2007-03

XS650SP 其の六

ついでなので、ドライブチェーンも掃除しましょう。
Img_0120.jpg
「カシメ」タイプではなくて、「クリップ」タイプなので脱着がです。
オマケにノンシールなので、外したら灯油へドボン
ちょっとブラシでゴシゴシすれば、スグに綺麗になっちゃいます。
シールチェーンだと、そう言う訳にはいかないので、
レースにでも出ない限り、
ノンシールの「クリップ」タイプが一番だと私は思います。

ポイントの点検をします。
が、先にブレーカーシャフトのグリスUPをしておきましょう。
Img_0126.jpg

ガバナ側のこの部品だけ外せば、ポイント側にシャフトが抜けるので、
ガバナの動きがシブイという人は、是非やってみて下さい。

その時の注意点を3つほど
・シャフトを抜く時は、小さなピンがシャフトに付いているので、落とさない様に注意して下さい。
・シャフトの位置(向き)を逆転させない様に、
 逆転させてしまうと、排気上死点で火が飛ぶ事になるので、
 一生キックしてもエンジンはかかりません。
・抜く時に、ポイントのヒール部分が引っかかっている場合があるので、スコンと抜けない時は
 チェック
Img_0127.jpg

意外と簡単♪
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XS650SP 其の伍

OILとOILフィルターを交換します。
意外と知らない人がいるのですが、XSはフィルターが2個付いています。

1つは簡単に見つかると思います。
右側のクランクケースに付いている丸いフタ、
ココを開ければ出てきます。

もう1つはエンジンの下、
Img_0108.jpg
頭が10mmのボルト6本で止まっています。
ボルトを抜いたら、プラスチックハンマーでコツコツ叩くと、
Img_0110.jpg
この様にガバンッ、と外れます。
あまり交換しない人が多いのか、なかなか外れない場合が多いのですが、
根気強くやりましょう。

このお客さんも交換はしていないらしく、
Img_0109.jpg
ヘドロの様な物が溜まってました。


フタの部分を綺麗にして、張り付いているガスケットを取り除き、新しいフィルターを取り付けます。
Img_0111.jpg

まだOILが落ちて来るので、まだ閉めずに他の事をしましょう。

クラッチが重いとの事なので、軽減する努力をしてみましょう。
ワイヤーは自分で新品に交換した、との事ですが、
そのまま取り付けたのでは、動きがシブイ!!
潤滑油を挿しておきます、これだけでも随分違うと思うのですが、
念には念を、各部のグリスUPもやります。
レバーの付け根、ケースカバーのウォームギヤ部分、
Img_0116.jpg
一度綺麗にしてから、新しいグリスを塗ります。
Img_0118.jpg
これでバッチリ、結構軽くなりました。

OILも落ちきった様なので、フィルターを取り付けて、ドレンボルトを締めます。
Img_0113.jpg
使うOILはいつもの様に「アマリ #20-50」

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XS650SP 其の四

Img_0094.jpg
ついでと言っては何ですが、
折角OIL交換をするので、XSでは有名なOIL漏れ箇所を直しておきましょう。

この画像に写っている、クラッチのプッシュロッド部分がそこです。
Img_0095.jpg
OILシールを打ち換えれば、とりあえず漏れは止まるのですが、その奥にあるブッシュを打ち換えなければ、根本の解決にはならないので、またスグにシールを傷めてしまう事になります。
そんなに難しくは無いので、
自分でやろうと思っている方は参考にしてやってみて下さい。
(失敗しても責任は取れませんが・・・)

まずは、作業箇所を綺麗にします。
私の場合は、「ダメガソリン」を使って綺麗にしますが、
Fスプロケット裏に有るOILシールにかからない様にします。
多分、耐ガソリン性は有ると思うのですが、過信は禁物!
Img_0096.jpg

OILシールを外して、奥に入っている鋼球を取り出しておきましょう。
(長いプッシュロッドを使っている初期のモデルでは、この鋼球は有りません)
Img_0099.jpg

この真ん中にブッシュが打ち込んであります。
この車両は走行距離が2万Kmチョイですが、
それだけ走っていると、ブッシュも磨り減っていて、プッシュロッドを差し込むとガタガタです。

何とかこのまま引き抜ければ良いのですが、それはチョット難しいので、
ドリルで削ってから引き出します。
ブッシュの外径は10mmなので、まずは9mmのドリルを使って削ります。
ブッシュ以外を削らない様に、真っ直ぐ削ります。
次に9.5mmで削ります。
運が良ければ、そのままドリルにブッシュが付いて抜けてきますが、
ほとんどの場合そうはならないので、-ドライバー等を使って残りを取り出します。
Img_0102.jpg
取り出したブッシュと新品のブッシュです。
Img_0104.jpg
ブッシュを取り除いた状態


後は、新しいブッシュを真っ直ぐに打ち込んで、OILシールを打ち込めばOKです。
Img_0107.jpg
ブッシュを打ち込む時は、ブッシュより柔らかい素材(木とか)を当てて打ち込みましょう。硬い物でやるとプッシュロッドが入らなくなります。
プッシュロッドを差し込んでガタを比べると、格段に少なくなっているのが解る筈です。

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XS650SP 其の参

残念、オーナーさん。
やっぱりエアクリーナーダメでした。
Img_0082.jpg
パッと見何とも無く使えそうですが、トントンッと軽く叩いてみると・・・
Img_0085.jpg
ご覧の様なスポンジのカスが出てきます。
やっぱり交換しないとダメでした。


Img_0086.jpg
カムチェーンを調整します。
いつも思うんですが、何でこのモデルにはロックナットが付いていないんでしょう?
絶対に動かないという自信が有るのでしょうか?YAMAHAさん。
Img_0087.jpg



Img_0090.jpg
一応タペットクリアランスも診ておきましょう。
規定よりチョット大き目にクリアランスを取ります。
人によって見解は異なりますが、少々音がでる位がGOODだと私は思います。
それと、長い事動かしていない為、OILが下に落ちてしまっているので、
ココからカムやロッカーアームにOILを挿しておきましょう。

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XS650SP 其の弐

何はともあれ、まずはキャブでしょう。
Img_0057.jpg

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流石に15年間放置されていただけあって、大分汚れています。
ですが、ガソリンを抜いておいてくれたので、中身は外見程ではありませんでした。
Img_0059.jpg
しかし、右側に比べて左側がやけに綺麗なのはナゼ?

いつも通り、キャブクリーナーを使って汚れを落とし、
灯油で仕上げの洗いをします。
エアーで各穴のチェック。
今回、バキュームピストンとフロートは、状態が良かったので付いていた物を使います。

組み付ける準備をします。
ボルトやらステーやらを、ボール盤に付けたワイヤーブラシで綺麗にします。
Img_0076.jpg

Img_0077.jpg

やっぱり本体が綺麗になったんやから、付属品も綺麗にしなければ。
こんな事、雇われの身やと出来ん事やけど、今は自分が満足いくまで出来るから幸せ!

さぁ、後は組み付けるだけです。
パイロットスクリューのスプリングが、オーバーホールキットの中に入っている物では合わなかったので、元の物を使用します。
Img_0079.jpg
径が太くて入りません。

バキュームピストンを付ける前に、目測で同調を合わせて、
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キャブ完成。

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CB50 其の壱

色々と予定が詰まってきたので、XS650SPと並行して、このCB50もやっていこうと思います。
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多分、1971年頃の初期モデルだと思います。
Img_0051.jpg
なかなかカッコイイですよね。
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以前、偶々通りかかった人に、「今度持ってくるから修理してよ」と言われていて、それから3~4ヶ月音沙汰が無く、チョット前にヒョッコリ現れて、修理をさせてもらう事になりました。
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現行で販売している、エイプのご先祖様的なエンジンです。

とりあえずエンジンはかかるのですが、スグに止まってしまう為、
キャブの清掃は必要でしょうが、まずはタンク内をコーティングしましょう。
Img_0035.jpg
以前に何処かのバイク屋でサビ取りをしたらしいのですが、コーティングまではしていなかったそうで、この様な状態でした。
オマケに中を良く見てみると、ボルトが一本挟まっていました。
おそらくサビ取りをした時のボルトでしょう。


ウチでも同じ様に、ボルトや鎖等を灯油と一緒に中に入れて、ガラガラやります。
Img_0055.jpg

剥がれるものが剥がれたら、何回か灯油でゆすぎ、綺麗になったところでシンナーを入れて脱脂します。
Img_0060.jpg
中が乾いたら、いよいよコーティング剤を入れますが、その前に挟まっていたボルトを取りましょう。
タンクの奥の方に挟まっているので、ただ棒で突っつくと、更にはまってしまいます。
Img_0063.jpg
そこでこの様に、長い棒の先に要らないボルトを溶接して、ひっかけて取ります。
Img_0065.jpg
これが挟まっていたボルトです。
難無く取れたので一安心。


Img_0066.jpg
ウチで使っているコーティング剤です。海外の製品なだけに強力です。
これを使っていて、失敗した事はまだ一度もありません。
ただ、この缶が非常に柔らかく、変形し易い為、きちんとフタが閉まり難く、
次に使おうと思ったら、中身が固まっていた。
なんて事はありました・・・・

コーティング剤を入れたら、タンク内に行き渡るようにして、
余分なコーティング剤を抜きます。
後は完全に硬化するまで2~3日待ちます。

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XS650SP 其の壱

今回の車両は、このブログを見た方から修理依頼を頂きました。
若い頃乗っていたという事ですが、動かさなくなってから15年位経つそうです。

という事で、現状動かないので引き上げに行きました。
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山梨県のK市まで、高速を使って1時間半位、
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インターを降りてから、チョット迷いつつ30分位でしょうか。
とても静かで住みやすそうな所です。
都心には引き上げに行きたくはありませんが、こういう所なら喜んで行っちゃいます。

オーナーさん宅へ到着して車両を見ましたが、
思っていたより状態は良かったので一安心、
78年式のXS650SPです。
修理の算段をチョット話して、オーナーさんも仕事の合間だったので、早々に引き上げて帰路へつきました。
(お土産ありがとうございました。早速子供達と頂きました。)
軽トラに乗せる時に変な感じがしたのですが・・・それはまた後日報告します。
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            Img_0045.jpg

店へ戻って来て、もう一度良く見てみます。
パッと見て、必要そうな部品をリストUP。
明日にでも部品を買ってきましょう。

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TX650 追加

「終わり」と思いきや、追加です。

普通はこんな事書かないと思うのですが、イイ事ばかり書いても卑怯なので、
ストレートに失敗をしました。

本日TXの納車でした。
ちょっとエンジンの調子が良くなくて、
引き渡してからずっと心配だったのですが、
案の定、オーナーさんから電話がかかってきて、
「まともに走れないから、引き上げに来てくれ」と言われました。

「昨日はあんなに調子良かったのに・・・」
速攻で引き上げに向かう途中、チョット気になる事が・・・

最後の試乗が終わって、仕上げにエンジンのヘッドナットを増し締めした時、
コンデンサー繋いだ記憶が無い

到着して早速タンクを外してみると・・・
大当たりでした。
コンデンサーを繋ぎ、プラグを交換、一応ポイントも磨きなおして、
エンジンをかけてみると・・
見違えるように好調になりました。
オーナーさん御免なさい。

エンジンとは逆に、私は凹みました。
いつもなら納車前にもう一度乗ってみるか、最低でもエンジンはかけるのに、こういう時に限ってゴタゴタしていて、どっちも出来なかった。
言い訳にしか過ぎませんが・・・・・・・

しかし、いつまでも凹んでいる訳にはいきません。
今後こういう事が無い様に、しっかりとやっていきます。
自責の念を込めて、ウチでは失敗も公開します。
この行為が自分の首を絞めようと、
イイ事ばかり書いて、悪い事は一切書かないなんて、卑怯な事は出来ません。以上。

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TX650 完

長かったこのTX650も、いよいよおわりです。
この記念すべき日に・・・デジカメが無い!!
嫁さんがディズニーランドへ行くという事で、持って行ってしまいました。

という事で、今回は画像無しです。

そんなにセッティングは狂ってないと思うのですが、
マフラーをヌケがいいものに変更したので、キャブの調子を診ておきます。

まずエンジンをかけっ放しにして、15~20分位放置、
止まらない事を確認。

次に試乗してみます。
・・・・・ちょっと不安が残る出来です。

左が右に比べて薄い様です。
サービス残業ですが、チョットこのままでは不安なので、
油面を調整して、全体的に左を濃くします。
何回か調整を繰り返して、まぁまぁな所で止めときましょう。

本気でやると莫大に時間がかかってしまうので、
流石にサービスでは出来ません。
後はオーナーさんが「やる」というので、お任せしましょう。

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TX650 其の拾五

参った、
混み過ぎ・・・今まででナンバー1の混み具合でした。

今日は、八王子の陸事に車検を取りに行ったのですが、
年度末なのと、検査のレーンが一つ使えなかったという事もあり、
非常に混んでいました。
なにせ、一時間近く並んでやっと1回通れたんです。
(普段なら、少なくとも4~5回は通っています。)

残念ながら、ヘッドライトの光軸がうまく合わず、何回かやり直さなければいけませんでした。
良い検査官さんだったので、時間いっぱいまでやらせてもらって、やっと通せました。
ほんと、検査官さん「ありがとう」


で、ついでに出来上がったシートを取りに行って、
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マフラーもオーナーの希望の物を仮付け
Img_0100.jpg
どうでしょう?オーナーさん。
Img_0101.jpg
シートの色は希望の物に近いと思うんですが・・・
Img_0103.jpg


さぁ、これで明日最終の調整をして、良ければ終了です。

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TX650 其の拾四

バックステップを取り付けます。
これもアールプロジェクツで販売している、
スウェーデンのRaaskというメーカーの物です。

海外製品では良くある精度の悪さは、このRaaskでも健在です。
国産の製品に慣れている人には、信じられないかもしれませんが、
海外製品でポン付けが出来る物は、ほとんど有りません!!

とは言っても、大した事はありません。
チョット削ったり、ワッシャーを追加したり、が出来ればイイ程度です。
今回もそんな感じでした。

Img_0088.jpg
穴の位置がチョットずれています。
Img_0089.jpg
しっかりはまらないので、ステッププレートが浮いてしまいます。

穴を少し広げて、プレートをしっかりと取り付けます。
振動が多いバイクなので、ナットに平ワッシャーとスプリングワッシャーを追加したいのですが、
ナットだけでもペダルに干渉してしまうのに、そんな物を追加したら、取り付けが出来ません!
Img_0091.jpg

なので、ペダルの取り付け部分にスペーサーを追加。
Img_0097.jpg
これで左側はOK

続いて右側
Img_0092.jpg
こちらもリンクアームがナットに干渉しています。
リンクアームの取り付け位置をずらせば大丈夫なのですが、
正規の位置に取り付けたいので、アームを少し削ります。
Img_0093.jpg


こんな感じでステップの取り付けも完了、
シートがまだ張替え中なので、また私のTXからシートを外して、とりあえず付けておきます。
Img_0096.jpg
これで車検仕様の完成。

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TX650 其の拾参

Img_0070.jpg
オーナーさんの即決により、日野のアールプロジェクツで販売中の「ミクニ TM-RS」に決定!

早く乗りたいであろうオーナーさんの為に、早速取り付けて車検を取りましょう。


BUT!!年度末の為でしょうか、予約が取れません!月曜までいっぱいです!!
一気にテンションダウン↓

ですが、ココは良いように捉えて、おっつけ仕事で取り付けるより、
ちゃん取り付ける時間が出来たと考えましょう。

まずは、新しいインマニを液体ガスケットを使ってしっかりと取り付けます。
今回は価格を抑える為に、SETではなく単品でキャブを購入した為、
サイドカバーがそのままでは付きません。
Img_0072.jpg
アイドリングアジャストスクリューが干渉するんです。
なので、このスクリューを小さい物に変更、
Img_0075.jpg
若干ベースを曲げて、
Img_0078.jpg
これでもまだ少し干渉はしているのですが、
「サイドカバーは付けないかも」という事なので、これでOKにしましょう。
Img_0074.jpg
下側の連結ステーも干渉するので取り外します。上がしっかり付いているので大丈夫です。
アクセルワイヤーも、セパハン用を作製
Img_0080.jpg
ガソリンコックも干渉します。
Img_0084.jpg
スペーサーを咬ませて少しタンクを浮かせます。
Img_0085.jpg

パワーフィルターを付けると、キャブを支えているのはインマニだけという事になります。
そうすると、インマニに大分負担がかかります。
使っているうちにインマニが割れるかもしれません。
簡単ですが、もう一点キャブを支える所を作ります。
Img_0083.jpg
こんな金具と針金を使って、フレームからキャブを吊ります。

これでキャブの取り付けは完了、
エンジンをかけてみます。

ん?おや?ちょっと回転の落ちが悪くない?
ピン!ときました。
チョット気にはなっていたのですが、ガバナのスプリングが弱い!

Img_0086.jpg
ビンゴです。
少しスプリングをカットして、強くしましょう。

これでエンジンは、車検が終わってからキャブの最終調整をしてOKでしょう。

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TX650 其の拾弐

かくなる上は、キャブ本体の不良以外には無いでしょう。
という事で、私のTXからキャブを部品取り!
Img_0058.jpg

あはれ、我がTX
どんどん部品を取られていく・・・・・

Img_0060.jpg
交換完了
ミクニVMキャブです。

このキャブを付けるに当たって、インマニも交換しなければいけなかったので、
取り付け時に使う液体ガスケットが乾くまで、待ちです。
本心はサッサとエンジンをかけて良否を判断したいのですが、ここで焦っても仕方ありません。

待っている間に出来る事を、
フロントブレーキを終わらせましょう。
買ってきたシールをキャリパーに組み付けて、
元の様に組み付けます。
・・・エア抜きも大体終わった頃、・・・何か垂れました・・・
またモレテル~
Img_0064.jpg
今度はコッチかい!!
仕方が無い、折角エア抜きも終わりかけたけど、ホースを外して銅ワッシャーをチェック
Img_0065.jpg
面がガタガタなので、オイルストーンで面を出して組み付けます。

三度目の正直、今回は何処からも漏れて来ません。
水洗いをして完成。

エンジンをかけるのはまだ待ちましょう。
    辛抱辛抱

オーナーさんのプレッシャー?催促?を受けましたが、まだ待ちます。
   焦らしますよ~

本日の営業終了一時間前、解禁
Img_0067.jpg

エンジンかかってますよ、順調にアイドリングしていますよ!!
十五分位かけっ放しにしましたが、止まる気配ナシ
Img_0069.jpg
プラグもずっとアイドリングだったのでこんなもんでしょう。

抜けましたよ、迷走街道。
さぁ、オーナーさんどうします?
選択肢は3つ
・意地でもノーマルキャブを探す
・ミクニTM-RS
・ミクニVM
連絡待ってま~す。

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TX650 其の拾壱

迷走中のTXですが、いい加減やる事は大概やってきたので、
原因も消去法により絞られてきました。
ココでは詳しく書いていませんが、バルブタイミングとか、タペットクリアランスとか、混合比を濃くしたり薄くしたり、実は色々やっています。

残るは「キャブ本体の不良」若しくは「ポイント」という事になりました。

まずはポイントです。
これもオーナーさんが一生懸命やったらしく、「時期」「ギャップ」はバッチリでした。
私もココは大丈夫だと思ったのですが、
可能性の有る箇所は自分でやらないと不安なので。

Img_0054.jpg
いつかの様にポイントを分解して、面を磨きます。
Img_0056.jpg

若干、合わせが悪かったので、
閉じた時にピタッと閉じる様に、ペンチでポイントを曲げて調整します。
Img_0057.jpg

組み付ける時に、稼動部のグリスアップと、面の脱脂をしっかりとやります。

後はいつもの様にギャップと時期を合わせて・・・

・・・・・やっぱりダメですね。
少しは良くなった様な気はしますが、やっぱり止まっちゃいます。

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TX650 其の拾

セッティングが袋小路に入ってしまったので、
気分転換に車体の方を進めていこう。

チョット移動させるにも、ブレーキが使えないとスゴク不便なので、
まずはフロントのブレーキを復活させましょう。

オーナーさんが自分でオーバーホールしたらしいので、
ブレーキフルードを入れてエア抜きすれば完了!
のハズだったのですが・・・・・

リザーブタンクのフタを外してあったもんやから、
Img_0033.jpg
ご覧の様にゴミが!!
一応ゴミは取り除きましたが、Img_0034.jpg
大丈夫かな?

Img_0036.jpg
銅ワッシャーやガスケットが付く部分は、塗装を剥がしておきましょう。

セパハンなのでチョットやり難いですが、
フルードを入れてエア抜きをします。
しばらくすると・・・ブヂュブヂュッ
・・・・・・・・・嫌な音がしました。
Img_0042.jpg

フルードがモレテル~

キャリパーの合わせ面からです。

急いでフロント周りを水で洗って、フルードを洗い流します。
<ブレーキフルードは塗装を侵すので注意>

キャリパーを分解してみると、
Img_0047.jpg

Img_0048.jpg
合わせの部分に入るシールが、上手く入っていなかったんでしょう。
押し潰されています。これでは再利用は不可能です。
仕方ありません、新しくキャリパーのオーバーホールキットを買ってきましょう。
ちなみに値段は5千円です。

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TX650 其の九

なかなか終わりが見えない・・・
どうしたもんかねぇ~

まともにアイドリングしてくれない!
プラグが両方ともススケてしまったり、
左だけカブったり、
思い当たる不安材料を手当たり次第潰しているのに、一向に当たりが出ない。

車検用で、ノーマルのマフラーを付けているんですが、
これがまたヌケが良すぎる!
Img_0049.jpg

Img_0052.jpg
中を覗くと向こう側が丸見え。

ノーマルって隔壁の構造やったような?
初期は違うのか?
まぁ、何にせよヌケ過ぎなのは確かなので、
私のTXに付いている、特製パワーサイレンサーに変更
Img_0053.jpg
本来このサイレンサーも筒抜けなのですが、グラスウールをギッチギチに詰め込んで消音しています。これで私のは調子がいいのですが・・・やっぱりダメでした。

う~ん、キャブの問題なのだろうか?
ヘッドをやっていないという不安が、どうしても有るんですよねぇ。

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TX650 其の八

いや~、最近更新のペースが下がって来ていて、「頑張らな」とは思っていたんですが、
昨日、このTXのお客さんから「エンジンまだ?」と、催促がかかってしまった。

お客さんもこのブログを見てくれている様で、なかなか進まないので気になった様です。
実は、とっくにエンジンは組み上がっていて、
Img_0028.jpg
車体にも積んであるのですが、イマイチというか、全く調子が出ずに悩んでいる最中だったのです。

オーナーであるO市のKさん、
更新が遅れていてスイマセンねぇ、
更に、パソコンが出来ない父親に代わって、更新のチェックをさせられている娘さん、
ゴメンなさいねぇ、まだまだ当分かかりそうです。
花粉の猛威と戦いながら頑張っていますので、何卒気長にお待ち下さい。



ついでと言っては難ですが、
たまにXSやTXで、オルタネーターからの配線が
Img_0029.jpg
この様になっていたり、もろにドライブチェーンと干渉しているケースがあります。
本来はこうなっています。
Img_0030.jpg
断線しかかっている物も見たことが有りますので、組み付ける時は気を付けてください。

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TX650 其の七

Img_0013.jpg
バルブスプリングコンプレッサーを使って、ヘッドを分解します。

Img_0012.jpg
出てきたバルブです。
OILとカーボンでコテコテなので、これを掃除します。
Img_0016.jpg
フェイス部分も、Img_0017.jpg
この様にカーボンが固まってしまっているので、
Img_0018.jpg
カーボンを除去!!
ヘッド本体もお掃除します。
Img_0015.jpg

全て綺麗にしたら、ステムシールを新品に換えて組み直します。

組み直したら、結果は解っているのですが、一応点検します。
燃焼室にガソリンを溜めて、Img_0026.jpg
インマニとエキマニからエアを吹いてみます。
画像の様に泡が出て来るという事は、完全に密着していないという事、
残念ながらイマイチなヘッドですが、仕方ありません。
出来る事はやったので、これで組みます。

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TX650 其の六

お客さんとの話し合いの結果、
「ヘッドには手を入れず、シリンダーをオーバーサイズのピストンに合わせてボーリング」
という修理内容になりました。

個人的にはヘッドまできちんとやっておきたいのですが、
お客さんの都合もありますので、無理強いは出来ません・・・
(ハァ、これで調子出るかな?)

ちなみに、ピストン/シリンダークリアランスは・・使用限界の0.1mmを超えていました。
リングギャプは・・1st 0.6mm
         2nd 1.0mm以上
         OIL 1.0mm以上 
 でした。
2ndとOILリングは使用限界を超えています。


シリンダーはいつも通り、「三留兄弟製作所」さんに送って、
帰ってくるまでの間に、ヘッドを出来るだけやってしまいましょう。

まずはヘッドカバーから
Img_6021.jpg
ココにOリングが入っていますので、特に問題はありませんでしたが、新品がガスケットSetの中に入っているので、交換しておきます。

OILラインも確認しておきましょう。
Img_6022.jpg
解ります?この穴からOILが出てきますので、ちゃんと通っているか確認しておきましょう。
ちなみに、私のTX650はココが詰まっていて、カムが焼きつきました・・・

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TX650 其の伍

Img_6013.jpg
ヘッドカバーを外した所です。
この時にカムの位置や、カムスプロケットの合いマークの位置を確認しておきます。

カムチェーンテンショナーを外して、カムチェーンをカットします。
カットしないでもカムが外せればいいのですが、XSやTX650は切らないと外せません。
カットする時は、専用の工具も有るのですが、私の場合はサンダーでカシメの部分を削って外します。もちろん削りカスがエンジン内に入らない様に、ウエスで他の部分を覆ってからですが。

Img_6015.jpg
カムを外したら、チェーンが中に落ちない様に針金で何処かへ結び付けておきましょう。
プラスチックハンマーで、フィンを割らない様に水平にコツコツ叩いて、ヘッドを浮かせます。
ココで焦って強く叩き過ぎて、フィンを割らないように注意!
1~2時間叩き続けることもザラです。

Img_6016.jpg
ヘッドを外した所ですが、解ります?
OILが溜まってますね。
Img_6017.jpg
これは右側のピストンですが、バルブリセスにOILが溜まっているのが解ると思います。
これじゃぁ白煙も吐きます。調子も良い訳が無い。
Img_6018.jpg
燃焼室もOILでベッタリ、もちろんカーボンも。

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TX650 其の四

Img_6000.jpg
突然ですが、エンジン分解中です。

一気にやってしまおうと思っていたあまり、ついつい写真を撮るのを忘れていました。
相変わらず、このエンジンは一人で降ろすのはシンドイ!
まだ若いから出来ますが、年をとったら絶対に一人では出来ないなぁ。
Img_6001.jpg
心臓の無いTX650です。

Img_6004.jpg
ポイントのハウジングを外した所ですが、ガスケットは新品に交換しているのですが、古いガスケットが本体に残ったままでした。
これではいくらガスケットを新しくしても意味がありません。
古いガスケットは完全に除去しましょう。


Img_6010.jpg

このエンジンを分解していて、気になった事があるのですが、ココ、上の画像の部分、国産エンジンのクセに、造った時のバリが酷くて工具が入りません。
こんな事、英車では当たり前にある事ですが、国産では初めてお目にかかりました。まだまだ私が経験不足なのか、それとも本当にこんな事は稀なのか・・・・・?

次いで
Img_6012.jpg

エンジンのボルトが、アメリカインチの1/2を多用している事、
本来ならばボルトの頭が12mmのハズなのに、そこがことごとく1/2になっています。
やはり輸出使用だから?それとも途中で誰かが変えたのか?

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TX650 其の参

時間は前後するのですが、電装系の不具合を修理しましょう。

ウィンカーの点滅不良なのですが、
左は正常に作動するのに、
右を出すと、点滅が弱く、テールランプやらパイロットランプも一緒に点滅します。

お客さんはこれに大分手こずっていた様で、「思いつく事はやったが解らん」との事、
「後はウィンカーリレーか?」と言っていましたが、左が正常なので、リレーは大丈夫でしょう。

チョット配線を見た所、
第一の原因
Img_5992.jpg

良くある事で・・・
以前もXS650SPの時に有った様に、配線を「よって」ビニールテープで巻いただけ、
これでは接触不良が起きても不思議ではありません。
ちゃんとギボシを付けて処理します。
Img_5993.jpg

反対側も同じ様になっていたので、同様に処理しました。Img_5994.jpg


そして、第二の原因
Img_5995.jpg

ウィンカーの電源になっている配線をたどっていくと・・・
パイロットランプやらメーターランプにつながっています。

そんなアホな、こんなとこから電源とったら、そらぁ~みんな点滅するわ。

まぁ早い話、電源とアースのつなぎ間違いでした。

Img_5996.jpg

この4本ギボシが刺さっているメスのギボシが、それぞれ電源とアースな訳ですが、
これを付け間違えたんですねぇ。
旧車の場合は、配線の色が色褪せているので、結構こういう間違いはあります。

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TX650 其の弐

エンジンがダメなのだと思うけど、
一応調整の範囲でどうにかならないかやってみましょう。

お客様が自分で何回もやったらしいのですが、
一応キャブを外して掃除をします。
Img_5964.jpg

アイドリングの調整ネジが、いっぱいまで締めこまれています。
こうしないといけないという事は、明らかにどこかおかしい証拠。

キャブを外してやり易くなった所で、カムチェーンの調整です。
Img_5970.jpg

解るでしょうか?
ネジを切ってある物の中に棒が入っているのが解りますか?
これを面位置になる様に合わせます。
Img_5971.jpg

こんな感じに。
文では説明し難いので、画像を良く見比べてみてください。

キャブを掃除します。

Img_5981.jpg

Img_5983.jpg

Img_5984.jpg

Img_5986.jpg

新品の部品を組んであるし、何回もやったと言うだけあって、
綺麗になってはいますが、まだ細かいゴミがコビリ付いています。
小さなゴミですが、剥がれてジェットを詰まらせるかもしれないので、
出来るだけ取り除きます。

Img_5989.jpg

Img_5988.jpg

Img_5990.jpg

後は元通り組み付けますが、
フロートレベルが左右で違っていたので、同じ値になる様に調整します。
同調も簡易的にですが合わせておきます。

ついでにタペットも見ておこうと思ったのですが、
Img_5972.jpg

インマニを外さないとカバーが外せません。
しょうがない、この際なのでインマニも一度外して、きちんと付け直そう。

タペットは問題無かったので、液体ガスケットを使ってインマニを取り付けます。
万全を期す為に、キャブを付けたら液ガスが完全に乾くまで一晩放置します。



で、今日エンジンをかけてみたのですが・・・・
やっぱりアカンわ。
Img_5998.jpg

右のプラグがオイルでベットリ、
これはもう「エンジンオーバーホール」コースですね。

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プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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