2007-04

トラ ハーフバスタブ計画 其の壱

今日から新シリーズです。
とは言っても、今回の車両は去年の11月から預かっているので、
すでに開始から半年!!

その間のほとんどは、部品集めの時間なんですが・・・・

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車両はトライアンフの5TAなんですが、
一時期流行ったトラッカーカスタムをしています。
それをノーマルスタイルに戻そうという、逆カスタム計画です。

国産現行車ならば簡単でしょうが、なにせ外車旧車です。
部品も思う様には集まりません。
手持ちの部品と海外への発注で、ようやくボチボチ部品が集まりだしました。

部品の中には、あからさまに年式違いの物もありますが、
それを言っていたら、何時になったら出来上がるか解らないし、
オーナーさんもそこら辺は全く気にしない人なので、気にしないで進みます♪

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日本ではイマイチ人気の無いハーフバスタブにするんですが、
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タンク、フェンダー、バスタブのスカート、OILタンク、ヘッドライト、ライトステー・・・・etc
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外装一式が必要な上に、
フレームの修正、フレームに付いている筈のステー関係が全く無い・・・

すごくお金と時間がかかります。
何時になったら終わるかなぁ~
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XS650SP 其の壱拾七

そろそろこのXSも終わりに近づいてきました。

まぁ、現実世界ではとっくに終わっているんですが。

大きな修理箇所は大体終わっているので、後はドンドン組みつけていきましょう。
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XSでは振動対策として、色んな所がラバーマウントされているんですが、そこがこれだけ年数が経っていると、やっぱりヘタってきます。
この車両のハンドルマウントゴムも例外ではありません。
新しい物に交換します。

ブレーキパーツも組みつけていきます。
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キャリパーピストンも一応交換しておきます。
錆びてメッキが剥げてしまった部分が、シールの所までいってしまうので・・・
チョット高いのですが、仕方ありません。

パッドはまだ残量があるので、カチカチになった表面をサンドペーパーで削って、
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一応鳴き止めの面取りをして、再使用します。

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さぁ、終わりが見えてきました。

タイヤを取り付ける前に、メーターギヤのグリスUP
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少な!!
入っていたグリスはたったこれだけでした。
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分解して中を洗浄、
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元通り組み付けて、たっぷりとグリスを入れておきます。
シャフトにもグリスを塗っておきましょう。

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ほぼ完成、
この状態で、ステムベアリングの最終調整をします。
フロントを浮かせて、フォークの下、アクスルシャフト当たりを持って、
前後にゆすった時にガタが無く、ハンドルがスムーズに左右に切れるように。

タンク、ヘッドライトを取り付けて完成です。

どうしても組みつけの時は、早足のレポートになってしまう。
まだまだ未熟で、画像を撮っている余裕が無いからなぁ。精進精進
長くなってしまったこのシリーズですが、付き合って頂けた方がいるのでしたら、
ありがとうございました。

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XS650SP 其の壱拾六

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フロントフォークをオーバーホールします。

XSのフロントフォークは非常にやり易いんです。
先にアウターへOILシールを打ち込んでおいて、
後からインナーチューブを入れるので、フォークシールドライバーなんて工具は必要ありません。

その代り、チョットした工具を自作しなければいけません。
こんなヤツです。
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長いT型レンチの先に、ボルトを溶接した物です。

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これがフロントフォークの中身なのですが、その中の
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こいつを押さえておく為に必要なんです。
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ココにボルトの頭が丁度ハマルんですが、
解りますかね~ 
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アウターの中ではこの様になっていて、
(右端がソケットの六角レンチ、左の棒が造った工具)
上からこの部品を押さえつけておかないと、アウターの底についているボルトが外れないんです。
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こんな風に、

で、分解が終わったらいつもの様に、灯油で部品を綺麗に洗います。
2万キロも走っていると、アウターの底にヘドロの様な物が溜まっていて、
結構強い水流で洗わないと落ちなかったりします。

この車両は一度オーバーホールしているのでしょうか?
そんなに汚れは溜まっていないし、OILもそこまで汚れていませんでした。

組み立ての時は極端に画像が少なくなるんですが、
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いきなり完成です。

特に難しい事は無いんですが、注意点として、
インナーチューブを入れる時には、OILシールのリップにグリスをたっぷりと塗っておく事位でしょうか。

因みに、フォークオイルの量ですが、マニュアルによるとSPは155ccなのですが、
私は少し多めに入れます。
まぁ、お好みで!という事です。

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XS650SP 其の壱拾五

それでは、レースを打ち換えます。
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まずは三つ又のレースから、
三つ又をガッチリ固定して、下側からレースをどついて外します。

ウソです、そんなにガッツンガッツンやらなくても外れます。
四方から少しずつ叩けば以外と簡単に外れるんです。
高級なお店ならば、外すための専用工具が有るんでしょうが、ウチは貧乏で、そんな高い工具買えませんので、この方法でいつもやっています。

次に、ヘッドパイプ部分に打ち込んであるレースを外します。
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こんな風になっているので、下から長い棒を使って、こちらも四方を徐々に打って外します。
外れるとこうなります。
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ヘッドパイプの下側にも、同じ様にレースが付いているので、上から打って外します。

新しいレースを打ち込む時は、今外した古いレースを当てて打ち込みます。
これも並行に入っていく様に、四方を徐々に打っていきます。
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ちょっとノーマルよりはカサが増しますが、全く問題ナシです。
下側も打ち込みます。
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そして、三つ又へベアリングを圧入します。
その為に大奮発して、プレスを買っちゃいました!!
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以前から欲しかったんですよね。
別にコレが無くても出来るんですが、
嫁さんには「プレスが無いとアカンねん」と言って買っちゃいました!
大分高い買い物でしたが、今後も使うので仕方ないでしょう!!!設備投資です。

で、
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この様にして圧入すれば、カンタンに出来てしまいます。
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ここまで出来たら、上側のベアリングは乗っけるだけなので、組みつけていきます。
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この時点では仮組みの状態です。
フォークやホイールを取り付けてから、最終の調整をします。

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XS650SP 其の壱拾四

ハンドリングの大元、ステムベアリング!
昔からハンドリングのYAMAHAと言われてきましたが、
その代償として、ステムベアリングの弱さがYAMAHA車の弱点として有ります。

バイクというのは、真っ直ぐ走る為に小刻みにハンドルを左右に振っているのですが、ステムベアリングがダメになると、そのセルフステアが利かなくなってしまって、曲がることはおろか、真っ直ぐ走るにも支障が出てしまいます。

この車両は大分酷くイカレテいる様で、
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この状態で三つ又を振ると、ゴリッゴリッという感じです。スムーズのスの字もありません。

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本来はこの様に鋼球を並べてベアリングとしているのですが、コレでは横方向の加重は受けられても、縦方向の加重には弱いので、今回は
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縦加重にも強いテーパーローラーベアリングを使います。

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ダメになった元のレースです。
鋼球の打痕がバッチリ付いています。
これではスムーズな動きは望めません。

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XS650SP 其の壱拾参

折角ここまで部品を外したので・・・
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「塗装がはげてしまった物を塗装し直したいなぁ。」

「いやいや、そこまでやってしまうと予算をオーバーしてしまうし、
そこまでヤル様には言われて無いんだから、そのままで良いんじゃない?」


「いやいや、新品の部品を使って組んでも、外観がコレではお客さんに申し訳ないし、自分の『誇り』が許さない。」

「お金が取れない仕事をしてもしょうがない、『誇り』ではゴハンは喰えない!」

なんていう葛藤を繰り返した結果、

やっちゃいました。
お金にはならないけど、自己満足の為に・・・

まず、古い塗装をはがします。
強力な剥離剤を使うので、素手で触ると結構イタイです。
オマケに数時間後には手の皮がボロボロになります。
次に、粗目のサンドペーパーで足付けをして、マスキングをしたらいよいよ塗りです。
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コレを塗らないと何も先には進めないのに、
やっている時はが続いていたので、なかなか塗れません。
チョットが止んだスキに、急いで塗ります。
この機会を逃したら、あと2日は作業が遅れていたでしょう。

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急いでやった上に、湿度が高くて気温が低い。
塗装をするには最悪の条件でしたが、まぁまぁの出来でしょう。

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XS650SP 其の壱拾弐

予想はしていたんですが、
案の定、スイッチBOXの中はこんなんなってました。
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ブレーキフルードの結晶とでも言うんでしょうか。
奇妙な粉がいっぱいです。

こんな状態では、スイッチの端子怪しいので、
分解清掃しましょう。
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端子部分を外して、サンドペーパーでチョット磨きましょう。
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BOX内も綺麗に灯油で洗います。
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続いて、マスターシリンダーを分解、
ここも結晶だらけで分解が大変でした。
1~2時間はかかったかな?
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作動はしていたので、交換はしなくても大丈夫かと思っていたのですが、
やはりゴム部品は交換しないとダメですね。
ピストン部分のゴムが硬化していて、外したら割れました。

キャリパーも思っていた通り、
フルードのカスやら何やらがこびり付いています。
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タダの汚れではないので、何かでカリカリやらないと綺麗になりません。
そこで、
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この様にスポークを削ったり曲げたりして、お掃除工具を造ります。
3年位前から使っていて、チョコチョコ改良しているのですが、
我ながら良い出来になっていると思います。

結果こんな感じです。
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XS650SP 其の壱拾壱

やる事は決まっているので、
サッサとフロント周りを分解しましょう。

まずは、タイヤが付いている内に、
フロント周りのボルトを全て緩めておきましょう。

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そして、タイヤをいつもの様に交換、

ブレーキフルードを抜いて、
キャリパー、マスター、スイッチBOX、フロントフォーク・・・
次々と外していきます。

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只今こんな状態です。
これから個々にオーバーホールをしていきます。


しかし、最近雨が降っていて車両を外に出せないので、
狭い作業場がバイクで埋まっていて、作業が進まない!

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XS650SP 其の壱拾

そう、問題はフロント周りなんです。
問題点を挙げると・・・

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まずタイヤは交換

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ブレーキは引きずりが有るのでオーバーホール

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多分マスターシリンダーも要オーバーホール
ココでお気付きの方も居るとは思いますが、
マスターシリンダーは元より、スイッチBOXまで塗装が剥げています。
何故こんな事になっているのか・・・
答えは、ブレーキフルードをぶちまけてそのまま放置したから。
コレは別にオーナーさんがやった訳ではなく、チョットした事情が有り、いつの間にかこうなっていたのです。詳しい事は公開できませんが、とても不憫なバイクなんです。

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続いて、フロントフォークのオーバーホール
持って来た時はシールは大丈夫かな?と思っていたのですが、
やっぱりダメでした。何度かフォークを動かすと、インナーチューブにOILが付着します。
シールが抜けている証拠。

そして、コレが軽トラに乗せる時に感じた違和感なんですが、
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ステムベアリングがダメです。
フロントを浮かせてハンドルを左右に切ると、真ん中でコクンと止まります。

フロント周りをコレだけやると・・・
時間も費用も結構かかりますねぇ。

まぁ、ただ部品を交換するだけなら、そんなに時間は掛からないのですが、
ウチはそんな作業しませんので!

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XS650SP 其の九

間が空いてしまいましたが、この前の続きです。

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折角なので、タイヤ交換で外した部品を綺麗にします。
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ブレーキダストで汚れていたパネル内も掃除
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ついでに表側も
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磨いちゃいます。
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もっとピカピカにしたい所ですが、そこまでしてしまうと後が大変なので、この位にしておきます。

一応ホイールベアリングもチェックしましたが、こちらはOKでした。
シャフトとブレーキの稼動部分にグリスを塗って、ブレーキシューには一応鳴き止めの為にパッドグリスを塗ります。
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これでリヤはOK、
問題はフロント周りです。

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スポットなお仕事 其の弐

前の店の時から診ているトライアンフが入庫しました。

出先でエンジンがかからなくなってしまったらしく、
引き上げを頼まれたのですが、
生憎その時は出られる状態ではなく、
「ひょっとすると唯のヒューズ切れかもしれないので、
現場近くのバイク屋さんで、チョット診てもらって」

という事になりました。

どうやらヒューズは切れていなく、
確認して元に戻したら、エンジンがかかったというのです。
とりあえずその日はそのまま乗って帰ってもらったのですが、
自宅に着いた途端、またかからなくなってしまった模様。

コレはきっと電装系の接触不良だと思い、引き上げに行きました。
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やっぱり思った通り、
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ヒューズがダメです。
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一見切れてはいないように見えますが、テスターで導通を確認すると、導通していません。

それと、以前からおかしかった充電系の配線が、更におかしくなっていました。
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前の店で納車した時は、英車本来の+アースだったのが、いつの間にか-アースに変わっていて、バッテリーもメンテナンスフリーの物に変わっていました。
そして今回は、レギュレーターの電源配線アース配線が、両方ともアースしています・・・コレでは充電するハズがありません。

一体どういう経緯でこんな事になったのか解りませんが、
レギュレーターの配線を元の配線に戻して、ヒューズは以前の様に、
ブレード型に変更。
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これでOKです。
充電電圧を測って、十分に充電する事を確認。

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スポットなお仕事

久しぶりにやった現行車です。
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カワサキのZRX1200というバイクらしいです。

近所の人に車検を頼まれました。
「検査を通すだけで良い」との事なので、入庫した日にチョットだけ見る所を見て、そのまま検査場に行ったのですが、
現行車という事で甘く見ていました。

この車両、社外品のエキゾーストに交換してあるのですが、
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大して音も大きくないし、排ガスもそんなに臭くないので、
そのままで通るだろうと踏んでいたのですが、

「これ触媒が付いてないから、このままじゃ通せないよ」
なんて事を検査官に言われてしまいました。
「なんやそれ、そんなモン付いてなアカンの?」
思わず言っちゃいましたよ。
現行車の検査って厳しくなったんですね。

そう言われちゃ仕方ない、
この場でどうこう出来る代物でもないし、
一度帰って、ノーマルのエキゾーストに交換してくるしかありません。

幸いにも、お客さんがノーマルを持っていたので、
サッサと交換してしまいましょう。
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何てやり難いんでしょう!
ラジエーター邪魔

微妙な隙間に手を入れて、イライラしながら少しずつネジを回し、
やっと外れた。
でも、ノーマルを取り付けるのにもう一度同じ事をしなくてはいけない上に、
検査が終わってから、また元に戻さないといけないなんて・・・

無事に検査は通す事が出来ましたが、
出来る事なら、現行車はもうやりたくないなぁ。

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CB50 其の壱拾

原因が解明したので、気持ち良く組立作業に入りましょう。

まずは分解した部品の清掃から、
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            燃焼室です。
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毛足の長いワイヤーブラシで、フィンの間も出来るだけ綺麗にします。
下積みの洗車マンの頃から探しているのですが、
なかなかコレだ!というブラシが無いんですよねぇ。

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もちろんバルブも磨きます。

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排気ポート内も、ワイヤーブラシを駆使して掃除します。
今回のカーボンは余りしつこくなかったので、結構アッサリ綺麗になりました。
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        ピストンもチョット擦れば綺麗になりました。
     折角ココまで分解したので、ピストンリングも交換しておきましょう。
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腰上をササッと組み立てて、右のケース側を組み立てましょう。
外す時に結構苦労したOILフィルター。
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ホンダも何でこんな所に
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こんな形のナットを付けたのでしょう?
嫌がらせとしか思えません。

わざわざ専用工具を買う余裕も無いので、
ソケットを一つ削って、工具を造ります。
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外す時は、ラッパ状の中にナットが有る為、ちゃんと合っているのか確かめられず、なんとか外せたという状態だったので、今後の為にもちゃんと合う様に工具を造り直しました。

車体にエンジンを積んで、OILを入れ、
キック、キック、キック・・・
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おっけ~です。
ちゃんとOILが上がって来ています。

後はキャブの調整を少しして、
試乗した感じも悪くはありません。
予想以上に時間がかかってしまいましたが、CB50終了です。

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CB50 其の九

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50ccだと、エンジン降ろすのも楽でいい!
サクサクッと分解しちゃいましょう。


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           発見!解決!!
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これではOILが上がってくる訳ありません。
サイズの小さいOリングを使った為に、OILの通路を塞いでしまっています。
本来ならば
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               こうなっています。
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いやー、良くないけど良かった。
原因がハッキリして。

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CB50 其の八

さぁてと、エンジンを診てみましょうか。

まずは、エンジンを降ろしてからではやり難そうなので、
クラッチ側のケースカバーを外し、OILポンプを点検しましょう。

きっと今まで開けた事が無いのでしょう、
ケースカバーを外すのに、30分以上はプラハンでコツコツやってました。
まぁ、30分で開いたのだから、イイ方でしょう。

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クラッチに問題は無さそうなので、この画像で言うと右側、
ネジ3本で止まっている丸い部分を分解します。
この奥にOILポンプが眠っています。

この丸い部分、パーツリストによるとOILフィルターとなっています。
「コレの何処がOILフィルターなの」
と思っていましたが、
開けて納得
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フィルターというか、遠心式の分離機のようです。
画像に写っている黒い縁取りの様な物は、全てスラッジ(ゴミ)です。
測ってみたら5mm以上堆積していました。
ここからクランクへOILを送っていますので、
もし詰まってしまったら、クランクが焼き付いてしまいます。

もし、結構走っているのに、未だにクラッチ側を外した事が無さそうなら、
是非、開けて掃除する事をオススメします。

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XS650SP 其の八

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注文していたタイヤが3日前にやっと来たので、久しぶりにXSをやりましょう。

今回注文したタイヤは、フロントがダンロップのF11、リヤが同じくダンロップのK527
色々と他にお金がかかるので、価格重視のチョイスです。

先にリヤをやってしまいましょう。
いつもの様に、タイヤレバーを使って手作業です。
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流石に15年間眠っていただけあり、タイヤが硬い!!
普段ならビードを落すのに2~3分もかからないのに、今回は10分もかかってしまいました。

ビードを落すだけでこんなに時間がかかったのだから、
タイヤを外そうを思ったら・・・言わずもがな。
オマケに、普段使っているPBのタイヤレバーでは折れそうだったので、
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強度自慢のコイツを使う羽目になりました。
この私が持っているレバーは、非常に強いんですが、リムを傷付けてしまうという欠点があります。
でも、外れなくてはお話にならないので仕方ありません。
多少の傷は勘弁して下さい。

格闘の末、ビードが落ちてから15分後に、やっとタイヤが外れました。


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レバーのお陰で、この様な傷が何箇所か出来てしまったので、パンクの原因にもなりますので、ヤスリで整えておきます。

取り付けは楽です。
なにせ新品の柔らかいタイヤですから。
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ブレーキドラム内をエアーで吹いて綺麗にします。
すごいブレーキダストです。
こんな事、深夜で誰も見ていないから出来ますが、
近所の奥様達の目の光る日中は、相当神経が図太くないと出来ません。

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CB50 其の七

新しいキーを注文しようと思い、部品屋さんへ在庫の確認をした所、いつまで経っても返事が無いので、自分で作りましょう。
形が少し違うのですが、グラインダーとヤスリを使って削り出します。

以前にGT750のキーも同じ様にして造った事が有りますが、非常に苦労した事を覚えています。
本当にピッタリに造らないと、エンジンをかけた途端に砕けてしまうんです。
何度造り直した事か・・・
今回は50ccなので、そんなにシビアではないと思うんですが。

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右が元になったキーで、左が削って造った物です。
これでバッチリ合えばいいんですが、エンジンをかけてみるまで解りません。

ポイントは一応磨いてみたんですが、
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結構削らないとクレーターが消えなかったので、
いつもお世話になっているアールプロさんで、リプロの新品が売っているので、それを使います。


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ポイントの配線が、フライホイールに押し潰されて損傷していたので修理します。
断線はしていなかったのですが、被服がコレではショートの危険が有るので、
一度切断して、ハンダでサラッと繋ぎ、熱収縮チューブを被せて処理します。
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後はポイントのギャップを調整して、
無事にエンジン始動。
止まりそうな気配もありません。

ですが、やっぱりOILは上がって来ません。
大分寄り道をしましたが、次回はいよいよエンジンです。
この分だと何が起きるやら・・・

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CB50 其の六

エンジンを降ろすと決めたものの、
ダメだとは思いつつ一つだけ確認を・・・・

「もしかして、もう少し長くエンジンがかかっていれば、OILが上がって来るのでは!?」

ダメ元で、点火系をやってみようと思ったのですが・・・
ガックリきました。
このエンジンを以前やった奴、出て来い!!って思いました。

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プーラーを使って、フライホイールを外します。
このフライホイールは、クランクと直結しているのですが、
ここには回り止めに、ウッドラフトキーという半月状の小さな部品が付いています。

このフライホイールの一つの役目として、ポイントのカムとしての役割があるのですが、
その基準を決めているのが、そのキーなんです。それが、

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ちゃんとした位置ではないのに、無理やり取り付けられた為、
画像の様な状態、キーが入る溝も損傷しています。

エンジンがスグに止まってしまう本当の原因は、ココにあったようです。

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CB50 其の伍

気付いてよかった。
危うく致命傷になる所でした。
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解りますかねぇ、
コレ、カムなんですけど、画像では解り難いと思いますが、
乾いてるんです・・・・・・・OILは何処いった!?

これは、ヘッドにOILが回っていないという事ですよね。
今までは、エンジンがかかってもスグに止まってしまった為、
何とか焼き付きはしなかった様ですが、
気付かずにこのままエンジンをかけていたら・・・・・
やってしまう所でした。

ところで、このエンジンはどうやってヘッドにOILを送っているのでしょう?
パッと見、何処にもOILの通路は無いようですが。
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とりあえず、カムホルダーを外してみます。
やっぱり、OILが通りそうな穴は開いていません。
ですが、ココにOILが送られて来ない訳は有りません。

カムを外して、ロッカーアームも外し、ホルダーを改めて見てみると、
有りました。
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この二つの穴からOILが出てきて、カムを潤滑しているのでしょう。
で、ホルダーには何処から入って来るのかというと、
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このスタッドボルトの穴からOILが上がって来て、ホルダー内に入るようです。

ホルダーの通路はちゃんと通っていたので、
問題はそれ以前の通路か、OILポンプ、
若しくはその両方・・・・・
さて、エンジン降ろしますか。

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CB50 其の四

そうそう、エアクリーナーは大丈夫だろうか?
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ボロボロになっているかと思えば、意外とちゃんとしてました。
きっと、以前に見てもらったというバイク屋で交換しているのでしょう。
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BOXの方が大分汚れているので、お掃除をしておきましょう。
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これで一回エンジンをかけてみましょう。
ブルン!ブルン!!ぷす?
一応かかりますが、やっぱりスグに止まってしまいます。
キャブの調整も少しやったのですが、やっぱりダメです。

キャブはとりあえず大丈夫だと仮定して、電気とエンジン本体の問題をやっていきましょう。

エンジンがかかった時に気になったのですが、
だいぶガチャガチャ音がします。
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タペットクリアランスを診てみたら、INもEXも0.3mm位は取っていそうです。
いくら何でも大き過ぎ、そらぁ音も出ますわ。
もう少しクリアランスを詰めます。

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おっと!発見してしまいました。
バルブタイミングが一コマずれています。
不調の原因はこれでしたか。
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フライホイールの合わせマークをしっかりと合わせて、
カムを一度外して、一コマずらします。

これで解決するとイイなぁ。
・・・・甘かった、また問題を発見してしまいました。

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CB50 其の参

さぁ、キャブの掃除が終わったので、早速エンジンをかけてみよう!
・・・と思ったんですが、
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ちょっとエンジン綺麗にしておこうかな。
またお金にならない事をしてしまうワタシ。

まぁ、50ccのエンジンなので、そんなに時間がかかった訳ではないんですが、
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結構綺麗になったでしょ!(自己満足)
終わってから気付いたんですが、「もし、このエンジン使えなくて、乗せ換えになったりしたら」・・・・・この時間って、無駄?
イヤイヤ、大丈夫でしょう、後ろ向きな事を考えても仕方ありません。
ポジティブシンキング!

キャブを付けてからで何ですが、
アクセルのグリスUPをします。
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古いグリスを落して、新しいグリスを塗って、ワイヤーにも潤滑油を挿しておきます。
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しかし、この時代の小排気量車は、アクセルワイヤーがハンドル内を通っている物が多いような・・・
(前にやったCS90もそうだし、富士重工のラビット S301もこの方式)
確かにハンドル周りはスッキリするが、動きが悪い!
アクセルは戻さないと戻らない。
そんなモンなんやろか?
これを見ている人で、「そんな事無いよ」という人がいたら、是非コメント下さい。

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CB50 其の弐

久しぶりにCB50です。
タンクのコーティングも完了
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チョット解り難いですが、コーティング後のタンク内です。
こんな感じで、グレーの皮膜が出来上がります。

では、次の作業です。
お決まりのキャブをやります。
Img_0140.jpg
タンク内があんな状態だったので、キャブも予想はつきますが・・・
Img_0141.jpg
ガソリンではなくなったガソリンが入っていましたが、まぁまぁです。

Img_0142.jpg
外せる部品は外して、キャブクリーナーで洗浄。

Img_0143.jpg
ジェット類はジェットリーマーという工具を使って、しっかりと穴を通します。
(この工具が意外と高価ですが、欠かせない工具です。)
後は元の様に組み立てて完成。
IMG_0196.jpg
ニードルバルブのスプリングのテンションが弱いのが気になりますが、
とりあえずこれでやってみましょう。

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XS650SP 其の七

では、ポイントの点検をします。
まずは現状でどうなのかを見ます。
Img_0129.jpg
ギャップは両方ともチョット狭い様です。

Img_0122.jpg
次に点火時期を確認。
ポイントから出ている配線を外します。
Img_0130.jpg
テスターを導通レンジにして、画像のように繋げます。
これでポイントが閉じている間は「ピ~」と音が鳴っていて、
開くと音が止まります。
その音が止まった時に、丁度「F」マークになっていればOK!

右側はチョット早く、
左はいくらやっても導通しません。
これでは確実に片肺状態です。
なるほど、プラグが左だけベタベタ状態だったのは、これが原因のようです。
Img_0131.jpg
あれ?確か15年間不動だと聞いていたんですが・・・
オーナーさんがエンジンをかけようと、何かやったんでしょうか?
15年間プラグがあの状態だったなんて、とても考えられない、流石に乾くでしょう。

Img_0132.jpg
ポイントを外して、新品のポイントと比べてみました。
私の場合、たとえ国産の新品ポイントであろうと、一応磨いてシンナーで脱脂してから使います。

Img_0135.jpg
ギャップを合わせたら、さっきの方法で時期を合わせます。

今回は、折角なのでコンデンサーも交換しておきます。
ポイントがいくら良くても、コンデンサーがダメでは意味がありません。
Img_0136.jpg
650のXS、TXの場合、コンデンサーはこのエンジンハンガーの中に有ります。
カワサキのW等のように、解り易い所に有ると交換も楽なんですが・・・
Img_0137.jpg
こんな風に付いています。


Img_0171.jpg
キャブを取り付けて、こちらも綺麗にしたエアクリーナーBOXを取り付けて、新品のクリーナーを取り付けます。

いよいよエンジンをかけてみますかね、
何せ15年ぶりにエンジンを始動させるので、まずプラグホールからOILを2~3滴入れて、
ヘッドのOILは落ちてしまっているだろうから、OILを送る為に何回もキックします。
足がガクガクになった頃、

まだタンクは取り付けず、外部からガソリンを供給して、バッテリーを接続、キーをON、チョークを引いて、キックをする事3回・・・・・あっけなく復活。
めでたし、めでたし


実はこれ4~5日前の事なんですよね。
さっさと車体のリフレッシュに取り掛かりたいのですが、肝心のタイヤが未だ入荷しないので、作業を中断しています。
店が小さいもんで、動かせない車両が出てしまうと、ニッチもサッチも行かなくなってしまうんですよ。
オーナーさん許して。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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