2010-12

年始は3日から

今年1年、ワタシのしょーもない文章に目を通して頂き、
誠にありがとうございました。

本年は今日から休業に入り、
年始は3日から始めます。
正月休みで暇を持て余した方は遊びに来て下さい。

それと、来年1月は14、15、16日と、
法事の為休業させて頂きます。

それでは皆様、よいお年を。
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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾九

残るはこのミッションだけですね。
一体どうしてしまったんですかねぇ~

面倒ですが、もう1度分解してみるしかないですね。
大きなミスはしていないと思うんですが、
イマイチこのままでは原因が解りませんし、チョットした調整ではどうにもならなそうです。



・・
・・・
・・・・ここから泥沼のミッション地獄が始まるのでした。

始めはケースの締め付け具合が悪いのかと思ったんですが、どうやらコレではありません。
そうなるともう、ミッションの組み方が悪かった位しか思い付きません。
分解⇒調整⇒組み立て⇒テスト⇒分解⇒調整⇒組み立て⇒テスト⇒分解⇒調整⇒組み立て⇒テスト
一体何回繰り返した事でしょう。
全ッ然原因が解りません。

もうエエ加減にせ~よ!!
どーして欲しいんか、ゆ~てくれな解らへんわ。
そんな『離婚間近の夫の言い分』(ワタシではありませんよ・・・)みたいな事を思って投げ出しかけた時、
IMG_5252.jpg

天啓というんでしょうか?それともバイクが語りかけてきたのでしょうか?
「これやこれ!
 まったく、ここまでゆ~たらな解れへんなんて・・・しょ~もない男・・・」


・・・・ごもっともで、
わたくしの精進不足でした・・・・・・・
ミッション不具合の原因は、、、今回相当苦労したので、簡単には公開しません!!
ヒントは上の画像です。


チョット近所を試乗して、
ミッションOK!!

オーナーさんは乗って帰る気マンマンなので、念には念を入れて長距離の試乗をして、
問題が無ければ目出度く納車です。

ところが、もう一つ有りました。
やらなきゃいけない所。
ちょっと記憶が確かではないのですが、
何かの際にガソリンホースを外した時、
うっかりコックをOFFにするのを忘れてしまったんです。
ヤバイ、貴重な化石燃料が!!
なんて思ったんですが、何だかガソリンの流量が少ないような?

気になって調べてみました。
IMG_5303.jpg
正直、こういう部品は新品のガスケットが無いと外したくないのですが・・・

IMG_5305.jpg
オウ、詰まってました。
どうやら、コックバルブは純正部品ではなく、
誰かの手作りのようですね。
でも、今までしっかりと機能していたんですから大した物です。
穴をしっかりと通してあげてからコックを取り付け。

その後、長距離試乗も難無くこなし、無事にオーナーさんと共に帰って行きました。
コレで当分問題なく走る事でしょう。
オイルさへ入れ間違わなければ♪

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ベスパ ラリー キルスイッチ不良 後編

さて、本当の問題はここからです。
皆さんご存知の通り、ベスパというのは配線やワイヤー類が外から見えないようになっています。
まぁ、外観がスッキリしていて見た目はいいんですが、
あくまで見た目が良いだけです。
整備性はすこぶる悪いんですよ。もう最悪です。
でも、やらない訳にはいきません。

まずはシートを外して、ガソリンタンクを外します。
普通のバイクならそんなに大した事のない作業ですが、ベスパは違います!
ガソリンコックを外さないといけません。
(物によっては外さなくても大丈夫です)
ですから、一旦ガソリンを抜いて、それからコックを外すんですが、
特殊工具が必要です。
コックはずし用の長い歪な形のレンチ、
IMG_5735.jpg
もう外しちゃった後ですが、これを使います。
IMG_5733.jpg
タンクを外すとその穴からは、
IMG_5734.jpg
取り残されたコックが見えます。
この下に有るプラスチックのカバーを外すと、
やっと配線が見えてきます。

で、新しい配線を通したいのですが・・・・・
ベスパのフレームは二重構造です。
その中を配線やワイヤーが通っています。
人の手が入るほど広くありません。
でも結構な距離を通さないといけません。
皆さんだったらどうやって通しますか?

ワタシはこうしました。
まずは適当な長さに配線を切って、エンジン側の端子に接続。
IMG_5737.jpg
さっきのタンクを外した穴まで配線を通します。
そこで登場の秘密道具、
『長いテグス』
コレをですね、配線が出てこないといけない方から挿し込みます。
この場合はヘッドライトケース兼ハンドルカバーからですね。
IMG_5738.jpg
一直線ではありませんし、他の配線やワイヤーが邪魔してなかなか進みませんが、
ずんずんテグスを進め、

・・
・・・
・・・・
やった!!出てきた。
タンクを外した穴まで貫通、そこで待機していた新しい配線にテグスを巻き付け、
IMG_5739.jpg緑色の線を手繰り寄せています。
そ~っと、そ~っとテグスを引き上げます。
・・・・
・・・
・・



出た。
よ~し!!!上手くいきました。(拍手!)

っと、まぁこんな感じです。

後は普通にキルスイッチに配線を接続して、問題は解決しました。
え?古い配線はどうしたかって?
配線が1本ずつになっていれば、引っ張れば抜けてきますが、
まとめてありますので、一本だけ除去するのは不可能です。
だからそのまま残っています。
邪魔にならないように最低限の処理はしてありますよ、もちろん。

あとはタンクとシートを取り付けて完成。
ですが、そのタンクの取り付けが大変。
IMG_5740.jpg

外す時に紹介したあの工具、もちろんアレをまた使うんですが、
こんな風にやります。
給油口から工具を突っ込んで、
直下にコックがあれば楽なんですけど、
IMG_5741.jpg
真ん中ら辺に有るので、こうして、
IMG_5743.jpg
IMG_5744.jpg
もどかしいですが、ちょっとずつ締めていきます。
宙ぶらりんになっているコック本体も、手を入れておさえる事が出来ないので、
グラグラな状態のまま、この工具を使ってどうにかナットを締めないといけません。
まぁ、ちょっと器用で気の長い人なら出来ると思います。

ハァ~、何とか出来ました。
ちゃんと組み上げてからテストしましたが、修理したキルスイッチも作動しますし、
その他も今のところ問題無さそうです。

でも、あの配線の状態では・・・・・・
ブルブル・・・怖い事を考えるのは止めましょう。
また入庫してきた時は・・・・

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾八

こりゃぁ、ひょっとして長引くかもしれませんね。
一応オーナーさんに連絡しておきましょうか・・・

・・・そういえば、
コイツって電気は大丈夫なの?
コイツもバッテリー点火ですから、しっかりと充電してくれないと困ります。
IMG_5244.jpg
測定してみました。


全く充電してない!!
うわぁ~、、、新たな問題発生


まずは電気の問題から片付けましょう。
どうやら配線などの問題ではなく、
根本の問題のようです。
ここら辺って部品出るんでしょうか?
そんな事を心配しながら原因を探っていくと・・・・

IMG_5245.jpg
原因発見!
コレはひょっとすると簡単に治るかも
ブラシがコンミュテータ(銅色の部分)に接地していないんです。
本来はスプリングによって、ブラシがコンミュテータに押し付けられているのですが、
ブラシホルダーとブラシの間に溜まったゴミによって、その動きが妨げられているようです。
コレ掃除してあげれば問題解決?

よし、部品を外して掃除しましょう。


ブラシ減ってるなぁ~、コンミュテータもだいぶエグレテしまっています。
う~ん、コレもしっかりと接地しなかった一要因でしょうね。
ブラシが減っていれば当然、押し付けるスプリングのテンションもかかり難いですからね。
メーカーから部品は・・・流石にコレは出ませんでした。

・・・・・・・あ!!
部品取りのエンジンが有りました。
たしかここら辺の部品も付いていたはず。

あわよくば・・・・コレにて一件落着?
おお、部品取りの方がコンディションがいいですよ。
IMG_5246.jpg IMG_5247.jpg
ブラシの方はチョット形状が違いますが、
何とか使えそうですし、残量もたっぷり有ります。
IMG_5249.jpg
バッチリ、文句無いですよ!
ヨッシャッ!!交換!交換!




クランクの軸径が違う・・・
やはりそんなにウマクはいきませんでした。
YA6YA7では部品の互換性が有りませんよ。
でもブラシは何とか使えます。

思った通りにはなりませんでしたが、
ブラシを交換して各部を清掃する事で、ちゃんと充電するようになりました。
まぁ、メデタシ、メデタシと言えるのではないでしょうか。

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ベスパ ラリー キルスイッチ不良 前編

スゴク久しぶりにベスパです。
IMG_5719.jpg
「ラリー」という、ちょっと排気量の大きなヤツなのですが、
ベスパである事に変わりは有りません。
そう、鬼の様に作業がやり難いという事に変わりはないんです。

正直気は進まないですし、
ベスパ自体もそんなにやった事がないのですが、
折角ウチを頼って来てくれたので、なんとかやってみましょう。

症状は簡単、キルスイッチが効かないとの事です。

これはスイッチ本体の不具合か、配線の不具合でしょうか?
スイッチの問題ならそんなに手間取らずに解決するんですが、
配線だと厄介です。

という事で、まずはスイッチを点検、

・・
・・・
残念ながら配線が原因のようです。。。。
う~~、仕方無い、やるしかありません。

コレ位のベスパになると、バッテリーを積んでいます。
小さいベスパはほとんどバッテリーレスです。
一応電装系をイジルので、バッテリーを外して充電しておきましょう。
IMG_5720.jpg
この変な色の付いているバッテリーって、液量が見難くて良くないんですよね。
何でこんな良くない物を作ったんでしょうね?
とても国内メーカーが造ったとは思えません。

話は作業に戻ります。
あまりべスパはやらないので、
配線がどうなっているのか把握していません。
ですから、あちこち配線を点検していて思ったのですが、
IMG_5721.jpg
配線の傷みがヒドイ。
オーナーさんによると、ベスパが流行った十数年前、
某有名ショップ(今はありません)にて、100万円位で購入したらしいですから、
その時に配線も引き直しているんでしょうけど・・・・
これはきっと、今後も配線関係のトラブルが出て来そうですよ。

え~っと、点火系の配線は~っと、
IMG_5722.jpg
IMG_5723.jpg
多分この線がキルスイッチにいっていると思うんですが、
見える範囲では断線している様子はありません。
しかし、この線が本当にキルスイッチに行っているんだとしたら、
導通がありませんので、何処か見えないところで断線しています。

確認の為に、この端子からキルスイッチの端子まで簡易的に線を引き、
エンジンをかけてキルスイッチを押した所、見事エンジン停止。
その他の電装品も問題なく動きましたので、
「これで原因はつかめた。」という事でOKでしょう。

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾七

まったく・・・・・自分の浅はかさが嫌になりますね。
もっと良く確認して組めばこんな事にはならなかったのに。



今度こそ、組み忘れの部品は有りません。
コレで終わりにしましょう。

エンジン始動、
ブモ~ン、ブモ~ン、・・・・
しばらくアイドリングさせても今回は大丈夫です。

よし!
試乗してみましょう。
とりあえずは店の周りをチョロッと・・・

ん!?
これ、一速入ったんだよな?
ミッションはロータリー式ですからね。
間違わないように気をつけて・・・クラッチをゆっくりと繋ぎます、
OK、OK、走り出しましたよ。
二速に上げる為にペダルを踏み込みます・・ガッ
ん!?入ったか?・・・入ってないな、
もう1度一速に入れて、再度二速へ・・カツン
今回は入りましたね。
三速は?
カツン
おお、大丈夫です。


いけそうですかね?
チョット本格的に試乗してみましょう。


では、
行って参ります。
コレで良ければめでたく終了へのカウントダウンです。

・・・・・・・全然ダメでした。
やはりミッションの入りが良くありません。
特に二速三速が最悪。
偶にスコッと入る事も有るのですが、これでは全く使い物になりません。
と、言う事で。
IMG_5235.jpg
もう一度、、、、やるしかありません。
IMG_5236.jpg
でも、調整でどうにかなるんじゃないかなぁ~
IMG_5237.jpg
これこれ、シフトの調整ね。
踏み降ろす時はイマイチなんですが、かき上げる時は入るんですよ。
という事は、もうちょっと偏った調整をすれば・・・イケルんじゃない?
何とかここでイケれば、三度目の全バラをしなくて済みます。
もし全バラしないといけなくなっても、コレで改善されればやり直す方向性が解ります。
どうでしょう?
ガチャガチャ・・もうちょっとか・・・ガチャンガ、、ガチガチ、、ガチャン・・・

・・
・・・

う~ん、改善はしたと思うんですが・・・・イマイチ。
試しにチョロッと乗ってみましょう。


やっぱりダメですね。
中の問題でしょうねぇ~きっと。

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TS90 ハスラー 販売車両に出来るのか? 其の九

こういう時って有るんですよね。
やろうと思っていた事や、欲しい物がタイミング良く手に入れられるチャンスが。

ワタシはそういうものは「良縁」として考えますので、
なるべく断らないようにしています。
もちろん、コチラの懐具合もありますので、それも含めて折り合いが付いた時は・・・
という事ですケド。

きっと今回のスプロケもそういうモノだったんですよ。
だってね、だってね、聞いて下さいよ。
めっちゃスゴイ巡り合わせだったんです。


前回の電話は、お世話になっている加工業者さんからだったんですが、
「今度ある業者と組んでスプロケも造れるようになったんだけど、
 何か造りたいの有る?」

って事だったんですよ。
値段を聞いたら結構安く造ってくれるみたいなので、
入手時から気になっていたこのTS90の物を造ってもらっちゃおう。
って事で頼んだんですが、
驚きの結末!!

IMG_5702.jpg
ジャーン!!
IMG_5703.jpg
何と驚くべき事に、純正新品が出て来ました。

そのスプロケットを造ってくれると言う業者さん、
当時スズキの純正品を造っていた業者さんだったんです!
新規作成の為に、使い古したスプロケを送ったんですが、
それを見て、「確か倉庫に同じ物があったような・・・」
で、出て来ちゃいましたよ、メーカー欠品の純正新品。
非常に神掛かった出会いです。


そして、まだ良縁は続くんです。
シートがね、初期型ではないと思うんですよ。
まぁ、そんな事ワタシは気にしないので、使えればどうでもいいんですが、
ベースもチョット痛んで来てますし、表皮も所々破れています。
IMG_5764.jpg
何か良い物が無いかオークションを見ていたら、有りました。
コレも長期在庫の純正新品。
速攻GET!!
車体に取り付けてみました。
IMG_5765.jpg
イイでしょ、
スズキのロゴも、ほら・・・
IMG_5766.jpg
もちろんベースもキレイです。
IMG_5767.jpg
コレはひょっとしてイイ売り物になるかもしれません。




あとはエアクリーナーがどうにかなれば・・・・・
でもいいよね、売り物としては十分な状態になりました。
売値は・・・
22万!!(税別)
ヤッパリこの位になっちゃいました。
90ccにしては高いですよねぇ~

それでも欲しい人はいるハズです。
どなたか・・・いかがですかぁ~

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾六

では、エンジンをかけてみましょうか。
当たり前ですが、予め手動でオイルポンプを動かし、
オイルがインレットポートに出て来るまで確認しています。

チョークを引いて、
ガソリンコックON、
メインキーON、
キックどーん!
ブモゥ~モウ~ンモウ~ン
よ~し、かかったかかった!

あとは試乗ですね~、排気漏れとかもしていないよな?
チョット目視で点検している時、
カカカカカカカッ!!
ちょ、何?何なん?
おわっ、何や!キックが降りとる!!
緊急停止!!

一体何が起こったんでしょう?
キックが降りたと言う事は、リターンスプリングの折損?
いや、今正常にリターンスプリングは機能していますので、それは無いでしょう。
そうなると、ギヤが噛み合ってしまったのか?
なんで?????

確認の為にもう1度エンジンをかけてみましょう。
しばらくは何事も無くアイドリングしているのですが、
突如、グイーン・・カカカカカカカカッ
停止~~!
アカン・・・何ナンやコレ、何かミスったかな?

色々調べましたが解りません。
こうなったらもう1度エンジンを分解しましょう。
何かミスが見つかるかもしれません。



IMG_5230.jpg
う~ん・・・・特に異常は見つからないんですが・・・
あんな事になるんだから、きっと大きなミスをしているんでしょうねぇ・・・

コレがこうなってて、キックが降りちゃう?ギヤが噛み合っちゃうって事は・・・・
?????????????
部品・・足りない?
でも、パーツリスト見ても何も不足している部品は無いんです。



え~っ、何なんでしょう?
組む時に確認はしたんですが、もう一度付け忘れた部品が無いか、
部品を入れていた段ボール箱を確認・・・って言ったって、何も無いよなぁ~
・・・・・・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
有った、、、、ワッシャーが一枚。
きっとコレだ。
でも、何処に付くの?
パーツリストには載ってないんですよ。
記載ミスでしょうか?

そういえばもう一つパーツリストが有りましたね。
年式違いですが、そっちも見てみましょう。
・・・有った。
やっぱりキックシャフトの所ですね。
同じワッシャーを二枚噛ませるようです。
その一枚が抜けていたんですね、きっと。
なんてこった~

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TS90 ハスラー 販売車両に出来るのか? 其の八

何だかんだと、結局今回も結構手を入れてしまいました。
こうなってくると、もう少し位やる事が増えても気にならなくなってきます。

オイル漏れがね、チョット有るんですよ。
見ないフリしようと思ったんですが、折角ミッションオイルを抜いてあるんですから、
やるならこの機会にやった方が合理的でしょう。

場所はオイルポンプの取り付け部分。
場所が場所なので、当初は2ストエンジンオイルが漏れているのかと思ったのですが、
色、粘度から推察するにミッションオイルでした。
IMG_5632.jpg
IMG_5633.jpg
多分ガスケットを交換すれば解決すると思うのですが、
純正部品は欠品なので、例の如く切り出します。

一旦オイルポンプを外してしまいましたので、エア抜きをしないといけません。
ヤマハのようなオイル手動圧送ギヤが付いていませんので、ポンプ自体のエア抜きが終わったら、
パイプのエア抜きの為にひたすらキックを・・・・
ハァハァ・・ハァ・・・・
これだけやれば、あとは・・・・
だいたいオイルを送り終えたら、残りは混合ガソリンを作って、エンジンをかけて圧送してしまいましょう。
それでしばらくアイドリングさせておけば、エアも抜けていくでしょう。
もちろん、その間はオイルパイプを監視して、ちゃんとオイルポンプが作動しているかもチェックします。

コレだけやればもう売り物にしてもいいでしょう。
後の不安要素は買ってくれたオーナーさん次第と言う事で・・・・
う~ん、幾らに設定しましょうかね?
買い取り価格が?万円
かかった部品が?万円
工賃として?万円は欲しいですから・・・・・
よし!決めた!販売価格は・・・・
プルルル・・・プルルル・・・
ん!?電話ですね。
誰からでしょうか?

「はい、バイク工房「蔵」です。」
「・・・・・・」
「おやおや、毎度どうも、どうしたんですか?」
「・・・・・・」
「へぇ、そんな事も始めたんですか?
 で、ナンボ位になるんです?」

「・・・・・・」
「ほほぅ、なかなか安いですなぁ、以前違う業者さんに聞いたら倍の値段言われましたよ」
「・・・・・・」
「え、今ですか?・・・イヤ、実はもうヤバイのが有って・・・
 こうなったら先行投資だ、やりましょう!今晩持って行きます!!」

 
こんな感じで、急遽リヤスプロケットの作成が決定されました。
タイヤ交換の時にやろうと思ったんですが、メーカー欠品だったんですよね。
IMG_5676.jpgIMG_5677.jpg
シンプルな造りなので、何かが流用出来そうですが、ウチにはそのデータが有りません。
いちいち取り寄せて合う合わないとしていたら、結果結構な金額になってしまうと思うんですよね。
それなら一から造ってもらった方が確実。
さぁ、どうなりますやら、
そして、本当に最終価格は幾らになってしまうのか!?
・・・・・ワタシにも解らん!!

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾伍

いよいよ大詰めです。
気になっていたミッションの入り具合ですが、
チョットまだ渋いというか・・・・入り難いんですが、
まぁ、入らない事も無いので、きっとミッションオイルを入れて、
チョット走ってギヤが馴染んだらイイ具合になるでしょう。

↑こんな甘い事を考えていてはまだまだです。反省。

以前書いたように、コイツのミッションオイルの入れ方は特殊です。
まずはオイルレベルゲージを入手しなければいけませんが、
まぁ、十中八九無いでしょう、そんな部品・・・・・・・・え!! 有るの!?

驚きました、流石ヤマハ。
IMG_5223.jpg
カンタンな物では有りますが、無ければ無いで困ってしまいます。
IMG_5225.jpg
オイル点検用の穴に差し込んで、
反対側からオイルを注入します。
IMG_5226.jpg

ミッション室からクラッチの部屋までは、小さな穴が一つ開いているだけなので、
オイルがクラッチ室まで流れてくるのに少々時間がかかります。
焦らずに待ちましょう。

折角ですから、取り付ける前にエキパイとサイレンサーを『焼いて』おきましょう。
これは2サイクルの基本ですからね。
IMG_5228.jpgIMG_5229.jpg
インナーサイレンサーも引っこ抜いてトーチで焼いていきます。


さぁ、コレで準備万端。
エンジンがかかれば後はキャブの調整を少しして、納車です。
あのピストンを見た時はどうなる事かと思いましたが、
結構順調に作業は進みましたね。

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TS90 ハスラー 販売車両に出来るのか? 其の七

問題のワッシャーの正体は、
本来クラッチハブと、クラッチハウジングの間に有る筈のワッシャーでした。
・・・・どうしてそんな物が転がっていたのかは不明ですが、
大事にならなくて良かった、、、、、

一歩間違えば、クランクケースをキズ付けていてもおかしくは有りません。
いやいや、それよりもあのままお客さんがついて納車していたら・・・・ひぃ~~
知らなかった事とは言え、ウチが何とかしないといけないでしょう。
あぶなかった~
中古車ってこういう事が有りますからね、以前整備した人の分まで面倒を見ないといけない。
・・・・ワタシも何処かの整備士さんに迷惑掛けているかもしれませんから、お互い様か・・・・

気を取り直して、クラッチ板の交換はこの後問題無く終了。
で、あのドレンボルトですが、やっぱりネジ穴がダメになっていて、
新しいボルトを用意した位では全く意味が有りませんでした。
オマケに変なボルトを無理矢理入れているので、クラックまで入ってるし・・・・・

ウチではアルミの溶接は出来ませんから、
いつもお世話になっている「ミヤシタモータース」さんにお願いします。

何点かの不都合な事が有って、難しい作業だったのですが、
IMG_5563.jpg
何とかやって頂きました。
肉盛り溶接してもらったので、余分な分は自分で削り落とします。
大雑把に削ったら、定盤を使って面研です。
IMG_5565.jpg
溶接によって歪みも出ているでしょうから、それも均していきます。
20分位ひたすら手動面研をして、
IMG_5566.jpg
バッチリです。

IMG_5629.jpg
もちろん、ボッコボコになっていたナットも新品に交換。


じつは、ここを開けた時に疑問に感じていた物があるのですが、
ケースカバーの内側、真ん中付近にオイルシールが嵌るような溝が有るんです。
開けた時にはソコには何も無く、「ナンやコレ?」と思っていたんですが、
後でパーツリストを見てみると、オイルシールが嵌るようなのです。
「こんな所になんで?」とは思ったんですが、
一応パーツリストに載っているので、注文しておいたんです。
取り付けるとこんな感じ、
IMG_5630.jpg

ワタシの予想ですが、これはきっとクラッチ板等によって跳ね上げられたオイルで、
ココ、
IMG_5631.jpg
このプッシュロッドの穴を潤滑する為じゃないかなと。
でもそんな必要あるのかな?

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾四

腰上はいつもの様に「三留兄弟製作所」さんに依頼して、
既に出来上がっていますので、クリアランスの確認をして組み付けるだけです。
シリンダーはブラストをかけて塗装済み。
ヘッドカバーもブラストをかけてあります。

IMG_5217.jpg

ところが、ピストンピンが入りません。
一応純正新品のオーバーサイズピストンなんですが、
まぁ、偶にこんな事も有ります。

こういう場合どうするか?
無理に入れようと思っても入る物では有りません。
IMG_5218.jpg
旋盤の出番です、
この様にサンドペーパーを『ふわッ』と巻いて、
IMG_5219.jpg
ピストンピンの通る穴をちょっと整えてあげれば・・・
IMG_5220.jpg
バッチリです!

シリンダー、ヘッドカバーをかぶせて、とりあえずエンジン完成。
あと、そういえばオイルポンプからオイル漏れしていたんですよね。
このシール類も全部部品出ましたよ。
オイルポンプを分解、
IMG_5221.jpg
全部のシールを交換・・・・あれ、一個シール取り寄せ損なった!
失敗、失敗。
取り寄せるまで数日作業は中断しましたが、ココまで来て手は抜きません。

エンジン、オイルポンプOK。
フレームに積み込みましょう。
IMG_5222.jpg
フッフッフ、
キレイになりました、これでもう終了間近ですね。

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TS90 ハスラー 販売車両に出来るのか? 其の六

さてと、クラッチをサッサと交換してしまいましょうか、

・・
おや?・・・・無い?・・・・何処かへ飛んでいきましたかね?
そんな訳無いんですが、
IMG_5550.jpg IMG_5551.jpg
本来は有る筈のノックピン、
IMG_5552.jpg
1個はカバー側に付いていましたが、
もう1個が有りません。
えぇ~、コレ1個だけ注文するのもなんですからね。
旋盤で作ってしまいましょう。
これ位ならワタシでも作れます。

ノックピンを作り終え、
クラッチスプリングを外してプレッシャープレートを外すと、
・・・・はぁ~
IMG_5553.jpg
何でこんな事しちゃうかなぁ。
お陰でソケットが入らないじゃないですか。
IMG_5554.jpg
こっちも酷いですね。
交換したいなぁ。
何とかリューターで形を整え、
どうにか外す事が出来ました。
何か他に注文する物が有った時に、一緒に注文しちゃいましょう。


・・
・・・えっ!!?


IMG_5555.jpg
このチョット見えているワッシャーのような物は・・・ナニ?

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾参

ヤマハはスゴイですね!
ほとんどの欲しいエンジン部品は揃いましたよ!

ベアリングやオイルシールは、純正で取ると高いので、
特殊な物意外は専門の卸業者さんから取りました。
IMG_5191.jpg
コレが今回交換するベアリングとオイルシールです。
クランクのビッグエンド以外は全部交換です。

IMG_5192.jpg
ベアリングを嵌める時は、ケースをしっかり暖めてからです。
ウチのストーブではイマイチ火力が弱いのが難点・・・・
何処かにアラジンのストーブ落ちていませんかね?

IMG_5197.jpg
両ケースにベアリングを嵌め終えたら、
クランク、ミッション、シフトドラムを組み付けます。
ミッションにはこの時点で初期潤滑をしておきましょう。

しっかりと合わせ面の脱脂をして、液体ガスケットを塗って反対のケースを被せていきます。
クランク室とミッション室が密閉されていないと、エンジン不調になります。

しっかりと両ケースが合わさったら、ビスを締め付けていきます。
IMG_5198.jpg
ココの締め付けが微妙なんですよ。
ネジの締め付けは、基本対角線上に内側から締めていくのが大原則ですが、
何事も基本に忠実なだけでは上手くいきません。

まずは均等にビスが座面に当る所まで締めます。
そこから、クランクを回しながら少しずつ締めていき、
回転が重くなったら今締めている所はハズレ、
そこは一旦緩めて、1番回転が重くならないビスを探して少し締め、
次の回転が重くならないビスを探して少し締め・・・・・・・
そんな風にして全部締め込んだら、
最後にもう一度クランクの回転を確かめます。

コレでクランクはOKですね。
ミッション周りの部品を取り付けていきましょう。
IMG_5199.jpg
ここでも、ミッションの入りを確かめながら・・・
ん!?ちょっと・・渋いかな?
まぁ、エンジン単体でやればこんなもんかな?
車体に積んで、しっかりと固定してやれば大丈夫でしょう。
(この後あれほど苦労するとは・・・この時はまだ知る由もなかったのでした・・・)

分解した時に、クラッチ板がほとんど磨り減っていましたし、
フェーシング面がカッチカチに硬化していましたので、
コチラは交換しておきましょう。
IMG_5201.jpgIMG_5200.jpg
これでは負荷が掛かったらダダ滑りだったでしょう。

IMG_5216.jpg
よし、やっと腰上に取り掛かれます。

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TS90 ハスラー 販売車両に出来るのか? 其の伍

試乗の結果、
キャブのセッティングが出ていないのと、
クラッチが滑っています。

「お金を掛けずに売り物にしよう」
今回もダメみたいです。
やっぱりワタシは車両販売には向いていないようです。

IMG_5546.jpg
ホンマ、しゃ~ないなぁ。
ココだけやで、あと何が有ってもやらんしな。


ダメ元で部品を頼んでみた所、
クラッチプレートにフリクションディスク、クラッチスプリングまで出るじゃないですか!!
流石スズキ!やりますね。
IMG_5547.jpg
こうなったら俄然ヤル気です。
そうそう、例のドレンボルト、コレも一緒にやってしまいましょう。
その為に新しいドレンボルトも入手して有りますので。

それではクランクケースカバー御開帳。
IMG_5548.jpg
パーツリストを見て予想はしていましたが、
結構珍しいクラッチですよね。
普通のクラッチスプリングって、押し縮めてテンションを掛けるのですが、
IMG_5549.jpg
コレの場合、スプリングを引っ張ってテンションを掛けています。

この方法が良いのか悪いのかは解りませんが、なんともスズキらしいなぁ

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱拾弐

困った時はベテランに相談しましょう。
この近辺では1番の大ベテラン、「シミズサイクル」さんに相談です。

「ベアリングを残してケース割れないの?
 多分出来るんじゃない?」

それは私も考えたんですが、サークリップなんかで抜けないようになってるんじゃないの?
と思い、まだ無理は止めようと思ってやっていなかった方法です。
他にも何個かアイディアをもらい、早速色々試してみたんですが、
ことごとく玉砕!

こうなったら始めの案を試してみるしかありません。
クランクケース分解用の工具を取り付け、
IMG_5181.jpg
トーチでベアリング周りを暖めながら、プラハンでコツコツケース外周を叩いていきます。
どの位叩いていたのでしょう?小一時間位でしょうか。
叩く音が鈍くなってきました。
まだ音の高い所を重点的に叩きます。
ガッポッ! よし、剥れた。
あともう一息、
IMG_5182.jpg
おっけ~、分割成功。

クランクを抜き出してみると、
IMG_5183.jpg
この状態にすれば、真っ直ぐピンをド突く事が出来るので、
きっとピンもスグに抜けるでしょう。
案の定、
IMG_5184.jpg
アレだけ苦労しても抜けなかったモノが・・・
IMG_5185.jpg
ココもアルミの粉だらけです。

各部品を洗っていきましょう。
IMG_5187.jpg
ミッションもケースから抜いて、
IMG_5188.jpg
ケース自体も、フレーム同様長年の垢が溜まってますね。
IMG_5189.jpgIMG_5190.jpg
オイルシールやベアリングはもちろん全部交換します。
幸い部品はまだ出ます。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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