不人気第一号 YD2 其の弐拾
『風切り』が出来上がって来たら、スグに取り付け出来るように、
ステーの取り付け方法を考えましょう。

塗装の為に外したこのステー、
壊したリベットの代わりになるものは・・・・・・・・
皿ビス・・・・ナットが上手くハマりません。
ハマるナットにすると、ネジ径が細過ぎ。
六角ボルト・・・・以下同文
アルミリベット・・・・既製の物では合う物がありません。
そんなこんなで、一番楽な方法は玉砕。
では、上記の方法をちょい加工で、
例えば、皿ビスのナットがハマるように、ステー部分を加工・・・・見栄えが良くないでしょうね。
例えば、アルミリベットを加工・・・・中途半端な物しか出来ません。
仕方ありません、
時間も有る事ですし、一から作りましょう。
材料は・・・・アルミor真鍮?
ここは真鍮でしょう!
大好きなんですよ、あの真鍮の感じが。
確か真鍮の棒がそこら辺に、、、、
有りました有りました。
コイツを旋盤で、

試行錯誤しながら、3日もかかってしまいました。
失敗作の数は・・・・・・・・いっぱいです。
成功作品がコレ、

コレでひと組み。
リベットというか、嵌め合わせる事にしました。
こんな風に、



こんな部品を作る為に3日もかかっていては、とても商売になりません。
でも、いいんです。
自己満足ですから。
お客さんからも、ほとんどお代は頂きません。
お客さんにとっては、コレも既製品のボルトも、価値としては同じでしょうから。
要は、『風切り』のプレートが固定出来ればいいんです。
お客さんからお金を頂けるような物が作れれば、
話は別ですけどね。
こんな出来でお金を頂くのは、身の程知らずってモンです。
さて、プレートはどんな塗装になって仕上がってくるのか?
楽しみです。
ステーの取り付け方法を考えましょう。

塗装の為に外したこのステー、
壊したリベットの代わりになるものは・・・・・・・・
皿ビス・・・・ナットが上手くハマりません。
ハマるナットにすると、ネジ径が細過ぎ。
六角ボルト・・・・以下同文
アルミリベット・・・・既製の物では合う物がありません。
そんなこんなで、一番楽な方法は玉砕。
では、上記の方法をちょい加工で、
例えば、皿ビスのナットがハマるように、ステー部分を加工・・・・見栄えが良くないでしょうね。
例えば、アルミリベットを加工・・・・中途半端な物しか出来ません。
仕方ありません、
時間も有る事ですし、一から作りましょう。
材料は・・・・アルミor真鍮?
ここは真鍮でしょう!
大好きなんですよ、あの真鍮の感じが。
確か真鍮の棒がそこら辺に、、、、
有りました有りました。
コイツを旋盤で、

試行錯誤しながら、3日もかかってしまいました。
失敗作の数は・・・・・・・・いっぱいです。
成功作品がコレ、

コレでひと組み。
リベットというか、嵌め合わせる事にしました。
こんな風に、



こんな部品を作る為に3日もかかっていては、とても商売になりません。
でも、いいんです。
自己満足ですから。
お客さんからも、ほとんどお代は頂きません。
お客さんにとっては、コレも既製品のボルトも、価値としては同じでしょうから。
要は、『風切り』のプレートが固定出来ればいいんです。
お客さんからお金を頂けるような物が作れれば、
話は別ですけどね。
こんな出来でお金を頂くのは、身の程知らずってモンです。
さて、プレートはどんな塗装になって仕上がってくるのか?
楽しみです。
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完調を目指して CL72 其の壱拾
ヘッドの組み立てまでは一気に行きましょう。
あの分解に苦労したカムを組み込んで、

分解時に確認した合いマークは大丈夫でしょうか?

この状態でロッカーアームを組み付け、たっぷりと初期潤滑をしておきましょう。

ココで一段落。
この調子でいけば、徹夜はしなくて済みそうです。
3時か4時には終わるんじゃないでしょうか?
よし、休憩終了。
ここから最後までいきますよ。
まずは必要な部品を準備しましょう。
オーナーさんが見つけてきたカムチェーンと、

イマイチ信用出来ないガスケットセット、

一応ガスケットセットにはOリングも入っていたんですが、
これはガスケット以上に信用出来ません。
可能な限り純正品を使いたいと思います。
一番欲しかったのはココのOリング。

オイル通路兼、ノックピンになっている部分なんですが、
多分、この今付いているOリングも、出処の怪しいモノなのでしょう。
変な潰れ方しているんですよ。
純正品が出るかどうか・・・・・・・
出ました。

これで大きい不安の一つは回避されました。
よし、準備OK。
カムチェーンを交換し、
ピストンを組み込んで、

ここからは忙しいので画像は有りません!!
しっかりと面の脱脂をして、液体ガスケットを塗り、
ピストンリングにオイルを塗布、
シリンダー内面にもオイルを塗って、
シリンダーを組み、ヘッドを載せ、
カムチェーンを・・・・・カムチェーン・・・・・・もうチョットなんだけど・・・・・
クランクの方で引っかかっているんですかねぇ?
ちょっと・・・・チェーンの長さが半コマ分足りません。
どんなに引っ張っても完全に無理!!
っていう感じです。
何でや?
ここまで順調に来たのに・・・・
早くやらないと液体ガスケットが乾いてしまいます。
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
無理やでコレ!どういう事!?
あっっ!!!
手からつるりと・・・・カムチェーンがクランクケース内に落下。
ヤバイっ・・・・・
もう一度分解しないと取れそうもありません。
はぁ~、、、、仕方ありません。
もう一度分解しましょう。
あの分解に苦労したカムを組み込んで、

分解時に確認した合いマークは大丈夫でしょうか?


この状態でロッカーアームを組み付け、たっぷりと初期潤滑をしておきましょう。

ココで一段落。
この調子でいけば、徹夜はしなくて済みそうです。
3時か4時には終わるんじゃないでしょうか?
よし、休憩終了。
ここから最後までいきますよ。
まずは必要な部品を準備しましょう。
オーナーさんが見つけてきたカムチェーンと、

イマイチ信用出来ないガスケットセット、

一応ガスケットセットにはOリングも入っていたんですが、
これはガスケット以上に信用出来ません。
可能な限り純正品を使いたいと思います。
一番欲しかったのはココのOリング。

オイル通路兼、ノックピンになっている部分なんですが、
多分、この今付いているOリングも、出処の怪しいモノなのでしょう。
変な潰れ方しているんですよ。
純正品が出るかどうか・・・・・・・
出ました。

これで大きい不安の一つは回避されました。
よし、準備OK。
カムチェーンを交換し、
ピストンを組み込んで、

ここからは忙しいので画像は有りません!!
しっかりと面の脱脂をして、液体ガスケットを塗り、
ピストンリングにオイルを塗布、
シリンダー内面にもオイルを塗って、
シリンダーを組み、ヘッドを載せ、
カムチェーンを・・・・・カムチェーン・・・・・・もうチョットなんだけど・・・・・
クランクの方で引っかかっているんですかねぇ?
ちょっと・・・・チェーンの長さが半コマ分足りません。
どんなに引っ張っても完全に無理!!
っていう感じです。
何でや?
ここまで順調に来たのに・・・・
早くやらないと液体ガスケットが乾いてしまいます。
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦
無理やでコレ!どういう事!?
あっっ!!!
手からつるりと・・・・カムチェーンがクランクケース内に落下。
ヤバイっ・・・・・
もう一度分解しないと取れそうもありません。
はぁ~、、、、仕方ありません。
もう一度分解しましょう。
不人気第一号 YD2 其の壱拾九
念の為、私だけではなく、この道の先輩方にも相談したんですが、
やはりクラッチ板の厚みが足りないのでは?
という事だったので、再度張り直しをお願いするのですが、
問題はどの位の厚さにするかって事です。
先輩達の意見では、「あと2~3mmは欲しいね」って事だったんですが、
大体私も同意見です。
あとは、専門家である「目黒ライニング」さんの意見を聞いて判断しましょう。
協議の結果、あと2.4mm+という事でまとまりました。
速攻で作業をして頂いたようで、ほんの2~3日で送り返して頂きました。

新生クラッチ板でございます。
これで今度こそは大丈夫でしょう。
ドキドキ、、、
慎重に組み上げて、、、、

おお!いい感じの出っ張り具合です。
前回と比べてみると、

ちょこっと説明しますと、
クランク軸に取り付けた時、
最後にセンターナットを締め付けます。

こんな風に、
すると、真ん中が出っ張ってないと、ハウジングをナットで押してしまい、
クラッチが切れた状態になってしまうんです。
・・・・まぁ、解り難いですよね。
でも、これでバッチリ!!

キックを踏んでも滑る気配なし。
コレで塗装に出している『風切り』が帰ってくれば・・・今度こそ終了です。
やはりクラッチ板の厚みが足りないのでは?
という事だったので、再度張り直しをお願いするのですが、
問題はどの位の厚さにするかって事です。
先輩達の意見では、「あと2~3mmは欲しいね」って事だったんですが、
大体私も同意見です。
あとは、専門家である「目黒ライニング」さんの意見を聞いて判断しましょう。
協議の結果、あと2.4mm+という事でまとまりました。
速攻で作業をして頂いたようで、ほんの2~3日で送り返して頂きました。


新生クラッチ板でございます。
これで今度こそは大丈夫でしょう。
ドキドキ、、、
慎重に組み上げて、、、、

おお!いい感じの出っ張り具合です。
前回と比べてみると、

ちょこっと説明しますと、
クランク軸に取り付けた時、
最後にセンターナットを締め付けます。

こんな風に、
すると、真ん中が出っ張ってないと、ハウジングをナットで押してしまい、
クラッチが切れた状態になってしまうんです。
・・・・まぁ、解り難いですよね。
でも、これでバッチリ!!

キックを踏んでも滑る気配なし。
コレで塗装に出している『風切り』が帰ってくれば・・・今度こそ終了です。
完調を目指して CL72 其の九
うっかり忘れていました。

ヘッド上面が歪んでいれば、ヘッドカバーも歪んでいますよね。
案の定、定盤にのせるとカタカタいいますので、
しっかりと平面を出しておきましょう。
内燃機屋さんに出して一週間ほど。

出来上がって来ました。
今回の依頼内容は、
・バルブ擦り合わせ
・バルブ研磨
・バルブガイド作製、入れ替え
となっています。
そして、

これが入れ替えてもらったガイド。
解る方は解ると思いますが・・・・・

ステムシールを付けられる様にして頂きました。
今後も末永く宜しくお願いしますよ、「三留兄弟製作所」さん。
さぁ、これからエンジン組みに入りますよ。
一旦店を閉めて、
誰にも邪魔されない環境を作ってから、
徹夜してでも一気に組み上げます。
では、スタート!
まずはカムベアリングを嵌めます。

あまりプレスは使わないんですが、こういう時には便利です。
そうそう、内燃機屋さんに言われて気付いたんですが、
このエンジンのバルブスプリング、
どうやら違う物のようです。

「CL72だろ?こんなワッシャ付いてたか?ひょっとしたらスプリングが違うかもな。」
って言われたので、パーツリストを確認してみると・・・・・
無いっスね。

こんなワッシャ。
スプリングの自由長を調べてみると、
マニュアルに書いてある基準値より、約1mm程短いです。
メーターの走行距離が実走距離では無さそうです。
何はともあれ、バルブを組み込んで、

燃焼室にガソリンを注入して、

漏れの点検。
大丈夫ですね。
問題有りません。
さぁ、まだまだ夜は長いですよ。

ヘッド上面が歪んでいれば、ヘッドカバーも歪んでいますよね。
案の定、定盤にのせるとカタカタいいますので、
しっかりと平面を出しておきましょう。
内燃機屋さんに出して一週間ほど。


出来上がって来ました。
今回の依頼内容は、
・バルブ擦り合わせ
・バルブ研磨
・バルブガイド作製、入れ替え
となっています。
そして、

これが入れ替えてもらったガイド。
解る方は解ると思いますが・・・・・

ステムシールを付けられる様にして頂きました。
今後も末永く宜しくお願いしますよ、「三留兄弟製作所」さん。
さぁ、これからエンジン組みに入りますよ。
一旦店を閉めて、
誰にも邪魔されない環境を作ってから、
徹夜してでも一気に組み上げます。
では、スタート!
まずはカムベアリングを嵌めます。


あまりプレスは使わないんですが、こういう時には便利です。
そうそう、内燃機屋さんに言われて気付いたんですが、
このエンジンのバルブスプリング、
どうやら違う物のようです。

「CL72だろ?こんなワッシャ付いてたか?ひょっとしたらスプリングが違うかもな。」
って言われたので、パーツリストを確認してみると・・・・・
無いっスね。


こんなワッシャ。
スプリングの自由長を調べてみると、
マニュアルに書いてある基準値より、約1mm程短いです。
メーターの走行距離が実走距離では無さそうです。
何はともあれ、バルブを組み込んで、

燃焼室にガソリンを注入して、

漏れの点検。
大丈夫ですね。
問題有りません。
さぁ、まだまだ夜は長いですよ。
不人気第一号 YD2 其の壱拾八
クラッチ板が予想以上に早く出来上がってきました。
やったね!
これで今度こそ納車間近ですよ。


まずはガスケットを新しく切り出しましょう。
前回切り出したモノは、今回の分解時に破れてしまいましたので、
面倒ですがやるしかありません。
でも、思ったより早く終わりそうなので、
そんなに「あ~面倒臭い」っていう気は起こりませんね。

快調に切り出しを終え、
クラッチ版をハウジングに組み込みます。

ん?あれ??
やっぱりか・・・・
クラッチ版がすんなり組み込めません。
押し込めば入るんですが、それではスムーズなクラッチ操作は望めません。
分解する時にちょっと引っかかっていたんですよね。
やっぱりココでちょいと処理してあげないといけないみたいです。

クラッチ版がハマる溝をよく見てみると・・・・
解りますかねぇ~
ちゃんと四角ではないでしょ?
ココをヤスリをかけて均してあげます。
時間をかけて作業したおかげで、
今度はすんなりとクラッチ板を収める事が出来ました。
万力を使ってクラッチスプリングを押し縮めながら、Cリングを取り付け、


完成!
いやいや、まだなんですけど、、、、ここまで来ちゃえば完成も同然ってね!
エンジンに組み込んで、センターのナットを締め込み、
コレでOK。
確認の為にクラッチハウジングを回転させてみると、
くるん・・・・・・・・・・・・
もう一度、
クルン・・・・・・・・・・・
エンジンってこんなに軽く回ったっけ?
いやいや、クランクは回っていなかったから・・・・・・・・
クラッチが切れっぱなしや!!!!
一体何をどう間違えてしまったんでしょうか?
ワタシの組み間違い?
部品の欠品?
何か壊した?
色々と考え、某所から資料を取り寄せ考えた結果、
・
・
・
たぶん、張り直してもらったクラッチ板の厚みが足りないのでは?
そういう結論に至りました。

詳しい構造を説明しないと解らないと思うんですが、
ここに1.5mm位の段差があるんですが、
これが不味いんです。
クラッチ版を厚くすればこの段差は無くなるハズ。
「目黒ライニング」さんにTELした所、
「ウチも資料があってやっている訳ではないので、
もしかしたら薄く張ってしまったのかもしれない。
試しにもうチョット厚いものに貼り直してみるよ」
そう言って頂きましたので、再度張り直しをお願いします。
順調に終わりませんね。。。
やったね!
これで今度こそ納車間近ですよ。


まずはガスケットを新しく切り出しましょう。
前回切り出したモノは、今回の分解時に破れてしまいましたので、
面倒ですがやるしかありません。
でも、思ったより早く終わりそうなので、
そんなに「あ~面倒臭い」っていう気は起こりませんね。

快調に切り出しを終え、
クラッチ版をハウジングに組み込みます。

ん?あれ??
やっぱりか・・・・
クラッチ版がすんなり組み込めません。
押し込めば入るんですが、それではスムーズなクラッチ操作は望めません。
分解する時にちょっと引っかかっていたんですよね。
やっぱりココでちょいと処理してあげないといけないみたいです。

クラッチ版がハマる溝をよく見てみると・・・・
解りますかねぇ~
ちゃんと四角ではないでしょ?
ココをヤスリをかけて均してあげます。
時間をかけて作業したおかげで、
今度はすんなりとクラッチ板を収める事が出来ました。
万力を使ってクラッチスプリングを押し縮めながら、Cリングを取り付け、


完成!
いやいや、まだなんですけど、、、、ここまで来ちゃえば完成も同然ってね!
エンジンに組み込んで、センターのナットを締め込み、
コレでOK。
確認の為にクラッチハウジングを回転させてみると、
くるん・・・・・・・・・・・・
もう一度、
クルン・・・・・・・・・・・
エンジンってこんなに軽く回ったっけ?
いやいや、クランクは回っていなかったから・・・・・・・・
クラッチが切れっぱなしや!!!!
一体何をどう間違えてしまったんでしょうか?
ワタシの組み間違い?
部品の欠品?
何か壊した?
色々と考え、某所から資料を取り寄せ考えた結果、
・
・
・
たぶん、張り直してもらったクラッチ板の厚みが足りないのでは?
そういう結論に至りました。

詳しい構造を説明しないと解らないと思うんですが、
ここに1.5mm位の段差があるんですが、
これが不味いんです。
クラッチ版を厚くすればこの段差は無くなるハズ。
「目黒ライニング」さんにTELした所、
「ウチも資料があってやっている訳ではないので、
もしかしたら薄く張ってしまったのかもしれない。
試しにもうチョット厚いものに貼り直してみるよ」
そう言って頂きましたので、再度張り直しをお願いします。
順調に終わりませんね。。。
完調を目指して CL72 其の八
シリンダーの方には特に異常もありませんので、
当初の予定通りヘッドをリフレッシュしましょう。
その為に内燃機屋さんにヘッドを送ります。
まずは分解しないとね。

ここら辺の描写は過去に何回もやっていますので、

割愛します。
バルブの方も目立った不具合はありません。
組む時に苦労しないように、

ねじ山をタップでさらっておきまして、
忘れがちなプラグホールにも専用のタップを立てておきます。

こういうのが後から効いて来るんですよ。
あとは、面の点検。
定盤で歪みが無いか確認します。

シリンダーは問題ありませんでしたが、

ヘッドの上面、が少々歪んでいました。
そんなに大きな歪みではなかったのですが、ご~り、ご~り・・・・・
面研します。
問題の無かった面も念の為に軽く面研しておきます。
ヘッドは、軽く研磨したバルブと共に内燃機屋さんに送りまして、
作業をしてもらいます。
こうなると上り待ちなのですが、
念の為シリンダーのクリアランスを確認しておきましょう。

リングギャップが・・・・・
まぁ・・・・・許容範囲ですから・・・・・
当初の予定通りヘッドをリフレッシュしましょう。
その為に内燃機屋さんにヘッドを送ります。
まずは分解しないとね。

ここら辺の描写は過去に何回もやっていますので、

割愛します。
バルブの方も目立った不具合はありません。
組む時に苦労しないように、

ねじ山をタップでさらっておきまして、
忘れがちなプラグホールにも専用のタップを立てておきます。

こういうのが後から効いて来るんですよ。
あとは、面の点検。
定盤で歪みが無いか確認します。

シリンダーは問題ありませんでしたが、

ヘッドの上面、が少々歪んでいました。
そんなに大きな歪みではなかったのですが、ご~り、ご~り・・・・・
面研します。
問題の無かった面も念の為に軽く面研しておきます。
ヘッドは、軽く研磨したバルブと共に内燃機屋さんに送りまして、
作業をしてもらいます。
こうなると上り待ちなのですが、
念の為シリンダーのクリアランスを確認しておきましょう。

リングギャップが・・・・・
まぁ・・・・・許容範囲ですから・・・・・
ヴィンテージモト
H24年 7月15日
山梨県の富士ケ嶺オフロードにて、ヴィンテージオフのイベントがありました。
以前から行ってみたいとは思っていたんですが、
今回都合が付いたので見に行ってみる事にしました。
3連休の中日ですから、道も混む事が予想されましたので、
一緒に行く「ミヤシタモータース」さんと、AM5:30に談合坂SAにて待ち合わせ。


やはりこんな時間でも、結構な人数がいますねぇ。
談合坂から一時間半程で現地到着。




心配された天気も・・・・・良くはないですが、
ピーカンだと辛いですし、適度に湿らせる位の雨でしたので、丁度良かったかな。


「ミヤシタモータース」さんのマンモス君も準備OK!
以下、画像をお楽しみください。
































普通のオフロードレースの他にもヒルクライム何かがあったりして、
車両もXS650の改造車や、旧いハーレー、別体のトライアンフ等々
非常に面白いイベントでした。
ワタシも腰に爆弾を抱えていなければ、、、
自営業は何かあっても保険がありませんからね。
せめてオフィシャルとして。。。。
山梨県の富士ケ嶺オフロードにて、ヴィンテージオフのイベントがありました。
以前から行ってみたいとは思っていたんですが、
今回都合が付いたので見に行ってみる事にしました。
3連休の中日ですから、道も混む事が予想されましたので、
一緒に行く「ミヤシタモータース」さんと、AM5:30に談合坂SAにて待ち合わせ。



やはりこんな時間でも、結構な人数がいますねぇ。
談合坂から一時間半程で現地到着。




心配された天気も・・・・・良くはないですが、
ピーカンだと辛いですし、適度に湿らせる位の雨でしたので、丁度良かったかな。


「ミヤシタモータース」さんのマンモス君も準備OK!
以下、画像をお楽しみください。
































普通のオフロードレースの他にもヒルクライム何かがあったりして、
車両もXS650の改造車や、旧いハーレー、別体のトライアンフ等々
非常に面白いイベントでした。
ワタシも腰に爆弾を抱えていなければ、、、
自営業は何かあっても保険がありませんからね。
せめてオフィシャルとして。。。。
不人気第一号 YD2 其の壱拾七
「どうせ納車が延期になるのなら」って事で、
一つ追加作業を頼まれました。
大した事ではないんですけど、ちょっとしたアクセサリーの追加です。

これ、
本来はフロントナンバープレート、
日本では『風切り』という完全なアクセサリーですね。
オーナーさんの要望により、こいつの取り付けとペイントです。
ペイントは専門外ですから、例によって他の業者さんに頼むんですが、
先に取り付けの穴だけでも開けちゃいましょう。

面倒ではありますが、フェンダーの穴開け加工の為にホイールを外します。
間違えたらやり直しが効きませんからね、慎重に穴を開ける場所を吟味して、


こんな感じでどうでしょうかねぇ。
一つ気になる点、
『風切り」を取り付けるネジがちょっと長くて、

こうやって表側にナットを一個噛ませないと、裏側に結構出っ張ってしまうんです。
タイヤとフェンダーの間が狭い為、余り裏側には出っ張らせたくありません。
かと言って、『風切り』とフェンダーの間がこんなに開いてしまうのも間抜け。
一円にもならない手間をかけるか否か?

やりますよ、そりゃぁ。
ナット一個分をカットします。
これで見栄えも良くなります。
さて、ペイントしてもらうにしても、このステー部分が邪魔です。

螺子で止まっていれば話は簡単なんですが、
コイツはリベットで止まっています。
外す為には一度壊さないといけません。

ドリルでリベットの頭を飛ばし、残りを抜き取ります。
さぁ、これで後はペイントの業者さんに任せればOK。
その間に、このリベットに代わる取り付け方法を考えなくては・・・
今回、ペイントは「STUPID CROWN」さんにお願いします。
オーナーさんからは、「デザインはお任せ」と言われているんですが、
ワタシ如きでは良いデザインは思い付きません。
そういう感性の有る業者さんに相談するのが吉!
以前から何か頼もうと思っていたんですが、
なかなかそういう仕事が無くて・・・・
店主さんもなかなか面白い方で、色々と話し込んでしまいました。
フフフっ出来上がりが楽しみです。
一つ追加作業を頼まれました。
大した事ではないんですけど、ちょっとしたアクセサリーの追加です。

これ、
本来はフロントナンバープレート、
日本では『風切り』という完全なアクセサリーですね。
オーナーさんの要望により、こいつの取り付けとペイントです。
ペイントは専門外ですから、例によって他の業者さんに頼むんですが、
先に取り付けの穴だけでも開けちゃいましょう。

面倒ではありますが、フェンダーの穴開け加工の為にホイールを外します。
間違えたらやり直しが効きませんからね、慎重に穴を開ける場所を吟味して、


こんな感じでどうでしょうかねぇ。
一つ気になる点、
『風切り」を取り付けるネジがちょっと長くて、

こうやって表側にナットを一個噛ませないと、裏側に結構出っ張ってしまうんです。
タイヤとフェンダーの間が狭い為、余り裏側には出っ張らせたくありません。
かと言って、『風切り』とフェンダーの間がこんなに開いてしまうのも間抜け。
一円にもならない手間をかけるか否か?

やりますよ、そりゃぁ。
ナット一個分をカットします。
これで見栄えも良くなります。
さて、ペイントしてもらうにしても、このステー部分が邪魔です。

螺子で止まっていれば話は簡単なんですが、
コイツはリベットで止まっています。
外す為には一度壊さないといけません。

ドリルでリベットの頭を飛ばし、残りを抜き取ります。
さぁ、これで後はペイントの業者さんに任せればOK。
その間に、このリベットに代わる取り付け方法を考えなくては・・・
今回、ペイントは「STUPID CROWN」さんにお願いします。
オーナーさんからは、「デザインはお任せ」と言われているんですが、
ワタシ如きでは良いデザインは思い付きません。
そういう感性の有る業者さんに相談するのが吉!
以前から何か頼もうと思っていたんですが、
なかなかそういう仕事が無くて・・・・
店主さんもなかなか面白い方で、色々と話し込んでしまいました。
フフフっ出来上がりが楽しみです。
完調を目指して CL72 其の七
それでは、詳しい構造を解説致しましょう。
何度か分解した事の有るエンジンならともかく、
製造されてから一度も分解された事の無いエンジンでは・・・・
マニュアル通りにやっても分解出来ません。
壊してしまう前に見ておいて下さいね。

コレがCL72のカムですね。
まずは右側のカムの外し方。
前回もチョロっと書きましたが、

カムスプロケットの右側に付いているのがロックナットです。
コイツを緩めると右側は外れます。
構造としてはこうなっています。

見てもらえばお解りだと思いますが、ココに「割り」が入っているので、
ロックナットを緩めないと外れません。
で、問題なのは左側ですよ。
結構手古摺っている人は多いみたいなんですが、
何処も詳しくは書いてくれていないんですよ。
ですから、ウチが書いちゃいます。
まぁ、悩みに悩みましたが、
外した右カムシャフト側から見ると、

画像では解り難いと思うんですが、
なんかねぇ~、気になるものが見えるんですよ。
そこからイメージして・・・・

外す事は出来たんですが、タダでは外れません。
右とは違って、左のカムシャフトには「ロックシャフト」が入っています。

こんな感じでね、
ロックシャフト自体はこんな形で、

この部分がテーパーになっています。
右とは違い、左はカムシャフト側に「割り」が入っているので、

カムシャフトにロックシャフトを通して、突き出たロックシャフトのねじ山を締めると、
がっちりカムシャフトがロックされると、こういう仕組みになっているのですよ。
一度も分解した事の無いカムでは、このロックシャフトがガッチリ固着してしまって、
ちょっとやそっとでは外れません。
どうやって外したのかというと・・・・・そこはご自分で考えてみて下さい。
ベアリング自体は問題ありませんでしたが、
ここまでやりましたので、ほぼ半世紀前のベアリングは交換しておいて損はないでしょう。


ベアリング屋さんに注文です。
何度か分解した事の有るエンジンならともかく、
製造されてから一度も分解された事の無いエンジンでは・・・・
マニュアル通りにやっても分解出来ません。
壊してしまう前に見ておいて下さいね。

コレがCL72のカムですね。
まずは右側のカムの外し方。
前回もチョロっと書きましたが、

カムスプロケットの右側に付いているのがロックナットです。
コイツを緩めると右側は外れます。
構造としてはこうなっています。

見てもらえばお解りだと思いますが、ココに「割り」が入っているので、
ロックナットを緩めないと外れません。
で、問題なのは左側ですよ。
結構手古摺っている人は多いみたいなんですが、
何処も詳しくは書いてくれていないんですよ。
ですから、ウチが書いちゃいます。
まぁ、悩みに悩みましたが、
外した右カムシャフト側から見ると、

画像では解り難いと思うんですが、
なんかねぇ~、気になるものが見えるんですよ。
そこからイメージして・・・・

外す事は出来たんですが、タダでは外れません。
右とは違って、左のカムシャフトには「ロックシャフト」が入っています。


こんな感じでね、
ロックシャフト自体はこんな形で、

この部分がテーパーになっています。

右とは違い、左はカムシャフト側に「割り」が入っているので、

カムシャフトにロックシャフトを通して、突き出たロックシャフトのねじ山を締めると、
がっちりカムシャフトがロックされると、こういう仕組みになっているのですよ。
一度も分解した事の無いカムでは、このロックシャフトがガッチリ固着してしまって、
ちょっとやそっとでは外れません。
どうやって外したのかというと・・・・・そこはご自分で考えてみて下さい。
ベアリング自体は問題ありませんでしたが、
ここまでやりましたので、ほぼ半世紀前のベアリングは交換しておいて損はないでしょう。


ベアリング屋さんに注文です。
不人気第一号 YD2 其の壱拾六
納車納車!!
軽トラに車両を積み込んで、オーナーさんの元へお届けしましょう。
もうチョット手こずるかと思ったんですが、結構順調に進みましたね。
たまにはこんな車両も無いとやっていけませんよ。
では、最終確認も兼ねてエンジンをかけましょう。
ガソリンコックON
イグニッションON
キックペダルを・・・うりゃ~
ぬる~り・・・・・・・
・
・
・
もう一度いきましょう。
ぬる~り・・・・・・・
何度やっても、
ぬる~り・・・・・・・
ヤバイ。
何故このタイミング。。。
クラッチが滑りっぱなし!!

一応調整を試みましたが、全く効果無し。
残念ですが、コレでは納車出来ません。
オーナーさんに連絡して、納車は延期しましょう。
はぁ~、、、、ココでしたか、落し穴は。
気持ちを切り替えて作業をしましょう。

左ケースカバーを開けて、クラッチを分解しましょう。
どうせ滑るんだったら、もっと早く滑ってくれよ。
二度手間じゃないか。
なんて思っちゃいますよね。
泣き言です。

はい、クラッチ板分解しますよ。
クラッチスプリングを押し縮めながら、止め金のリングを外し、
ほぉ~こんな構成になっているんですか。
裏っ返すと

通常のクラッチの構成は、
摩擦材の貼ってあるフリクションプレートと、
何も貼ってないスチールプレートが交互に組み合わされています。
ところがコイツ、
完全なスチールプレートが1枚だけ。
あとは両面フリクションが1枚と、
片面フリクション、片面スチールが4枚
珍しい構成ですよね。
摩擦材は確かに減っていました。
試乗した時にはクラッチが滑る感じは無かったのですが、
始動時に何度か「おや?」っと思う事はありました。
でも、2~3回そんな事が有っただけで、ここまで滑り出すとは・・・・
油断禁物です。
いつも通り、「目黒ライニング」さんに張り替えをお願いしましょう。
しかし、よく見ると結構凝った造りです。
一次クラッチという事もあるんでしょうが、

ちゃんとダンパーが内蔵されています。
高性能車です。
ダンパーがヘタっていませんように。
軽トラに車両を積み込んで、オーナーさんの元へお届けしましょう。
もうチョット手こずるかと思ったんですが、結構順調に進みましたね。
たまにはこんな車両も無いとやっていけませんよ。
では、最終確認も兼ねてエンジンをかけましょう。
ガソリンコックON
イグニッションON
キックペダルを・・・うりゃ~
ぬる~り・・・・・・・
・
・
・
もう一度いきましょう。
ぬる~り・・・・・・・
何度やっても、
ぬる~り・・・・・・・
ヤバイ。
何故このタイミング。。。
クラッチが滑りっぱなし!!

一応調整を試みましたが、全く効果無し。
残念ですが、コレでは納車出来ません。
オーナーさんに連絡して、納車は延期しましょう。
はぁ~、、、、ココでしたか、落し穴は。
気持ちを切り替えて作業をしましょう。

左ケースカバーを開けて、クラッチを分解しましょう。
どうせ滑るんだったら、もっと早く滑ってくれよ。
二度手間じゃないか。
なんて思っちゃいますよね。
泣き言です。

はい、クラッチ板分解しますよ。
クラッチスプリングを押し縮めながら、止め金のリングを外し、
ほぉ~こんな構成になっているんですか。

裏っ返すと

通常のクラッチの構成は、
摩擦材の貼ってあるフリクションプレートと、
何も貼ってないスチールプレートが交互に組み合わされています。
ところがコイツ、
完全なスチールプレートが1枚だけ。
あとは両面フリクションが1枚と、
片面フリクション、片面スチールが4枚
珍しい構成ですよね。
摩擦材は確かに減っていました。
試乗した時にはクラッチが滑る感じは無かったのですが、
始動時に何度か「おや?」っと思う事はありました。
でも、2~3回そんな事が有っただけで、ここまで滑り出すとは・・・・
油断禁物です。
いつも通り、「目黒ライニング」さんに張り替えをお願いしましょう。
しかし、よく見ると結構凝った造りです。
一次クラッチという事もあるんでしょうが、


ちゃんとダンパーが内蔵されています。
高性能車です。
ダンパーがヘタっていませんように。
熊本大丈夫?
エラい事になってますね、熊本。
夏になると台風で被害が出る事は知っていますが、
大雨であんなに被害が出るとは・・・・
父方の実家が熊本なので、他の人に比べれば訪れる機会が多い地方なんですが、
市内があんな状態は初めて見ました。
ココによくコメントを頂ける「tama@熊本」さんは無事でしょうか?
他にもメールを何度か頂いた方もいらっしゃいますので、ご無事である事を祈ります。
ウチの本家は、もう誰も住んでいませんので何の心配も無いんですが、
近所の人達は?
まぁ、毎年の台風でこんな事には慣れていると思いますから、
そんなに心配はしていませんが、
葬式の為に帰るなんて嫌ですからね。
何にせよ、明日も大雨らしいので、お住まいの方は重々気を付けて下さい。
被害に遭われた方の、一日でも早い復興を願っています。
夏になると台風で被害が出る事は知っていますが、
大雨であんなに被害が出るとは・・・・
父方の実家が熊本なので、他の人に比べれば訪れる機会が多い地方なんですが、
市内があんな状態は初めて見ました。
ココによくコメントを頂ける「tama@熊本」さんは無事でしょうか?
他にもメールを何度か頂いた方もいらっしゃいますので、ご無事である事を祈ります。
ウチの本家は、もう誰も住んでいませんので何の心配も無いんですが、
近所の人達は?
まぁ、毎年の台風でこんな事には慣れていると思いますから、
そんなに心配はしていませんが、
葬式の為に帰るなんて嫌ですからね。
何にせよ、明日も大雨らしいので、お住まいの方は重々気を付けて下さい。
被害に遭われた方の、一日でも早い復興を願っています。
完調を目指して CL72 其の六
なんやコレ?
マニュアルを信じる気はありませんが、
一応マニュアル通りやっても全く抜けて来る気配がありません。

仕方ありません、Google先生にお伺いを立ててみましょう。
・
・
・
・
・
・
・
・
ダメですね、詳しく書いてあるサイトは有りません。
くっそー、一体どういう構造になっているんでしょう?
パーツリストを見ると「ロックシャフト」なる物が存在するのですが、
どのサイトもその存在が無いかの如く書いています。
パーツリストのミスプリントなのでしょうか?
・
・
・
・
自分なりに構造を予想して、外そうとはするんですが・・・
絶対の自信がありませんので、力を入れようにもちょっと及び腰です。
そんな力の入れ方では外れる物も外れません。
しかし、もし間違っていて壊してしまったら・・・・・・・
うう~ジレンマです。
そんなこんなで、いろいろ調べたり、試したり、
相当時間かかりました。
もう自分の考えを信じるしかありません。
多分この方法以外考えられませんので・・・・
思い切っていきます!!

キズが付かないように木片を枕木にして、

ヘッドの左側、
CB72なら、ここにタコメーター用の駆動ギヤが付いている所、
このシャフトを叩けば、「ロックシャフト」が外れるはず。
まぁ、そう思って何度も試したんですが、今回は覚悟を決めます。
エンジン部品に局所的な熱は加えたくありませんが、背に腹は代えられません。
(ただ、下手にやると壊してしまうので、そこは工夫しますよ。)
(方法は・・・・・企業秘密)
・・・・・・やりました。
予想的中、見事「ロックシャフト」の解除に成功。
あとは、枕木をカムスプロケットの反対側に噛ませて、

R側と同じ様に叩き出します。

よかった、壊さなくて。。。
しかしねぇ、マニュアル通りやったら、
外れるかこんなモン!!!
やっぱりサービスマニュアルって当てになりません。
そんな使えないマニュアルの代わりに、
ワタクシが解説致しましょう。
これがCL72(CB72)のカムシャフトの構造です!
マニュアルを信じる気はありませんが、
一応マニュアル通りやっても全く抜けて来る気配がありません。

仕方ありません、Google先生にお伺いを立ててみましょう。
・
・
・
・
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・
・
・
ダメですね、詳しく書いてあるサイトは有りません。
くっそー、一体どういう構造になっているんでしょう?
パーツリストを見ると「ロックシャフト」なる物が存在するのですが、
どのサイトもその存在が無いかの如く書いています。
パーツリストのミスプリントなのでしょうか?
・
・
・
・
自分なりに構造を予想して、外そうとはするんですが・・・
絶対の自信がありませんので、力を入れようにもちょっと及び腰です。
そんな力の入れ方では外れる物も外れません。
しかし、もし間違っていて壊してしまったら・・・・・・・
うう~ジレンマです。
そんなこんなで、いろいろ調べたり、試したり、
相当時間かかりました。
もう自分の考えを信じるしかありません。
多分この方法以外考えられませんので・・・・
思い切っていきます!!

キズが付かないように木片を枕木にして、

ヘッドの左側、
CB72なら、ここにタコメーター用の駆動ギヤが付いている所、
このシャフトを叩けば、「ロックシャフト」が外れるはず。
まぁ、そう思って何度も試したんですが、今回は覚悟を決めます。
エンジン部品に局所的な熱は加えたくありませんが、背に腹は代えられません。
(ただ、下手にやると壊してしまうので、そこは工夫しますよ。)
(方法は・・・・・企業秘密)
・・・・・・やりました。
予想的中、見事「ロックシャフト」の解除に成功。
あとは、枕木をカムスプロケットの反対側に噛ませて、

R側と同じ様に叩き出します。

よかった、壊さなくて。。。
しかしねぇ、マニュアル通りやったら、
外れるかこんなモン!!!
やっぱりサービスマニュアルって当てになりません。
そんな使えないマニュアルの代わりに、
ワタクシが解説致しましょう。
これがCL72(CB72)のカムシャフトの構造です!
不人気第一号 YD2 其の壱拾伍
ホッホッホ・・・やったね!
バッチリ電圧上がるようになりました。
やはりダイナモの汚れが相当でしたからね。
キレイに掃除したのが効いたのでしょう。
キレイにするのは整備の基本!!
なんてエラそうな事を言ってみたり。
何はともあれ、ダイナモからはしっかりと電圧が上がってきましたので、
後はレギュレータの調整をして、
充電はバッチリです。
それでは、長距離の試乗に出かけましょう。
2サイクルとは言え、この時代の車両は全然ピーキーな感じはしません。
排気量も250cc有りますからね。
音量も、同年代の4サイクルより静かかも・・・・
見た目は完全にビジネスバイクですが、
当時はスポーツバイクですから、走りはナカナカなモノがあります。
結局の所、
オモシロイですよ、このバイク。
30分程度の試乗を終え、店に戻ってプラグの確認。

イイですね。
欲を言えば、もう少々濃くてもいいのかな?
このまま納車しても問題は無さそうですが、
念の為にもうチョット濃くしておきましょう。
キャブを外して油面を調整。
もう一度試乗にGO!!

今回も『多摩クラ』集合場所付近にて撮影。
素晴らしく快調です。
プラグもホラ、

100点をあげてもいい位の焼け色。
やったね、これで当月の家賃GET!!!
これだけ調子が良ければ、オーナーさんも喜んでくれるでしょう。
出来る事なら足回りをキレイにしたかったのですが、
今時16インチのリムなんてなかなかありませんし、
このボロボロのリムをメッキに出しても・・・・
まぁ、今回はこの位にしておきましょう。
バッチリ電圧上がるようになりました。
やはりダイナモの汚れが相当でしたからね。
キレイに掃除したのが効いたのでしょう。
キレイにするのは整備の基本!!
なんてエラそうな事を言ってみたり。
何はともあれ、ダイナモからはしっかりと電圧が上がってきましたので、
後はレギュレータの調整をして、
充電はバッチリです。
それでは、長距離の試乗に出かけましょう。
2サイクルとは言え、この時代の車両は全然ピーキーな感じはしません。
排気量も250cc有りますからね。
音量も、同年代の4サイクルより静かかも・・・・
見た目は完全にビジネスバイクですが、
当時はスポーツバイクですから、走りはナカナカなモノがあります。
結局の所、
オモシロイですよ、このバイク。
30分程度の試乗を終え、店に戻ってプラグの確認。

イイですね。
欲を言えば、もう少々濃くてもいいのかな?
このまま納車しても問題は無さそうですが、
念の為にもうチョット濃くしておきましょう。
キャブを外して油面を調整。
もう一度試乗にGO!!

今回も『多摩クラ』集合場所付近にて撮影。
素晴らしく快調です。
プラグもホラ、


100点をあげてもいい位の焼け色。
やったね、これで当月の家賃GET!!!
これだけ調子が良ければ、オーナーさんも喜んでくれるでしょう。
出来る事なら足回りをキレイにしたかったのですが、
今時16インチのリムなんてなかなかありませんし、
このボロボロのリムをメッキに出しても・・・・
まぁ、今回はこの位にしておきましょう。
完調を目指して CL72 其の伍
まずはシリンダーを洗ってしまいましょう。
シリンダー壁には特に傷もありませんし、良好な状態だと思います。
ただ、面研が必要かもしれませんので、
定盤で歪みを調べる為に、スタッドボルトを抜き取ります。

まぁ、簡単に抜けるとは思っていませんでしたが、
予想通り難航しました。

ヘッドの分解が終わったら、まとめて定盤で見てみましょう。
ヘッドなんですが、
一体どうやってカムを抜き取るんでしょう?
チョロっと調べたところ、ガバナを挟んでカムが左右に分割出来るようです。
CB72も、基本的には同じ構造でしょうから、
以前入手したCB72のマニュアルを見てみますと、
フムフム、なるほど。

まずはカムのケガキ線と、カムスプロケットのマークが合う事を確認。
そして、Rカムのロックナットを緩めます。
このままではカムが回転してしまい、緩める事が出来ないので、

こんな感じで木片を噛ませて回り止めにします。
で、本来は専用の特殊工具を使うらしいのですが、
フックレンチでイケました。

このRカムを締めているロックナットですが、
年式によっては正ネジと逆ネジが有るそうです。
この子は逆ネジでした。
ちょっと力を入れて緩まないようでしたら、逆方向の可能性があります。
ロックナットを緩める特殊工具を見てみると、
大きなトルクがかかりそうもない、小さな工具なので、
固着でもしていない限り、そんなに固くないハズです。
ロックナットを緩めたら、
内側から木片を使ってベアリングを叩くと、
ごっそりベアリングごとRカムが抜けます。
なぁ~るほどねぇ~
こういう構造になっているんですか。
手の込んだ造りですねぇ~
この調子でLカムを抜きましょう。
・
・
・
・
・
・
なんやコレ?
こっち側は一体どういう作りになっているんでしょう?
マニュアルを見ると、
ヘッドの外側に出ている6mmのナットを外して、
R側と同じように、内側から軽く叩けば抜ける
と書いてあるんですが・・・・・・
シリンダー壁には特に傷もありませんし、良好な状態だと思います。
ただ、面研が必要かもしれませんので、
定盤で歪みを調べる為に、スタッドボルトを抜き取ります。

まぁ、簡単に抜けるとは思っていませんでしたが、
予想通り難航しました。

ヘッドの分解が終わったら、まとめて定盤で見てみましょう。
ヘッドなんですが、
一体どうやってカムを抜き取るんでしょう?
チョロっと調べたところ、ガバナを挟んでカムが左右に分割出来るようです。
CB72も、基本的には同じ構造でしょうから、
以前入手したCB72のマニュアルを見てみますと、
フムフム、なるほど。


まずはカムのケガキ線と、カムスプロケットのマークが合う事を確認。
そして、Rカムのロックナットを緩めます。
このままではカムが回転してしまい、緩める事が出来ないので、

こんな感じで木片を噛ませて回り止めにします。
で、本来は専用の特殊工具を使うらしいのですが、
フックレンチでイケました。

このRカムを締めているロックナットですが、
年式によっては正ネジと逆ネジが有るそうです。
この子は逆ネジでした。
ちょっと力を入れて緩まないようでしたら、逆方向の可能性があります。
ロックナットを緩める特殊工具を見てみると、
大きなトルクがかかりそうもない、小さな工具なので、
固着でもしていない限り、そんなに固くないハズです。
ロックナットを緩めたら、
内側から木片を使ってベアリングを叩くと、
ごっそりベアリングごとRカムが抜けます。
なぁ~るほどねぇ~
こういう構造になっているんですか。
手の込んだ造りですねぇ~
この調子でLカムを抜きましょう。
・
・
・
・
・
・
なんやコレ?
こっち側は一体どういう作りになっているんでしょう?
マニュアルを見ると、
ヘッドの外側に出ている6mmのナットを外して、
R側と同じように、内側から軽く叩けば抜ける
と書いてあるんですが・・・・・・
不人気第一号 其の壱拾四
残念ながら、
コレで解決とはいきませんでした。
やっぱり分解しないといけないようです。
何だかゴテゴテしているので、あまり触りたくないなぁ~
でも仕方ありません。注意して分解しましょう。
メーターの数値が正しければ、もう2万キロ以上走っているはずなので、

こんなにブラシの残量が有るハズありません。
現オーナーさんが交換したんでしょうか?
不幸中の幸い?
特にトラブルも無く、ハウジングが外れました。

まずは基本の掃除からですかね。
ハウジング内も結構汚れが溜まっていますねぇ~


右のコアがちょっと掃除したモノ、
左が汚れたままのモノ。
汚れてるなぁ~
コレだけ汚れていれば、不具合が有ってもおかしくないでしょう。

コンミュテータ部分も、溝に溜まったゴミを取り除き、
サンドペーパーで磨いておきます。
基本的なダイナモのメンテナンスをして、再度組み付け。
コレでどうでしょうか?
結構期待しているんですけど・・・・・
コレで解決とはいきませんでした。
やっぱり分解しないといけないようです。
何だかゴテゴテしているので、あまり触りたくないなぁ~
でも仕方ありません。注意して分解しましょう。
メーターの数値が正しければ、もう2万キロ以上走っているはずなので、

こんなにブラシの残量が有るハズありません。
現オーナーさんが交換したんでしょうか?
不幸中の幸い?
特にトラブルも無く、ハウジングが外れました。


まずは基本の掃除からですかね。
ハウジング内も結構汚れが溜まっていますねぇ~


右のコアがちょっと掃除したモノ、
左が汚れたままのモノ。
汚れてるなぁ~
コレだけ汚れていれば、不具合が有ってもおかしくないでしょう。

コンミュテータ部分も、溝に溜まったゴミを取り除き、
サンドペーパーで磨いておきます。
基本的なダイナモのメンテナンスをして、再度組み付け。
コレでどうでしょうか?
結構期待しているんですけど・・・・・
完調を目指して CL72 其の四
エンジン降ろしましょうか。

腰を痛めないように気を付けないとね。
今回は腰上だけの予定なんですが、

オイルは抜いておきます。
少しでも軽くしておきたいですしね。
さぁさぁ、作業しますよ。
シート、タンク、マフラー、エアクリーナー、キャブ外しまして、
配線やら何やら、

エンジンを降ろす時に引っかかりそうな所も外しておきます。
準備は出来ましたので、
準備体操をして・・・・・気合一発。
よっ!!

こらしょ。
250とは言え重いですね。
開けるだけ開けて、状況を確認しましょう。

過去にCL72のエンジンを開けた事はあるのですが、
その時は大した事しなかったもんなぁ~
本格的に分解するのは初めてですね。

なんでこんな所にガバナを作ったんでしょうかねぇ?
整備性が悪いですよ。
チェーンがクリップなのは助かりますけどね。

う~ん、ちょっと気になる事はあるんですが・・・・・

腰を痛めないように気を付けないとね。
今回は腰上だけの予定なんですが、

オイルは抜いておきます。
少しでも軽くしておきたいですしね。
さぁさぁ、作業しますよ。
シート、タンク、マフラー、エアクリーナー、キャブ外しまして、
配線やら何やら、

エンジンを降ろす時に引っかかりそうな所も外しておきます。
準備は出来ましたので、
準備体操をして・・・・・気合一発。
よっ!!


こらしょ。
250とは言え重いですね。
開けるだけ開けて、状況を確認しましょう。

過去にCL72のエンジンを開けた事はあるのですが、
その時は大した事しなかったもんなぁ~
本格的に分解するのは初めてですね。

なんでこんな所にガバナを作ったんでしょうかねぇ?
整備性が悪いですよ。
チェーンがクリップなのは助かりますけどね。

う~ん、ちょっと気になる事はあるんですが・・・・・