FC2ブログ

2018-10

ADREL いかにもドイツ車 其の参拾

まずはミッションケース内をキレイにしましょう。
2017 12 adler 222
幸い、ベアリングとかは全然問題有りませんでしたので、
溜まった汚れだけ取り除きます。

次に、ミッションを分解していきます。
部品を組む順番を間違えない様に、裏表が無いか確認しながら分解。
2017 12 adler 223
カウンター側は何の問題も無く全て分解出来ましたが、
メーン側がちょっと難儀でした。
まず、ウッドラフトキーが外れない・・・
この手に作業をやる方は経験が有るかもしれませんが、
あの小さな部品、あれが嵌り込んでしまうと取り出すのは厄介なんですよね。
通常なら、頭を出している部分は絶対に掴めませんから、
何かで叩き出さないと出て来ません。
しかし、あまり派手に叩くとキーが潰れてしまい、更に厄介になる。
何とか端の方を叩いて、浮き上がって来たトコロを掴む!
コレに限るんですが、中々浮き上がって来ません。
根気強く粘り・・・・・・・・・・・
2017 12 adler 224
やっと外れた。
コレで作業が進みます。
って思ったら、次のギヤがやたらと固い、
コレはプーラーを使わないとムリだ。
ギヤプーラーをかけて、
2017 12 adler 225
流石にコレなら外れるでしょう。
キリキリセンターボルトを締めていくと、
ギチッ
うわっ、めっちゃ嫌な音。。。
でも外さない訳にはいきませんから、
ギチギチギチッ
ちょっと!ホント大丈夫?
壊れたりしない?
何でこんなキチキチのクリアランスで作ってるの?

こわいよ~、温めてからやった方が良かったかも。

それでも、何とか無事に分解が終わり、
2017 12 adler 226
洗浄してサビを取り除きます。
動作確認の為に再度組み立てて、
動きを確認しながら組み立てます。



なかなかに面白い構造ではあるんですが、
そのお陰でケース内に収めるのが非常に面倒臭い。
エンジンを降ろして、ゴロンと横倒しにすれば楽なんでしょうが、
このままやろうとすると色々とイライラさせられます。



試行錯誤して色々試し、やっとミッションが収まりました。
出来る事ならもう2度とやりたくありませんね。
次も上手く出来る自信が有りません。

問題の動作の方ですが、
やっぱり錆でシフター機構の動きが妨げられていたようで、
キレイにした事で正常に動作するようになりました。
やったね、部品待ち無しで直ってくれました。

この後、シフトペダルがケースに当たるので、
当たる部分を削り、点火時期をもう少しイジッテから試乗。
まぁ、全然パワーが無い感じですが、
ナンバーが無い為、店の前をチョロッと走る程度しか出来ませんので、
今回はこれにて作業終了。

後の作業はオーナーさんにお任せします。
素人さんながらも、旧車業界が長いようなので、
ココまでやって有れば後はご自分で出来るでしょう。
幸い、息子さんも出来る方みたいですし。

完調まで先は長いと思いますが、
もしまた何か出来ない事が有ったらご用命ください。
スポンサーサイト

ADREL いかにもドイツ車 其の弐拾九

いざ、ミッションオープン!
2017 12 adler 215
思っていた程錆は酷くないようですね。
2017 12 adler 216
でも、肝心のシフトドラム部分が水に浸かっていたんでしょうね。
ここら辺が動かなかった原因だと思われます。

ケースからミッションを取り出しますが、
未知のミッションですから、取り出す時は注意して取り出します。
何処に何が付いているのか?
部品の配置など、出来ればそのまま崩さない様に・・・・・
2017 12 adler 217
ギヤ関係は特に問題は無いと思います。
固着している物も有りませんし、壊れている部分も有りません。
問題はやはりシフター部分。

2017 12 adler 2182017 12 adler 219
2017 12 adler 2202017 12 adler 221
もう説明不要ですよね。
見て頂ければ状況はお解りかと・・・・
う~ん、壊れてはいないみたいですが、
とりあえずキレイに洗ってみてからですね。

ADREL いかにもドイツ車 其の弐拾八

エンジンは開けたモノノ、
期待していたほどクランク内に水分は溜まっていませんでした。
まぁそれでも、ちょっと期待しながらエンジン始動。
モモモ~ン・・・・・
相変わらず始動性は良いんですよね。
モモ・・・・モモモン・・・・モ~ン・・・・・・
やっぱりダメだ、フケ上がらないですね。
エンジンではありませんでしたか。
そうなると何でしょうね?


・・
・・・
ん?そう言えばキャブのセッティングをイジッタままですね。
期待薄ですがキャブを元に戻してみましょう。

モモモ~ン、ブモ~ン!ブモ~ン!
あ、フケるようになりました!
エエっ!?
やっぱりあの溜まっていたのが原因だったんでしょうか?
あの程度でも影響有るんですね。
にわかには信じ難いんですが、あの作業の後に調子が良くなったって事は、
そういう事なんでしょうね。

まだ本調子ではありませんが、
とりあえずフケる様になりましたので、
次はミッションをやりましょう。

2017 12 adler 210
このエンジン、クランクケースが縦にも横にも割れません。
ケース自体は一体の鋳物なので、ミッションとクランクを取り出す場合は、
こっち側から引き出して整備します。
オイル漏れの心配は少ないんですが、どう考えても整備性が悪いですよね。
イタリアンバイクでは偶に有るようなんですが、
ドイツ車でこんな整備性が悪い構造を採用するなんて・・・・・・
何か魔が差してしまったんでしょうか?

文句を言っても仕方有りません。
分解を進めます。
クラッチを取り外し、このデカイギヤを外します。
IMG_6483.jpg
センターのナットを外したら、
開いている二つの穴にボルトを捻じ込んで、センターのシャフトを押せば外れる筈、
よく有る外し方ですから、大して苦労はしないと思っていたんですが・・・
IMG_6484.jpg
え?
このネジ穴って7mm?
持ってないよ~7mmのボルトなんて・・・・


一応ウチに有るネジの山を探したんですが、残念ながら有りません。
仕方ない、ダイスは有りますので、コレでネジを切るしかないですね。



作ってはみたものの・・・・・合わない。
7mmなのは間違いないんですが、ピッチが違うのか?
ネジが入っていきません。
え~~~、他のピッチのダイスなんて持っていませんよ。
そもそも、正解のピッチっていくつなの?
穴が小さくてピッチゲージが入らないんですよ。

仕方ない、下手な事はしたくないので、ギヤの外周を掴む方法で行きましょう。



爪が入らん。。。。。
どうやってもギヤプーラーの爪が入りません。

やはり当初の方法でやる方が良さそうです。
ネジ穴を既存のピッチで切り直して外しましょう。
あまりやりたくない方法ですが、仕方有りません。
ウチにも色々と事情が有ります。
IMG_6485.jpg
何とかプーラーを使えるようにはしましたが・・・・
やっぱりね、そう簡単には外れてくれません。
7mmのネジではそうそう無理は出来ませんので、
壊さない様に力を加え、例のごとく温めて冷やして、
慎重にやります。

ほぼほぼ1日がかりで、
IMG_6487.jpg
やっと外れました。
もうここまでで10万円位工賃欲しいです。正直。



ADREL いかにもドイツ車 其の弐拾七

前々から可能性としては考えていたんですが、
エンジン・・・・・・ちょっと怪しいんじゃないですかね。

あれだけキャブやミッション部分に水が浸入した痕跡が有りますので、
エンジン部分にだけ入っていない訳は無いですよね。
セッティングを変える度にプラグもチェックして、
カブリ過ぎたら交換もしているんですが、
水らしきモノも付着している場合がほとんどなんですよね。

2017 12 adler 201
オーナーさんにも一応経緯を説明して、
エンジンを開ける許可を取りましたので、早速取り掛かりましょう。
こういう時は2ストロークは助かりますね。
2017 12 adler 202
開けるの簡単。
2017 12 adler 203
ただ、スタッドが緩んでいる所も有りましたので、
どうせなので全部抜いてしまいましょう。
その方が色々と作業がやり易いですから。

肝心のクランクケース内はどうでしょうか?
2017 12 adler 204
う~ん、思っていたほどは溜まっていませんね。
ここで決定的なモノを見つけたかったんですけどねぇ~
まぁ、出来るだけ吸い出してみましょう。
2017 12 adler 205
2017 12 adler 206
・・・・・・・・・・・こんなモンか・・・・・・・・・
チョット根拠には厳しいなぁ。

ついでなので各部のクリアランスも計っておきたいトコロでしたが、
リングを外そうとして折ってしまっても嫌なので、
ココはノータッチでいきます。
2017 12 adler 209
ピストンやシリンダー壁には目立った傷は有りませんでしたので、
ヘタリは有っても完全にダメって訳ではないはずです。

2017 12 adler 207
古いガスケットをキレイに取り除き、
2017 12 adler 208
新しいガスケットを切り出して、
エンジンを組んでしまいましょう。
コレで何か変化が有るでしょうか?

ADREL いかにもドイツ車 其の弐拾六

あそこまでやってまだ足りないという事は、
完全にキャブがおかしいのか?
原因は他に有るのか?
どちらかでしょう。

キャブは一回掃除しましたので、
大丈夫だと思うんですが、念の為にもう一度確認しておきましょう。
2017 12 adler 192

分解をしていく中、「アレ?これってもしかして?」
メインジェットらしきモノを発見。
いや、以前分解した時も見てはいたはずなんですが、
先入観でこんなトコロに有る訳ないと思っていてスルーしてしまったと思われます。
2017 12 adler 193
ココに付いてました。
2017 12 adler 194
多分これがメインジェットですね。
そして、その奥のボルトに有るのが、
2017 12 adler 195
2017 12 adler 196
スロージェットだと思われます。

一体何を見ていたんだ!
って怒られそうですが、付く位置が絶対おかしいと思うんですよ。
スローは解ります。
この場所に有っても問題無いでしょう。
しかし、メインは・・・・・・・これホントに意味あるの?
って位置ですよ。
2017 12 adler 197
2017 12 adler 198
フロート室と、キャブ本体を繋ぐ燃料通路の途中。
こんなトコロに有るのは初めて見ました。
しかも、この燃料通路で計量して、そのままメインボア内に吸われるんなら解りますが、
通路で計量した後、メインボアの下、つまり、ニードルの直下に一旦溜まるような構造なんです。
計量した意味!!!!!

本当にこんな構造のキャブが正常に動作するんだろうか?
疑問は残りますが、新しい要素を発見しましたので、
今までやった事をもう一度、このメインジェットを外した状態で試してみます。






やっぱり全然ダメでした。
キャブではないとすると・・・・・

«  | HOME |  »

プロフィール

バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する