2012-08

始まる負の連鎖 GT380 其の伍

それでは、下から開けていく為に、クラッチやジェネレータ部分を分解していきます。
そのままでも分解出来なくは無いんですが、
やり易くする為に横倒しにしましょう。

多分、ワタシの予想通りなら・・・・
エンジンを横にすると、、、ゴロン・・・
IMG_8398gt.jpg
やっぱり出て来ました。
クランクケース内に溜まったオイル。
くそ~、コイツの所為で・・・・・

で、クラッチ側からいきましょう。
IMG_8399gt.jpg
クランクシャフトにハマっているギヤに、
IMG_8400gt.jpg
何やらタイミングを合わせる為?のポンチマークが有るんですが、
クランクが回らない為、どういうタイミングで合うのか確認出来ません。
これはサービスマニュアルが必要ですね。
出費が嵩みます。

ジェネレータも外し、
ケース上面のボルトを外したら、
エンジンを裏返します。
IMG_8401gt.jpg
この細いチューブは何なんでしょう?
ココから各シリンダーに繋がっているんですよ。
ブローバイでしょうか?
IMG_8402gt.jpg

ボルトを外したら、プラハンでコツコツと叩きながらケースを外します。
IMG_8403gt.jpg
開きました。

さぁ、問題のクランクを見てみましょう。
こ~なっちゃいました。
IMG_8404gt.jpg
見事に曲がっちゃってます。
予想はしていましたが、実物を見るとやっぱり凹みます。

ピストンの方も、真ん中の物だけクラックが入ってます。
IMG_8405gt.jpg
一体いくらの損害額になるんでしょうか?
今月は・・・・・・本気でアブナイです。
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256風TX 其の伍

なんとまぁ、意外な結果です。
ギヤ部分が大丈夫ならば、
後はモーターの問題ですかね。

という事で、セルモータを外して点検します。
IMG_8503.jpg
外装がドロドロに汚れていましたので、
まずはササッと洗い、
一応、ウチに有る中古バッテリーを繋いで回転させてみます。
ブイン、ブイン、ブイ~ン・・・

意外と元気良く回りますねぇ。
これだけ回ってれば大丈夫な気がするんですが、
実際にエンジンが回らないんですから仕方ありません。

では分解していきます。
IMG_8504.jpg
一応、こういうモノを分解する時にはショックドライバーを使いましょう。
手遅れになってからでは遅いです。
で、多分ブラシは減っていると思ったんですが、
IMG_8505.jpg
ほぼ減っていません。
ヤバイですね。
ブラシも減っていないのにダメという事は・・・・
モーター自体がダメという事です。
モーターを修理に出すか、中古良品を探すか、
まずはダメ元で、モーターをキレイに掃除してからもう一度試してみましょう。


やっぱりダメですね。


・・・・・・・そういえば、ウチに中古のモーターが有ったような?
捜索する事数分。
IMG_8506.jpg
有りました。
確かこのモーターは良品だったと思いますよ。
これで解決ですかね。
バッテリーに繋いで回してみると、
ブイン、ブイン、ブイ~ン・・・

あれ?
何かあまり変わりが無いような・・・・

まぁいいや、エンジンに取り付けて回してみましょう。
バッテリー繋いで・・・セルボタンを・・・・ポチっと、
きゅる・・・・きゅっ・・・きゅっ・・・・・・・
あ”~~~~~
アカンか~~~~~~


このセルモーターもダメなヤツだったかなぁ~
どうしましょうか。
こうなったら自分のTXからモーターを外しましょうか。

じゃぁ、一旦バッテリーを充電器にかけておきましょう。
無駄にセルを回しましたからね。
では、車体から外して・・・・・・・・・




何て事でしょう。
原因判明。
IMG_8507.jpg
バッテリーがダメダメです。
海外製品の上に、液が無くなってカラッカラです。

しかし、まぁ、
こんなバッテリーでよく今まで走っていましたね。
絶対に調子悪くなるハズなんですが、
オーナーさんも近くにお住まいという訳ではないので、
30~40分かけて自走して来ているんですが・・・・
それだけ無事に走れていれば・・・まさかバッテリーがダメなんて・・・・・
くっそ~、誰にって訳ではないのですが、なんか騙された気分です。

新しいバッテリーに交換して、
無事、セルも効くようになり。
エキゾーストガスケットも、
IMG_8508.jpg
左のガスケットセットに入っている安物から、
右の高い純正品に代えて。

終了。
しかし、バッテリーがめっちゃ高くなりましたね。
今回の修理代の大半はバッテリー代です。

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始まる負の連鎖 GT380 其の四

開けたくはないけど・・・・
開けないと進みませんし・・・・
ハァ~開けましょうか。

IMG_8393gt.jpg
2サイクルなので、腰上を開けるのは簡単。
3気筒一体式のヘッドを外し、
IMG_8394gt.jpg 
IMG_8395gt.jpg
ここら辺までは問題ナシ。
3気筒の内、一体何処がツブレタのか?
もしかして全部?


まずは右シリンダーから・・・・
シリンダーを留めているナットを外し、
シリンダーを抜きます。
IMG_8396gt.jpg
右は問題無さそう。

次に真ん中・・・・
ナットは外したのに・・・・シリンダーが抜けません!!
どうやらココですね。

左は・・・・
問題無く抜けましたので、
IMG_8397gt.jpg
今回は真ん中だけで済んだのかな?

しかし、
真ん中のシリンダーが抜けません。
プラハンで叩いてはいるんですが、
1~2cm浮いただけで、そこから一向に動きません。
果たして、このまま叩いて抜けるのか?
無理に抜かない方がいいのか?

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256風TX 其の四

それでは、モーターを外すのでギヤトレーン部を外します。
後でココのオイルシールも交換します。
IMG_8494.jpg
試しにこの状態でセルを回してみると、
フイ~ン、フイ~ン
一応回りはするようです。

先にクラッチ側のギヤトレーンから交換してしまいましょう。
ケースカバーを外し、
IMG_8495.jpg
ん!?
なんや?

IMG_8497.jpg
ケース内にワッシャーが落ちています。
これはひょっとして・・・・
IMG_8498.jpg
ココのワッシャーじゃないですか?
IMG_8499.jpg
ビンゴ!
タコメータのドライブギヤシャフト下端に付いているワッシャーです。
きっと、オーナーさんが何かの作業の時にこのシャフトを抜いてしまい、
その際に外れてしまったんでしょう。
ここは、ケースカバーを開けないで作業するのは至難の技なので、
開けないのであれば触らない方が吉でしょう。

話を戻します。
クラッチ関係をゴッソリ外しまして。
IMG_8496.jpg
あれ?
もしかして、前オーナーさんが交換したんでしょうか?
IMG_8500.jpg
セルを頻繁に使う車両であれば、十中八九損傷しているギヤなんですが、
IMG_8501.jpg
全くと言っていい程、損傷が見受けられません。
IMG_8502.jpg
右側の新品と比べても、ご覧の通り。
ムムム、現オーナーさんは何もイジッテないと言っていましたので、
前オーナーさんが、セルを使えるようにしようとして交換したんでしょう。
無駄な作業をしてしまった感が有りますが、
まぁ、安心の為の確認という事で・・・・

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始まる負の連鎖 GT380 其の参

メッチャ嫌な予感がするんですが、
わずかな望みを託し、キックギヤを確認しましょう。

まずはギヤオイルを抜きましょう。
右のマフラーを取り外し、
IMG_8380gt.jpg
ポイントをベースプレートごと取り外し、
ケースカバーを外します。

IMG_8381gt.jpg
どうか、キックギヤが咬み込んでいるだけ、でありますように。。。。
IMG_8382gt.jpg
動きます。
キック機構は全く問題無いですね。

クランクは全く動きません!

・・・・もう決定的ですが、
念の為、クラッチを外してみます。
IMG_8389gt.jpg
クラッチ板を外せば、クラッチボスも回りますので、



















エンジン潰しました。
ハァ~何たる失態。
きっと、長くエンジンを動かさなかったので、
オイルがエンジン内に流入していたのでしょう。
その状態でエンジンをかけようとすると、液体は気体とは違って圧縮出来ませんので、
どうなるかといいますと・・・コンロッドが曲がる、最悪クランクが潰れます。





仕方ありません、ワタシがやった事ですから、責任もって修理しないといけません。
現状を詳しく把握しましょう。
一体何処まで潰れたんでしょうか?
部品はまだ出ますかねぇ?
とりあえずエンジンを降ろしましょう。

IMG_8390gt.jpg
3気筒とはいえ、2サイクルなので何とか一人でも降ろせます。
IMG_8391gt.jpg IMG_8392gt.jpg
ちょっと腰のヘルニアには厳しかったですが、、、、、
エンジン分解に入ります。

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256風TX 其の参

これで無事にキックも使えるようにはなった訳ですが、
セルも使えた方がいいでしょう。

現状、偶に使えるけど、基本的にはセルが使えないらしいので、
まぁ、、、、、、、セルモーターがダメって事も有るんですが、
不調の原因となるポイントを点検してみましょう。

考えられる原因としては、
・スイッチ、リレーの不良
・セルモータブラシの摩耗
・セルモータの不良
・セルモータギヤの不良

こんな所でしょうか?

まず、セルスイッチを押すと、「カチッカチッ」と音がするので、
スイッチとリレーは問題無いでしょう。
リレーからモーターへの配線も問題無し。
ではモーターを外して点検しましょう。

以前作業した時も思ったんですが、
IMG_8486.jpg IMG_8487.jpg
このケースカバーのクラックは何なんでしょう?
そうそうこんなクラックは入りませんよね。
謎です。

まずはオイルを抜いて、
あれ?
このドレンボルト・・・
IMG_8488.jpg
ワッシャー2枚付いてない?
・・・・まぁまぁ、たまにはこんな事も有りますよ。
しょうがないなぁ~
もう一個のドレンボルトも開けて、オイルを出しましょう。
IMG_8489.jpg
・・・・・・こっちにはワッシャー入ってないよ!!
オーナーさん、今度オイル交換を自分でやる時は、注意してやって下さいね。

作業を続けるにはマフラーが邪魔になりますので、
ここでさっさと取り外してしまいましょう。
サイレンサーを外してからエキパイを外すんですが、
おや?
IMG_8492.jpg IMG_8493.jpg
エキパイがしっかりと固定されていませんね、
ガタガタですよ。
エキパイを外してみると、
IMG_8490.jpg
バラバラバラ・・・・
何と、エキゾーストガスケットが粉々です。
何でこんな事になったんでしょうね。?

ひょっとして、オーナーさんが「イマイチエンジンの調子が良くない」と言っていたのは・・・・
これが原因ではなかろうか?

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始まる負の連鎖 GT380 其の弐

これでエンジンがすんなりとかかってくれれば終了だったのですが・・・・
スポークの作製に2ヶ月、
実はその前に、SL250Sのスポーク張替えもやっていたので、
2台車輪無し車両が出て来ると辛い・・・という事で、
SLの作製期間も待っていてもらったので、都合4ヶ月、
エンジンかけてなかったんですよ。
キャブのガソリンも抜くのを忘れていましたので、
これは、お客さんには請求出来ないけど、キャブ開けないと不味いだろうという事で、
キャブの分解洗浄をやります。
IMG_8372gt.jpg
     IMG_8373gt.jpg
          IMG_8374gt.jpg

心配を他所に、意外と中は綺麗でした。
でも、一応自己満足の為にね。



これでOK、久しぶりに2気筒以上のキャブをやりました。
バッテリーも充電しましたので、これでいけるでしょう。

では、エンジンをかけ、試乗して終わりにしましょう。




・・・・・・おかしいですね?
エンジンがかかりません。
入庫したての頃は、キック数回でエンジンかかったんですけどね?
そう思ってキックを踏み下ろすと、
ガッ!!
あれ?またキックが引っかかったかな?
さっきも1~2回あったんですが、今回もミッションを入れて後輪を回せば、
すぐに解決するでしょう。


おや?
IMG_8370gt.jpg
エラいオイル漏れ?・・・いや、これは・・・・
IMG_8371gt.jpg
真ん中のシリンダーから伸びるサイレンサー、
そこからオイルが・・・・・

・・
・・・
・・・・チョット待て・・・・・え~っと・・・・・・・・

オイルポンプは全開になっていたりしません?
IMG_8375gt.jpg
どうやら正常です。

いくら後輪を回しても、一向にキックの引っかかりが解けません。

開業して6年目ですが、最悪のシナリオが頭を過ぎりました。
イヤ、まだ最後の希望を託して、
キックの機構に不具合が無いか確認してみましょう。。。。。。

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256風TX 其の弐

ではでは、バックステップのお披露目といきましょうか。

っと、その前に、
このTX650でバックステップを付けるとどうなるか?
付けた人、付けようとした人は解ると思いますが、
キックが使えなくなってしまうんです!!
セルが付いているとはいえ、旧車にとってキックが使えなくなるのはチョイト痛い。
この車両のオーナーさんも、「キックは使えるように」という注文でしたから、
色々と考えたんです。

何故ダメなのか?
ステップバー自体は、このタロッティーなら折り畳めるので問題ナシ。
しかし、その先、
ブレーキペダルがどうしても干渉するんです。
キックを踏み下ろすと、丁度ブレーキペダルの踏む所が当たるんですよね。
ペダルに当たるまでのストロークでは、とてもエンジンかかかるとは思えません。
そもそも、そんなキックを繰り返していれば、
ストッパー代わりになったペダルはスグに壊れてしまうでしょう。

今まで取り付けた人の話では、
SRのキックを付ければ大丈夫という人もいましたし、
(実際に見た事は無いんですけど)
蝶螺子やβピン等を使って固定し、
キックをする時にはそれらを外し、
ペダルを180°後方に回せるように細工する。
なんて方法が有りました。
ワタシも、ピンを使う方法が一番かな?
と思っていたんですが・・・・

「ミヤシタモータース」さん・・・・・・グッジョブです!!

では、まず画像をご覧頂きましょう。
IMG_8385.jpg
まぁ、オーナーさんが現行SRのキックを用意してくれたから出来た事なんですが、
それでもこのままではペダルに当ります。
そこで、この機構。
IMG_8386.jpg
このフックの様な形状がミソです。
これが簡単に解除出来る様になっていまして、
IMG_8387.jpg
こうなれば、
IMG_8388.jpg
キックを踏み降ろしてもクリア~

もちろん、ペダルを元に戻すのも、2アクション位です。
何かを外す手間も無く、スピーディーにキックで始動が出来ます。
流石ご自身でTXに乗っているだけあって、
「ミヤシタモータース」さんにTXを任せれば安心確実。
痒い所に手が届くとは・・・正にこの事。
天晴れ!!

特許申請しましょうか?

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始まる負の連鎖 GT380 其の壱

ウチにとっては珍しい車種、
GT380の入庫です。

作業内容は簡単。
フロントスポークの張替えです。
ただし、「ステンレススポークで・・・」というオーダーなので、
いつも通り「フェイス」さんにお願いします。
こうなると、しばらくの間車両は動かせませんので、
IMG_8160gt.jpg
いつもの様に店のスミへ移動して、ソコでフロントホイールを外します。
「フェイス」さんにサンプルを送らないといけませんので、
IMG_8161gt.jpg
タイヤを外してスポークを分解します。


そして、スポークの出来上がりを待つ事2ヶ月程。
IMG_8366gt.jpg
待ってました。
これで、意外と車体の大きいGTも終わりですね。
まずはハブをキレイにします。
IMG_8362gt.jpg
ベアリングを外し、とりあえず灯油で汚れを落とし、
スチールウールで磨きます。
IMG_8363gt.jpg

続いて、リム磨き。
元々がそんなにボロではありませんでしたので、
IMG_8364gt.jpg
ちょっと磨けばこの通り。
オマケで、錆止めも塗っておきましょう。
IMG_8365gt.jpg

あとは普通に組めば、
IMG_8367gt.jpg
出来上がり!!

タイヤとチューブ、リムバンドは再利用ですから、
とっておいたものを再度取り付けて、
IMG_8368gt.jpg IMG_8369gt.jpg
終了。
時間はかかりましたが、特に問題も無く、無事に作業終了です。

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256風TX 其の壱

これも常連のお客さんのTXですね。
以前来た時は普通のTXだったんですが、
あれからご自分でカスタムされたようで、
256系のXSタンクをのっけて来ましたよ。

ウチに有るTXも同じようにしたので、
あのタンクをのせるのに、どれほど苦労したかは良く解ります。
よく自分でやったなぁと思いますよ。
まぁ、欲を言えば、もっとちゃんと取り付けたいところですが・・・・

で、その他にもカスタムしたいようで、ご依頼を頂いたのですが・・・・・・・
これは・・・ウチより「ミヤシタモータース」さん寄りの仕事ですね。
って事で、折角ウチに来て頂いたのですが、そのままお客さんを連れて「ミヤシタモータース」さんへ。

オーナーさんの希望は、
◎タロッティーのバックステップ取り付け(キックを使えるように!)
◎リヤキャリアの取り付け(オーナーさん持ち込み品を加工)

この2点なのですが、
さてさて、どうなりますやら。

車両を預けて数日。
完成の連絡を頂いて、相変わらずの出来の良さに驚きました。
まずはキャリア。
IMG_8383.jpg IMG_8384.jpg
元は現行トライアンフ用らしいのですが、色々加工して頂いて、
見事しっかりと取り付いています。
溶接部分も目立たないようにして頂いたので、
再メッキするまでもなく、クリヤーの塗料でも吹いとけば良さそうです。

そして、そして、
バックステップですよ。
これはねぇ~
もう感動モンです。

チョット・・・勿体ぶって次回にしますね。
今回は短いですが以上で。
TXにバックステップを付けたいと思っている人は、
次回必見です!!

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完調を目指して CL72 其の壱拾参

・・・・・・・ちょっとだけ交換してみましょうか?
別に今の状態に不満が有る訳ではありませんが、
ちょっとした好奇心です。

今まで付いていたキャブですが、
サービスマニュアルを見てみると、どうやらCB72用じゃないですかね?
この辺の部品はCBもCLも共通だと思っていたんですが、
チョット違うようです。
IMG_8298cl72.jpg IMG_8299cl72.jpg
ココに付いているジェット、
CLのマニュアルには何も記述が無いんです。
CBのマニュアルにはちゃんと記述が有るんですけどね。
このジェット、パワーエアジェットと言うらしく、
横のメクラしているネジの奥には、パワージェットが有ります。
高回転時には、ここで計量された混合気がプラスされる仕組みです。

オーナーさんが持たせてくれた予備キャブには、
IMG_8300cl72.jpg IMG_8301cl72.jpg
何も付いていません。
もしかすると、高回転時にはここら辺が違いを出すかもしれません。

と言う事で、試しに一度交換してみましょう。
一通り予備キャブの洗浄をして、
ん?ちょっと右のキャブの状態が良くありませんねぇ~
IMG_8302cl72.jpg
メーンボアが腐食により凸凹です。
まぁ、試しに交換してみるだけですから、

エンジンをかけたところ、、、、ほうほう、まぁまぁイイですね。



ちょっとニードル段数を変えてみましょうか?



ニードルの太さかなぁ?



おしいなぁ、アイドリングはイイんですが・・・メインですかね?



こっちじゃないか、って事は逆に振って・・・・



あれ?

いつの間にか本格的にセッティングしてました。
折角ですから、こっちでいきましょうか?
何かもう少しのような気がするんです。






一週間後



こんなモンですかね。
アフターは消えませんでしたが、
このマフラーの構造では、多少は仕方無いでしょう。
走りもイイですし、アイドリングも安定しています。
お決まりの山への試乗。
IMG_8305cl72.jpg IMG_8306cl72.jpg
街へも試乗に行きましたが、問題ナシ!!

当初思っていたより時間が掛かりましたが、
これで納車しましょう。

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不人気第一号 YD2 其の弐拾弐

チョロっと走る分には全く問題ありません。
では、長めの試乗に繰り出しましょう。

まずは山に行きましょうかね。
パパ~ンと軽く流して帰ろうと思ったんですが、



アレアレ?
走っていれば調子はいいんですが、アイドリングが・・・・
ブモ~ン・・・・・アレ、止まっちゃいました。
キックをすれば、スグにエンジンはかかるんですが、
やっぱりアイドリングで止まってしまいます。
回転を上げていれば問題はないのですが、

う~ん、クラッチをやる前はあんなに調子良かったのになぁ~。
ヤバイ、更に納車が遅れてしまう・・・・
このままではフトコロ具合が・・・


早急に原因を追求しなければ、
信号待ちでも、回転を上げておけば止まりませんので、何とか帰って来る事は出来ました。
チャージランプはちゃんと消えていましたので、充電不足ではないはず。
プラグの焼け具合も、以前撮った時同様、めっちゃイイ焼け具合です。



何やろ?
まぁ、以前エンジンをかけてからしばらく時間が経っていますから、
とりあえず、もう一度キャブを掃除してみましょう。


この後、色々と考えたり試したりしまして、
結局、バッテリーでした。
ちゃんと充電してから走ってみると、、、、ウン、大丈夫ですね。
やっぱり、バッテリー点火はバッテリーが命って事ですよ。

色々と試行錯誤している時に気付いたんですが、
IMG_8337yd.jpg
ガソリンコックが効いてない。
多分バルブの所だろうと思っていたんですが、
メインはソコではありませんでした。
IMG_8338yd.jpg
コックをタンクに留めてある3本の螺子。
コイツからですね。
以前書きましたが、3本の内1本はナメていたので、頭を飛ばして取り外しました。
本来ならば皿ビスなのですが、旧ネジは丸アタマの物しか持っていなかったので、
現行規格の皿ビスをダイスで切り直して使ったんです。
やっぱりそれが不味かったようですね。

今度は丸アタマの旧ネジを、シーリングテープを巻いて取り付けました。
これでだいぶマシになるハズ。

では、途中下山した山をもう一度登りましょう。
途中にて、
IMG_8335yd.jpg IMG_8336yd.jpg
やっぱり、この「風切り」がイイですね。

大丈夫!
問題ありませんでしたので、今度こそ納車です。

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完調を目指して CL72 其の壱拾弐

まずはCLのサービスマニュアル通り、
スタンダードのセッティングから始めたんですが、

排気音からは力強さが増したように感じられたんです。
しかし、走ってみると・・・・・う~ん、
ちょっと違うかな?




これも違う




何か悪くなったなぁ、
じゃぁ、逆にフッてみて、




まぁまぁ、今までで一番かな?
でも、もうちょっとイケルかも。




ダメか、行き過ぎた・・・・・


こんな事をGW明けから数日間続け、
大体セッティングが決まった頃、
そう言えば、オーナーさんが中古のキャブを入手していて、
それを引き上げの時に一緒に持って来ていたのを思い出しました。

今使っているキャブも、何か問題が有るという訳ではないのですが、
試しに交換してみましょうかね。
受け取ってから一度もちゃんと見ていないんですが、
状態はどうなんでしょう?
ちょっと掃除しないとダメですかね?
!!!!!!!!!



止めときましょう。
いや、
私は何も知らないし、見ていません。




もうエエやんか、未だにアフターファイアは出るけど、
他は調子良さげに走るんやから。

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不人気第一号 YD2 其の弐拾壱

予想以上の仕上がりです。
これはスゴイですよ。
出来る事なら実物を見てもらいたい所ですが、
画像で伝わるかなぁ~


では、見て頂きましょう。
IMG_8332yd.jpg
イイでしょ、雰囲気出てるでしょ、
IMG_8333yd.jpg
この音叉マークも凝ってますし、
IMG_8334yd.jpg
この筆で書いた後の処理、画像じゃ伝わらないと思いますが、
本当に塗装したようには見えないんです。
琺瑯看板みたい。
・・・・・・ちょっとね、ニヤニヤが止まりません。
今後も宜しくお願いしますね、
塗装は立川の「Stupidcrown」さんへ!
間違いありません!!


さぁ、早速このプレートを、苦労して作った真鍮リベットでステーに・・・・

・・
・・・
アサハカでした。
塗装した分だけ、プレートの厚さが増しています。
ステーの溝は・・・・もちろん塗装前のプレートがギリギリハマる幅です。



薄いヤスリでひたすら溝を拡げます。
目の細かいヤスリなので、全っ然削れません。
こんな事で半日以上を費やしたものの、
なんとか無事に車体への取り付けに成功。

何やかんやと有りまして、ひと月以上まともにエンジンをかけていません。
ちゃんとエンジンかかりますかねぇ~
バッテリーが不安だったんですが、
スイッチをONにすると、煌々とニュートラルランプが点灯。
おお、意外や意外、いけるんじゃない?
キック数回でエンジン復活。
相変わらずイイ音です。

さぁ、試乗に行ってみますか。

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完調を目指して CL72 其の壱拾壱

クランクまで分解する事はありませんでしたが、
シリンダーは完全に抜いてしまいましたので、
またピストンの挿入をやり直さないといけません。
二気筒ですからまだマシですが、
四気筒だったらヤル気無くしますね。

カムチェーンを拾い上げたところで、
古いカムチェーンで組んでみましょう。
まぁ、これなら組めると思うんですが、念の為に。




やっぱりこれなら普通に組む事が出来ます。
チェーンのコマ数は同じなので、
古い方のチェーンがそれだけ伸びてしまっているという事なのでしょうか?
ココでもう一度新しいチェーンにかけ変えて、
やってはみたんですが・・・・やっぱりアカン。
どこかで引っかかってるんですかねぇ?




あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”~~~~~
なんでアカンねん!
もう一度シリンダーを抜き、
カムチェーンを抜いて新旧を比べてみます。
・・・・・・そんなに違いが有るようには見えないんですが・・・・

ならば、新旧を一本に繋げて、
3度目のエンジン組み、
今まではカムチェーンを引っ張ろうにも、
持つ所が少なく、強く引っ張ろうにも難しかったのですが。
今回はチェーンが長いのでしっかりと持てます。
これで思いっきり引っ張って、
カムスプロケットに半コマ分多く引っかかれば・・・・・



アカンかった・・・・・・

もう朝の6時。
一旦冷静になりましょう。
お風呂に入って、
洗濯して、
掃除して、

リトライ。
一応マニュアルに目を通しますが、
特に何も書いてありません。
普通に組めば組めるという事でしょう。



やっぱムリや!

こうなったら・・・・・古いカムチェーンで、、、、、なんて事も何度か頭をよぎりましたが、
それをやってはお終いです。

でも、どうしたら新しいチェーンで組めますかねぇ~



ポン! 一度、カムチェーンをかけずに組んでしまいましょう。
ボルトも規定トルクで締めてしまって、
ちょっとガスケットを潰しましょう。
正直、あまり期待はしていませんが、
他に手が思い付きませんのでやってみましょう。
一旦ヘッドボルトまで締め付けて、
もう一度分解。
それからカムチェーンをかけてみると・・・


組めた!
ダメ元でもやってみるものですね。
あ~も~めっちゃ疲れた。。。
現在朝の9時、
何とか出口が見えましたので、
ちょっと休憩、30分程眠ってから残りの作業をしましょう。

ZZZZZZZZ・・・・・

よし!、リフレッシュ。
塗った液体ガスケットもすっかり乾いてしまいましたので、
一度きれいに剥がしてから組み直します。
IMG_8281cl72.jpg

いや~、通常の数倍時間が掛かってしまいました。
まだまだ未熟者です。
今日は車体に積み込んで、エンジン始動は明日に持ち越しましょう。

IMG_8282cl72.jpg
ここからまたキャブセッティングの日々です。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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