2012-04

正統派 トライアンフ 3TA 其の壱拾壱

この車両も大詰めです。
とりあえず試乗をして来ましょう。



とりあえず走れるし、止まる事もないんですが、
何だかイマイチ・・・
ジェットを変え、ニードルの段数を変え、

・・・・・イマイチ。
油面をもうちょっと落としたいんですが、
残念な事にこのキャブは、油面の調整が出来るように作られていません。
ですから、バルブシートの座面を削ります。
IMG_77633ta.jpg IMG_77643ta.jpg
これでだいぶ良くなったと思ったんですが、
どうしても右側の調子が良くないんですよね。
プラグの焼けもこの通り、
IMG_77543ta.jpg
シングルキャブなんですから、セッティングの問題では無いでしょう。
ポイントもやりましたが変りません。
っとなると・・・・エンジンか?。。。

そうなると予算的に厳しいモノがあります。
とりあえず今回はこの辺にしておいて、
また次回の課題という事で、一旦納めさせてもらいましょうかね。

寒波の影響で、いつもの山へ試乗に出かけるのは危険なので、
今回は天皇さんのお墓付近へ、
IMG_77563ta.jpg
バッチリ完全という訳では有りませんが、
試乗の間中止まる事はありませんでしたので、当分は問題無く走れるでしょう。

あとは、英車初心者のオーナーさんが、無事に自宅まで乗って帰れるか?なんですが、
納車の際は、少しウチの近所で練習してから帰ってもらいましょう。
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真・ロイヤルエンフィールド 其の壱拾壱

あれから、スーパーアドバイザーさんに相談して、
色々と点検方法を聴いたりしたんですが、
どうしても異常箇所が見つかりません。
試しにもう一度ダイナモを組み立て、出力電圧を計測したんですが、
当たり前ですが、全然電圧が出て来ません。

結構悩んだんですが、電圧が出ていない事は事実なので、
ダイナモを取り替えてみようと思います。
手持ちでダイナモの良品が有ればいいのですが、
残念ながら持っていませんので、
以前、スペシャル旋盤ニストさんに教わったサイトから購入します。
リビルト済みで、比較的安価に手に入りそうなので・・・・・買っちゃいました。

そして二週間位経ちまして、、、、、届きました。
IMG_7554en.jpg
リビルト済み、6V、clockwize

コレで治ってしまえば楽ですね。
原因は後から追求していけばいいんですから。
では、早速取り付けて計測を・・・・・・
いやいや、ここはハヤる気を抑えて、『急がばまわれ』
海外製品なんですから、点検からやっていきましょう。

IMG_7553en.jpg
点検内容は前回と同じなので省略しますが、
疑問点だったフィールドコイルの抵抗値は、このダイナモも3Ωでした。
・・・・と言う事は、、、、ますます、、、、、いや、きっとこれで治る・・・・ハズ。。。。
最後にバッテリーに繋げて、回るかどうかの確認を終え、
いよいよ搭載・・・・・・そうでした、出来ません。
交換しないといけない部分があるんでした。

IMG_7557en.jpg
これが元々付いていたダイナモの顔。

IMG_7556en.jpg
そして、これが新しく購入したダイナモの顔。
マジックで書いてあるから解ると思いますが、
ノートン用しか無かったんですよ。
でも、この顔(正式な名称が解らないので、便宜上こう呼びます)を交換すればOKなハズです。
その為、一度分解します。
IMG_7555en.jpg
ここまでは簡単でしたが、
この顔部分を外すのが一苦労。
IMG_7558en.jpg
色々な工具を使い、何とか交換成功。

さぁ、搭載してエンジンをかけてみましょう。
だいぶ不安があるのですが、信じて計測してみましょう。


ああ、そうそう、「日本計器サービス」さんからメーター修理上がってきました。
いつもありがとうございます。
今回は意外と安く上がりました。
IMG_7559en.jpg

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正統派 トライアンフ 3TA 其の壱拾

何はともあれ、車検は通りましたので、
残りの作業を片付けてしまいましょう。

途中断念したガバナスプリングの交換から。
もう普通にやっていてもダメそうなので、簡単なプーラーを作っちゃいます。
店に転がっている端材を加工しまして、
IMG_77053ta.jpg
雑な作りですが、役目は十分果たしてくれました。
IMG_77063ta.jpg
やっとカムが外れてくれましたので、ガバナスプリングを交換し、
IMG_77073ta.jpg
本来は労せずに外れるハズのカムですから、
こんな事までしなければ抜けなかった原因を考えます。


多分、センターのボルトを締め過ぎたんでしょう。
だからシャフトの先端が拡がってしまったんですね。
後々の為にも、ここはヤスリで修正をしておきましょう。

これで、ウチでの作業は大方終了ですね。
あと、スタンドを「ミヤシタモータース」さんにお願いして、
仕上がったら試乗してセッティングですね。


頼んでから数日、
毎度の事ながら、スバラシイ仕上がりです!
IMG_77603ta.jpgIMG_77613ta.jpg
センタースダンドはしっかりと立っていますし、後輪も浮いています。
スタンドの立て易さもバツグン。
サイドスタンドもしっかりとやって頂き、これでスタンドの問題は解決。
おまけで、こんな作業もやってもらいました。
IMG_77623ta.jpg
タンデムステップなんですが、英車のって、ホント簡単な作りなんです。
だから、スグにバカになってしまって、
必要の無い時もパタンと倒れてしまいます。
そこで、国産車の様にスプリングとボールを使い・・・・・
カチッと、節度感が出るようにして頂きました。
もう文句無し、バッチリです!!

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真・ロイヤルエンフィールド 其の壱拾

取り外すのは簡単なんですが、
点検点検・・・・・・
一番解り易い点検方法は、
バッテリーに繋いで回転させてみる事でしょうね。
IMG_7428en.jpg
D端子とF端子をまとめて、バッテリーのマイナスにつなぎ、
ボディーアースにはプラス。(+アースの場合ですが)
これでグルグルグルグル回ります。
ウン・・・回るには回ったけど、
こんなもんでいいのでしょうか?
回転遅くないかな?
・・・・・・・ちょっと調べましょう。



とくに何も記述はありませんね。
色々と本やらブログやら調べたんですが、、、、
とりあえず先へ。

そうそう、回してみてアレ?っと思ったんですが、
IMG_7427en.jpg
ダイナモのボディーに刻印されている回転方向と、
実際の回転方向が違いました。
エンジンの回転方向を確認したところ、
実際の回転方向でOKだったので、違うダイナモを配線繋ぎ代えて使ってるんですね。
まぁ、使えるんであれば、刻印が違おうと関係ありませんけど。

IMG_7440en.jpg
では、分解して点検をします。
IMG_7442en.jpg
・フィールドコイルの抵抗値の測定
・コイルとヨークが導通していないことの確認
・アーマチュアでは、コンミュテータの導通確認
・そのコンミュテータの状態確認
・アーマチュアシャフトとコンミュテータが導通していないことの確認

ワタシが思いつく点検はこの位ですねぇ。

コイルの抵抗値に関しては、約3Ωだったんですが、
12Vが6~7Ωですから、6Vのコイツは半分の3Ω出てれば良いのかな?
ちょっと不確定なんですが、
その他は異常無し!

む~~~、何かしらの異常が出て来てくれないと困るんですがねぇ。

ここは、スペシャルアドバイザーにお伺いを立てましょう。

おおっと、そうそう、この間にメーターをO/Hに出しましょう。
IMG_7454en.jpg
ウチでは未確認なのですが、オーナーさんの話によると、
走行中にいきなり針がグルグル回り出したりするそうで、
ウチではどうしようもないので、「日本計器サービス」さんにお願いします。

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正統派 トライアンフ 3TA 其の九

脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検
脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検
脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検脱車検

車検なんて無くなってしまえ!!

始めに言っておきますが、今回ウチに落ち度は1mmも有りません。

今回ケチが付いたのは・・・・・車両の年式です。
まぁ、見りゃ解るやろ!って話なんですが、お役所仕事にそんな事は通用しません。

残念ながら車検証には何の記載もありません。
証明出来なければ、初年度登録の年式として、車検を受けなければなりません。

ああ、そうそう、この車両中古新規で車検を受けないといけないんです。
前の持ち主は福島県の方、
向こうで車検を受ければ状況は違ったのかもしれませんが、
ここは八王子です。


面倒な事にはなってしまいましたが、今回の検査官は、ソコソコの対応はしてくれました。
福島の陸事に問い合わせただけすが。
そもそも、輸入車両を初めて日本で登録する時、
事前審査と言って、年式やら諸元やらの資料を揃えて提出しないといけないんです。
それが向こうに残っていれば・・・・って事だったんですが、
待てど暮らせど返答がありません。

もう待っていても無駄です。
自分で資料を揃えましょう。
検査ラインは全てクリアしましたので、あとは年式の確定だけなんです!
今日中にどうにかしましょう。

店に戻ってトライアンフ系の資料を集め、
(以前勤めていた頃の遺産が有りますので、資料は何とかなるハズ)
もう一度八王子陸事へ。
フレーム番号からすると’65年式なんですが、
何やかんやとありまして、’57~’66年の間の車両であろうと話がまとまり、
目出度く車検取得と相成りました。
パチパチパチ

ほんとにねぇ~・・・・・
次回からもこんな事が有ったら面倒です。
「今回年式もほぼ確定出来た事ですし、車検証に記載しておいてもらえませんか?」
って言ってみたんですが、「それは出来ない」そうです。
「なんでやねん!!」
とは思いますが、お役所が出来ないと言ったら、なかなか覆すのは難しいです。

「じゃぁ、次回からもこうやって年式の確定をしないといけないんですか?」
「そうだね、その準備はしておいて貰った方がいいよ」
「でも、今回の様に通るとは言えないんですよね?」
「う~ん・・・・まぁ、八王子で次も受けるんであれば、ココに資料が残っているはずだから、
 それを探してくれって言えば・・・・」

「他の検査場で受ける場合は?」
「今回と同じ手続きを踏んでもらう事になるかもね」

という事で、オーナーさん。
オーナーさんの住んでいる所は八王子の管轄ではありませんが、
次回も八王子で車検を受けて頂いた方が良さそうです。

車検って制度は理不尽の巣窟ですね。


今回は画像無しでスミマセン。

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真・ロイヤルエンフィールド 其の九

プライマリーのオイル漏れ、治らないですね・・・・・
そもそも、あんなに大きな部品を、真ん中一点だけで止めるなんて、、、
無理なんですよ!!



む~、せめてもうチョットパッキンに厚みがあれば、、、、あるいは。。。。

でも、言い訳ではなく、あの構造には無理がありますよね。

さて、どうしたものか・・・・・
そう思案していたとき、とある方より助言を頂きました。
・・・・へぇ~、なるほど、その方がいいかもしれませんね。
と、言う事で問題解決。
その方法は・・・・・・・・いろいろ事情が有るのでヒ・ミ・ツ

さぁ、次の課題です。
オーナーさんが乗らなくなってしまった一番の理由!
充電不良!!

まぁ、お約束な故障内容ですよね。
でも、これがなかなかパッとは解決しないんですよ。
もっと電気の知識があればスグに解決出来るんでしょうけど、
勉強不足を痛感します。

泣き言を言っていても治るわけではありませんからね。
とりあえず、今ワタシが解る範囲でやってみましょう。
解らなかったら誰かに聞けば・・・・・何とかなるでしょう。
幸い、頼りになる先輩方が沢山いますので。。

まぁ、疑われる原因箇所は、そんなに多くありません。
配線の断線やショートが一つ、
レギュレータの不良が一つ、
IMG_7389en.jpg
ダイナモの不良が一つ、
IMG_7390en.jpg
大雑把に分ければこの3つでしょうか?

一番怪しいな?
と思ったのはダイナモです。
だいたい、半世紀も前の代物です。
その間に何も手を入れていないのであれば・・・・
アレ?
IMG_7391en.jpg
何かミョウにキレイじゃないですか、
ブラシが減っているだけなら、一番解り易かったのですが、
ほぼ新品状態。
アレアレ?
コンミュテータの状態も良好ですし、、、、
もしかしてリビルトしてあるんでしょうか?



ハズレかな?

とりあえず、ダイナモから電気が出ているか確認しましょう。
12Vではありますが、カワサキのWもダイナモを使っていますので、
そのマニュアルを参考に、



出て来てませんね。
やっぱりダイナモが原因のようです。

そうなると、次にやる事は・・・・ダイナモを分解してみて点検しましょう。
IMG_7392en.jpg

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正統派 トライアンフ 3TA 其の八

よーし、先に車検をとってしまいましょう。

灯火類の点灯を確認・・・・
あれ、ヘッドライトが灯きません。
どーしたんでしょうね?
ヘッドライトを外してみると、スグに原因は判明。

IMG_76843ta.jpg IMG_76853ta.jpg
ヘッドライトソケットがこんな状態です。
これじゃダメですよね。
何とか修理しましょう。

思いついたのは、アルミのリベットを使う方法。
IMG_76863ta.jpg
これを少々加工しまして、
IMG_76883ta.jpg
配線を半田付け。
IMG_76893ta.jpg
どぉ?
いい感じでしょ。
これで灯火類はOK。

その他、車検対応に細工をしまして、
検査の予約を入れます。

車検までちょっと時間がありましたので、
コレもやっておきましょう。
コンデンサを交換します。
ついでにガバナスプリングも交換しましょう。
IMG_76313ta.jpg
ポイントとコンデンサーが載っているプレートは簡単に外れるんですが、
ガバナスプリングを交換する為には、カムを抜かないといけません。
本来ならば何の労力も要らずに抜けるのですが、
途中引っかかって抜けません。

簡単に出来ると思ったから始めたんですが、
ちょっと時間が掛かりそうです。

車検終わってから・・・・改めて。

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真・ロイヤルエンフィールド 其の八

いつもの様に、二日間錆取り剤に浸け込みました。
成果の方はどうでしょうか?
溶剤を抜いてみましょう。



ウンウン、なかなかイイんじゃないですか?
水洗いをして、浮いたサビを洗い流します。
IMG_7318en.jpg
長い道のりでしたが、これでやっと使用に耐える状態になりました。
これはねぇ~沢山お金貰いますよぉ~。

タンクは出来ましたので、コックを掃除しましょう。
IMG_7316en.jpg
多分この中もギッシリ詰まっていると思われますが、
栓をするには漏れなくて丁度いいので、今まで手を付けなかったんです。
タンク掃除も終わり、これで御役御免ですから、
いざ掃除をして漏れるような事があっても、
その時は新しい物に交換しちゃいます。

ところが、つまりをキレイに取り除いても、コックの機能はしっかりとしていまして、
全く漏れて来ません。
やっぱりシンプルな作りが良かったんでしょうか?
ONとOFFしかありませんからね。
破れていたゴミ侵入防止用のネットも修理して、
これでOK!っと。

早速タンクを載せたいところですが、
その前にアクセルワイヤーとチョークワイヤーを作っちゃいましょう。
IMG_7322en.jpg
こんなにパッとは出来ませんよ。
一本作るにも結構時間がかかります。


よし、充電系の問題はまだ有りますが、
とりあえず「チョロっと試乗」に向けて準備します。
タンクを載せて、各オイルを入れます。
・・・・・・ん?
IMG_7323en.jpg IMG_7324en.jpg
不安的中。
プライマリーからオイル漏れです。
ダバダバ漏れてます。
全っ然アカンやん!
仕方ありません、もう一度プライマリーを開けましょう。

む~~~~~
何か対策を講じなければ。

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正統派 トライアンフ 3TA 其の七

予算がね、思った以上にいってしまいまして、
ちょっとこれ以上の出費は・・・・・

まぁ、オーナーさんにちゃんとお話すれば、渋ったりはしないと思うんですが、
オーナーさんの財布も底無しではないでしょうからね、
節約出来るところは節約していきましょう。

っつ~事で、
ダメ元、やってみるだけやってみましょう。
アウターチューブをホーニングで修正しましょう。
IMG_76533ta.jpg
ホーニングマシーンはそんなに高いものではありませんし、
自分でやれば相当な節約になります。
お金を使わずに時間を使おう。
でも、これじゃぁ経済が回っていかないので、ほどほどに。

思っていた以上に時間が掛かりましたが、お陰でだいぶ良くなりました。
新しいブッシュで組んでも、スッとインナーチューブが入るようになりました。
OK、OK。
じゃぁ次。
インナーチューブですが、
これも再メッキに出そうと思っていたところを取り止め。

元々、英車のインナーチューブって、国産の様にツルっとしていません。
メッキをかける前段階って感じで終わりなんです。
そこに国産と同じようなハードクロームメッキなんて・・・・・・オーバークオリティー?
まぁ、悪い事はないと思うんですけど。。。

ですから、歪みも許容範囲ですし、
ちょっとした傷はサンドペーパーで処理。
IMG_76813ta.jpg
これで、当初の1/3位の値段で収められます。

まぁ、これでダメならちゃんとやり直せばいいんです。
一度これで組み上げて様子をみましょう。
IMG_76833ta.jpg

あ、ブレーキをチェックするのを忘れていました。
もう一度ホイールを外して、
ブレーキドラムを分解。
IMG_76823ta.jpg
おお、意外とライニングは残っていますね。
アタリも上々です。
ドラム内の掃除だけして組み付け。

さぁ、今回の路線変更が吉と出るか?凶と出るか?

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真・ロイヤルエンフィールド 其の七

さぁ、タンクはどうなりましたかね?
再浸け置きから4日経過しました。
これだけやれば、相当キレイになって・・・・・・・・・いて欲しい!!
溶液を抜いてみると、
IMG_7297en.jpg

キレイにはなっている・・・・なってはいるけど・・・・まだこれでは。。。。。
仕方ありません、古典的方法を取りましょう。
ボルト、ナットを入れてガッサガッサ、がらんごろん。
いやぁ~ヘルニア養成作業ですな。
まずいまずい、後でケアしておかないと。

椎間板の犠牲のお陰で、まぁまぁキレイになりました。
これで後はいつものようにサビ取りをして、、、、はぁ、、手間が掛かりますねぇ。
こんな事なら、切開手術をしてしまった方が・・・・何て思いましたが、
折角のオリジナルコンディションですからね、下手に手を入れたくない!
って思いも有りまして、ワタシの我侭でやっている事なので文句は言いません!!


よし、次の作業。
ワイヤー関係を作り直します。
まずはフロントのブレーキワイヤー。
完全に伸びきってしまって、全く効かない状態です。
・・・・そういえば、オーナーさん少しは乗ったって言ってましたが、
こんな状態で乗っていたんでしょうか?
多分そうですよね、、、、こわっ!!

まてまて、ブレーキシューは大丈夫なんでしょうか?
ワイヤーがこんな状態ですから、シューが減っていてもおかしくはありませんからね、
確認しておいた方がいいでしょう。
IMG_7298en.jpg
フロントホイールを外して、
IMG_7299en.jpg
ドラムを・・外し・・・・外して・・・・・・外したいんだけど・・・・・・・・・外れへん。
IMG_7300en.jpg
このナットを外さないとドラムは外れない訳ですが・・・・
これ・・・・工具かからへんやろ。
何でナット埋めてあるの?
英車ってよくこういうイケズな造りしている事が有るんですよ。
こういう時は、工具を加工するしか有りません。

ネットで安い工具を買いまして、
IMG_7306en.jpg
もちろん、英インチなんて売っている訳有りませんから、
ミリですが、かろうじて使える物をチョイスしました。

このままではとても使えません。
IMG_7307en.jpg
肉厚が厚いので削ります。
IMG_7309en.jpg
ごりごりんっとね。
見た目なんかどうでもいいです。
あのナットを外せさえすれば。

IMG_7310en.jpg
おめでとう!!
無事外れました~。

シューはまだ残量有りましたので、
掃除とグリスUPだけして元に戻しました。

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正統派 トライアンフ 3TA 其の六

解決方法としては・・・・
アウターチューブを内燃機屋さんでボーリングしてもらい、
少々キズのあるインナーチューブも再メッキ、って所でしょうか?

結構お金と時間がかかってしまいますねぇ。
オーナーさんに連絡し、事情を説明して作業の了承を得て、

車両を作業台から動かして、しばらくは動かせなくなってしまうので、
それなりの場所に移したいのですが・・・
折角ここまで分解しましたので、
ステムのグリスUPもしておきましょう。
IMG_76403ta.jpg
IMG_76413ta.jpg
古いグリスを拭き取って、
一応レースに打痕が無いか確認。
IMG_76423ta.jpg

全然問題はありませんでしたが、
磨けるレースは磨いておきましょう。
IMG_76433ta.jpg

ステムを組み付けたら、
フォークを仮組みして車体に取り付け。
フロントホイールを取り付けたら、しばらくは動かさないので、端の方へ移動して頂きましょう。

ちょっと、急ぎで他の車両をやらないといけませんので、
少し待っててね。




さぁ、作業再開・・・・なんですけど、
ちょっと不味い、これは作業の方向性を修正しないと。。。

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真・ロイヤルエンフィールド 其の六

エンジンオイル、プライマリーオイル、ギヤオイル、
もちろん3種共交換するんですが、
IMG_7292en.jpg
インド産エンフィールド同様、
やっぱりプライマリーにはドレンボルトが有りません。
IMG_7293en.jpg
ここは多分チェックボルトなのでしょう。位置的に。

カバー全体を「ガバチョ」と外すのですが、
ガッツリ食い付いていて外れません。
多分センターのボルト一本で止っていると思うんですが、
他にも何処かボルト止めされているんじゃないか?
って位ビクともしません。
確証が有る訳ではないので、ハンマーで叩くにしても、
気持ち及び腰です。

しかし、このまま叩いていても、一向に外れる気配がありません。
「ウン、大丈夫、ただ張り付いていて外れへんだけや」
そう自分に言い聞かせて、
腰を入れて叩く事数分。

「ガポッ」

外れた~
IMG_7294en.jpg
流石に50年代初頭、シンプルですね。
チェーンも普通のドライブチェーンみたい。

これで古いオイルの排出は完了しましたので、
チェーンの張りだけ調整して、
クラッチ版の残量も十分有るようですし、フタをしてしまいましょう。
出来る事なら、
IMG_7295en.jpg
このゴムパッキンを交換したいところですが、
まだ弾力もありますし、亀裂等もありませんので再利用しましょう。

パッキンを取り付けて、
カバーをはめると・・・・ん?・・・・スカスカなんですけど・・・・・・
これ、、、、オイル漏れるよな。。。。。
外すのにあんなに苦労したのに!一体どういう事!!
カバーが歪んでしまったんでしょうか?
それとも、、、、、パッキンが縮んだ?
仕方ありません、カバーをグイッと曲げて・・・・う~ん、どうかな?

プライマリーカバーを外す際に、邪魔になったブレーキペダルを外したんですが、
ピボットシャフトがちょいと錆びていましたので、
IMG_7296en.jpg
旋盤に銜えて磨いておきましょう。
こういう細かい事の蓄積ですよね、整備って。

オイル漏れ、しないといいな。

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正統派 トライアンフ 3TA 其の伍

部品を待っている間に、フロントフォークを分解してしまいましょう。
もちろん、このフォークシールも注文済みです。
IMG_76323ta.jpg
ハンドル回りの部品を外し、
IMG_76333ta.jpg
ライトケース内の配線を外したり外さなかったりで、ケースを取り外し、
IMG_76353ta.jpg
フェンダー、フロントタイヤを外せば、フロントフォークを外せます。

サクサクっと分解致しまして、
IMG_76363ta.jpg
コレがフロントフォークの中身です。
部品をキレイに洗浄して、インナーチューブの振れを点検。

部品が届きました。
IMG_76373ta.jpg
コレがフロントフォーク一本分の交換部品。
古いシールを外すのに非常に苦労しましたが、
何とか交換を終え、
IMG_76383ta.jpg
右側完成。

続いて左側に取り掛かったのですが、
問題発生。
分解する時に???っと思ったんですが、やっぱりです。
部品を組み上げている時ハッキリと解りました。
動きが悪い、、、、、っというか、途中引っかかって動きません!
え~~~~~~~~~~っ!!
マジっすか!!!

ココまで順調に来たのになぁ~
IMG_76393ta.jpg
インナーチューブの振れを点検しましたが、問題になる程ではありませんでした。

そうなると、、、アウターチューブの歪みでしょうか?
若しくは、新しくしたブッシュがアカンのか?
試しに、古いブッシュを付けて組み付けてみましたが、
やっぱりこれもダメ、きっと無理矢理入れれば入ると思うんですが、ストロークに支障が出ますね。
って事はもう、アウターチューブがアカンって事ですよね・・・・・

真・ロイヤルエンフィールド 其の伍

なんだか、エンジンの方はノータッチで行けそうな位良い調子です。
差し当っての問題は・・・・ガソリンタンクですよね。
一応、二日程タンクの向きを変えながら、浸け置きしたんですが、
成果のホドは?

IMG_7275en.jpg
コレをやっている時期、丁度台風が通過していまして、
風がスゴイのなんのって!!
危険危険、外に出してある物を店の中に仕舞い、
車両も可能な限り中へ、
入らない車両も、なるべく風の影響を受けない場所へ移動。

そのさなか、何処からともなくトタン板が飛んで来たり、
正面アパートのアルミの柵が壊れて飛んだり。
今日はアカンわ。
シャッター閉めて、営業中止。



翌日、台風一過の晴天です。
タンクの成果を見てみましょうかね。
IMG_7278en.jpg
あんまりキレイになりませんな・・・・

こ~なりゃぁ~
IMG_7279en.jpg
贅沢に2本投入!!!
IMG_7280en.jpg
いちいちタンクを転がしているのも面倒なので、
サビ取りの時と同じように、希釈した溶液で満たします。
これでもう一度試してみましょう。

このガソリンタンク・・・・想像以上に手強そうですよ。

オイル交換しちゃいましょう。
IMG_7281en.jpg
何年モノか解らないオイルを排出し、
折角ですからオイルフィルターも掃除しましょう。
IMG_7284en.jpg
インド産と同じだと思いますので、ココに有るハズ。
ココのナットも凝ってますねぇ~
IMG_7285en.jpg IMG_7286en.jpg
中身もほとんどインド産と同じ内容ですね。
IMG_7287en.jpg
灯油で洗って、十分に乾かしてから取り付けます。

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正統派 トライアンフ 3TA 其の四

キック数発、
意外とすんなり目覚めたエンジンですが、
ブローバイからのオイルの吹き出しが結構有ります。
IMG_76193ta.jpg

一旦エンジンを止めて、
クランクケースに溜まったオイルを抜きましょう。
ケース下のドレンボルトを外す為に、メガネレンチを当てて・・・
あれ?
工具が合いません。
英インチ、米インチ、ミリ、どの工具のどのサイズも、ピッタリ合うモノがありません。
仕方ありませんので、モンキーレンチを使って外します。
IMG_76203ta.jpg
やはり相当量溜まってましたね。

工具が合わなかったドレンボルトですが、
IMG_76213ta.jpg
なるほど、これではレンチがかからない訳です。
コレでは締める事も出来ませんので、
ウチに有る中古部品から探し出しました。
IMG_76223ta.jpg
これならちゃんとメガネレンチで締める事が出来ます。

再度エンジン始動。
ドドン、ドルンドルンドルン・・・・・
オイルの戻りをチェック、
IMG_76263ta.jpg
うん、大丈夫そうです。

いまいちアイドリングが安定しない感じは・・・・
ポイントでしょうか?
IMG_76273ta.jpgIMG_76283ta.jpg
ちょっと火花も散っているようですし、
ちょっとポイントを磨いてみましょう。
IMG_76293ta.jpg
いつもの様に鏡面仕上げにして、
・・・ちょっとガバナスプリングが緩いような気がしますねぇ~
ちょっとスグには部品がありませんので、とりあえずポイントを組んで、
エンジンをかけてみます。
さっきよりはだいぶ安定しましたね。
でも、ポイントを見ていると火花がまだパチパチ飛んでいます。
これはコンデンサも交換ですね。
ガバナスプリングや、他の部品と一緒に注文しましょう。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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