ライラック LS18 ウッカリが大惨事? 其の弐

片肺か・・・・前回の入庫時に、
イグニッションコイルの端子が腐り落ちた事件が有ったんですが、
その時はウチの中古イグニッションコイルで代用して事無きを得たんです。
片側だけですからね。
確か右側を交換して、左は何も触らなかった気がします。
今回火花が飛ばないのは左ですし・・・・それかな?
タンクを外して確認してみましたが、
イグニッションコイルは問題無さそう。
プラグコードもキャップも違う・・・・・・・ポイントだな。


あ~、ビンゴです。
このままでは解り難いですが、ポイント面が無い。
取り外して確認しましょう。

はい、こちらポイントです。
可動側はまだ両方残っているんですが、
固定側を比べてみれば一目瞭然。

全然無いのが左側です。
コレでしょうね、片肺の原因。
問題は、このポイントが入手出来るのかって事ですが、
当然絶望的なのは解っています。
探すだけ探してみて、ダメだったら・・・・・・・その時考えましょう。
・
・
・
う~ん、無いな。
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A1SS やっぱりイイ車両 其の六

アクセルワイヤーのアウターが傷んでいる為、
リプロに交換しようとしたら、
そのリプロワイヤーは長さが違って、
取り付ける事が出来なかった。
こういう話だったんですが、確認してみると・・・
傷んでいるのはチョークワイヤーです。


アクセルワイヤーに傷みは見られませんが、
折角買ったリプロワイヤーを無駄にする手は無いので、
恐らく交換するでしょう。
チョークは、、、傷んではいますが、調整機構が途中入っていて、
作成しようとすると結構面倒です。
面倒なワイヤー作成はそれなりにお金がかかります。
オーナーさんに報告して指示を仰ぎましょう。
両方交換です!
ありがとうございます!!
まずはアクセルからやっていきましょう。

こちら、長さが足りなかったというリプロワイヤー。
付いているアクセルワイヤーを外して比べてみましょう。

ほうほう、、、、確かに少し短いですね。

インナーが短いのかな?
って思いましたが、

アウターも短いので・・・・・・・・・ちょっと作り直せばと思っていましたが、
全面的に作り直しかもしれません。
とりあえず、どの位足らないのか一旦取り付けてみましょう。
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普通に付きました。
何の不具合も無さそうです。
え~っと・・・・・・・まぁ、何も言いますまい。
問題無く取り付け出来て何よりでした。
ライラック LS18 ウッカリが大惨事? 其の壱
今回の車両は、以前もやらせて頂いた車両で、
ライラックのLS18です。

今回の症例ですが、
ロータリーシフトの方には是非注意して頂きたい案件です。
オーナーさんに事情聴取したところ、
やってしまったみたいですね。
走行中にトップギヤからニュートラルに入れてしまい、
パニックになってそのまま1速へ・・・・
そんな事をしたらどうなるか?
オーバーレブです。
トップギヤで走っていたという事は、少なくとも50㎞/hは出ていたでしょう。
そこから1速に入れましたらば・・・
通常とは逆の動力伝達ですね。
後輪がミッションを回し、クラッチを回し、エンジンを回す。
その結果、色々な物が壊れます。
ホンダのカブは、早い内からその危険性に気付き、
安全装置が付いていますが、
その他のロータリーシフトの車両は、付いている物の方が少ないでしょう。
ですから、乗り手が気を付けないといけません。
今回は不幸中の幸い、エンジンが壊れるまではいかなかったようです。
それでも、ミッションは異常をきたしたらしく、
1速から2速に入り難くなってしまい、
アイドリング回転位までエンジン回転を落とさないと入らないそうで、
2速から3速も入り難い。
3速から4速は入るそうです。
そうなると、問答無用でミッションを分解する必要が有る訳ですが、
まずは現状把握の為に試乗してみましょう。
バッテリーは既に充電していますので、
それを搭載して、一応プラグのチェック。

当然良くは無いよな。
チョット掃除だけして、
エンジンをかけてみましょう。
・・・・・相変わらずキックではかからないんですね。
セルで回せばスグに・・・・ん?
ちょっとかかり難いか?
・
・
・
なんとかエンジンはかかるんですが、
完全に片肺です。
恐ろしい事に、片肺でもアイドリングはするんですよね。
でも、全然吹け上がらない。
当然ですね。
こうなると、試乗どころでは有りません。
まずは片肺を直さないと。
試乗を終えたらサクッとエンジンを降ろしてしまうつもりでしたが、
思わぬ足止めを喰らってしまいました。
ライラックのLS18です。

今回の症例ですが、
ロータリーシフトの方には是非注意して頂きたい案件です。
オーナーさんに事情聴取したところ、
やってしまったみたいですね。
走行中にトップギヤからニュートラルに入れてしまい、
パニックになってそのまま1速へ・・・・
そんな事をしたらどうなるか?
オーバーレブです。
トップギヤで走っていたという事は、少なくとも50㎞/hは出ていたでしょう。
そこから1速に入れましたらば・・・
通常とは逆の動力伝達ですね。
後輪がミッションを回し、クラッチを回し、エンジンを回す。
その結果、色々な物が壊れます。
ホンダのカブは、早い内からその危険性に気付き、
安全装置が付いていますが、
その他のロータリーシフトの車両は、付いている物の方が少ないでしょう。
ですから、乗り手が気を付けないといけません。
今回は不幸中の幸い、エンジンが壊れるまではいかなかったようです。
それでも、ミッションは異常をきたしたらしく、
1速から2速に入り難くなってしまい、
アイドリング回転位までエンジン回転を落とさないと入らないそうで、
2速から3速も入り難い。
3速から4速は入るそうです。
そうなると、問答無用でミッションを分解する必要が有る訳ですが、
まずは現状把握の為に試乗してみましょう。
バッテリーは既に充電していますので、
それを搭載して、一応プラグのチェック。

当然良くは無いよな。
チョット掃除だけして、
エンジンをかけてみましょう。
・・・・・相変わらずキックではかからないんですね。
セルで回せばスグに・・・・ん?
ちょっとかかり難いか?
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なんとかエンジンはかかるんですが、
完全に片肺です。
恐ろしい事に、片肺でもアイドリングはするんですよね。
でも、全然吹け上がらない。
当然ですね。
こうなると、試乗どころでは有りません。
まずは片肺を直さないと。
試乗を終えたらサクッとエンジンを降ろしてしまうつもりでしたが、
思わぬ足止めを喰らってしまいました。
A1SS やっぱりイイ車両 其の伍

ポイントに手応えが有りましたので、
調子の方はこれで解決するかもしれません。
では、見つけた不具合を解決しましょう。
ちょっとスルーしたオイルの供給ホースをやります。

まぁ、問題無く走れていたようなので、
変に手を出さなくても・・・とは思うんですが、
ちょっと気になるので。
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当初、ホースが短いのかな?
と思っていたんですが、実際は違いました。

後ろの方のエンジンハンガーが邪魔してる、、、と言いますか、
見てもらえば解るかな?

解り難いかもしれませんが、
ほのかに緑っぽく見えるのがオイルホースですが、
もっと良い通し方が有るんじゃね?
そう思いません?ですから、そうしてみました。

コレの方が無理無い気がするんですよね。
こんな通し方をしなくても、ホースがもう少し長ければ済む話なんですけどね。
ですが、この通し方にしたので、

ここでホースが潰れなくなりました。
コレで一つ心配が減りました。
ついでにワイヤー類も交換しちゃいましょうかね。
TX650 いや、もう流石に最後 其の壱拾弐

続きと言えば続きなんですが、
納車から数か月。
エンジン不調の訴えが・・・・
そんなバカな!
あれだけ調子良かったのに?
症状を聞いてみると、
車輛預かり中に同じ症状が出た事が有りました。
ただ、それはキャブを掃除する前で、
掃除をしてからはそんな症状無くなったので、
てっきりキャブの何らかの不具合で出て、
掃除した事により解決したんだと思っていました。
何にせよ、見て見ないと解らない事なので、
早々に引き上げを・・・・と言ってもそうはいかないんですよ。
チョット入庫までに時間を頂きますので、
その間にオーナーさんにアドバイスしつつ、
出来る確認事項はオーナーさんにもやってもらいました。
可能性は色々考えられたんですが、潰していった結果、
う~~~ん、電気かな?
そうなると、もう引き上げて来ないと何も出来ませんので、
ちょっとお待ち頂いて、引き上げに伺いました。

で、電気系の調査。
可能性としてちょっと考えていたポイントとガバナ、

問題無く正常でした。
点火時期も、、、まぁ、そんな簡単に狂う物でも無いですから、正常です。
そうなると・・・・配線の接触不良による失火ですかね。

点火系の配線を調べていくと、

ここら辺のギボシが緩いな。

簡単にギボシが抜けてしまいます。
取りあえずはコレを新しい物に交換して、試乗してみます。
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10㎞ほど試乗しましたが、一度も症状は出ません。
多分コレで正解だと思うんですが、
配線自体古いですから、他にも怪しい所は有ります。
一番の安心は配線を総取り換え。
まぁ・・・・お金も時間もかかりますので、
考えて頂いて、、、今回はこれで納車します。
別に不具合が出たのはエンジンでは有りませんので、
今回の作業代金、引き上げ代金、
満額頂いても問題無いですし、
それに対して文句を言うようなオーナーさんでは無いんですが、
人情ってモンが有りますので、
そこはまぁ・・・・・・・・・少しくらいはサービス。