2010-06

念願の腰上O/H XS650SP 其の参

よし、寝た!!
作業再開


もうここまで来たら、分解するのなんて楽勝です。
ヘッドナットを均等に緩めて外し、
ヘッドカバーを外します。
次にカムチェーンを外すんですが、
カムベアリングを外して、カムシャフトをチェーンから外す方法もあります。
ですが、カムチェーンは新しい物に交換してしまうので、ワタシは切ってしまいます。
テンショナーを緩めまして、
IMG_4861.jpg
サンダーでカシメ部分を削ります。
あとはポンチでカッツーンと・・・
IMG_4862.jpg

ヘッドを外す時、シリンダーを外す時、
カムチェーンを落とさないように気を付けて下さいね。
まぁ、落としても何とか拾えそうなんですが、余計な手間はかけたくありませんしね。
IMG_4863.jpg

ヘッドはこんな感じ。
IMG_4864.jpg
意外と・・・・
5万キロ走った割にはカーボンの堆積が少ないような・・・・・・・


ピストンを外しちゃいましょう。
IMG_4865.jpg
純正のクリップは外し難いですが、頑張って外しましょう。
ケース内に落とさないように、画像の様にウエスを詰めておく事をオススメします。
クリップを外し終わったらピンを抜くのですが、
この時、指で押してス~ッと抜けてくれば良し、
抜けない時はハンマーでガンガン・・・・やってはいけません!!
ピストンは交換してしまうので、今更キズが付こうと構いませんが、
コンロッドやクランクはそのまま使うので、余計な衝撃を加えてはいけません。
ピストンピンプーラーという特殊工具を使うか、
そんな感じの工具を自作しましょう。
IMG_4866.jpg
こんな感じ。

無事に2つともピストンを外せました。
IMG_4867.jpg
ん!!?
これは!ナント!!そういう事か!!!
IMG_4868.jpg
見えます?「2」って書いてあるでしょ。
これは、ピストンを外してもう一度組み付ける時に、右と左を間違えないようにする為の目印なのですが、
メーカー出荷時に付いている物では有りません。
誰かが1度分解して、その時に付けた物だと思われます。

5万キロ、何もしていなかった訳ではないんですね。
これでヘッドが妙にキレイだった理由が解りました。



これって・・・イヤ、まさか・・・刻印も無いし・・・
大丈夫だと思います、きっと大丈夫、、、、
いや、ね、もしかして既にオーバーサイズピストンが入っていたりして・・・
なんて思ったんです。
用意した新しいピストンは0.25オーバーサイズ、
大体始めてのオーバーホールではこのサイズを使います。


でも、オーバーサイズピストンなら、ピストンクラウンに刻印があるはず、
それが無いので、スタンダードピストンを組み直しただけだと思うんです。
念の為・・・確認しておいた方が・・いいです・・よね?
IMG_4869.jpg
よかった。
ちょっとドキドキしました。
用意した新しいピストンが入らなかったので、OKです。
スポンサーサイト

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

元祖マッハ 其の伍

やったね!
GW突入前に間に合いました。

IMG_4632.jpg
ベアリング交換OK!

タイヤはちょいと高いですが、
コレを履いていれば安心のTT100。
IMG_4633.jpg

いや~、早めに手を打って正解でした。
コレでやっと試乗に出る事が出来ます。

リヤホイール、掃除したマフラーを取り付けて、
いざ試乗!!
伝説となっているマッハですからね、
気合を入れて、慎重に乗らなければ・・・・

跨ってみて思いました。
リヤブレーキペダルの位置が・・・イマイチ・・・・
IMG_4644.jpg
これって曲がってますよね?
エンジンに当ってますモン、削れてるし。
ペダルに巻いてあるのは、オーナーさんの苦肉の策ですね。
折角なのでコレも修正しておきましょう。
酸素で炙って、修正中・・・・・修正中・・・・・修正中・・・・
IMG_4645.jpg
なかなか良い位置じゃないですか?
多分正規はこの位でしょう。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

念願の腰上O/H XS650SP 其の弐

本格的な作業に入る前に断っておきますが、
今回は展開が速いですよ。

理由は、当月の収入が怪しくなってきたので、
確実に終わりそうな仕事を、必ず終わらせなければならなかったからです!!

たぶん、今までのようにブラストと塗装をやらなければ、
3日で終わっていました。
それも、中一日は内燃機屋さんの作業待ち、
早ければいいという物では有りませんが、
そうしないといけない位ヤバかったんです。

実際は手間かけましたので、倍の日数がかかってしまいましたが、
エンジンをやる時は画像を撮る暇が無いので、
このブログを書く上での展開は速いです。

では、始めましょう。


IMG_4851.jpg
いきなりですが、
タンク、マフラー、ステップ、エアクリ、キャブ、エンジンに繋がる配線、
全て外します。
IMG_4852.jpg
エンジンマウントのボルトを全て緩め、
ジャッキで支えながらボルトを外していきます。
私の場合は、一番下のマウントボルトを残して全部外します。
後はどうにか手で支えながら、最後の一本を抜き、
右側からエンジンを抜き出します。
必要なのは色んな所の筋力です。
この為に普段からトレーニングをしておく事が重要ですよ。

IMG_4853.jpg
いやぁ、何時見てもになるエンジンです。
腰上はバラしてからキレイにするので、今やる事は無いのですが、
腰下はねぇ~・・・今回特に何もやりませんので、キレイに洗うなら今のうちです。
腰上だけキレイで、腰下は汚れたままと言う訳にもいきませんからね。

IMG_4854.jpg
こういう作業の為に買った大き目のプラBOX。
この中にエンジンを入れて、灯油でジャバジャバ洗います。
なるべくオイルシールを傷めないように・・・




あ”あ"あ"~~疲れた。
ほんと、体力勝負ですわ。
そうそう、コイツ、
IMG_4856.jpg
このブリーザーを一本出しにしたいんですよ。
このままだとアクセルワイヤーがチョイト干渉するんですよね。
'80以降のモデルは一本出しなんで、それを探しているんですが、なかなか無くて、、、、
予算に余裕があれば作ってもらうんですが・・・



ボギン!!
・・・・
・・・・・やってもうた、、、、、

IMG_4859.jpg
このオイルパイプを外そうと思ったんです。
根元のネジを緩めようと思ってスパナに一気に力を加えた途端、
ネジと共にパイプも一緒に回ってしまいまして・・・やっちゃいました。
こんな所が固着しているなんて・・・・・
確か新品がまだメーカーから出ると思ったんですが、結構高かったような。
でも仕方ないですよね、壊してしまったのはワタシですから。

とりあえず、夜も明けてきましたので、
家事をやらなければなりません。
IMG_4858.jpg
只今AM4:00徹夜です。

エンジンを分解する為、作業台に載せて、
IMG_4860.jpg
この高さまで上げるのは腰に負担が掛かる!
作業の後片付けをして、
チョット寝ようと思ったんですが、このまま寝てしまうと絶対子供を送り出せなくなってしまうので、
洗濯、掃除、朝食の準備、子供を学校に送り出すまで耐えましょう。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

元祖マッハ 其の四

部品を待つ間、いつもの様にマフラーの清掃をしておきましょう。
こういう時じゃないとやらないでしょ。

この初期型マッハは、都合の良い事にマフラーが二分割で、
エキパイとサイレンサーに分離する事が出来ます。
まるで「掃除して下さい」と言っているような構造です。

仕方ないなぁ、
ご要望にお答えして掃除してあげましょう。
まずエキパイから、
IMG_4621.jpg
そうそう、こういう事は深夜にコソッとやりましょう。
日中にやったら大変な事になってしまいます。
カーボン落としは日中やる事にして、とりあえず『焼き』の作業をガンガン進めていきます。

次にサイレンサーなんですが、インナーサイレンサーを外さないといけません。
コレがなかなか抜けなかったりするんですよね。
そこで、「ガレージ310」さんに教わったのですが、
こんな工具を自作。
IMG_4629.jpg
インナーサイレンサーを留めているボルトを外したら、
ココ、
IMG_4628.jpg
この真ん中の棒に、あの工具の端を引っ掛けて、
こんな感じ、
IMG_4630.jpg
で、あとはスライディングハンマーです。
IMG_4631.jpg
カツーン、カツーン、と数回やれば素直に抜けて来てくれます。
スライディングハンマーを持っていれば、引っ掛ける爪部分だけ作ればいいのですが、
ウチは持っていませんので、ごっついソケットで代用しました。

サイレンサーもインナーもよく焼いて、
翌日、ブラシやら長いシャフトやらを使ってカーボン除去。
IMG_4635.jpg
これでだいぶキレイになりました。
スッキリ!!

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

元祖マッハ 其の参

センタースタンドも立つようになったトコロで、
現状確認の為に試乗して来たい所なのですが・・・・

そう、ココをやっておかなければ怖くて試乗なんて出来ません!!
ココはお客さんからは特に何も言われていなかったのですが、
「リヤタイヤのエア漏れ」
多分お客さんは気付いていません。
車体を押して歩いた時に、「マッハって結構重いんですね?」
って聞いたら、「こんなもんじゃないんですか?」って言っていましたから。
引き上げて来て、タイヤの空気圧を調べてみたら案の定、
空気圧はほとんど入っていませんでした。

それプラス、コレってただのパンクではないんですよ。
良かれと思ってやった事が裏目に出る、典型的なものなのですが・・・その正体は・・・・
パンク防止剤

まぁ、詳細は作業を進めながら話しましょう。
まずはリヤタイヤを外します。
IMG_4618.jpg
何処かに何かが刺さってエア漏れを起こしている訳ではありません。
漏れているのはココ!
IMG_4619.jpg
エアバルブからです。
患部を摘出しましょう。
ジャジャ~ン!!
IMG_4625.jpg
これじゃエア漏れも起こしますよ。
全くねぇ~、本末転倒ですよ。
こんな状態になってしまったら、穴が開いていなくてもこのチューブは使い物になりません。
交換です。
(因みに、パンク防止剤が入ったチューブはパンク修理出来ません。)

ホント、大ッキライなんですパンク防止剤。
いままでに、これでパンクが直ったっていう車両に出会った事が有りませんし、
タイヤ交換する時に厄介なんですよ。
私の知っているバイク屋さんで、コレを薦める人は一人もいません。
オーナーさんの気持ちは解るんですけどね。
「道端でパンクによる立ち往生はゴメンだ」って。

まぁ、グチはこの位にして、チューブなら在庫が有りますので、サクッと交換してしまいましょう。
IMG_4623.jpg


このタイヤ・・・・めっちゃカタイ!!
引っぺがすのにかなりの体力を消耗しました。
それもそのはず、
IMG_4626.jpg
ケンダと読むんでしょうか?
メイド・イン・タイワンですよ。
多分、このタイヤをハメる時にも相当苦労したんでしょう。
IMG_4627.jpg
ビード部分がボロボロ・・・
チューブレスタイプではないので、エア漏れを起こす訳では有りませんが、
あまり良いタイヤでは有りませんし、
バイクがバイクですから、下手なタイヤを履いていたら命が危険です。
ここは多少高くても、ダンロップかブリジストンにしておくべきでしょう。
ヤバイ!早く注文しないと、魔のGW突入です。

あれ、これは・・・
IMG_4620.jpg
ベアリングもアウトですね、、、、、
こっちも緊急注文です。
IMG_4622.jpg
ベアリングを外してサイズを確認、
速攻注文!!
さぁ、GW前に何とか間に合いますかな?


毎年言いますが、今年も言いましょう!
ゴールデンウィークなんて大ッキライだ~!!!

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

念願の腰上O/H XS650SP 其の壱

とうとうこの時が来ました。

IMG_4847.jpg
ウチにとっては遠くから来てくれるありがたいお客さんで、
最近(?)キャブをW650の物に交換したアノXS650SPです。

初めてウチに来てくれた時から、「エンジンをそろそろやってもイイ頃じゃない?」
なんて話はしていたんですが、色々と都合が合わずにズルズルと・・・・
幸いと言うか、オイル漏れは酷いものの、致命的な事が無かった為に今まで来てしまいました。
チョコチョコ有った不安要素も、前回キャブを交換してほぼ解消。
コレでもうしばらくは、エンジンに着手はしないかな?
なんて思っていたんですが、
・・・やってしまうみたいですよ、とうとう。

お客さん曰く、キャブを交換してから調子は良いが、
回転の落ちが悪いらしく、
IMG_4848.jpg
そうなると、何処かからエアを吸っている可能性が高いですよね。
プラグの焼け具合はっと・・・
IMG_4850.jpg
なかなか良いんじゃないですか?
キャブを交換する前は、あからさまに左右の焼け具合が違いましたからね。
キャブの交換は当りでした。
この調子の良さを盤石のものにする為に、
いざ、エンジン腰上オーバーホールの始まりです。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

2年に1度のエンフィールド 其の八

インナーチューブの帰りを待つ事一週間チョイ。
IMG_4598.jpg
相変らずメッキしたては美しい!
別に特定の国と言う訳ではなく、外国のメッキというのは何だか薄っぺらいんですよね。
コイツもこれでバッチリでしょう。

よし、組み立ててしまいましょう。
IMG_4599.jpg
始めにロックピースを入れて、
次いで一個目のシールを打ち込みます。
二個目の間にプラスチックのスペーサーを挟み、
IMG_4603.jpg
二個目を打ち込んでアウターはOK!

インナーチューブを組み立てます。
インナーチューブの中身を忘れ物の無いように入れて、
あの苦労した特殊ナットを締めます。
IMG_4600.jpg
緩める時に多少変形してしまったので、今後の事も考えて今のうちに修正、
折角作成した工具、
IMG_4602.jpg
締める事には使えました。
全くの無駄にならずに済みましたね。

後は大概の車種と同様、シールを傷付けない様に組み立てて、
IMG_4604.jpg
車体へ取り付け。
店の片隅に移動していた車両を、作業台に移動させて本締めします。
コレでやっと終わりました。
試乗チェックもして・・・・・OKです。

いやぁ、今回はお客さんにも思わぬ出費になってしまったと思いますが、
ウチとしても痛かった。
入庫予定が全てズレ込んでしまいましたからね。
まぁ、仕方有りません。
そういう車両ばかりやっているんですから!

早くもっと広い所に引越しが出来れば・・・・変わらないか・・・・

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

2年に1度のエンフィールド 其の七

笑い事ではありませんが、笑うしかないですよね。
まさかこんな落とし穴が有るとは・・・・・
これでこの月の売り上げが絶望的になりました。

お客さんに連絡して事情を説明し、
インナーチューブの再メッキの了承を取り、
即日インナーチューブを、いつもの「東洋硬化」さんに送り、
帰って来るのを待ちます。


帰りを待つ間、
フォークシールを入れ替えておきましょう。
この車両、ナント、驚く事に、
IMG_4501.jpg
片側にシールを2つ使っているんです!
ですから、一台で4つのシールが必要!!
なんで!?

コレって、「シール性が良くないから、2つ使えば何とかなるだろう」っていう発想だったりしません?
・・・・・・ありえない話ではないですよね。
と言う事で・・・・ではないのですが、ダメ元でSR用のシールを取り寄せておいたんです。
内径は同じなので、外径が合えばきっとこっちの方が良い物のはず。
実は、「フォークシールを交換する」って決まった時点で見切り注文してしまったので、
サイズなんか内径しか測ってないんですよ。
はっはっは、ダメならウチのSRに使えばいいや。

で、分解してシールを外し、比べてみました。
IMG_4502.jpg
残念!!
外径が1mm大きい、厚みも厚い。
厚みは大して問題ではないのですが、外径が合わないと使えませんね。
いい考えだと思ったんですけどねぇ~。

大人しく純正を注文しましょう。

国内の代理店さん、「エンフィールドジャパン」さんに注文をしたところ、
次の日には届きました。
IMG_4597.jpg
いいですねぇ、国内に代理店が有ると。
ついでに、なんでシールが二つも必要なのか聞いてみたんですが、
まぁ・・・・海外らしい理由でした。
全部の車両がこんな風になっている訳ではないみたいですよ。


テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

元祖マッハ 其の弐

さて、何はともあれ、
メインスタンドを修正してしまいましょう。

IMG_4608.jpg
ジャッキを立ててスタンドを外します。
あら、まぁ・・・・
めっちゃ曲がっとる、
IMG_4611.jpg
解り易いアングルで、
IMG_4610.jpg
スタンドの接地面から見た画像なんですが、
本来の形ってどんな形なんでしょう?
左右対称ではないんでしょうね?きっと??

以前やった500SSより補強がショボイですね。
やはり簡単に曲がってしまうと言う事で、改善したのでしょう。
しかし・・・・
いつものように酸素で炙って曲げるんですが、
こうかな?
もうちょい??
いや、こうなのかな???

左右対称ではないし、見本も無いので、なかなかピタッと決まりません。

何度もやり直した末、
IMG_4614.jpg
IMG_4615.jpg
こんな感じですかね?
塗装が剥げた部分を黒で塗り直し、
前回の様にスタンドピンをオーバーサイズの物を使う為、
IMG_4616.jpg
リーマーを使ってグリグリと穴を広げます。

で、車体に取り付け、
リターンスプリングも、ヘタリが見受けられたので交換。
IMG_4617.jpg
コレでしっかりとスタンドを立てる事が出来ます。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

元祖マッハ 其の壱

500SSの次に託されたのは、
元祖マッハ!
エグリのH1です!!

IMG_4584.jpg

修理内容は、
・7000rpmから上が回らない
・フロントフォークのオーバーホール
・メインスタンドの修正

以上三点です。
7000rpmから上が使えないなんて、これから美味しい領域ってトコロじゃないですか。
そんなマッハ、マッハじゃない!!
これはたぶん、、、、、原因はアソコです。
まぁ、詳細は後ほど。

フロントフォークですが、
IMG_4585.jpg
シールの交換だけではなく、インナーチューブの再メッキも必要です。
IMG_4586.jpg
2~3日置いておいただけで、この位漏れます。
フォークの再メッキとなると、結構厄介なんですが・・・・

マッハのメインスタンドは弱いらしいので、皆さん注意して下さいね。
簡単に曲がってしまうらしいですよ。
IMG_4605.jpg
何をヤルにしても、メインスタンドが使えないと何かと不便なので、
まずこれからやってしまいましょう。
IMG_4607.jpg

しかし、H1ってもっと軽いと思っていたんですが、重いなぁ~
こんな筈は無いと思うんですが、タイヤに空気が入ってないんじゃないかな?
ちょっと空気圧を確認してみましょう。



きゃぁ~~~
アカン、ヤッテもうてる・・・・・

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

メグロの125 E3 其の六

いやぁ~思わぬどんでん返し。

・・
・・・いや、ね、おかしいなとは思っていたんですよ。
英車式であれば、ナットが緩まないように回り止めが有るハズなんです。
それが無かったので、これじゃぁ英車式には出来ないよな・・・とは思ったんですよ。
でも、1度完全に締め込んだらクラッチが切れなくなったので・・・・
英車式・・・・なのかな?・・・・って・・・・・・


気を取り直して、作業を進めましょう。
問題点はまだ全て解決した訳では有りませんが、
とりあえずこれでマシにはなったでしょうから、
1度フタをして走ってみましょう。
IMG_4564.jpg
おお!そういえば、これも言われていたんです。
エキパイの取り付け口から排気漏れがあるようです。
IMG_4565.jpg
入庫時はオーナーさんが作った厚めのガスケットを付けていたんですが、
それでも具合がよろしくない。

ワタシの推測としては、サイレンサーを純正ではなく違う物を付けていますので、
そこで無理が出ているのでは?
IMG_4566.jpg
今はボルト2本止めになっているんですが、
そうしている為にエキパイの取り付けが斜めになってしまったのだと思うんです。
ですから、危険は承知で1本止めにしてみました。
IMG_4567.jpg
カラーも追加して、エキパイのフランジがピタリと付く事を前提に、
サイレンサーの取り付けを考えてみました。
これで排気漏れが無くなればいいんですが。

IMG_4568.jpg
バッテリーの線もチョット改良。
IMG_4569.jpg
ちょいと長いのですが、他車種の流用で良い物が有ったので、
コチラに交換しておきます。

この状態で試乗してみた所、アンダーパワー感はありますが、
以前の様にクラッチが滑って走らないという感じでは有りません。
一応オーナーさんに報告した所、
「以前よりマシになったんならそれでOK」という事でしたので、
心残りは有りますが、これで終了です。





って、そんな訳にはいきません。
このまま渡してしまったら、又何時クラッチのナットが緩むか解らないじゃないですか。


事情を説明して、もう少しオーナーさんには時間を頂きました。
で、やる事はクラッチスプリングナットのワイヤリング!
これをやっておけば、そうそう緩む事は無いでしょう。

しかし、これをやる為には斜めになった面に穴を開けないといけません。
普通にやったら、ドリルの刃が逃げてしまって上手くいきません。
そこで登場、便利ツール!!
IMG_4577.jpg
京都に居た頃は、近くに「ストレート」という工具メーカーのお店が有ったので、よく行っていたんですが、
こっちに来てからは近くに無いので通販で買いました。
これはナットにワイヤリングの穴を開ける為のガイドツールです。
これを使うと・・・・
IMG_4578.jpg
見事、ワイヤリングの穴を開ける事が出来ます。
これを全部のナットに施しまして、
市販のステンレスワイヤーを通し、ワイヤーツイスターでキリキリ締め上げます。
IMG_4579.jpg
OKです!

今回は完全な修理とはいきませんでしたが、
それは又いずれ・・・とにかく希少な車両なので、長く可愛がられる事を祈って。



そうそう、欠品となっていたヘッドライト球ですが、
有りましたよ。
調べてみるモンです。
IMG_4828.jpg
コレが件の電球です。
12Vの物なら持っていたんですが、6Vでしたからね。
でも、DT1なんかも確かこんな形だったと思うので、
何処かに有るだろうと思っていたんですよ。
値段はだいぶ高いのですが、有っただけラッキーです。
売値で700~800円位になりますかね。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

2年に1度のエンフィールド 其の六

はぁ~~~、
折角作った工具も、結局効果を発揮してくれませんでした。
作るの、結構時間かかったんですよ、あれでも・・・・

もう片方のフォークも試してみたんですが、
同じ様にガッチリ締まっていて外れません。

こうなったら、大枚はたいて専用工具を買わないといけないのでしょうか?
なんかそれもシャクな話です。
だって、結局は専用工具って言ったって、ワタシが作ったようなヤツなんでしょう?
それだったらコレで外れてくれてもエエやないの。

こんボケ!ちゃっちゃと外れんかい!!
そう思って最後の手段。
IMG_4498.jpg
「壊れてもいいや」位の勢いでシバイテみましたら・・・・・
カッツーン!!
クッ

今動いた?
もう一丁、
カツーン
クルッ
おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
今までの時間、何て無駄な時間やったんやぁ~!

こんな・・・・・こんなにシンプルな外れ方するなんて・・・・・

ま、まぁ、外れたんだから良しとしましょう、、、、、
続き続き、サッサとやって終わらせてしまいましょう。

インナーチューブの点検を一応サッと・・・・・・・・・・・・・・・
ゴ、ゴミかな? 汚れかな? フキフキ
・・・・・・・・・いや、え~っと、・・・・キズ?と言うより、
メッキにヒビ入ってますよ。
IMG_4504.jpg
画像では上手く写りませんでしたが、ドンピシャでオイルシールの位置。
普通に使っていればこんな事が起こるはず有りませんので、
インドでの生産時のミスでしょうか?
痛い、
スゴク痛いぞ!

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

2年に1度のエンフィールド 其の伍

どうしましょうかねぇ~、
試しにポンチで叩いてみましょう。
ナットが傷付くのであまりやりたくないのですが、
この際仕方有りません。


エイヤ!!
 カツン!!カツン!!カツン!!

あかん、ナットが変形するだけや。
取り返しつかなくなる前に止めときましょう。


こうなると、何か外す為の工具を作らないといけませんねぇ。




IMG_4493.jpg
こんなんどうでしょう?
ベースはランブレッタ用(たしか・・・?)の特殊工具なのですが、
それにボルトを爪のようにして削った物を取り付けて、
IMG_4494.jpg
       IMG_4495.jpg
こうやって・・・・エイ!
ぐりっ!?
あぁ~アカン、あかん、ナットが負けてしまう。
何度かトライしたのですが、上手くいきません。

やはり2本爪なのがいけないんでしょうか?
強度的に4本爪の方がナットに負担をかけないでしょうから、
作りましょう。


ガサガサ、ゴソゴソ、・・・ヒュイーン、ギャリギャリギャリ・・・


IMG_4496.jpg
いらないステムレースを削って作りました。
これに、ハンドルとなる鉄の棒を溶接して、
IMG_4497.jpg
      IMG_4499.jpg
これでイケルでしょう。
せーの、エイ!!
ぐりょ!!?
・・・・これでもアカンか~

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

メグロの125 E3 其の伍

出来ない問題は後回し、
クラッチの滑る原因を考えましょう。

クラッチフェーシングを見たトコロ、そんなに減ってはいないようです。
そうなると、何故滑っていたのか?
これを見て下さい、
IMG_4554.jpg
ケースカバーの裏側なのですが、何かで削られた痕があります。
英車ではよく見るモノなのですが、
これ、クラッチスプリングを押し付けているナットが緩んで、ケースを削ってしまった痕なんです。

国産の場合、多くはこのナットをしっかりと締め付けますが、
英車の場合、丁度イイ所で締めるのを止めるんです。
完全に締め付けてしまうと、クラッチが切れなくなってしまいます。
ですから、クラッチを握ったら切れて、放せばしっかりと繋がる丁度イイ所で止めるんです。

英車の流れを汲むメグロですから、きっとこの車両もそんな方式で、
ナットが緩んでしまったんでしょう。
という事は、例の丁度イイ所にしてあげれば万事解決?

クラッチの部品を灯油で洗い、(フリクションディスクは拭いただけですが)
元の様に組み付けて、ある程度までナットを均等に締め付けます。
・・・・・・多分英車方式だと思うのですが、念の為に一杯まで閉め込んでみましょう。
・・・ウン、クラッチが切れません。
大丈夫、英車方式でしょう。
一旦全てのナットを均等に緩め、
その後、半回転ずつ締めていき、クラッチの切れと繋がりを確認しながら締めていきます。


大体こんなモンですかね。
あと、ケースに干渉しないかのテストをします。
IMG_4559.jpg
まぁ、干渉していれば音がするので解ると思うんですが、
視覚的にも確認する為に、
IMG_4560.jpg
この様に削れていた部分にマーキング。
フタをしてクランクを数回回し、再度開けた時にこのマーキングが消えていなければOKです。
さぁ、どうでしょうか?



IMG_4562.jpg
大丈夫ですね、問題無さそうです。

よし、ガスケットを作ってしまいましょう。
ケースカバーから型を取って・・・・・・
IMG_4556.jpg
よく見るとボルトの穴が偏っていたりするのは、私のミスでは有りません。
本当にそういう風になっているんです。
この頃の技術水準がどの程度だったかが解りますねぇ。

フタをする前に・・・・・もう1度確認しておこうかな、、、
折角フタをしたのに、「やっぱりクラッチ滑りました」ではお話になりませんから。
もう少しナットを締められるかもしれません。
ギリギリまでやっておきましょう。
1/4回転ずつ締めていき、切れと繋がりを確認、
まだかな・・・もう少し、、、、あとチョイ。。。。
アレ???
何だか全部完全に締まっちゃいましたよ。
この状態でもクラッチはちゃんと切れます。

??????????????
え~っと・・・・・やっぱり国産式だったみたい。

テーマ:旧車 - ジャンル:車・バイク

«  | HOME |  »

プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する