2010-10

TX650 持病のオイル漏れ 其の弐

ホント、エンドチェーンなら楽なんですけどね。

エンドレスチェーンの場合は、
フロントスプロケットを外す為にチェーンを緩めないといけません。
チェーンを緩めてスプロケットを外し、
サッと汚れを落としてみると・・・・

ん!?
何かおかしいな?
IMG_5314.jpg
シフトシャフトの所なのですが・・・・
ああ、ワッシャーが一枚無いんだ。
本来はEリングの奥に一枚ワッシャーが有るはずなのですが、
コイツには付いていません。
きっと誰かが分解した時に付け忘れたんでしょう。
そんなに支障は無いと思うんですが、シャフトが水平方向に動いてしまうので、
シフトフィーリングに影響が有ったかも知れません。
何か適当に見繕うか? 純正を注文するか?
もし、他にも純正品を注文するなら、
ついでに純正で注文しましょう。

では、プッシュロッド部分をやってしまいましょう。
IMG_5315.jpg
ココも中途半端にやった跡があります。
完全には出来なかったようです。
何度もやり方は書いていますので、端折ります。
IMG_5316.jpg
               IMG_5320.jpg
オイルシールを打ち込む時は、なかなか難しいのですが、
ケース側を若干面取りしてから打ち込むと、失敗する率も少なくなると思います。

次にセルモータのギヤトレーン部分を、
ココはガスケットの交換だけ、
IMG_5321.jpg
で、済むと思ったんですが、
フタ側についてきたギヤ部分、
IMG_5323.jpg
部品が足りません!
またかい!!
何が足りないのかというと、コレもそんなに大きな部品ではないのですが、
IMG_5352.jpg
このフタとギヤの間に、本来ならばウェーブワッシャが有る筈なのですよ。

ボチボチと凡ミスがあらわになってきました。
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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の伍

はぁ~、まぁこの位なら使えない事は無いんですけど・・・多分。

でも心情的にコレを組んで終わりにしたくは無いですね。
そう思って某オークションを見ていると・・・
ナイスタイミング!!
出ているじゃないですか!オーバーサイズピストンが!!!
迷わず速攻GET!

コレで最終段階は良い状態に出来そうです。
全ての問題が解決してから、満を持して投入しましょう。

よし、弾みが付きました。
あの若干焼けたピストンとシリンダーを使って、
少し走ってみましょう。

ピストンが溶けてしまった原因は、90%オイルだと思うんですが、
確証が有りません。
確証を得る為にダメになってもいいピストンで試乗して、
大丈夫そうなら本腰入れてエンジンのオーバーホールです。

まずはこの[やや焼け]ピストンを、
IMG_4929.jpg
カーボンを落とし、サンドペーパーで研きます。
IMG_4930.jpg
シリンダーも内壁を磨いて、なるべく引っ掛かりが無い様にします。
ベースガスケットを切り出して、
IMG_4931.jpg
腰上を組んでしまいましょう。

ソウコウしている内に、待っていた資料が届きました。
いつもお世話になっています!ありがとう「日本二輪史研究会」さん。
この資料によりますと、
オイルポンプの調整方法はこうです。
全開でもアイドリング時でもなく、
IMG_4932.jpg
キャブのピストンがこの位置、
IMG_4933.jpg
ピストンに刻印されている〇印が解ります?
その〇印がキャブボディーに隠れる寸前、
その時にオイルポンプの印がココ、
IMG_4934.jpg
こうなる様に調整するようです。

ロータリーディスクバルブのポンプ調整はこうなんでしょうかねぇ?
後にやるカワサキのA7もそうなんですよ。

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TX650 持病のオイル漏れ 其の壱

なんだか立て続けにTX650の修理依頼が。

IMG_5310.jpg
でも今回のTXは調子が悪い訳ではないんですよね。
メインの修理はオイル漏れ、
TX、XSでは持病となるクラッチのプッシュロッド周り、
後はタイヤ交換してチョロッと諸整備、
車検取れば終了です。

何せ結構な距離を自走で来たんですから、
不具合なんてそんなに無いですよね。
しかし、わざわざウチまで来なくても・・・・まぁ、ありがたい話なんですが。

では、サクッとやってしまいましょうか。
IMG_5311.jpg
車両を停めておくと、スグに下にオイルダマリが出来ますので、
プッシュロッド部分だけではないのでは?
いっその事この辺りを全部やってしまった方が良さそうです。

まずはケースカバーを外しましょう。
汚れを落とさないと見えない部分も有りますので、
灯油で汚れを落としていきます。
あまりオイルシールには良くないでしょうから、サラッとね。
IMG_5312.jpg
是非ともドライブチェーンを外して、スプロケット裏のシールの状態も見てみたいのですが、
IMG_5313.jpg
ワタシの嫌いなエンドレスチェーンじゃないですか!
スプロケ外すの面倒・・・・

実は、オーナーさんがスプロケ裏のシールは交換したらしいのですが、
外してみてみると・・・もう一度やり直した方がよさそう。
部品ももらっていますので、コレはやってしまいましょう。
工賃は少し上がってしまいますが、中途半端よりいいでしょう。
で、ココまでやってしまったら、残りの一箇所、セルモータのギヤトレーン部分、
ココも怪しいのでやっておきましょう。

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の四

大体の見当が付いた所で・・・
エンジンを開けてみましょうかね。
あんなにキックがスカスカだったんですから、
おおよそ中身がどうなっているかは解るんですけど・・・・

IMG_4642.jpg
2ストロークは簡単でいいですね。
では、いいですか。
御開帳!!
IMG_4643.jpg
やっぱりねぇ~、
当っても何も嬉しくないですけど・・・

どうしますかねぇ~
流石に新品ピストンなんてメーカーからはもう出ないでしょうね。

とりあえずシリンダーとピストンを外して、
クランクが無事かどうかだけでも確認しておきましょう。
IMG_4691.jpg
凄い事になってますね。
ただ単に「焼けちゃった」ってレベルではないですよ。
IMG_4692.jpg
クランクの方はっと・・・・
うん、何とか無事なようです。
しかし、溶けてしまったピストンのアルミ粉が、だいぶクランク内に入っているようです。
これは腰下まで分解洗浄しないと、そのうちクランクまでダメにしてしまいそうです。


で、どうするかというと、
実は部品取りのエンジンを1基預かっているんです。
IMG_4693.jpg
どうやらコチラのエンジンは、YA7のモノのようですが、
腰上位は使えるでしょう。
コレを移植してしまえば・・・・
IMG_4694.jpg
こっちも焼けとる!

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HS90 小鹿野ツーリング 外伝

以前、秩父にツーリングに行ったでしょ、
その時にですね、我が愛車HS90にトラブルがありまして。

帰り道、
半分ほどの道程をクリアした時、突然エンジンパワーが落ちたんです。
「ヤバイ!!これはやってもうたかも!?」
平坦な道はなんとか走るんですが、上り坂になると登らない事、登らない事。
もうホント、いっぱいいっぱい回して10~20km/h位・・・・

途中急遽車両を停めて、プラグ交換をしてみたんですが、
左は何とも有りませんでしたが、右がべッタベタにカブッてたんです。
これは・・・クランクに混合気が溜まってしまったのかな?
シールが抜けて、一次圧縮が下がったとか・・・・・・

う~ん、多少の工具は持って来ていますが、
この場でどうにか出来そうな問題ではなさそうです。

一緒に行った皆さんには迷惑かけますが、
ゆっくりでも騙し騙し帰るしか有りません。

・・
・・・
青梅市内までは何とかたどり着きました。
先はまだ長いですが、ココで各自解散、
急ぐ必要もありませんから、後続車の迷惑にならないようにゆっくり帰りましょう。

・・
・・・
・・・・
・・・・・
はぁ~、もう一山越えれば後は平坦な道だけです。
何とか帰れそうですね。
びぃ~~~ん
何せ片肺ですから、常にレッドゾーン付近まで回さないと走らないんです。
エンジン大丈夫でしょうか?
そんな事を心配しながら走っていると、
ゴロン・・・・が・が・が・が・が
ナンやナンや!!何が起こってんねん!
路肩に停めて車両を確認・・・・するまでも無く、めっちゃ凹む事態が起きていました。

何とか店まで帰って来れました。
はぁ~、気が重いのですが、早々に治しましょう。
IMG_5539.jpg
途中で起きた凹む事態というのがコレ、
IMG_5540.jpg
何と、走行中にオイルタンクが落ちました。
まぁ、この位で済んだのですから、奇跡的な軽傷と言えば軽傷ですが・・・・
折角お金かけて綺麗に塗装してもらったのに。。。。。
心の傷は深いです。

で、本題のエンジンです。
店に帰ってから冷静になって考えたんですが、
エンジンがダメになっていたら、アイドリングすら危ういはずじゃないですか、
ところが、アイドリングは安定していたんですよね。
????
!!!!
一つ思い当たる節があります。

IMG_5541.jpg当り!!
原因は、キャブのスライドピストンからアクセルワイヤーが抜けただけ。
人間どんな時も冷静さを無くしてはいけませんな。
こんな事なら途中で治せたのに・・・・・

こうなった原因ですが、
このキャブって必要性が解らないんですが、リターンスプリングに位置決めの突起が有るんです。
IMG_5544.jpg
こんなんが上下に有って、ピストンとフタにもコレを通す為の穴が開いています。
ところが・・・上手く伝えられないんですが、良くないんですよコレ、
ピストンにはもちろん方向がありますから、ちゃんとした方向に取り付けようとすると、
このスプリングを捻らなくてはいけなくて、そうするとバネ鋼ですから元に戻ろうとしますよね?
その力の方向が、アクセルワイヤーを外す方向に働くんです。
まぁ、取り付けさへ出来てしまえば問題無いかな?と思っていたんですが、
その結果が今回の事態です。

こんな諸悪の根源はカットです!
IMG_5542.jpg
コレにて一件落着。

現在もHSは元気にワタシの足として活躍しております。

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の参

では、調査していきましょう。
1番の可能性は・・・・チョットまだ伏せておきましょう。
2番目、オイルポンプの不良。
3番目、混合気の薄過ぎ。
4番目、点火時期不良。


原因としてはこんなもんでしょうかね、
今時ガソリンのオクタン価不足なんて無いでしょうし。

点火時期、これは今の所調整の方法が解りません。
チョット今までやってきた物と構造が違うので、
迂闊にやると危険です。
今マニュアルを取り寄せていますので、それが届き次第にしましょう。

IMG_4655.jpg
キャブとオイルポンプを診ていきましょう。
まずキャブから、
IMG_4686.jpg
一応分解して点検したんですが、問題無いと思うんですよね。

次ぎ、オイルポンプ。
ポンプを手で回すと、ちゃんと作動はしていますので、
調整の不具合でしょうか?
IMG_4687.jpg
アレ、コレもいつもと違うようですね。
今までの物は、アイドリング時か全開時で合わせる様になっているんですが、
どちらでもないような・・・・・
IMG_4690.jpg
とりあえず、多目に調整しておけば焼き付く事は無いでしょうから、
アイドリング時で合わせておきましょう。

そして、1番怪しいと思っているものがコレです。
IMG_4684.jpg
普通、2ストロークエンジンオイルって、他のオイルと間違わないように着色しているはず。
中にはこんな色の物も有るのかもしれませんが、
「ヤマハのオイルを入れた」とオーナーさんは言っていましたので、
多分それは間違いです・・・・ギヤオイルと間違えたのでは・・・・・
オイルを抜いてみると、
IMG_4685.jpg
サラッサラです。
コレはギヤオイルの粘度では?
エンジンオイルはもうチョット粘度が高いですよね。

オーナーさん、残念ながら原因は人的ミスかと・・・・

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XT250 委託販売

ウチの販売車両は委託だけなのか?

そんな事を思われそうですが・・・
その通りです!
ウチにマトモな販売車両は有りません!!

いいんですよ、ウチは修理屋ですから。
・・・・苦手なんですよね。販売車両をつくるのって、毎回予算オーバー・・・・

まぁ、そう言う訳で、今回の委託販売車両です。
                 
          4304.jpg

4311.jpg          DVC00002.jpg

どうでしょう?
機関、外装共にコンディションはです。
細かいコンディション(タイヤ残量やブレーキ残量)はまだ確認していませんが、
もし交換が必要なら、破格の値段で交換しますよ。
いつもお世話になっている、信用出来る業者さんからの依頼なので、
買ってくれるとウチの顔が立ちます。
どなたか可愛がってあげて下さい。
値段は・・・・15万円・・・・と、店頭では出していますが、
ご相談下さい。
セールスポイントとしては、社外のアルミスイングアームが付いています。
希少ではないでしょうか?
画像では付いていないかな?

車両は現在ウチには有りませんが、
ご要望が有れば一時的に引っ張ってきます。

XT250について、
 昭和55年製
 4サイクルOHC単気筒
 始動はキックのみ
 XL250Sの対抗馬として登場。
 ヤマハ初の4サイクルオフローダー。
 '80のXLよりも14kg軽量な車体と、
 加速ポンプ付きのキャブにより、低速からのピックアップに優れています。

 

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イイヤツなんですけど・・・ マイナー車両CD125 其の壱拾参

え~っと、
クラッチがやっぱりダメですね。

予想外の出費で、クラッチまでやる余裕が・・・・・
でもまぁ、ココまでやっちゃったんですから・・・
一応お客さんに確認しておきましょう。



OKです。
作業開始、ただ・・・部品が出るかなぁ~?
出なければ張替えに出せばいいんですが、値段ですよね。
なるべく余分な出費は抑えたい所です。
ダメ元でホンダに注文してみた所、




出た!!
現行の車種と共通部品になっているんでしょうか?
そうでもなければ残っていませんよね、なにせホンダですから。

部品を取りに行って驚きました。
何でこんなに高いの?
何かの間違いじゃないの?
一般的な物の倍以上の値段ですよ。
ホンダのお店の人に聞いたら、最近古いバイクの部品が値上げされているらしいです。
・・・・・・・・タノムヨ・・・・・ホンダサン・・・・・・

気を取り直して作業に入ります。
クラッチ板の交換ですから、作業としては簡単です。
サクッと済めば工賃も大した事有りません。
IMG_5100.jpg






ケースカバーを外すのに要した時間・・・5時間
プラハンを持つ腕が腱鞘炎になりそうです。
コレは、、、、それなりの工賃が発生してしまいます。ウチも商売ですから。

IMG_5101.jpg
やっと開いたクラッチ部分。
オイルは新しいのを入れたばかりなので、再利用します。
フィルターも掃除しておきましょう。
きっと今までに一度も掃除していないでしょう。
IMG_5102.jpgガッツリ!!
IMG_5103.jpgスッキリ!!

クラッチを組み直して試乗に出てみましたが、すこぶる快調です。
当初はバッテリーも交換を考えていたんですが、充電してみると十分使える模様、
充電電圧もしっかりと上がっていましたので、今回は交換無しでいきましょう。

チョット遠方まで自走で帰られると思うので、
夜間走行も考えて夜の試乗を重ねました。
結構走りましたよ。
全く問題無かったんです。
試乗の間は本当に、

で、納車の日、バッテリー上がってる・・・・
ゴメンなさいオーナーさん、妙な所ケチらなければ良かった・・・・・
今度新しいバッテリーを買ったら、タイヤ交換がてら充電しに来て下さい。
そうすればもう問題無しですよ!

ああああああ、ホント御免なさい。
最後の最後にやってしまった。

後味悪い終わり方になってしまった・・・・せめて今後に生かしましょう。

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の弐

さてと、何はともあれ、コイツもバッテリー点火ですから、
まずはバッテリーをしっかりさせないとお話になりません。
IMG_4638.jpg
サイドカバーを外してバッテリーを取り外します。
てっきり6Vだと思っていたんですが、12Vじゃないですか。
IMG_4639.jpg
しかもデカイ!!
また・・・あれほど海外製はダメだって行ってるのに。
(まぁ、ユアサでも今は、実際に製造しているのは海外なんですが・・・)

ちゃんと直ったらユアサに換えるとして、とりあえずコレを充電して使いましょう。
丁度、出入りの「スナップオン」さんから、「こんなん出ましたけど?」っていう新製品を借りたんです。
IMG_4640.jpg
高性能充電器!
軽自動車位までならイケルそうです。
この上のグレードも有って、それなら乗用車まで充電可って事らしいですけど、
一番の売りはダメバッテリー復活機能付き!!
ホンマかいな~

半信半疑でしたが、とりあえず使ってみましょう。
使い方は簡単、コンセントに繋いで、リード線をに繋ぐだけ。

・・
・・・
あれ?
LEDが正常に点灯しませんね・・・

結論、流石のダメバッテリー復活機能も、
根本からダメなバッテリーには効果無し!!


仕方ない、ウチにある中古ダメバッテリーで合いそうな物を探しましょう。
容量は少々小さいのですが、ユアサ製で合いそうな物を充電してみました。
・・・コレは見事復活しましたね。
やはり、腐っても国産です。

詳しい調査の前にもう1個、
コレはオーナーさんに頼まれたのですが、
アクセルホルダーの交換、
IMG_4654.jpg
こんな近代的な物が付いていたんですねぇ~
全く似合いません!
オークションで見つけたらしい中古品に交換、
IMG_4653.jpg
う~ん、残念、ポン付けという訳にはいきませんでした。
何かカラーを作らないと、
IMG_4688.jpg
真鍮でカラー作成、コレで大丈夫でしょう。
よし、課題は一つ終わり。

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イイヤツなんですけど・・・ マイナー車両CD125 其の壱拾弐

ひとまずエンジンはOK。
その他の細々とした事をやってしまいましょう。

まずは、
IMG_5086.jpg
この曲がったステップバーを修正します。
酸素で炙ればこの程度はチョチョイのチョイです。

次にメーター内のバルブ交換、
IMG_5087.jpg
ことごとく切れていましたので、交換しておいた方がいいでしょう。
そんじょそこらでは、6Vのこんなバルブ在庫していないでしょうから。
いつも思うんですが、電球って種類多過ぎません?
はっきり言って、在庫しておかないといけない身としては・・・たまったモンじゃ有りません。
とてもじゃないですけど、全てをカバーする事なんて出来ません。
英車の様に、ある程度統一してくれれば楽なんですけどね。
まぁ、日本のメーカーでは絶対にやらないでしょうケド。

最後はコレ、
IMG_5088.jpg
ウィンカーレンズが外れないんですって。
IMG_5089.jpg
もうビスの頭が錆びてグズグズです。
こうなってしまったらマトモに外す事は不可能です。
ドリルで頭を飛ばして外しましょう。
ゴリゴリゴリゴリ・・・・・・
ん?!・・・・よっ!!・・・・・はっ!!・・・・・
おかしいですね?
頭は確実に飛ばしたはずなのですが・・・・外れませんね・・・・・

仕方有りません。
オーナーさんには許可を貰っていますので、レンズを破壊してしまいましょう。
幸い、ウチにいい物が有るんです。
IMG_5090.jpg
その昔、部品取りのCB125から外したレンズ。
チョット色は濃いんですが、使えればOKでしょう。

という事で、
レンズを割って外しました。
IMG_5091.jpg
なるほど、何故ビスの頭を飛ばしたのにレンズが外れなかったのか、
その訳は・・・・サビによるビスの膨張です。
これはレンズ割らんと取れへんわ。

切れていたバルブを交換して、新しい中古レンズとビスに交換。

よし、では、試乗をしてみましょう。
何もなければコレで終了です。
果たして・・・・・

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YA6 ビジネスバイクと侮る無かれ! 其の壱

ウチの常連さん、
また妙な物を手に入れてしまったようです。

IMG_4636.jpg
IMG_4637.jpg
解る人にしか解らないでしょうけど、
隠れた名車、ヤマハのYA6です。
この型は昭和40年頃だと思うのですが、初期型は昭和39年です。
初期型とはタンクマークが違うんですよね。

一見、いかにもっていうビジネスバイクですが、
当時はコレを改造してモトクロスに出る人が多かったそうで、
「モトクロスのヤマハをイメージ付けた車両」だそうですよ。

ふ~ん、当時の人はスゴイね、コレをモトクロスに使うのか・・・
確かにDT1が出た時の衝撃といったらないでしょうね。



現状ですが、エンジン不動。
でも、ただのエンジン不動ではないんですよ。
オーナーさんがチョットいじって乗れるようにしたらしいのですが、
少し走ったら、
IMG_4641.jpg
こんな事になってしまい、腰上だけ中古に乗せ換えたそうです。

そして、その乗せ換えたエンジンでも少し走ったらしいのですが、
ソコからまたエンジン不動・・・・で、うちに入庫してきたんですが、
入庫して来た時に、妙にキックの踏み応えがスカスカだったんですよ。
・・・・悪い予感がします。


さぁ、見事名車の復活なるか?!

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イイヤツなんですけど・・・ マイナー車両CD125 其の壱拾壱

やっと・・・・やっと終わりが見えて来た所なのに・・・・

しかし、無視出来ない位のオイル漏れです。
このままではとても納める事は出来ませんので、
もう一度エンジンを降ろして分解しましょう。

原因は・・・何となく予想がつくんです。
組んでいる時にチョット引っかかる所があったのですが、
そのまま組んでしまった事が悔やまれます。




原因はコレだ!!!
IMG_5076.jpg
カムチェーンの所のシールリング。
オーナーさんが持って来てくれたガスケットセットの中に入っていた物なのですが、
何だか精度が良くなかったんですよ。
所詮は怪しげな海外製品、
国産の様な精度は望むべくも有りませんが、
それでも、ヘッドボルトを締め付ければ、潰れてシールしてくれるはず。

そう期待していたんですが・・・・見事に裏切られました。

こんなシールリングよりも、元々付いていた物の方がはるかにマシでしょう。
そう思って、元のシールリングを再利用。

再度エンジンを組み直そうとした時、
焦りからか手がすべり、カムチェーンがクランクケース内に落下!!
・・・・・終わった・・・・クランクケース・・分解しないと・・・・・・・

絶望の中、ダメ元でピックアップマグネットを使っての引き上げを試してみました。
何度か失敗した後、スルスル・・・
!?、!!!!!!!
奇跡的に引き上げ成功!
この時ほど普段の自分の行いに感謝した事は有りません。
やはり、こういう時にこそ普段の行いがモノを言います。
ありがとう普段のワタシ。


その後、緊張を解かず冷静にエンジンを組み、
IMG_5085.jpg
見事オイル漏れ克服。

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Z200 見た目に騙されてはいけません。

このお客さんとは、以前から何度かメールでやり取りをしていたんですが、
実際に車両をお預かりするのは初めてです。

メールでやり取りしている時から聞いてはいました。
「かなりボロですよ」という事は。
IMG_5194.jpg
IMG_5195.jpg
正直、私は「そんなんでもないな」と思いましたが、
皆さんはどう思うのでしょうか?

確かに、コレを綺麗にレストアしようと思えば、
かなりの手間と費用を必要とするでしょうけど、
今回の依頼内容は、
『走る走らないは別として、エンジンがかかるように』
とりあえずソコまで、後は自分でコツコツ直すようです。

それならば、
いってみましょう。
まずは相当な年数眠っていたようですから、エンジンを動かす前に数滴の潤滑を・・・
したいのですが、
エアブローで積もったホコリを払いましょう。
それからじゃないとプラグも外せません!

ぷしゅー
 ばらばらばら
なんや!
なんか知らんけどぎょうさん落ちてきた!!

こらアカン、外出てやらな大変な事になるわ。

という事で、あらためて外でエアブローをすると、
出るは出るは、ナニかの塊や虫の亡骸、得体の知れない卵?繭?

コンプレッサーが二回ほど回る位エアブローをした後、
これで出尽くしたかな?
IMG_5196.jpg
プラグホールからと、タペットカバーを外してバルブ周りに注油。
オイルが馴染む間、他の事をやりましょう。

バッテリーは新品に交換したい所ですが、
IMG_5238.jpg
予算の都合上、とりあえずウチの嫁さんのバイクから外したモノを使います。
ちゃんとエンジンがかかるようになってから、オーナーさんの方で用意してもらいましょう。

ポイント磨きと調整を先に、
IMG_5240.jpg
IMG_5241.jpg
ここら辺はいつも通りなので割愛します。
でもちゃんとやる事はやってますよ。

オイルも馴染んだ頃でしょうから、キックをゆっくりと踏んでいきます。
うん・・・キックの感じではおかしい所は無さそう。
何回かピストンを動かしてみて、
IMG_5239.jpg
火花の確認・・・・パチッ
なかなか良い火花ですよ。
コレは期待が持てそうです。

タペットカバーを再度外し、カムチェーンの調整、タペットクリアランスを調整して、
IMG_5242.jpg
キャブはオーナーさんがやったというのですが、
一応、確認しておきましょう。
ザッと各穴とジェットにエアを通し、
簡易的に油面を調整、
車体に取り付けてから再度実質油面を確認して、
IMG_5243.jpg
こういう時にこのタイプのフロートチャンバーは助かります。

さぁ、コレでエンジンかかっちゃったらラッキーですね。
セルも付いているんですが、ここはキックでいってみましょう。
せ~の!
すとん、とんとんとん、とんとんとんとん・・・・・・・
あれ?
かかっちゃいましたね。
調子も良さそうですよ。

なんだか、この外見の割には・・・・面白くない・・・呆気無い結果になりました。

外見に騙されてはいけないという良い例ですね。
まるっきりこの逆パターンも有りますからね。

お客さんに報告しましょう。



追加作業です。
オイルフィルターも交換して欲しいとの事ですから、オイル交換も兼ねてやってしまいましょう。
フィルターは何とエストレアと同じ部品が使われていますので、問題なくメーカーから取れます。
問題は、オーナーさんがやろうと試みた時のボルトナメ
IMG_5307.jpgIMG_5306.jpg
+頭のネジなのですが、完全にナメてしまっていて、ドライバーでは全く歯が立ちません。
どうしましょうかねぇ。

こういう時は、ボルトの頭を飛ばしてしまうのが常套手段なのですが、
今回はもう一つの方法で、
IMG_5308.jpg
タガネでガツン!と、ドライバーが引っ掛かる溝を作成。
コレを同じ過ちを繰り返さないように、ショックドライバーを使って緩めます。

IMG_5309.jpg
幸いな事に、ショックドライバーでなんとか緩める事が出来ました。
無事にフィルターを交換、フタをして新しく取り寄せたネジを締めて、
新しいオイルを注入、

終了!!

お客さんが引き取っていった後、この子はどうなりましたかねぇ~
順調に作業は進んでいるのでしょうか?
走れるようになったら是非ご来店下さい。

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TX650 以外と・・・ 其の六

久しぶりに、着々と終了のカウントダウンが・・・


では、キャブのオーバーホールをちゃんとやっていきましょう。
IMG_5092.jpg
まずは分解ですね。
・・・おっと、以前もやりましたね。
IMG_5094.jpg
フロートチャンバーのビス穴が一箇所ナメています。
前回同様オーバーサイズのヘックスボルトで留めておきましょう。
IMG_5095.jpg
オーバーホールには、CD125でも使った「KEYSTER」さんのセットを使います。
IMG_5096.jpg

ダイヤフラムはとりあえずそのまま、
折角純正で部品が出ますので、チョイト値段は張りますが取り寄せちゃいました。
ダイヤフラムだけなら、後から取り付け出来ますから、
先にコレで走ってみましょう。

簡易的ではありますが、同調をとってから近所を走ってみたんですが、
スゴク良いですよ!
予備で年式違いのキャブも預かったんですが、
全く問題なくこのキャブでいけます。

ただ、リヤブレーキの感覚が何かおかしかったんですよね・・・・
IMG_5097.jpg
IMG_5098.jpg
予想通り、取り付けがちゃんと出来ていません。
IMG_5099.jpg
これでOK!
この程度の違いですが、何か違うんですよね、ブレーキ踏んでみると。

次の日、注文していたダイヤフラムを取りに行き、早速取り付け。
IMG_5106.jpg
何でしょう? 素材が違うんでしょうか? 使えればOKですけど。

しかし、ヤマハはエライ!!
某H社とは大違いですね。
こんな部品がまだ出るんですから。
このまま・・・いや、今以上にもっと古い車両の部品を復刻して下さい。
よろしくお願いしま~す。

この時期(7月下旬~8月にかけて)日中の試乗はシンドイ、、、、
涼しくなって車も少なくなる夜中に、30~40分位試乗したんですが、
とても調子いいです。
全く問題なし。

でも、逆にこんな順調だと落とし穴が在りそうで怖い・・・・

いや、コレだけ調子良ければ・・・大丈夫だよね・・・・


今日まで不具合の連絡は有りませんから、
きっとオーナーさんの元で元気に走っている事でしょう。

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ああ、我がHS90よ永遠に・・・・ 其の七

一年越しで、HS90の復活へと着々と進んでいきます。

外していた物を取り付けて、
配線を繋いでいきます。
・・・・一年ぶりですから、何処がどうだったか・・・・・
ついでに、硬化してパキパキになってしまった保護チューブと、
いつ抜けてもおかしくない様なギボシは取り替えておきます。

おっと・・・発見してしまいました。
IMG_5233.jpg
IMG_5234.jpg
危ない状態ですね。
セレンに繋がっていた配線なのですが、
劣化によって熱を持ってしまったんでしょうか?
それとも他の要因?
交換したい所ですが、メインハーネスの中に入ってしまっているので、
コレはこのままにして、新しく配線をバイパスさせましょう。

その他の配線はまだ大丈夫そうですが、
こういうのを見てしまうとね。
配線全部やり直すか?
イヤイヤ、もうこれ以上手間隙かけていられません。
どうせ自分の車両です、お客さんに渡す訳ではないので、何か有っても自分の責任。
何か有ったらその時に対処しましょう。

配線は苦戦しつつもとりあえず終了、
次はコレ、オイルポンプのカバー、
コイツも結構ベッコリ凹んでしまったんですが、
中古品もなかなか出てきませんので、少々叩いて直しましょう。
カンカン、コンコン、キンキン・・・・・・
IMG_5250.jpg
どうでしょう?
綺麗に直った訳ではありませんが、
こんなモンでイイでしょう。上出来上出来!

オイルポンプの調整とエア抜きをして、
ガソリンは抜いていたんですが、一応キャブを清掃。
IMG_5251.jpg
出来上がりかな?
チョット走ってみましょう。



ハンドル曲っとる。
急遽ハンドル変更。
在庫のSR用に買っておいたモノなのですが、
使っちゃいましょう。
微妙な一文字ハンドルもどき。
IMG_5347.jpgIMG_5348.jpg
やはりコレでもちょっとフロント曲がってますかねぇ、
まぁいいや、そんなに気になる程でもないし、
よ~し、HS90これにて復活!!

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イイヤツなんですけど・・・ マイナー車両CD125 其の壱拾

エンジンは組み上がりましたので、
キャブをやってしまいましょう。
実は、見つけたんです。
キャブのオーバーホールキット!
こんなマイナー車両の物が有るなんて!!
何てありがたいんでしょうか。
IMG_5068.jpg
キャブのオーバーホールキットと言えばこのメーカー。
KEY STERさんです。

正式には、岸田精密工業株式会社さんと言うのですが、
一般的にはKEY STERで通っています。
今までも海外向けには販売していたんですが、
今年から国内にも販売を始めたようです。

スバラシイです、このキット。
IMG_5071.jpg
コレだけ充実したオーバーホールキットはなかなか無いですよ。
今までのKEY STERさんのキットでは、
ジェット類とニードルは、STDの一種類しか付いていなかったんですが、
今回の物はご覧の通りです。

いいっスねぇ~、
今後もマイナー車両のラインナップを増やして欲しいものです。


このキットを使って、とりあえずはSTDでキャブを組み直しまして、
マフラーを磨いて取り付けましょう。
IMG_5072.jpg
遠目で見ると解り難いかもしれませんが、結構ボロボロです。
IMG_5073.jpg
ホラ、
底の部分は穴だらけ、アルミテープで補修してありますが・・・・・
まぁ、使えるんですから細かい事は・・・・・

よ~し、
エンジンをかけてみましょう!


チョークを引いて数回のキックで目覚めたエンジン、
ブルン・・ブルン・・どっどっどっど
メッチャ好みの音です。
ナンだか欲しくなっちゃいますね。


って~~~!!!!!!
IMG_5074.jpg
アカンアカン!
IMG_5075.jpg
シリンダーとヘッドの隙間からオイル漏れが!!

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バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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