2012-09

どうなる? 色々DT1 其の弐

フレームを作り直してもらう前に、
エンジンをかけてみようかな?

ウチに来てから・・・・・そうですねぇ・・・・・・・・
2~3年はエンジンをかけていません。
だって・・・・・・・・・ケッチンが怖いんですよ!!
最近の若い方は、あまり経験は無いでしょうけど、
ある程度のお年の方は解って頂けると思います。
スッゴイですよ!!

職業柄、ケッチンは普通の人より喰らう機会が多い訳ですが、
間違い無く過去最高のケッチンでした。
諸先輩方から噂は聞いていましたが、
ケッチンを喰らい易いDT1。
ウチのはエンジンがアレですから、
ホントかウソか、ケッチンが余りにも非道いので、
デコンプが付いたという伝説の・・・ですよ。

それが有って以来、エンジンをかけるのが嫌になっても仕方ないでしょう?

しかし、このままでいい訳はありません。
覚悟を決めてやりましょう。



ちょっと点火時期遅らせましょうか。
IMG_7173dt1.jpg IMG_7174dt1.jpg
運のいい事に、フライホイールはそんなに苦労せずに外れました。
結構中身がヤレてますね。
キレイにしてやりたいですが、予算の都合上涙を飲んでスルーします。
やっぱり、点火時期は調整出来ませんね。
ポイントのギャップで調整するしかありませんか・・・

ん?
これは・・・・ひょっとして進角装置?
IMG_7175dt1.jpg
フライホイールを裏から見ると、それらしき物が。。。
おお!なんや、これかいな!!

あのキョーレツなケッチンの犯人が解りました。
IMG_7176dt1.jpg
ガバナが全開で固着しています。
そりゃ~ケッチンも喰らいますよ。
分解、清掃、グリスUPで、ケッチンの無い始動が可能になるかもしれません。
よし、やるぞ!




予想以上に固着が酷かったです。
分解するのに何時間かかった事か。
それなりの成果が有る事を期待しますよ。
IMG_7177dt1.jpg IMG_7178dt1.jpg
汚れを落し、錆を落し、サンドペーパーをかけ、
IMG_7180dt1.jpg IMG_7181dt1.jpg
IMG_7179dt1.jpg
しっかりとグリスを塗って組み立て、
IMG_7182dt1.jpg
スムーズに動作する事を確認して、
一つ残念なのは、リターンスプリングが新しい物に交換出来なかった事。
作動はするんですが、傷みが結構ありまして、、、、
何か代用出来る物がないか探したんですが、残念ながら有りませんでした。
これもそのうち何とかしましょう。
当分は大丈夫だと思うんですけどね。
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始まる負の連鎖 GT380 其の壱拾弐

オーナーさんからオイルラインが届きました。
IMG_8663gt.jpg
おお!期待はしていませんでしたが、めっちゃ良品じゃないですか。
残念ながらゴムのブッシュは付いていませんが、こちらを使った方が良さそうです。
早速取り付けましょう。
IMG_8664gt.jpg
オイルポンプを取り付ける前に、オイルラインの中にオイルを注入しておきます。
ちょっと考えがありまして、ここでは透明な2stオイルを入れておきます。
Oリングやワッシャーはもちろん新しい物に交換。
オイルポンプを取り付けて、
まだオイルラインに被せるカバーは付けません。
2度手間ですが、エンジンをかけてオイルの流れを確認してからです。

エンジン始動に向けて、点火時期を調整しましょう。
IMG_8665gt.jpg IMG_8666gt.jpg
方法は今までやって来たのと同じ。
テスターを使って合わせます。
IMG_8668gt.jpg
ここが合せマークの有る所ですね。
ちなみに、このGTシリーズは進角しないようです。
何故なんでしょうね?
ヤマハは2stでも古くから進角機構があるので、
技術的に無理という訳でもないでしょうし・・・

だれか知っている方がいたら教えて下さい。

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どうなる? 色々DT1 其の壱

そろそろコイツも手をかけないとね。
ウチに来た事がある人なら見ている車両です。
もうほんと、4~5年は手つかずで置いてある車両。
フレームはDT1です。
メーターはDT250です。
シートもDT250かなぁ~。
エンジンは・・・・解る人だけ察して下さい。
IMG_5530.jpg
IMG_5531.jpg
この様に、色々な部品のチャンポン車両ですが、
オリジナルにこだわる人には全く不向きです。
でも、DT1っぽいので構わない人にはまぁまぁの車両。
前オーナーさんの趣味でこんな色になっちゃってますが、
レストアベースとしては悪くないと思います。
ただ、外装が一番お金かかるんですよね。
ワタシの希望としては、フレームを赤く塗って、パールホワイトの外装。
シートはチェック柄なんかを入れて・・・・ポップに仕上げたいんですが・・・・・
資金的にはだいぶキビシイですね。

まずは、後ろのタイヤ交換です。
ウチに来た時には新品のタイヤを履いていたんですが、
何かの車両の修理の際、ボウズタイヤと交換しちゃったんですよ。
IMG_5538.jpg
ですから、新しいタイヤを購入しました。
また部品取りになる前に走れるようにしないとね。

次に何をするかというと、
IMG_5532.jpg
これ、シートレールを作り直してもらいます。
実は、ウチに来た時にはシートレールがチョンパされていて無かったんです。
これも前のオーナーさんのやった事だと思うのですが・・・・
で、一応業者さんに頼んで付けてもらったんですけど、
IMG_5533.jpg
フェンダーと合わないんですよ。
(因みに、フェンダーも無かったので、オークションで落札しました)
IMG_5534.jpg
ここら辺の細かい部品がメーカー欠品だったので、適当に自作。

その他にも、メインキーが有りません。
鍵屋さんで作ってもらいましたが、スイッチONにしてもキーが抜けてしまいます。
IMG_5537.jpg
これもいずれは交換候補です。

IMG_5536.jpg
エアクリーナーBOXも有りません。
これもそのうち何処かでGETしましょう。





果たして利益の出る売り物になるんでしょうか?

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始まる負の連鎖 GT380 其の壱拾壱

エンジン載っけま~す。
IMG_8655gt.jpg
本当は、クラッチ部分やジェネレータ部分も取り付けてから載っけたいのですが、
重くなりますからねぇ~
降す時にそれ等が付いたままで、ちょっと腰を痛めてしまったので、
今回はなるべく軽量化して載せます。

準備運動をしてから、
気合入れて、、、、、
せ~のっ、おりゃ!!

IMG_8656gt.jpg
よかった。
今回は腰を痛める事も無く搭載完了。

では、ここからジェネレータを取り付け、
IMG_8657gt.jpg
クラッチやら何やら色々と取り付けて、
カバーを・・・・ちょっと気になったので定盤で確認。
IMG_8658gt.jpg
そんなに問題ではないと思ったんですが、
若干の歪みが有ったので、一応修正しておきます。

これでカバーを取り付けて、ポイント部分もセット。
IMG_8659gt.jpg

問題のオイルポンプですが、
実際にどの位漏れるのかテストしてみましょう。
オイルポンプは全閉の状態で、
IMG_8660gt.jpg
この状態で一晩放置。
朝に缶の中を見てみると、
IMG_8662gt.jpg
う~ん、一晩でこの量ですか・・・
構造上、完全にゼロって事はないんでしょうけど、
どうなんですかねぇ?

だから分離給油は嫌いです。

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ハスラー250 8型 Fスポークと・・・ 其の参

オーナーさんに連絡した結果、
このままでいく事になりました。

ならば、
ドンピシャと思っていたんですが、ちょっと長かったので飛び出しているスポーク、
IMG_8745ts.jpg
コイツをサンダーで削ります。
もちろん、削った跡は錆易いので、もう一度錆止めを塗っておきます。

思わぬトラブルに見舞われましたが、今回は運が良かった。
調整する時にレンチが二種類必要で、結構面倒ではありましたが、
とりあえず完成しましたからね。
IMG_8751ts.jpg
IMG_8752ts.jpg
うん、大丈夫、目立たない。

さて、エンジンの調子をみてみましょう。
どんなもんですかねぇ~
キックを踏んでエンジンを始動させます。
1回、2回、3回、4回・・・・あれ?
10回目位でようやくエンジン始動。
ボン・ボン・ボン・ボン・・・・
なんだか、心なしかアイドリング音が元気無いような。
ちょっと店の周りを走ってみましょう。

出だしはそんなに悪くなかったんですが、
5千回転位から上が全然回らないですね。
もっと回ってくれないと、エンジンパワーのオイシイ所が使えません。
プラグの状態もご覧の通り、
IMG_8753ts.jpg

これは・・・・とりあえず・・・
マフラーの掃除からやった方がいいでしょう。
っという事で、
IMG_8755ts.jpg
マフラーと、
IMG_8756ts.jpg
インナーサイレンサーを外し、
深夜になるのを待って、「焼き」ます。

次の日、プラハンでコツコツ叩いてカーボンを取り出し、
剥がれた塗装を塗り直します。
下地処理って程でもないですが、ワイヤーブラシでゴシゴシしていたら、
見つけちゃいました。
IMG_8757ts.jpg
エキパイの根元部分に穴を発見。
周りもだいぶ金属が薄くなっていますので、
あまり手を出したくないのですが、このままにしておくのも何かねぇ~
酸素溶接でチョコッと肉盛り。
缶スプレーではありますが、
IMG_8758ts.jpg
再塗装も完了。
インナーサイレンサーのグラスウールも新しくして、
IMG_8759ts.jpg

これでどうだ!
ババン・バン・バン・バン・バン・バン・・・・・
そうそう、これこれ。
まだ良くなる気はしますが、前回よりも段違いのイイ音です。
走りもしっかりと上まで回るようになりました。
なかなか良いじゃないですか。
店に帰ってフッと靴を見ると、
IMG_8760ts.jpg
?何や??このオイルの跡は

マフラーのフランジ部分からかと思ったんですが、
発見しちゃいました。
IMG_8761ts.jpg
シリンダーとクランクケースの合せ面。
隙間が開いてる!!!!!
エンジンをかけると、ここからバンバン排気漏れしています。
終~了。
これではいくらキャブをいじっても、一生セッティングは出ません。
オーナーさんに連絡して状況を説明。
修理費用との兼ね合いで、今回はココまでとなりました。

どうやら、オーナーさんが自分でエンジンを組んだようなので、
ある程度は自分で出来るでしょう。
頑張ってもう一度トライしてみて下さい。

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始まる負の連鎖 GT380 其の壱拾

腰上を組みます。
シリンダーは比較的キレイだったので、
特に何もしませんが、ヘッドは汚れていましたので、
また例の洗浄剤に漬け込みます。

クラックの入っていた真ん中のピストン。
これを使う訳にはいきませんので、新しく取り寄せました。
純正では欠品でしたが、流石にサンパチの愛称で呼ばれている程の車種。
社外品ですがちゃんとピストンが用意されていました。
元々0.5 O/Sのピストンが入っていたんですが、
新しく入れるのも0.5 O/Sにしました。
0.75 O/Sもあったんですが、1気筒だけ0.75 O/Sではバランスが悪いかと思いまして・・・
もちろん、折角ココまで分解しましたので、
オーナーさんに、
「私が壊した1気筒は私が負担しますので、残りを負担して頂ければ、
 全部0.75 O/S入れる事も出来ますよ」

とは提案しましたが、予算の都合が付かないようなので、今回は0.5 O/Sでいきます。
IMG_8647gt.jpg
シリンダー内面はキレイでしたが、
一応簡単にホーニングはしておきます。

で、組み始める訳ですが、
リプロピストンに付いて来たこのピンクリップ。
IMG_8649gt.jpg
只の“C”形状ではないでしょ。
コレが外す時にとても外し易いんですよ。
普通の奴は外し難くてねぇ~
若い頃は好んでこの変な形状の物を使っていたんですが、
外し易いって事は、外れ易いって事でもある訳で、
実際そういう事例もあったので、
ウチではなるべく使わないようにしています。
今回も純正で取り寄せたクリップを使います。
IMG_8650gt.jpg
まぁ、外す機会もそうそう無いでしょうからね。

気筒毎に分離しているシリンダーだと、
組立が非常に楽ですね。
IMG_8651gt.jpg
IMG_8652gt.jpg
これが一体式のシリンダーだったら・・・・絶対やりたくないです。

キレイになったシリンダーヘッドを良~く水洗いして、
IMG_8653gt.jpg
ドッキング!
やっぱりこうやってみると不格好なエンジンですね。
シリンダーのフィンがデカくて、頭でっかちな感じ。
IMG_8654gt.jpg

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ハスラー250 8型 Fスポークと・・・ 其の弐

ちょっと嫌なスポークセットですね。
気を付けて組んでいきましょう。
多分、混ぜてしまっても組む事は出来るでしょうけど、
なんかね・・・・

そうこうしているうちに、内掛けが終わりました。
いつも通り、ここからは振れ取り台に取り付けてからの作業となります。
外掛けのスポーク、ニップルを用意して組み立ます。
スポークをハブの穴に通し、リムへ向けようとして・・・・
あれ?・・・・・・
もう一度・・・!!・・・・コレは・・・・・・

元のスポークと比べてみました。
IMG_8740ts.jpg
違うやんか~

見た目は大した違いではありませんが、コレでは100%組めません。無理してもダメです。

困りました。
諦めて今回は元に戻すか、
スポークを作りに出すか、



元に戻すにしても、結局工賃は頂かないといけませんので、
オーナーさんとしてもそんな無駄な事はしたくないでしょう。
かと言って、スポークを作ってもらうにしても、
制作期間中、メインの作業台にあの状態の車両を乗せておくのも・・・・
え~~~~???どうしましょう????



そう言えば、ウチの不良在庫で、21インチのスポークが有ったハズ。
もしかして・・・・それが取り付け可能だったりして。
まぁ、そんなうまい話が有るとは思いませんが、
試しにやってみましょう。



なんと、ドンピシャ。
うまい話がありました。。。。
しかし!!流石に全てがOKという訳にはいきませんでした。

スポークが若干太いんです。
ですから、もちろんニップルもひと回り大きく、
オマケに、
IMG_8742ts.jpg
ニップルのメッキが違います。
発掘したスポークが左の安いメッキで、
オーナーさんが用意したスポークが、右の普通のメッキ。
試しに組んでみましょう。

IMG_8743ts.jpg IMG_8744ts.jpg
遠くから見れば、そんなに解る程でもないか。。。
オーナーさんに報告して、判断を仰ぎましょう。

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始まる負の連鎖 GT380 其の九

ちょっと懸念だった部分がありまして、
一応純正部品の発注をかけたんですが、
やはりメーカー欠品でした。
その部品とは・・・・コレ。
IMG_8636gt.jpg IMG_8637gt.jpg
オイルライン。
まぁ、補修跡は有りますが、
一応エアを通してみると問題無く通ります。
ですが、不安ではありますよね・・・・
そこへオーナーさんからメールがあり、
どうやら知人が中古の良品を持っているそうで、
それは是非とも送って頂きましょう。


数日間浸け置きしたクランクケースを引き上げると、
おお!まぁまぁキレイになっていますね。
細かい所は後で手作業しないといけませんが、
大まかにはキレイになっています。
洗剤等が残らないように、よ~く洗いまして。
IMG_8633gt.jpg
全てのネジ穴、ねじ山をタップ・ダイスでさらっておきます。
結構時間がかかるんですよ、これが。


さぁさぁ、お待ちかね。
クランクが帰って来ました。
IMG_8641gt.jpg
痛い出費でしたが、それでも他所と比べたらダントツに安く上げて貰ったんですよね。

ロアケース側から組んでいきます。
組み忘れがないように、パーツマニュアルを確認しながら・・・
IMG_8640gt.jpg
部品点数多いですからね、慎重に、、、
コレにクランクを載せ、
IMG_8642gt.jpg
アッパーケースにも部品を取り付けて、
面をしっかりと脱脂、液体ガスケットを塗って、
合体!!
IMG_8643gt.jpg

もちろん、この前に一度合体させて、ミッションの具合等は確かめてあります。
二度手間ではありますが、「急がばまわれ」です。

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ハスラー250 8型 Fスポークと・・・

キレイなハスラー250の入庫です。
オーナーさんの話によると8型らしいですよ。
IMG_8728ts.jpg

実はこのオーナーさん、以前にやったSL250Sのオーナーさんなんですよ。
SLの納車の時に、「今度はハスラーもお願い」って言われていまして、
やっと順番が回ってきました。
お待たせしちゃって申し訳ない!!

作業内容ですが、フロントスポークの張り替えと、
イマイチ調子が出ないようなので、キャブの調整?その他?って所です。
IMG_8729ts.jpg
ちなみに、リヤは他の所で既に張り替え済みという事で、
「何でソコでフロントもやってもらわなかったんですか?」
って聞いたら、
「純正でスポークが出なかったみたいで、やってもらえなかったんですよ」
へぇ~、純正部品が出ないとやらないなんて・・・・・健全な商売です。

でも、ですね。
スポークはオーナーさんが用意してくれました。
オークションでTS250用という事でGETしたらしいので、
多分・・・・合うハズ。。。。。

まぁ、やってみましょう。
アカンかった時は・・・・・・その時考えましょう。
IMG_8730ts.jpg
早速フロントホイールを外し、
IMG_8733ts.jpg
タイヤ、チューブを外します。
リムバンドを外してみると、
IMG_8734ts.jpg
????何故????
リムバンドが無くて、仕方無くガムテープを貼る場合は有ります。
しかし、リムバンドが有るのにガムテープ貼るって、、、何得?

まったく、面倒臭い作業を増やしよって。
ペリペリ剥がして、残った糊をシンナーで拭き取り、
IMG_8735ts.jpg
スポークを外していきます。
スポークが全部外れたら、アルミリムではありますが、一応やっておきましょう。
IMG_8736ts.jpg
錆止めを。

錆止めが乾いたら、内掛けから組んでいく訳ですが、
あれ?
IMG_8737ts.jpg
ニップルが二種類有ります。
たぶん、後輪用のスポークも一緒に入っていたので、そのニップルと混ざっているんですね。
間違えないように分けておきましょう。

組んでいると更に、
IMG_8738ts.jpg IMG_8739ts.jpg
解りますかねぇ。
同じスポークにネジ山がかかる所まで入れたんですが、
雌ネジの深さが違うといいますか、
これは絶対海外製のスポークですね。
ちょっと先行きが不安になってきました。

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始まる負の連鎖 GT380 其の八

やはり、既にメーカー欠品の部品も多数有りましたが、
出る物は全て揃い、
クランクをいつも通り「三留兄弟製作所」さんにお願い。
その間に、
クランクケースをキレイにしましょう。
そこまでやる必要は全然無いんですが、
どうせココまでやったんなら・・・・っていう悪い癖です。

どうやってキレイにするか?
只単にブラシと灯油で洗った程度では、あまりキレイになりそうもありません。
ウェットブラストはお金が掛かり過ぎます。
そうなると・・・マフラーで使った洗浄剤を使いましょう。
もちろん、一度入れ替えますよ。
マフラーの汚れでデロデロですから。
マフラーの方の成果はですね、、、、ちょっと分量をケチり過ぎましたかねぇ~
イマイチキレイにはならないんですよ。
ですから、最終的にはやっぱり「焼く」事にしました。

IMG_8591gt.jpg
今回は分量をケチらずにやりましょう。
きっとこれでキレイになるハズです。
浸け置きの間、他の作業を進めましょう。
マフラーを「焼く」作業は深夜にやりますので、
フロントのホイールベアリングを交換しましょう。
スポークを張る時に一緒にやる予定だったんですが、
部品の手配ミスで後手後手に回ってしまいました。
IMG_8644gt.jpg IMG_8645gt.jpg
まぁ、特に特筆すべき事も起こらなかったので、
IMG_8646gt.jpg
普通に作業終了。

今回のガンであるオイルポンプですが、
色々な人に聞いたんですが、修理は難しいという事で、
まぁ、オイルが出ない訳ではありませんから、
オイルホースの途中にコックを取り付ける事で対処しましょう。
コックを開け忘れないかが非常に心配ですが、
このままでは絶対によくないですから、
こうするしかありません。

一応分解して、
IMG_8634gt.jpg
面研と、
IMG_8635gt.jpg
ガスケットを新しく切り出し。

何か開け忘れしないような対策を考えないとなぁ。

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謎のクラッチ異常 負の連鎖第2弾 YD2 其の弐

再納車の翌日、
オーナーさんからTELが。
「ダメだ!また前回と同じ症状だ。」
そんな・・・・・
もう問題点は無いはずだったんですが。

参りました。
前回は心当りが有りましたけど、
今回は全然心当たりがありません。
自信有ったんですけどねぇ~

何はともあれ、オーナーさんには多大な迷惑をかけてしまいました。
次はこんな失態を犯さないようにしなければ。
ちょっと長期でお預かりする事になりそうです。

早々に引き上げてきまして、
「目黒ライニング」さんに相談。
クラッチ板だけではなく、Assyで送ってくれとの事なので、
指示通りクラッチをAssyで送って診てもらいました。

結果、
IMG_8674yd.jpg
いままでよりも少し厚目に張ってもらい、
IMG_8676yd.jpg
更に、両面フェーシングの張ってある一枚だけ、
他の片面板よりも少し厚くしてもらいました。
オマケに、プレッシャープレートと、
フェーシングを張る前のクラッチ板を、
IMG_8675yd.jpg
磨いてもらい、
錆や凹凸によって削らないようにしてもらいました。
ここまでやれば、クラッチAssyに関してはもうやれる事は無いでしょう。

クラッチAssyを組み上げて、
IMG_8677yd.jpg
センターの出っ張りを確認。
これが何を意味するのか解らない人は、
前回のYD2記事を読んで下さい。

さぁ、ここからが問題。
同じ事をしても結果は同じ。
何かを変えなければ・・・・・・
クラッチ張替えの間考えていたんですが、
オイル量少ないよな?

そう、このバイク変なんです。
IMG_8340yd.jpg
ココにチェックボルトが有るんですが、
IMG_8341yd.jpg IMG_8342yd.jpg
ココにレベルゲージが有るんです。
どちらで合わせたらいいんでしょう?
入る量が同じかと言えば違いますし、、、、、

取り寄せたマニュアルを良く読み込んでみると、
ギヤオイル量が書いてありました。
今まで入れていた量より倍近く多い量です。

これか!!

十中八九これでしょう。
レベルゲージもチェックボルトも信用しないで、
マニュアル通り計って入れてみました。
これで今回は試乗してみましょう。

今回の試乗距離は100km以上。
この位走らないと安心して納車出来ません。
IMG_8689yd.jpg
あまりメーターの距離は信頼出来ませんが、目安として。

夏の日差しが照りつける中、数回に分けて走り込みます。
街中、山道、狭い田舎道、バスの後ろに付いて、
色々な状況で乗り込んで、
IMG_8704yd.jpg
大丈夫です。
全くクラッチに問題は起きませんでした。
IMG_8712yd.jpg IMG_8714yd.jpg
プラグの焼けもバッチリOK。

ですが、念の為にもう一度ケースカバーを開けて、
IMG_8715yd.jpg IMG_8716yd.jpg
クラッチ残量をチェック。
OKでしょう。
ココまでやったんですから、今度こそは大丈夫。
もちろん、ケースカバーを閉めて、オイルを入れてからもう一度試乗。
作業ミスが無い事も確認しました。

これでもまだ同じ症状が出るようなら・・・・きっと何かの呪いでしょう。


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始まる負の連鎖 GT380 其の七

さぁ、パーツリストが届きましたので、
早速細かい部品を注文しましょう。
まずは必要な部品をリストUPしてっと・・・・

かなりな部品点数です。
この内、はたしていくつ部品が出て来るんでしょう?
半分出てくればいい方でしょうか。


部品と、オーナーさんの追加作業の依頼待ちですが、
その間にもやる事はあります。
報告した時に、「とりあえずマフラーの洗浄はやっておいて」
との依頼を受けていますので、
コイツからやっていきましょう。

とは言えですよ・・・・今回のマフラーは汚れが半端ではありません。
今までのような「マフラー焼き」ではとても綺麗にはならないでしょう。
そこで、今回初めて薬品を使ってみようと思います。
WAKO’Sの物が良いとの噂を聞いたのですが、
調べてみると非常に高い!!
今こんな大金を払ってしまうと、月末の支払いが一切出来なくなってしまいますので、
ここはもうちょっと安い物にしましょう。

IMG_8447gt.jpg
ナケナシのお金を払って、でかいポリバケツと薬品を買い、
お湯を汲んで来て混ぜます。
90リッターですからね、
お湯を汲むのに、階段を何往復した事か・・・
コイツにマフラーを漬け込みます。
IMG_8450gt.jpg
ちょっとシュールな光景です。
さぁ、効果の方は如何程のモノなのか?

続いて、インナーサイレンサーを掃除します。
マフラー内部に水が結構溜まっていた所為で、インナーサイレンサーもだいぶ痛んでいます。
一応部品の発注リストには入っているんですが、
出て来ない可能性の方が高いので、
今のウチに掃除しておきます。
こちらは今まで通り「焼き」ます。
IMG_8448gt.jpg
まずは、オイルでベッタリのグラスウールを切開してはぎ取ります。
普段なら日中になんかやらないんですが、
今回は非常事態で世間の目なんか構ってられません。
IMG_8449gt.jpg

バス停で待っている人の白い目も何のその。
バス停よりウチの方が先に営業してんねん!
嫌なら他所へ行け!!

(ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、今回ばかりは大目に見て下さい。)

けむりモクモクやっていますと、
30~40年前は若者だったおじちゃん達が寄って来る事。
「懐かしいね、マフラー焼いてるの?」
「今時まだそんな事やるんだね」なんて。
現役若者は嫌な顔して通るだけですが、
この作業にはおじちゃん達を寄せ付ける効果でも有るんでしょうかね?

よし、これだけカーボンを落とせば、とりあえずまだ使えるでしょう。
IMG_8451gt.jpg

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謎のクラッチ異常 負の連鎖第2弾 YD2 其の壱

無事に納車、これにて終了。
・・・・と、思ったんですが、
数週間後にオーナーさんからTEL。
「キックがスカスカで、エンジンがかからないんだけど」
え!そんなアホな!?
詳しく状況を聞くと、完全にクラッチがダメです。
ちゃんとクラッチ板の張替えはしたので、クラッチ板には問題は無いと思うんですが・・・

!!っもしかして。
ちょっと思い当たる事があります。
クラッチハウジングの作りが悪くて、クラッチ板がスムーズに動かなかった事がありました。
修正してスムーズになったと思ったんですけどねぇ、、、、
まだ修正が足りなかったのでしょうか?
多分それでしょう。
それ以外には考えられません。

オーナーさんは急がないとは言ってくれましたが、
出来るだけ早く引き上げに行きましょう。

で、引き上げてきまして、
ケースカバーを開けてみました。
IMG_8546yd.jpg
自分の目を疑いました。
IMG_8547yd.jpg IMG_8548yd.jpg
なんやこれ!?
いやいや、ちゃんと分解しないとまだ解りません・・・・・
クラッチを分解してみます。
IMG_8549yd.jpg
ズルッズルやんか・・・・
何でこんな事になってんねん!?

てっきり、クラッチ板がハウジングに引っかかって、
クラッチが切れた状態になっていると思っていたんですが、
・・・・・・そうじゃないのかなぁ~

でも、他に思い当たるフシが無いので、
もう一度クラッチ板を張り直してもらって、
IMG_8562yd.jpg
ココの嵌め合わせをもう一度修正。
今度こそは絶対に完璧!!

それと、ギヤオイルをBelrayのモノを使っていたんですが、
念の為にヤマハ純正に交換。
IMG_8561yd.jpg

これでもう大丈夫だと思うんですが、
試乗してみましょう。




OK、走っていてクラッチが滑る様子もありませんし、
何度もキックをしてみましたが大丈夫。
これで様子を見てもらいましょう。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

始まる負の連鎖 GT380 其の六

意気消沈・・・・なんてしていられません。
オーナーさんに状況を説明し、しっかりと修理する事を約束。
折角ここまで開けましたので、何か追加作業をするかどうか確認して、
早々に部品の手配に入ります。

まずはコンロッドですよ。
スズキのお店に電話して、コンロッドを手配してもらいます。
しかし、ここで問題が・・・・この車両、実は逆輸入車なんですが、
フレーム番号で適合部品を調べる事が出来ないんです。
何故調べる事が出来ないのか?
理解に苦しむのですが・・・・・・・
仕方ありません、適当な年式の国内モデルの部品を手配。
共通部品である事を祈ります。

その他にも色々と部品を揃えないといけませんので、まずはパーツリストを買いましょう。
コレも年式は解りませんので、初期型からB3モデルまで載っているモノを購入。

部品の洗浄をします。
IMG_8442gt.jpg
2サイクルとはいえ、エンジンを一台分解すると部品点数が・・・・・
後でちゃんと組めるように、整理して保管しておくのは大変です。

クランクケースを洗い、
IMG_8443gt.jpg
その他の部品も洗って保管。
追加作業で、オーナーさんから依頼頂いたマフラーの洗浄をする為、
まずはインナーサイレンサーを抜き出します。
予想通り、4本中2本は固着していて、抜き出すのに苦労しました。
IMG_8441gt.jpg



スゴイですね。
ワタシの整備士人生で、間違い無くNO.1酷い汚れのマフラーです。
画像が撮れなかったのが残念ですが、廃油缶の上で逆さにすると、
水は出て来る、オイルも出て来る、デロデロの得体の知れない物質は出て来るわで・・・・
これは予想以上に酷いです。
今までのように焼くだけでは・・・・・
ちょっと薬品を使ってみましょう。

先にマフラーの外側だけでも汚れを落して、
薬品が届いたら漬け込めるように準備しておきましょう。
IMG_8445gt.jpg
ん?
一本のマフラーの中からカラカラ音がします。
異物を引っ張り出してみると、
IMG_8446gt.jpg
・・・汚れているので解り難いんですが、
たぶん隔壁の一部ですね。
マフラー内部が心配です。

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ブリジストン フロート修理

今回、とある常連のお客様から依頼がありまして、
キャブのフロートを修理する事になりました。
車両は預らずに、フロートのみのお預りです。

一応車両名は書いておきましょう。
ブリジストンのチャンピオンです。

似たようなフロートが有れば、
それと交換したいところですが、
IMG_8563yd.jpg
この形はなかなか無いですからねぇ。
探すより修理しちゃった方が早いでしょう。

真鍮フロートではお約束ですが、浸水しています。
明らかな穴は開いていません。
調べた結果、
IMG_8564yd.jpg
このアームの取り付け部分から浸水しているようです。
これでは中のガソリンを抜くのに時間が掛かりますし、
完全に抜けるかどうか?

ここは潔く、穴を開けてしまいましょう。
IMG_8565yd.jpg
細いドリルでパツンッと穴を開け、
完全に中のガソリンを排出。

その後に半田で穴を塞ぎ、
IMG_8567yd.jpg
浸水して来たであろう部分にもサラっと半田付け、
IMG_8566yd.jpg
多少の重量増は致し方有りません。

これで多分大丈夫だと思うんですが、
テストをしましょう。
ガソリンに漬け込みます。
それも、ただガソリンに浮かべているだけではダメです。
IMG_8569yd.jpg
ガソリンの中に完全に沈めます。
この状態で丸一日放置して・・・・・

OK!!
振ってみても何も音はしませんので、浸水は無いでしょう。
あとはお客様のキャブ調整のウデ次第。
頑張ってください。

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バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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