2011-08

意外とあるんですね アリエル 650 其の参拾四

やっぱりセッティングの問題ではなさそう。

そういえば、以前やった500ccのアリエル、
後日オーナーさんからメールを貰いまして、
その中で、「プラグの熱価をひとつ上げたが、その方が良さそう」
って事を書いてありましたね。

一応試してみましょう。
セッティングは一番濃いままで、
これで少しでも変化があれば・・・・・・・



無い!
変りません。
なぁ~んにも変りません。
予想はしていましたが、、、、チョットだけ期待していたんですケドね。
はぁ~、原因解らんなぁ~、

ん?なんだかエンジンの調子がイマイチ、
アイドリングが不安定ですね。
プラグを見てみると、
IMG_6528.jpg
左がカブッテますね。いや、ガソリンじゃなくてオイルか・・・・
サラサラじゃないんですよ、ベト付いているんですよ。
おやおや、これは一体・・・・・まずいんじゃないですか?

ヤバイ、色々な要素が絡まってきました。
だんだん原因の追求が困難になってきますね。


ポイントのカムを交換してみましょう。
あれだけポイントが減っていたんですから、
カムの方も多少は減っているでしょう。
固定進角にはなってしまいますが、試してみましょう。

部品で買ったマグネトーのカムを移植します。
IMG_6529.jpg
見た感じでは、そんなに違いが有るようには見えないんですけどね。
まぁ、可能性が有るモノはやってみましょう。

よっしゃ!
エンジン始動・・・グンッ!!
ぐぅぅ~、、ケッチン喰らっちゃいました。
アレ~、進角レバーは一番遅い位置に有るんですけどねぇ。
もう一度カムを外して比べてみました。
IMG_6531.jpgIMG_6532.jpg
成る程、このまま取り付けると最大進角になっちゃうのね。
今から点火時期を変更するのはチョットなぁ。

カムの交換はとりあえず見送りましょう。
次に思いついたのは、ポイントを交換してみてはどうだろう?
実は、ポイントの当りが良くないんですよ。
面がピッタリとはつかなくて、端の方で当っているんです。
これがどうにも調整が出来なくて、仕方なくそのまま使っているんですが、
買ったマグネトーのポイントは、そこに関してはバッチリなんですよ。
残念な事に、他の箇所に不具合があって、長期の使用は困難と判断して使っていなかったんですが、
少々乗る程度ならば問題はありません。
これで原因が判明すれば・・・・


やはりダメでした。
結果は大して変化ないモノでした。

始動性は良くなったんですけどねぇ~
色々と時間をかけて試行錯誤したんですが、全く実らず、、、、


迷宮に迷い込んでひと月近く、そろそろ出口の手掛かりでも・・・・・・・
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またもやSG ウチではプチブーム 其の弐

意外と大した事なかったりしてね。
だとしたら・・・・・面白くありませんね!
そんなのウチの修理車両としては失格です!!

さぁ、この子はどうなんでしょう?
キックしてみましょうかね。
ぐらっ
おわ!!
なんや!メッチャぐらぐらするやんけ。
IMG_6505.jpg
IMG_6507.jpg
スタンドが歪んでいるようですね。
このおかげで車体が前後にぐらぐらします。
スタンドが外れる程ではないのですが、外れそうでちょっと不安です。
直すかどうか迷うところですねぇ、
まぁ、後回しにしましょう。
とりあえずエンジンを。

ガチャガチャガチャガチャ・・・・
あかんあかんあかん!!
緊急停止

・・・・・・・・・・・これはあかんやろ・・・・・・・・
もうね、なんというか・・・・上手く擬音語に出来ない位ヤバイ音です。
コレはクラッチ辺りからですね。
悲惨な事になっていそうな予感がします。

まずはオイルを抜きましょう。
IMG_6508.jpg
なんですか?
この異常にでかいドレンボルトは。
確か今までのSGのドレンボルトは、もっと小さかったと思うんですが、
まぁ漏れている訳ではないのでいいんですが。

そのドレンを開けて、オイルを排出している最中、
『カコン』
ナニか硬質な音がしましたよ。
オイルまみれのそいつをオイルパンから探し出し、、、





IMG_6509.jpg
ニヤリ・・・・合格です。

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意外とあるんですね アリエル 650 其の参拾参

あかん、エンジンもかからんなってきた・・・・・
なんなんでしょうねホント、プラグを一応点検してみましょう。
IMG_6523.jpg
うん、カブッテいる訳ではないから大丈夫・・・・あれ?
あれだけキックしたのに濡れてない・・・・・
ティクラーを押してみました。
・・・・オーバーフローしません。

おやおや?ヤメテおくれよ、そんな事今更なの?
いや、ホント何度も疑って点検はしたんですよ、
その時は正常に機能していたんです・・・ホ・ン・ト・ニ。
後から付けたフューエルストレーナーが良くなかったみたいです・・・・・・
正確に言うと、ストレーナーを付ける為にホースを延長して、
グルッと回していたのがいけなかったみたい。



何度も言いますが、点検した時は、、、、、、、

ストレーナーを外した事によって、エンジンのかかりは良くなりました。
それでもベストとは言えませんが、かからない事はなくなりました。
こうなると、ゆくゆくはガソリンタンクの掃除もしないと、いけませんね。


さぁ、こうなると全てやり直しです。
前提が崩れてしまったので仕方ありません。
まぁ、本当に全部の工程をやり直す必要はないと思うんですが、
チョイスしてやり直していきましょう。
まずはスタンダードなセッティングから。



やっぱり薄いのかなぁ~
上の画像と同じプラグの焼け方なんですよ。
点火時期も可能性はありますよね。
点火時期が早いと焼け気味になりますし、オーバーヒートも起こし易いですから。

試しにポイント隙間を小さくして、点火時期を遅くしてみましょう。
すると、
エンジンかかりません。
点火時期調整レバーで進角させてあげるとエンジンかかります。
と言う事は、点火時期は結構適正だったという事ですよね。

一気にキャブのジェットを大きくしましょう。
メインジェットを#240から#400に上げました。
結果は、
これでもまだ薄い?焼け過ぎな状態。
やっぱりおかしいよコレ。


でも・・・でも・・・・もうちょっとだけ、
IMG_6525.jpgIMG_6526.jpg
これ以上のジェットは持っていませんので、リーマーで拡げていきます。




#430まで大きくしましたが、全く症状が変わりません。
違うな、こりゃ。

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またもやSG ウチではプチブーム? 其の壱

最近SGが来ますね。
今回も山梨から、、、でも、以前からの常連さんです。
また一台増やしたんですね。
IMG_6484.jpg
IMG_6485.jpg
タンクがメッキではなく塗りになっていますが、全体的に状態は良さそうです。

不具合としては、エンジンからの異音。
走っていたら突然、腰下辺りからスゴイ音がして、それから走るのを止めたらしいのですが、
一体何が起こったんでしょうかね。

まずはシリンダーの中を覗いてみましょう。
IMG_6486.jpg
おや、プラグが抜け難いですね。
素手ではちょっと抜けません、これはもしかして・・・・ヤッチャッテル?
プラグレンチをほぼ最後まで使って、抜きましたが・・・・アレ?
ねじ山は大丈夫そうですね。
シリンダーの中も問題は無さそうです。

じゃぁ、プッシュロッドでも曲げちゃいましたかね?
動きを確認する為にキックを踏んでみると、ヌルン・・・・
クラッチがダダ滑りです。
おやぁ~こんな状態で乗っていたんでしょうか?
IMG_6487.jpg
クラッチの遊びを調整して、
キックしてみると、ぐっぐっ、、、
おお、よかった。
調整でどうにかなりそうです。
IMG_6503.jpg
IMG_6504.jpg
タペットを見てみましょうか。



問題無いっスね。
じゃぁエンジンをかけてみましょうか。

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意外とあるんですね アリエル 650 其の参拾弐

もぉ~アカン!!
絶対コレは何かがオ・カ・シ・イ。

なんぼ何でもここまでセッティングの変更をして、
症状が全く変わらないなんて無いでしょう。

以前書きましたかねぇ、
知っている人は知っている有名な話ですが、
このアマルのモノブロックキャブ、
リプロ品にはハズレがあります。
もしかしたらコレも・・・・

何だか怪しいんですよね、
IMG_6493.jpg
この辺りが、、、、

どうしますかね、以前も試しましたが、W1のキャブを付けてセッティングを追求していくか?
ウチに有る中古のアマルを付けてみるか?



出来る事なら雰囲気を壊さないように、アマルでいきたい処です。
しかし、口径が小さい物はいくつか有るんですが、
これに使える口径のモノとなると・・・・・・・・・・一個二個。
どれもまずはO/Hしないと使えません。
IMG_6494.jpg IMG_6495.jpg
う~ん、面倒臭い。
しかし、W1キャブを使うとすると、O/Hキットを買わないとダメそうなので、
お金を使わず時間を使いましょう。

全バラにしてキャブクリーナー漬け、
IMG_6496.jpg
キレイになったところで、各穴を点検しながら組み付けます。
とりあえずこれでやってはみたんですが、
始動性が悪い・・・・・かかってもイマイチよろしくない。
IMG_6521.jpg
ジェットを色々と交換しましたが、全然ダメ。

こうなったら、もうひとつのオリジナルモノブロックもキレイにして試してみましょう。



アレ?・・・・ガソリン漏れが・・・・・
IMG_6499.jpg
面研、面研・・・・・・
ガスケットも新規作成、、、、、でも直らないなぁ~
多少はよくなりましたが、チョット使えるレベルではありませんね。
まぁ、試しにやってみる位ならどうにか。



しかし、結果はコレも同じ、

中身を色々と入れ替えてみたり、
リプロのボディーにオリジナルの中身を取り付けたり・・・・
そりゃぁ~もうだいぶ時間をかけてやりましたが・・・・・全く成果無し!!

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委託販売・・・でした。 SL250S 其の壱拾弐

足回りがキレイになりまして、
見栄えが良くなって、コレでもう乗り出してもいいかな?
と思っていたんですが・・・・・・・・

なんかね、エンジンがいまいち調子良くないんですよ。
キャブなのか?電気なのか?あまり考えたくないんですが、、、、エンジン本体?
毎回エンジンのかかりはいいんですが、
どうも排気がGAS臭い上に、
アイドリングが続かないんですよ。

一度、無理矢理走った事が有るのですが、ちょっと・・・・・・ダメですね。
う~ん、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
薄々感付いてはいたんですが、コイツひょっとしてエンジンダメなんじゃないの?
必死に目を背けていたんですが、もう背けていられる状態ではありません。
よ~し!!
覚悟決めてエンジンを開けてみましょう!


そう覚悟して早数ヶ月。




まぁ、自分の車両ですしね、
お客様の車両が優先ですよ。


夜中にポッと作業のスキマが出来ましたので、このスキにばぁ~っと分解しちゃいましょう。
IMG_5713sl.jpg
まずはエンジン降しです。
250ccとは言え、単気筒ですからまぁまぁ楽な方です。
IMG_5714sl.jpg

さぁ、どこが悪いんですかね?
大体エンジン音のガチャガチャ加減で、アレかな?
という予想は立っているんですが、
それ以上になっていなけれいいのですケドね。
IMG_5715sl.jpg

じゃぁ、いきますよ。
ヘッドカバーOPEN!!



ハイ!原因判明。
予想通り。
IMG_5716sl.jpg
IN側のロッカーアームがダメになってますな。
IMG_5717sl.jpg
ロッカーアームがこんなんですから、当然相手側のカムもガリガリです。
あんれまぁ~、どないすっぺかねぇ~。
当然純正では出ませんし、
中古を探すにしても、出回っている数が少ないですから・・・望み薄ですねぇ。
そうなると、何処かカムとロッカーアームを修理出来る所を探すしかないですねぇ。
普通の内燃機屋さんでは、こういう事まではやってくれませんから、
何処か海外のカム屋さんとかですかねぇ。

こっちは大丈夫だと思うんですが、
IMG_5718sl.jpg
ヘッドやピストンの状態も見てみましょう。
IMG_5725sl.jpg
おかしいな・・・・
ヘッドが外れる気配がありません。
もうボルトは見当たらないんですが、
プラハンでコツコツやっても、手応えが硬いんですよね。
絶対に何かある。
パーツリストを確認。



コレか?
IMG_5727sl.jpg
コイツを引っこ抜くと、
IMG_5728sl.jpg
出た。
IMG_5729sl.jpg
最後のボルト発見。
なんで隠す必要があったのでしょう?

まぁ、そんな疑問は置いておいて、無事にヘッドを外す事が出来ました。
IMG_5730sl.jpg
ピストンクラウンも、燃焼室もススだらけですね。
IMG_5731sl.jpgIMG_5732sl.jpg

IMG_5745sl.jpg
シリンダーも外してみましたが、こちらの方は大きな損傷はありませんでした。


カムとロッカーアームですね。
どうにかしないと・・・・


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意外とあるんですね アリエル 650 其の参拾壱

やはり、エンジン冷間時には点火時期は一番遅くしてかかります。
進めてしまうとケッチンを喰らいますので、時期はそんなにズレてはいないハズ。
でも、暖まってしまうと・・・点火時期を進めないとエンジンがかかりません。

キャブの問題か?
エンジンか?
電気か?


ん?! 何かデジャビューを感じるのですが・・・・・

イヤイヤ、今回はキャブの問題でしょう。
何だかそんな予感がします。
うん、自分のカンを信じて!!

IMG_6489.jpg
と、言う事でジェットを取り寄せました。
多分現状薄いと思われるので、#250より上の番手を幾つか、
それと、スロージェットももう一つ上の番手を取り寄せました。
意外とこんな小さい部品でも高いんですよ。
買ったジェット全部お客さんに請求出来る訳ではないですからね。
この中に正解が有れば、その一個分しか請求出来ません。
う~ん、痛い出費ですが仕方ありません。
よ~し、ガンガンセッティングを変更して試乗してみましょう。













アカン・・・・・・・・・・・・・
出口が見えへん、、、、、、、、、


IMG_6490.jpg
ただ単純に濃くすれば解決するという訳ではなさそうです。
だって、、、、今メインジェット#410でニードルのクリップは一番下ですよ。
IMG_6491.jpg
このスロージェットも標準の#25から#30に上げています。
それでもオーバーヒートの症状が消えません。
これは流石に有り得へんやろ。

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委託販売・・・でした。 SL250S 其の壱拾壱

男として、(?)ここで止める訳にはいきません!!

フロントもやっちゃいます。
というか、ここまで来てやらずにいられますか?
そんな人はいないハズ!だって部品も貰って有るんですよ!!

って自己正当化しておいて、早速始めましょう。
フロントホイールを外して、いつもの様にベアリングの動きを確認。
ゴリゴリ・・・・
おっと、いきなり追加作業です。
ベアリング屋さんに注文してみると、丁度在庫が有ったのでスグに取りに行ってきました。
IMG_4573sl.jpg
IMG_4574sl.jpg

新しいベアリングになったところで、改めまして本作業へ、
IMG_4998sl.jpg
タイヤを外し、回しながらスポークを緩めていきます。
ん?
そういえば、これって片ハブ・・・・・
貰ったスポークの種類は2種類・・・・・
足りないっスよ・・・・・・・・・


パーツリストを確認してみると、やはり足りません。
このSLでは3種類のスポークを使うようですが、一種類足りない・・・・
しかもメーカー欠品・・・・・
どうしましょうかね?
造ってもらいますか?
でもこれ以上お金をかけるのも・・・・・・



無事に外す事が出来たら、磨いて使いましょう。
いや、磨けばそれなりに見れるようになるモンですよ・・・・・たぶん。

以前やったパリダカの時も苦戦しましたが、
こいつも面倒臭そうですね。
IMG_4999sl.jpg
この右側になる方、(画像手前側)このままでは反対側のドラムが邪魔して、
スポークを抜き取る事が出来ません。

え~、おそらく、正式なやり方がどうなのか解りませんが、
IMG_5000sl.jpg
この右側のニップルを外して、
IMG_5001sl.jpg
ココの部分がネジ3本で外れるようになっていますので、
IMG_5002sl.jpgIMG_5003sl.jpg
こうやって外すんでしょう、、、きっと。
という事は、組む時も逆手順ですよね。
やはり片ハブはちょいと面倒です。

欠品していたのは、左(ドラム側)の外掛けスポークなので、
IMG_5006sl.jpg
ここまでは組んでしまって大丈夫。
幸いにもスポークはキレイに全て外れましたので、
磨きます!!

IMG_5007sl.jpg
とりあえず、スチールウールでサビを落し、
IMG_5008sl.jpg
この辺の曲がっている部分は研磨剤を使って手磨き、
ストレートの部分は、
IMG_5013sl.jpg
旋盤に銜えて回転させながら磨きました。
IMG_5012sl.jpg
だいぶ見違えたでしょ?

片側の半分なので、9本こうやって磨き、
IMG_5016sl.jpg
組んでみたんですが・・・・・遠目なら・・・・イケるでしょ。

ただ、ニップルがね、新旧で使うドライバーが違うので、
IMG_5014sl.jpgIMG_5015sl.jpg
初期の段階で大雑把に締める時に面倒でした。

IMG_5017sl.jpg
近くでは見ないで!!

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意外とあるんですね アリエル 650 其の参拾

う~ん、良くなったような・・・・・
とりあえず走ってみようかな。

そういえば・・・初のちゃんとした試乗じゃないですか。
店の周りをチョロっと乗ったり、検査場である程度乗りはしましたが、
そんなもんじゃ何も解りませんからね。
どんな乗り味なのでしょう?
パッと見、500ccと変わらないので同じなのか?
それとも、流石に650ccだと別物になるのか?

相変わらず、ガリガリッと入るミッションを一速に入れ、
Uターン気味に旋回しようとしたトコロ。
お?・・・わわわ!!!
ま、曲がらない!
てい!


危ない危ない、何なんでしょうこのバイクの曲らなさ。
危うく歩道にのり出してしまうトコロでした。
気の所為でしょうか?
いやいや、そんな事は・・・・・・・
交差点を左折、
やっぱり! このバイク曲り難い!!
昔のバイクとは言え、「立ち」が強過ぎます。
直進安定性が重視され過ぎているような感じです。
なんてバイクなんでしょう、以前乗った500ccとは全くの別物です。

ワタシの予想ですが、このバイクって、初めからサイドカーを引く事を想定して造られているのではないでしょうか?
この異常な「立ち」の強さと、フレームに初めから付いている妙な部分。(フレームと何かを連結するような)
とりあえず、意識して曲らないといけませんね。
気をつけましょう。

1km程の試乗をしてとりあえず帰って来ました。
初めは良さそうだったんですが、終わりの方では低速が利かない、、、
回転を上げないと発進でエンストしそうになります。
ありゃりゃ、プラグを見てみると“真っ白”ホント、カーボンも焼け色も全く無し!!
だいぶ薄かったみたいですね。

よし、じゃぁメインジェットを大きくしましょう。
今#250ですから、、、、、、、ジェットが無い。
仕方ありません、いつもの様に古いジェットをリーマーで広げましょう。


よし、大幅に#300位まで広げたんじゃないでしょうか?
これで行ってみましょう。
エンジンをかけて・・・・アレ・・・もう一丁・・・そりゃ!
エンジンは暖まっているので、かかり易いと思うんですが・・・
かかりませんね。
ちょっと濃くし過ぎましたかね?
ジェットを元に戻せばかかる・・・・かかれ・・・かからんかい!!
アカン、何でや?ガソリン来とる、火は飛んどる、
まさか・・・・・・・また片肺?
以前の様に片側のプラグキャップを外しましたが、それでもかかりません。
ホッとしたような複雑な心境ですが、そうなると原因は????

点火時期・・・・ズレた?
試しに点火時期のレバーを進めてみると、
ボボボ・・・・もう一度、ドゥドゥワワワン!
おお、かかってしまいました。
という事は、やはり点火時期がズレてしまったのでしょうか?
上死点ゲージを使って確かめてみましょう。
IMG_6488.jpg
目視なので正確ではありませんが、
ポイントが開いた瞬間と、ピストンの位置。
ズレている様子はありません。

でも、実際に点火時期を進めないとエンジンはかかりませんし???????
エンジンが冷えるのをまってみましょう。

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委託販売・・・でした。 SL250S 其の壱拾

解っていても止められない事ってありますよね。
こんな事までやる必要はないんですが、
やっちゃいます!!

本当はもうちょっと大きな振れ取り台が欲しいのですが、
今はどこも造っているメーカーが有りません。
ワタシは自転車用具を造っているHOZANというメーカーの物を使っているんですが、
IMG_4981sl.jpg
小排気量車は問題無く出来ますが、たまに大きい車両をやると、
コレでは出来ない場合があるんですよね。
今回のSL君はギリギリ出来ました。
意外とハブが大きいんですよ。

古いスポークを外したら、
ハブとリムに新しいスポークを通していきます。
IMG_4984sl.jpg
今回はハブの幅が結構有りまして、そのままハブとリムを置いて組もうとすると、
なかなか組み難い為、リムとハブの高さを合わせてから組みました。
たぶんこの方が組み易いです。
IMG_4985sl.jpg
内掛けが組み終わったら、バイスにシャフトをくわえさせ、
回転させながら外掛けを組んでいきます。

あとは振れ取り台にかけて、ひたすら振れ取りです。

ブレーキパネルもしっかりと掃除と給脂して組みます。
IMG_4989sl.jpg
コレ、イイですね。
IMG_4990sl.jpg
非常に組み易いです。
IMG_4991sl.jpg
最終的にはこうしてワッシャーと割りピンで留めますが、
ブレーキシューって、めっちゃ組み難い時ありますからね。
これならか~んたん!
みんなこうしたらエエのに。

IMG_4992sl.jpg
やっぱり見違えますね。
この位キレイな車両なら、スポークは光ってないとね。
ボロい車両ならサビサビのままがイイですけど。
こうなってくると・・・・・フロントも・・・・やっちゃう?

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意外とあるんですね アリエル 650 其の弐拾九

おそらく、点火時期は大丈夫でしょう。
マニュアルに書いてあった値より大幅にズレてはいますが、
実際にエンジンの調子が良ければソッチが正解です。
IMG_6438.jpg
チョット走ってみても、ノッキングも起こりませんし、ちゃんと走ってくれます。
よし、ケースカバーをちゃんと取り付けましょう。
忘れ物がないかよく確認して、液体ガスケットを塗り取り付けます。

液体ガスケットが乾くのを待って次の日、
エンジンを始動させようとすると、、、、かかりません・・・・・・
何で?昨日、あんなに良さそうだったのに。。。。
プラグを抜いて見ると、おや!?全然濡れていませんねぇ~
あれだけキックをしたんですから、ベタベタまではいかなくとも、
湿りっけ位はありそうですが、完璧にカラカラです。
おっかしいなぁ~
ティクラーが効いているので、ガソリンは来ているハズ。
そうなると、スロージェットが詰まったのでしょうか?
可能性は十分ありますね。

ガソリンタンクがね、チョイトよろしくない状態なんですよ。
タンクのサビ取りもやった方がイイのでは?
そう提案したんですが、「とりあえずフューエルラインにフィルターを付ける事で大丈夫だろう」
というオーナーさんの判断により、何もしていないんです。
一応キャブ自体にフィルターは付いていますし、ラインにもより細かいフィルターを付けましたので、
大きいゴミは流入しないとは思いますが、小さいものは取りきれませんので、不安要素ではあるんですよ。

という事で、キャブをもう一度軽くエアで通して、再度始動を試みます。



何度キックをしたでしょう?かかりそうな気配が現れ、更にキックを続ける事数回。
ドドドドドド・・・・・・・
ふぃ~、やっとかかりました。
これはちょっとスロー系が薄いのかもしれません。
油面はもう限界位まで上げていますので、ジェットを交換するしかありあません。
ウチの在庫品を漁ってみましたが、今付いている物より大きい番手が有りません。
仕方無い、例の如くリーマーで穴を広げましょう。
元々付いていたジェットはとっておいて、ウチに有った旧いジェットを掘ります。
IMG_6483.jpg
ちょっと消極的ですが、上のマークが#25のスロージェット、
下のラインのところまで堀り広げました。
これで変化があれば、キャブのセッティングに取り掛かります。

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委託販売・・・でした。 SL250S 其の九

あ~、やっと抜けた。
IMG_4965sl.jpg
あれだけ抜けなかったんだから、もっとガッツリ錆び付いているのかと思ったんですが、
意外に錆び付いてはいませんでした。
なんであんなに抜け難かったんでしょうか?
一応綺麗に洗って、ペーパーを軽くあてておきましょう。

坊主タイヤを外して、
IMG_4966sl.jpg
IMG_4967sl.jpg
リムの内側が結構キズ付いていて、チューブを傷付けてしまう可能性がありますので、
この辺もヤスリで修正しておきます。

IMG_4968sl.jpg
ブレーキシューはまだ使えそうですから、掃除だけして再利用します。

そういえば、新品のスポークも貰っていたんです。



ここまでやったんですから・・・・・・今やった方が余計な手間がかからなくていいですよね!
そうそう、折角ですからやるべきでしょう。
IMG_4979sl.jpg
こういう事が負のスパイラルの始まりですよ、
やり始めたが最後、落としドコロが見つからずに最後まで・・・・・・・


こんな事やっているから売り物にならなくなっちゃうんですよね。

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意外とあるんですね アリエル 650 其の弐拾八

もうねぇ~何度目でしょうね~
でも、今度こそ、これさへ組み付けてしまえば終わりです。

ベークライト部分のみを購入しましたので、
真ん中の金属部分は移植しなければいけません。
IMG_6314.jpg IMG_6432.jpg
リベットの頭をサンダーで飛ばし、リベットを叩き出して分解。
IMG_6433.jpg
移植の際は、丁度イイ物が無かったのでボルトにて代用。
もちろん、回り止メの一撃は必須。
IMG_6434.jpg

さぁさぁ、車体に取り付けですよ。
壊す前の調子が良かったトコロから動かしていませんから、
多少のズレは有ると思いますが、下手な事はせずにとりあえずこれで試してみましょう。
IMG_6435.jpg
まだケースカバーはちゃんと取り付けたりしません。
また点火時期を調整しないといけないかもしれませんしね。
とりあえずフタをするだけです。

ひょっとして一発で決まっちゃったりしてね。
はっはっは~
それではいきます。
そ~れ~、キ~ック!





足の裏が痛い・・・・・・・・
なぜ?
どうしてかからないの?
進角レバーを使っても、チョークを引いても、ティクラーを押しても、全っ然気配なし!
おかしい!!
壊す前はあんなに良さ気だったのに・・・・・


くそ~、あの調子良かったのは夢だったのでしょうか?
もう一度点火時期を模索しましょう。


根本的に点火時期を変えるには、例のギヤを動かす・・・?
って訳ではないんですが、、、、原理的にはそういう事になるのか?
とりあえず、あそこら辺をイジらなければいけません。
カバーを開ける度にオイルは垂れるし、
例のギヤを締め付ける度に気を使うし、
面倒な事この上ない。

しかし、だんだん解ってきましたよ、圧倒的に遅かったみたいですね。
何でこの前は調子良かったんだ?
やっぱり部品探している間にズレたのかな?
・・・・そうだな、きっと、そうに違いない!!

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委託販売・・・でした。 SL250S 其の八

これもまた・・・・・・・久しぶりの更新ですね。
去年の4月から更新が止まってました。

ボチボチ再開しないとね。


組立に入りますよ。
まずは使い物にならないスタッドを取り替えましょう。
いつもはこの様に、
IMG_4576sl.jpg
ダブルナットで交換するのですが、
今回は専用の道具を使います。
(新しく買ったから使ってみたいんです)
抜く時はこんな感じ、
IMG_4580sl.jpg
原理はダブルナットと同じですが、普通のナットのような材料で出来ている訳ではありませんし、
大きいレンチを使えるので、力がかけ易いのです。
2~3本はこれでもなかなか抜けなかったのですが、
そこは知恵と勇気と技術を用いて、無事に全てのスタッドを抜く事が出来ました。

で、スタッドを抜いたら、ネジ穴を整えておきましょう。
IMG_4582sl.jpg
新しいスタッドをねじ込むのですが、
あれ?画像撮ってないわ・・・



取り付け完了!
IMG_4583sl.jpg
まぁ、原理は袋ナットです。
あまり使う工具ではありませんが、有ったら有ったで便利ですね。

メーターギヤを浸け置きしている間、
スタンドを修理しましょう。
よく有る事ですが、スタンドの傾きがキツクなっているんです。
きっとこの車両も、前オーナーさんのキックのやり方が悪かったんでしょうね。

IMG_4570sl.jpg
スタンドの取り付けボルトから曲がっちゃってますね。
ダメ元で注文した純正部品が出ましたので、コイツは新品に交換しちゃいましょう。
そして、
IMG_4571sl.jpg
この開いてしまったコの字部分を、万力を使ってギリギリ締め上げていきます。
IMG_4572sl.jpg
流石になかなか曲がりませんので、酸素で炙って曲げ直しました。
目視での違いは微妙ですが、これが効きまして、スタンドはほぼ正常になりました。



さて、数日経ちましたが、メーターギヤはどうなりましたかね?
IMG_4587sl.jpg
全然効果なし!
完璧に中で固着してしまったんでしょうか?
さらに数日、灯油やCRCに浸け込みしながら、たまにバーナーで炙ってみたり、
多少の衝撃を加えたり・・・・・全く効果なし!!
もうこれアカンかも・・・・・
そう思って作業が雑になったんでしょう。
衝撃を加える為のハンマーが逸れ、
パッキ~ン
IMG_4588sl.jpg
うわちゃぁ~、、、、やってしまいました。
これ位なら補修剤で直りますが、未だに全く動く気配の無いギヤ・・・・・
もう無理ですかねぇ~
中古のメーターギヤでも探しておきましょう。

フロントはとりあえずおいておいて、
リヤをやっておきましょう。
IMG_4960sl.jpg
出来る事ならチェーンも交換しておきたいのですが、
予算の都合上今回はスルーで、
代わりにと言ってはなんですが、
IMG_4961sl.jpg
この坊主タイヤを交換します。
タイヤ交換ならサクサクっと、、、、、終わると思っていたんですが、
IMG_4962sl.jpg
アクスルが抜けません!
おかしいなぁ、普通の機構ですよね・・・・ナットを外せばスルっと抜けるはず・・・・・
プラハンで叩いてみましたが、抜けそうな気配がありませんよ。。。
若干動いたかと思えば、
IMG_4963sl.jpg
ドラムのプレートが動いただけ、
ただ固着しているだけだよな?
一応パーツリストで構成部品を確認、
普通の機構と同じ事を確認し、
プラハンでシバキたおします。
パカーン、パカーン、パカーン・・・・・・・・・・・・・・
一時間位はシバキ続けたでしょうか?
新品のプラハンがご覧の通り、
IMG_4964sl.jpg
もう交換時期?!

でもお陰でアクスルは抜き取る事が出来ました。
プラハン君の尊い犠牲に感謝!!

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

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バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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