2017-10

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の壱拾伍

ガバナを殺してエンジン始動を試みましたが、
なんだか以前にも増してかからなくなりました。

ですが、何とか数回エンジンをかける事が出来た時には、
以前の様な異常なエンジン回転にはならず、
通常の回転数で安定しましたので、
あの異常回転の原因はやはりガバナだったようです。

1つの問題は消す事が出来ましたが、
新たな問題も発生。
そして、重大なオイルポンプ問題・・・・・これは完全にダメですね。
しばらくアイドリングさせても全くヘッドには上がって来ません。
これはオイルポンプも注文か?
そんな考えも頭をよぎりましたが、
ちょっと気になる事が有るんですよね。
二度手間になってしまうかもしれませんが、
オイルポンプの注文はその杞憂を取り除いてからって事で。

注文をするに当たって、ピストンサイズを計測する為にもう一度分解します。
今回はマイクロメーターを買いましたので、ノギスだけの時より正確な計測が出来ます。
sn 77
あれ?
これは・・・前回分解時には気付きませんでしたが、
sn 78
sn 79
ピストンのスカート部分が一部歪んでいます。

あちゃ~
まぁ交換前提ですからいいんですけどね。
今回の注文は・・・・
・ピストン+リング
・Oリングセット
・ポイント

以上3点を注文しました。
部品が届くまで、しばらくは作業ストップです。
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モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の壱拾四

色々と部品が必要なのは解りました。
ですが、注文はちょっと待ちましょう。
オイルポンプを先に確認しないとね。

エンジンを組み上げ、
キャブを取り付けてエンジン始動を試みます。



相も変わらず始動性はイマイチです。
エンジンを組み直してみたので、もしかしたら・・・・・
なんて思っていたんですが、そんなに上手い話は有りません。

ピストン、リングに少々問題は有りましたが、
使えないレベルの物では有りませんでした。
クランクにもガタは有りませんでしたし、、、、
そうなると・・・・やはりキャブがダメなのでしょうか?
う~ん・・・・・以前からずっと考えていた問題ではありますが、
ココまで来ると『臭く』なってきますね。
ちょっと合いそうなキャブを探してみましょう。


とある国産125ccバイクのキャブを手に入れました。
物は試し、早速取り付けてみます。
sn 71
何の確証も無く、思い付きで買ってみたキャブですが、
思っていた以上にちゃんと付きました。
さぁ、成果の程はコレいかに?

以前のキャブよりは良くなったような気がします。
が、やはり始動性は良くありません。
エンジンがかかったとしても、回転が上がりっぱなしで、全然回転が落ちません。
これは・・・・・・悪化したのか?
いやいや、この回転の上がり方は何かオカシイ。
ガバナが開きっぱなしになっているのでは?
たしかに、ポイントをやった時にガバナが動く事は確認しましたが、
分解整備まではしていません。

早速ガバナを分解。
sn 72
ガバナはフライホイールに内蔵されています。
sn 73
ああ、やっぱりガバナはガタガタです。
ウェイトの支点になる部分は1/4位削れてしまっています。
各部の清掃と給脂を行いましたが、スプリングがチョット信用出来ませんので、
ここは一旦こうしましょう。
sn 74
針金でウェイトを固定して、進角しないようにします。
これで回転の上昇が止まれば、、、、、、、、、、ビンゴです。

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の壱拾参

とりあえず組んでみましたが、
正直期待はしていません。
sn 66
予想を裏切ってくれる事を期待します。

折角ですからピストンの状態も確認してみましょう。
スタッドも緩めてしまいましたので、どの道このままフタをする訳にもいきませんからね。
シリンダー取り外し、
sn 67
パッと見た感じでは大きな傷もありませんし、
良好そうなんですが、、、、どうでしょう?

sn 68
アイローネも普通の物よりリングが一本多かったんですが、
この頃のイタリアンの流行なんですかねぇ~
ちょっとピストンをキレイにしましょう。
sn 69
国産のようにピストンサイズが刻印されていませんので、
マイクロメーターで・・・・って、ウチには有りませんでした。
前々から欲しかったんですが、中々手が出なくて。。。
コレを機に中古でも買いましょうかね。

まぁ、計測するまでも無く、ピストン/シリンダークリアランスは大きいので要交換です。

それともう1つ、
sn 70
一番上のピストンリング、おそらく違う物の流用でしょう。
リング溝とリングの間の隙間が大き過ぎます。

オイルポンプがまだ交換必要か判断出来ませんが、
クランクは無事な事は確認出来ましたし、
ピストンも交換確定、
ポイントも交換ですね。
チョット必要な物が出てきちゃいました、
作業しているのは年末ですから、注文をかけても・・・・しばらく時間がかかりそうです。

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の壱拾弐

肝心のオイルポンプです。
sn 60
sn 61
画像では抜いてしまった後ですが、ちゃんとギヤは入っていましたよ。
で、そのギヤも見た目上の不具合は有りませんでした。

でもね。
sn 62
このオイル通路で十分なの?
このわずかな切り込みの様な溝、
恐らくここからヘッドへオイルが上がっていくと思うんですが、
通路狭くないですか?

長く作られていた車両らしいですから、
コレで正解なんだと思うんですが、、、、、
ど~しても信用出来ないんですけど・・・・・
画像では解り難いと思いますが、
実物を見たらきっと不安に思う人の方が多いでしょう。
こんなんで本当に流量足りるんですかねぇ?
正直不安でしかないんですが、
まずはこのまま組み直してみましょう。

ただ、
ココだけは変更させてもらいます。
sn 63
オイルパイプのガスケットワッシャー。
前回の記事で書いた通り、
sn 59
オイルの通る隙間が少ない。
その上、ワッシャーで邪魔されてはかないません。
ウチにある在庫ワッシャーを色々と探し、
sn 64
内径が大きい物を探しました。
並べても解らないかもしれませんが、
重ねてみると、
sn 65
コレだけの違いがあります。
コレでオイルの通りも良くなる筈です。


・・・・オイルポンプがしっかりと仕事してくれればの話ですけどね。

モトグッチ ストロネロ イタリアの長命バイク 其の壱拾壱

う~ん、たぶんこういうモノなんだと思うんですが、
一番上のプレートが・・・
sn 54
sn 53
歪んでる?
いや、バネ効果をねらってわざとこの形状なんでしょうか?
うん、そうだと信じましょう。

とりあえず、クラッチ関係、その他ギヤを外し、
sn 55
ほ~ら、オイル圧送用のパイプが出て来ました。
このパイプが詰まっているだけ、、、とかだったら楽なんですけどね。

sn 56
パイプは異常有りませんでした。
でも、、、、、、、、、
このパイプを繋いでいるボルトに問題有り!
sn 57
普通のボルトなんですよ、いいの?こんなんで??
sn 58
ディスクブレーキのバンジョーボルトみたいに、ボルトに穴が開いていたりしないんでしょうか?
sn 59
このわずかな隙間からだけなの?
オイルが流出するのって・・・・・・・・
オイルが上がって来なかったのはコレが原因?

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バイク工房蔵

Author:バイク工房蔵
東京の八王子市でバイク屋をやってます。

基本的に70年代までの古めのバイクが好きです。
現行車はやりません!出来ません!!
ビックスクーターなんて見たくもありません。

こんな偏ったバイク屋なので、いつも経営の危機です。

ワタシ一人では何にも出来ませんが、
周りには頼りになる業者さんが居ますので、
お陰様でなんとかやっていってます。
感謝感謝!!

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