのクラッチ板と比べると、若干厚いような気がします。
クラッチ板を外して、ボスを比較してみましょう。
IMG_8879c72.jpg
ほぼ同じですが、ココが違います。
IMG_8880c72.jpg
ワイヤリングの溝位置が違いますね。
右がCB77、左がC72です。
コレは何を意味するんでしょうか?
クラッチ板の厚さが違うという事なんでしょうケド・・・

クラッチ板の厚さを比べてみます。
IMG_8881c72.jpg
今度は左右が変わりまして、
右がC72、左がCB77です。(ややこしい事してスミマセン)
IMG_8882c72.jpg
う~ん、CB77のクラッチ板が減っているので比べられませんね。

一枚だけ比べてみます。
IMG_8883c72.jpg
摩擦材部分が減っているので、ベースプレートを良く見比べて下さい。
CB77が2.7mm
C72(リプロ)が1.5mm

C72の本来のクラッチ板が、CB77と同じ物を使っていたのだとしたら、
これだけ違うと絶対にクラッチは繋がりませんよね。

・・・・・まぁ、考えていても仕方ありません。
このCB77も、本当に本来の物かは解らないのですから、
よほど純正オリジナルにコダワリが無ければ、
「現物合わせの辻褄合わせ」が正解ですね。

このままCB77Assyを使ってしまいましょう。
もちろん、クラッチ板は張り替えますよ。



あれ?
やっぱりダメだ。
よく見たら、クラッチスプリングボルトのネジ穴が状態悪いです。
アカンかったか~。
残念。

では、次のプラン。
77からスチールプレートを一枚もらって、
72リプロセットと組み合わせて使いましょう。
これでクラッチは終わりかな?

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年式違い? メイハツ2号機 其の弐

キャブのピストンをどうするか迷ったんですが、
現状把握の為、とりあえずそのままエンジンをかけてみます。

キャブをやった御陰かどうか解りませんが、
すんなりとエンジンは目覚め、
トントントントン・・・・・・
順調にアイドリングしています。
・・・でも、心なしか1号の方が調子良さそうな?

では、ちょっと店の周りを試乗してみましょう。




全っ然ダメですね、走らない走らない。
いくらなんでもこれはオカシイです。
ギヤを逆に入れてしまったのかと思いまして、
逆チェンジも試してみたんですが、
どうやらそうでもない。

キャブ? 電気? エンジン?
何が悪いんでしょうねぇ。

まず思いついたのが、
IMG_8719mh2.jpg
マフラーの詰り。
どうやら他車種のマフラーを取り付けているようで、
ひょっとしたらこのバイクに合っていないのかもしれませんが、
まずはお掃除してみましょう。



結構詰まっていましたから、ひょっとしてこれで解決?
なんて淡い期待を持ちながら試乗。
・・・良くなりました。
ただ、まだ普通に走れるレベルではありません。
次は何だ?

プラグの火花はしっかりと出ていましたので、
とりあえずはOKとして・・・
キャブちょっとやってみましょうか?

ここで一つ考えが、
どうしても、1号の方が調子良さそうなんですよ。
ですから、1号のキャブを移植してみようかなと。
IMG_8717mh2.jpg
おそらく同じキャブでしょうから、移植可能なはず。



ところが、付かない。
取り付けのピッチは同じなんですが、
IMG_8705.jpg
この画像で解るように、キャブがハマる様に腰下側が凹んでいるんですが、
ココにハマらない。
よくよく両キャブを見比べてみると、
IMG_8718mh2.jpg
フロートチャンバーの大きさがチョットだけ違います。
何という落し穴でしょう。
出来れば丸ごと交換したかったのですが、
これでは仕方ありません。
組み替えて使ってみるしかないですね。

そして、問題のキャブピストン。
コレ、どうにかしましょう。
IMG_8720mh2.jpg
旋盤に銜えて、サンドペーパーで削ります。
少しずつ削り、何とか収まりは良くなりました。
しかし、予想通りキャブボディーとのクリアランスが、、、、
まぁ、やってみましょう。

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神社仏閣 C72 其の壱

これもまた、旧車界の中ではメジャーな方ですね。
ホンダ、CⅢ72です。
IMG_8865c72.jpg
IMG_8866c72.jpg
CⅢ72の初期が昭和38年ですから、その辺りの年式です。
詳しくは解りません。

この車両、現オーナーさんの元に来るまでの履歴は解りませんが、
現オーナーさんの元に来てから1年位でしょうか、
乗ってはいないようですが、クラッチ板を交換しようと思ったらしく、
作業を開始したものの、、、、どうやってもちゃんと組めない。
どうやら、クラッチ板も種類があるらしく、
合わない種類のクラッチ板を入手してしまったようです。
こうなったら仕方ありません。
新しく買ったクラッチ板は無駄になってしまいますが、
元々のクラッチ板を張替えに出すのが早いと思ったんです。
しかし!!
あろうことか、元のクラッチ板を捨ててしまったと!!!!!


タブーを犯してしまいましたね、オーナーさん。

さて、どうしましょうかね。
私が確認した訳ではないのですが、長老達の話によると、
年式によって厚さや枚数が異なるようです。
今後この車両をレストアする方はご用心下さい。

十中八九無駄だとは思うんですが、
万が一って事もありますから、念の為に組み方にミスが無いか確認します。
IMG_8867c72.jpg IMG_8868c72.jpg

組み方にミスは無いようですが、常にクラッチが繋がっていない状態。
オーナーさんも色々考えた結果、もう一枚クラッチ板を追加したようですが、
それでもダメ。
そもそも、クラッチ板にクラッチ板を合わせたら、アッという間に摩擦材が減ってしまいます。
間にスチールプレートを入れないと・・・・
スチールプレート・・・・部品は出ないよな。
作ってもらうか、中古を探すか。

オークションサイトで中古を探しましょう。
運良く、CB77のクラッチ一式が安く出品されています。
早速落札しまして、送られてくるのを待ちましょう。

その間に、オイルフィルターを掃除してしまいましょう。
IMG_8870c72.jpg IMG_8872c72.jpg
スッキリ。

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年式違い? メイハツ2号機 其の壱

何という事でしょう。
メイハツが2台になりました。
しかも、同じオーナーさんです。
IMG_8701.jpg

これからは便宜上、コチラを2号、ヤレた方を1号と呼ぶ事にします。

1号をお預かりして暫く経ってから、他の車両の納車で伺ったところ、
いつの間にかガレージにコイツが居まして。
「アレ、これって・・・・同じメイハツですよね・・・・」
「そうそう、買っちゃった。」
「メイハツを2台持っている人なんて、そうそう居ないでしょ?」
「そりゃ~、、、そうそう居ないでしょうけど。」
「1号はコレの部品取りにでもするんですか?」

「いやいや、1号は1号でちゃんと直すよ。」
「そ、そうですか。。。」
何て会話がありまして。
その時から「2号は調子良くエンジンかかる」って聞いてはいたんです。
でも、オイル漏れが酷いらしく、
今回、1号もまだ終わっていないのに、コチラを先にやる事になりました。
まぁ、オイル漏れの修理だけなら、そんなに手間は掛からないはずです。
・・・・・・いつも通り、そんなに甘くはないんでしょうけどね。

引き上げてきて、改めて良く観察してみると、
1号とは違う所がチラホラ、
IMG_8702.jpg IMG_8703.jpg
多分1号の方がオリジナル度は高いと思うんですが、、、、解りません。
何がオリジナルなのか?そうでないのか?
資料が全然無いんですよね。メイハツって。


まずは、キャブをやっておきましょう。
あくまで、疑っている訳ではなく、確認の為です。
IMG_8705.jpg

取り外そうとして、異変に気付きました。
キャブピストンが抜けない!
アクセルワイヤーが切れないか心配しましたが、
他に方法が無いので仕方ありません。
ワイヤーを引っ張って何とか抜く事が出来ました。
IMG_8707.jpg
IMG_8708.jpg IMG_8709.jpg
画像では解り難いとは思いますが、完全に変形しちゃってます。
これは・・・・・後で考えましょう。

セオリー通り、分解洗浄。
IMG_8706.jpg
懸念のフロートは全く問題ありませんでした。
IMG_8710.jpg
軽く面研をして、
IMG_8711.jpg
組み立ててエンジンをかけてみましょう。

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現存数何台? コレダTT 其の壱拾四

この車両も大詰めです。
試乗に向けてプラグを交換しましょう。
本来の指定プラグは、NGKではB-52という、
今では存在しないプラグなのですが、
B-4で対応出来るようです。

さぁ、交換!交換!!
セオリー通り手で締めて~
そこからプラグレンチを使い・・・・パキッ!!

・・
・・・こ・こ・に・き・て・・・・・・・・

プラグホールをナメちゃいました・・・・
ホンマ堪忍して~~
でも、心折れている場合じゃありません。
今日は金曜日、今日中に「三留兄弟製作所」さんに送れば、
日曜日には帰って来るはず。


日曜日、予想通り帰って来ました。
頼りになります「三留兄弟製作所」さん。
IMG_8625tt.jpg
これで今度こそ完璧。

よ~し、試乗に出かけましょう。
一応タイヤの空気圧と、バッテリーの状態を点検。
ああ、ギヤオイルは入っていると思うんですが・・・・
まぁ、確認しておきましょう。
IMG_8626tt.jpg
オイルの給油口はココ、
IMG_8627tt.jpg
この“SJK”のプレートを外せば、
IMG_8628tt.jpg
おや?このクラッチ・・・・ハスラー90と同じですね。
ハスラーをやった時、こんな方式初めて見たって思いましたが、
ハスラーよりはるか以前からの技術だったんですね。

で、ギヤオイルですが、
IMG_8630tt.jpg
全く入っていませんでした。
あぶないあぶない。
ココに見える緑の出っ張りまでオイルが入っていないといけないようですが、
抜けちゃったのか?抜いてあったのか?
まぁいいや、オイルを入れて試乗に出ましょう。

外観から想像出来るように、
走ってみてもフロントが重い!!
2サイクル250ccの割には・・・・まぁ、年式を考えればこんなもんですかねぇ。
ちょっと戻って、点火時期、キャブを調整して、
お!
さっきより少し良くなりましたね。

では、恒例の試乗記念撮影を。
IMG_8638tt.jpg IMG_8639tt.jpg
これだけ安定した走りなら、納車しても問題無いでしょう。
終~了~

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現存数何台? コレダTT 其の壱拾参

実は、完成のちょっと前からオーナーさんから提案がありまして、
「昔の新聞社みたいな旗を付けたいんだけど・・・・」
出来ない事はないですけどね、
既製品の旗棒では・・・・あのフロントフォークですから、取り付ける事は出来ません。
そうなると、ワンオフでしょ?
結構金額が張りますよ。

まぁ、何にせよ、ウチではどうしようもないですから、
「ミヤシタモータース」さんに相談。

車両を持ち込んで相談していると、
「このクラッチレバーホルダーどうなってんの?」
「え?ああ、コレ割れちゃってるのをヘタな補強してあるんですよ。
 コレもどうしようかなって思ってるんですけどね。」

「コレも造れるよ。」
「本当ですか!? オーナーさんにどうするか聞いてみます。」

オーナーさんに聞いた結果、
「GO!!」
って事でしたので・・・・
「ミヤシタモータース」さん、宜しく!!!



で、出来上がってきました。
IMG_8599tt.jpg
旗棒はこんな感じ。
IMG_8600tt.jpg
おお、雰囲気出てますね。
これに一体どんな旗を取り付けるんでしょうかねぇ~
残念ながら、旗自体はオーナーさんの合意が得られなかったので、
コチラで作成はしませんが、
サンプルとしてオーナーさんから送って頂いた旗を仮付けしてみましょう。
IMG_8605tt.jpg IMG_8606tt.jpg
コレの字が横書きだったらなぁ~

そしてそして・・・これはねぇ。
ビビリました。
だんだん「ミヤシタモータース」さんの作業の幅が広がっていきます。
IMG_8601tt.jpg
純正品と見間違う程の出来です。
強化版にグレードアップしてもらいました。
材料もジュラルミンですし、
肉厚も厚くなっています。
値段以上の価値は絶対に有りますよ、これ!

ちなみに、元のクラッチレバーホルダーがコレです。
IMG_8602tt.jpg
このホルダーでは、絶対に試乗なんてしたくないです。

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現存数何台? コレダTT 其の壱拾弐

ウチでの作業も大詰め。
気合入れていきましょう。

下準備は終わっていますので、
あとは組み上げるだけです。
まずは、クランクを潤滑します。
IMG_8516tt.jpg
しっかりと潤滑したら、片方のシリンダーずつ組み上げていきます。
IMG_8517tt.jpg
そうそう、書くのを忘れていましたが、
今回、ヘッドガスケットをレーザー加工で切り出して頂きました。
元のガスケットが0.8mmの厚さだったんですが、
用意できた材料の関係で、1.0mm厚のヘッドガスケットになりました。
大量に切り出せば、一枚当りの単価は下がるんですが、
この車両が他にも沢山有るとは思えません。
よって、一枚の値段がスゴク高くはなりましたが、
IMG_8518tt.jpg
おかげで良いモノが出来ました。
コイツを焼きナマシてエンジンを組みます。

*予備でもう二枚このヘッドガスケットを切り出しましたので、
 居ないとは思いますが、必要な方が居ましたら連絡して下さい。高いですけど。


さぁ、これでエンジンはOK。
IMG_8519tt.jpg
キレイにしたキャブを取り付けて、
IMG_8520tt.jpg

そうそう、コレを忘れていました。
IMG_8521tt.jpg IMG_8524tt.jpg
コイツも2サイクルなんですから、
やっておいて損は無いでしょう。
IMG_8525tt.jpg
毎度の事ながら、夜になってから焼き焼きです。

明けて次の日、
マフラーも取り付けて、
いよいよ、
エンジンを、
始動します!!
IMG_8526tt.jpg
ガソリンコックに難がありましたので、
今回はとりあえず別タンクにて始動させます。
ブモロモモ~ン・・・・・
おお、キック数発でスグにエンジンが目を覚ましました。
IMG_8527tt.jpg
昔の2サイクルのイイ音です。
でも・・・・全然180°クランクっぽくない音ですね。

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現存数何台? コレダTT 其の壱拾壱

意外と苦労した電装ですが、
苦労した甲斐があって、灯火類のテストでは全て問題無く作動しました。
IMG_8510tt.jpg
ただ、リヤのウィンカー球が手に入らなくて、
本来は10Wを使うんですが、手に入ったのは5W。
切れない事を願うばかりです。

外していた外装を取り付けていきます。
IMG_8511tt.jpg
このヘッドライトもだいぶ久しぶりに付ける気がしますね。

エンジンの前にキャブをやっちゃいましょう。
パパっと分解。
IMG_8512tt.jpg
まぁ、エンジンはかかっていたという話なので、特に問題は無いと思うんですが、
確認の為にも一度分解清掃します。
このタイプには珍しく、
IMG_8513tt.jpg
ちゃんとフロートバルブが付いているんですね。
IMG_8514tt.jpg
フロートもどうやらパンクはしていないようですし、
ガスケットだけ切り出して、
あとは簡単な清掃だけに止めておきます。
IMG_8515tt.jpg
メイドイン・ジャパンのAMALです。

さぁ、次はエンジン組みますよ。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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