FC2ブログ

2019-12

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の参拾八

sn 1




走りは問題無かったんですが、
危惧していたオイル漏れが起きてしまいました。
やっぱりねぇ~、
前回は何とか漏れなかったので、今回もひょっとしたらイケるかと思ったんですが、
ダメだったようです。

オイル漏れを起こしている箇所はココ、
sn 265
ヘッドとシリンダーの隙間。
スタッドを伝って漏れ出たオイルが、ココから結構漏れて来ます。
原因は完全にアソコですね。

ヘッドカバーを開け、ロッカーBOXを取り外します。
sn 266
このエンジン、オイルがスタッドの一本から上がって来て、
ロッカーBOX内を通ってヘッドの潤滑をしています。
そのスタッドがコレなんですが、
sn 267
ココをオイルが上がって来るという事は、
スタッドの通るヘッドの穴と、スタッド自体の間に隙間が有れば、
当然そこからオイル漏れを起こしてしまいます。
それを防ぐ為に、Oリングが入っているんですが、
今回はそのOリングが入手出来なくて、
適当に見繕ったOリングを使用したんです。

それでも今回ヘッドをやるまではオイル漏れは起こさなかったんですが、
今回は起きちゃいました。
対策としては、本国からの部品供給をまた数ヶ月待つか?
国内で合うサイズの物を何とか見つけるか?
間に合わせ部品でどうにか対処するか?
3択です。





これ以上の部品待ちは財政的に厳しいので、
何とか対処しましょう。
で、考えたのが、、、、
sn 268
Oリングの2段重ね。
内径、外径はほとんど合っていますが、カサがチョット足りないみたいなので、
2段重ねでどうでしょう?

ダメ元でもやってみるしかありません。
これで組んでしばらく試乗してみた結果、
オイル漏れなし!
間に合わせ手術成功です。
sn 269
sn 270
以前からイタリアンの小さいバイクには興味が有りまして、
いつかこの辺りをやってみたいとは思っていましたが、
良くも悪くもイタリアンって感じでした。

前後のホイールが得体の知れない物に代ってはいますが、
走りの楽しさに免じてそこは目をつぶりましょう。
きっとオーナーさんにも気に入って頂けると思います。
国産とはRブレーキとミッションが逆なので、それに慣れないといけませんけど。
スポンサーサイト



モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の参拾七

sn 1




ガイドの作成とバルブシートの摺り合わせ。
その他諸々やって頂きまして、
sn 256
ヘッドが帰って来ました。
sn 257
いっその事ステムシールが付けられるようにしてもらおうかとも思ったんですが、
合うシールを探すのも大変ですし、
旧車独特の、『敢えて漏らして潤滑している設計』かもしれませんので、
下手な事はしないでおきます。

sn 258
ヘッドの組み立てはスグに終わりまして、
分解時に発見した、
あの盛大にはみ出した液ガスをキレイに取り除き、
sn 260
ガスケットを2枚切り出してインマニ、キャブの取り付け。
sn 262

一応、液ガスが乾くのを待ってから試乗に出ます。
これで恐らく終わりに出来ると思うんですが・・・・・



まずは15分程の試乗をして戻ります。
ウンウン、調子は良いですね、大丈夫じゃないでしょうか?
バイクから降りてプラグの状態でも見ようかと・・・・・・
sn 263
え?
sn 264

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の参拾六

sn 1




電気問題が解決しましたので、
あとは納車に向けての試乗を重ねていけばOK。



あれ?何度か乗っていると調子が悪くなって来ました。
エンジンはかかりますが、アイドリングが続きません。
プラグを外して確認してみると、オイルで汚れています。



ヤバイかな?
やっぱりエンジンは内燃機屋さんに出した方が良かったですかねぇ~
しかし、あのクリアランスでオイル上りは考え難いんですよね。
そうなるとヘッドからのオイル下がりでしょうか?

・・・・・・そんなにオイル下がり起こすほど、ヘッドにオイルが上がっているんでしょうか?
とてもそんな量が上がっているとは思えないんですけど。。。
sn 247
今回は腰上だけの分解なので、
オイルは抜かなくてもいいかな?

そう思って無造作にパカッとヘッドカバーを開けました。
すると、予想に反して『どぶゎ~っ』とオイルが溢れ出て来ました。
sn 248
え~~~~、ウソ、こんなにオイル上がって来るの?
慌ててオイル受けを用意して、オイルまみれになってしまったエンジンをキレイにします。

コレだけオイルが上がって来ているのなら、オイル下がりを起こしても不思議ではありません。
っていうか・・・・多くない?
オイルポンプの改造をやり過ぎたのか?
でも、ヘッドの構造上バルブがオイルにどっぷり浸かるのは避けられないので、
やっぱりバルブガイドのガタが大きな原因と考えるのが妥当でしょう。

先の分解作業では、
ヘッドは取り外しただけで何もしていませんからね。
やっぱりやる事はしっかりやらないとダメって教訓です。

内燃機屋さんに送る為に付属部品は外しますので、
今回初めてインマニを外したんですが、
sn 249
イヤイヤ、これはちょっといくら何でも素人作業甚だしいですね。
sn 250
液ガス塗り過ぎですよ。
ちゃんとやる事やっていれば、コレも前回分解時に気付いた事なんですけど、
やっぱり手抜きしようとすると自分に帰って来ますね。

sn 251
sn 253
ヘッドを分解し、バルブとガイドのクリアランスを確認してみると、
やっぱりちょっと大き目のガタが有りました。

バルブもピストンと一緒に注文したんですが、
届かないって事は注文時には在庫が無かったんでしょう。
待っていたらいつになるか解りませんので、
元のバルブをキレイにして使い回しましょう。
sn 254
sn 255
磨く前はカーボンだらけで汚れていますが、
磨けばまだキレイになりますし、使えない事は無いでしょう。

あとは「三留兄弟製作所」さん宜しくお願いします。

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の参拾伍

sn 1




交流から直流に変える事で、劇的にヘッドライトは明るくなりました。
とは言っても、旧車レベルでの話ですよ。
しかし、次なる問題が発生。
ヘッドライトを灯けると充電量が不足します。

やっぱりね~
予想はしていました。
只でさへギリギリ位でしたから、
これにヘッドライトまで灯けたら、そりゃ~足りなくなりますよね。

それならば、整流方法を変えましょう。
sn 241
このブリッジダイオードを使います。
上手くすればこれで解決出来る筈です。
問題は何処にダイオードを設置するかという事なんですが、
やっぱりバッテリーBOX内ですよね。
sn 242
オリジナルの物にはあまり穴を開けたくないんですが、
仕方有りません。
出来るだけ目立たない所に穴を開けて設置。
それに伴って、配線も若干変更になりますので、
折角まとめたメインハーネスですが、一部やり直しをします。

これで充電上がってくれるかなぁ~
エンジンをかけて計測してみると・・・・・ダメだ。
全然上がりません。
ありゃ~、って事はちょっと考えましょう。



う~ん、多分こうすれば電圧上がると思うんですが、
sn 246.5
ACG内をちょいとイジリました。
中々に繊細で微妙な作業だった為、
ココだけで1日かかっちゃう位難儀な作業でしたが、
その甲斐も有って無事に電圧が上がって来るようになりました。
ふぃ~~~
あれだけ苦労したのに何も成果が出なかったら凹みますからね。
良かった良かった!


最後に、メインハーネスをもう一度まとめ直して、
sn 246
これで今度こそ電装は終わりです。

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の参拾四

sn 1




やっとクラッチワイヤーを作り直せましたので、
ケースカバーを閉めちゃいましょう。
ちょっとネジの締め具合が怪しいので、
sn 238
ネジ穴をタップでサラって、
元はガスケットは付いていなかったのですが、
オイルは入っていないとはいえ、電装品の入っている所ですから、
外部から水の侵入が有ると不味いです。
ウチに有るガスケットはオイル用ではありますが、
外部からの水の侵入の場合は、そんなにバシャバシャかかる様な事は有りません。
ウチのガスケットでも十分対処出来るでしょう。
sn 239
型取り、切り出し、これで大丈夫でしょう。

いよいよ本格的な試乗に出ます。
まずは近場から、2~3kmの試乗。問題無ければ10km位。
中々調子は良いですね。
走っていても面白いですし、思っていた以上に楽しいバイクです。
コレはもう納車間近ですね。
店に戻って来て、入り口のガラスに当てながらライトのチェック。

・・・・・これライトめっちゃ暗いな。
正に行灯。
これは自転車のライトの方が全然明るいです。
オーナーさんは通勤で使われるでしょうから、
ライトが暗いのはちょっと危険です。

昼間しか乗らないというのなら、このままでもイイかもしれませんが。
一応オーナーさんに聞いてみましょう。


やはりライトが暗いのは問題みたいで、
対処を頼まれました。
方法としては、今は交流で取っているライトの電源を、
直流で取れば明るくなるはずです。
その為にも、今はメインスイッチと共同になっているライトスイッチを分けないといけません。
普通ならハンドルにライトのON・OFFスイッチを付けるんですが、
スペースが無くて付けられません。

さてさて、何処に付けたらいいでしょう。
下手な所に付けると使い難いですからね。
sn 243
ココに決めた!
このワーニングランプ、使ってないんですよね。
ですから、このレンズの穴を利用して、
sn 244
チョット穴を拡大しましたが、
新しく開けるよりは手間はかかりません。

これでどうでしょう?

«  | HOME |  »

プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する